19/01/07(月)01:14:41 諸君!... のスレッド詳細
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19/01/07(月)01:14:41 No.560233724
諸君! 崩壊の時間である! 崩壊というのはあの崩れて壊れると書くあの崩壊である。 では、何が崩壊するのか? フランシュシュである。 フランシュシュ崩壊の時間である!
1 19/01/07(月)01:15:00 No.560233780
佐賀に舞い降りた麒麟児とも評される天才プロデューサー巽幸太郎こと私は、未だ嘗て無い危機に晒されていた。 「……本気か?」 念を押す私の言葉に僅かにゾンビィフェイスの頬を染め、こくりと頷いたのはフランシュシュ伍号ことゆうぎり。私は先程、相談があるとの話を受け、彼女を自室に招いていた。通常ならばやらしかゾンビィ達の問題は彼女達自身で解決させるべきであるし、実際そうしてきた。が、それを最も理解しているであろうゆうぎりが深刻な顔で訪ねて来たとあっては話が別だ。見当は付かないが、仲間に話す事の出来ない話なのだろうと鋭敏な私の頭脳は見抜いたのである。 そして、その私の明瞭な推理は見事的中した。してしまった。 「本気で、好きな男が出来たと?」 胃の痛みを堪えながら状況を整理するため、相談の内容を言葉に出す。ゆうぎりは僅かに頬を染めたまま、私から視線を逸らしていた。 そう、彼女からの相談とは『好きな男が出来た』と言う事であった。 『落ち着き給え』 サンキュー乾。すごく落ち着いた。
2 19/01/07(月)01:15:37 No.560233894
私は息を整えると、ゆうぎりの顔をまじまじと眺める。ゾンビィフェイスではあるが顔が赤く、目も僅かに潤んでいるような気がする。恋をしている、と言うのは嘘では無さそうだ。 「相手は誰だ」 努めて無感情な声を出す。しかし、私の内心が荒れ狂っているのは御覧の通りである。 勿論、こういう事態がある事は覚悟していた。 サキやリリィ、万が一だが純子や愛、……そして、さくら。彼女らに意中の相手が、絶対にできることは無い、と考えるのは余りにも愚かだろう。しかし、その一番槍が彼女だとは思いもしなかった。そして、その時が来るのがこんなにも早いとも。 要するに、私はその問題について検討することをズルズルと先送りにしていたのだ。 「言えないのか」 何も語らぬゆうぎりに私は内心頭を抱える。いや、しかしこの話を先ずは私に通してくれて本当に助かった。それだけは不幸中の幸いと言えた。 だが、相手の素性も話せないとあれば、私にできることは殆どないに等しい。もう少し信頼を勝ち取っておくべきだったか。そう私は後悔した。しかし、そんなものは後の祭りだ。現状は今あるカードで何とかしなければならない。 「話せる事だけ話せ」
3 19/01/07(月)01:16:11 No.560233965
私の言葉に促され、ゆうぎりはぽつりぽつりと話し始める。 曰く、その男はフランシュシュの古参ファンであるらしい。ライブには毎回の様に参加してくれていて、気が付けば彼の事が好きになっていたと言うわけだ。 伝説の花魁を落とすとはその古参ファンとは一体何者なのだろうか。私はそこまでのオーラがある男を見かけた覚えがないが……。いや、それはどうでもいい。問題は彼女がその恋心を抑えきれずに等々私に相談までしてしまったと言う事であった。 即ち本気の恋と言う事である。 私に態々相談しなければならないほど彼女は切羽詰まっていたのである。それほどの恋。私は歯噛みした。何故、気付くことが出来なかったのかと。 「お前は、どうしたいんだ」 アイドルと言うものには基本的に恋愛はご法度である。無論、例外があるにはあるが、十代の女性アイドルが恋愛を謳歌しているという話は聞いたことが無い。正しい正しくないはさて置き、アイドルの恋愛というものは一種の禁忌であるからだ。 世間は禁忌を犯したアイドルに対して特に厳しい。その非難の業火は当人だけでなく、周りに、チームにまで降りかかるかもしれないのだ。
4 19/01/07(月)01:17:04 No.560234117
ゆうぎりは、私の言葉に小さく首を振った。 「どうしたら、良いでありんしょう」 彼女の中にも、明確な答えが無いようであった。私は大きく息を吸う。冷たい空気が肺に障った。 「……アイドルに恋愛はご法度だ」 息を吐きだしながら、ゆっくりと言葉を紡いだ。慎重に、何も間違えないように。 「普通、こういった場合には選択肢は二つしかない。……分かるな?」 恋を諦めるか、フランシュシュを辞めるか。 言外の言葉に、ゆうぎりはそっと頷いた。分かった上で、来たのだ。 喉が渇く、何か飲み物が欲しかった。ふと、この前振舞って貰った甘酒の事を思い出す。何を考えているんだ、今はそんな時じゃないだろう。馬鹿か俺は。 妙な思考を振り払うため、私はゆうぎりに問いかける。 「お前は、どっちだ」 「……わっちは」
5 19/01/07(月)01:17:20 No.560234164
ゆうぎりは視線を逸らしたまま、泣きそうな顔をした。胃がキリキリと痛む。心臓の鼓動が酷く大きく聞こえる。 「皆を、裏切れんせん……でも」 でも、この恋を諦めきれない。ゆうぎりはそう言いたいのだ。 部屋の重苦しい空気が、一層澱む。深海の底であるかのようにすら錯覚させられる。寒い。 「……少し、時間をくれ」 今の私には、そう言うのが限界だった。
6 19/01/07(月)01:17:58 No.560234260
数時間後、自室にて私は椅子に座り込み、考えを纏める為に本を捲っていた。手元にあるのは花魁について書かれている本である。 手だけをだらだらと動かして、私はゆうぎりという少女の生前について思いを馳せる。駕籠の中の鳥。 私は、はっきりと言ってしまえばゆうぎりと言う少女が苦手である。霞の様に掴めぬその性格、どんな状況でも揺らがない強さ。それらは私が求めてやまないものであるのだが。 それでも、彼女は私にとって何よりも大切なアイドルの1人である。プロデューサー、巽幸太郎として、私が言わなければならないことは決まっている。 決まっている、のだが―――― ――――『ありがとう、乾君!』 あの日の笑顔が、脳裏にちらつく。その度に私はその言葉を言うことを躊躇してしまう。 今の私は謎の天才プロデューサー、巽幸太郎である。嘗ての思い出に振り回されてなどならない。ならないというのに。 ちらりと横を見ると、窓硝子に私自身が映る。新月の所為でその憎たらしい姿がはっきりと見えてしまった。 「お前は誰だ」
7 19/01/07(月)01:18:18 No.560234312
私は声に出して問う。その答えなど、とっくの昔に出ているはずなのに。 『俺は巽幸太郎だ』 彼岸の私が答える。ああ、そうだ、その通りだ乾。 手元のカップを啜る。苦いコーヒーの味が口内を満たす。ああ、甘酒が飲みたい。 あの日の甘酒の味を思い出す。そして、思わず私が『うまい』と言ってしまった時に見せた、彼女の笑顔も。 ……よし、大丈夫だ。私は上手くやれる。 やれないわけがない。 私は謎の天才プロデューサー、巽幸太郎なのだから。
8 19/01/07(月)01:19:00 No.560234440
「結論から言う」 翌日、私の自室。そこでゆうぎりは神妙な面持ちで私の言葉を待って居る。 よし、大丈夫だ。上手くやろう。きっとできる。 私は謎の天才プロデューサー、巽幸太郎だ。 「フランシュシュを続けろ」 私のその言葉に、ゆうぎりは面を上げ、悲し気な笑みを零した。 「ええ、そうで――――」 「だが」 ゆうぎりの声を遮る。私は彼女と見つめ合う。彼女の瞳は、死してなお、綺麗に輝いている。 「恋愛を諦める必要もない」 私の言葉に、ゆうぎりは目を丸く見開く。そして、珍しく戸惑った様子を見せた。 「幸太郎はん……?」 賽は投げられた。あとは進むのみである。あの日の笑顔の名残さえ振り払え。私は巽幸太郎なのだから。
9 19/01/07(月)01:19:52 No.560234602
「もちろん、その前にお前がその思い人と恋仲になる必要がある」 「……」 「そして、その思いが成就したのならば――――」 私は手を握る。握りしめた拳から走る痛みが、辛うじて逃げ出そうとする私の意識を繋ぎ止めていた。 「ファンにも、しっかりと公表する」 今度こそ、ゆうぎりの表情が一面の驚愕に染まる。大丈夫、きっと上手くいく。 「幸太郎はん、それは、フランシュシュの皆に迷惑が」 「フランシュシュはお前が思うほど柔じゃない」 私の中にある鼓動が一際激しくなる。頭の中で炎が唸っている。心の中で大丈夫と念仏のように唱え続けている。それでも私は進む。銀時計の針の様に、ただ一心不乱に未来へ。進め。 「ゾンビィ共にはお前から伝えて置け、直ぐにでも行動を始める」 「幸太郎はん!」 ゆうぎりは眉を顰めて私を睨む。分かってる。これが茨の道なんて、私だって分かってる。 それでも 「この行動は、他の面子に大きな借りを作ることになるだろう」 私は、遮光眼鏡ごしに彼女を睨みかえす。
10 19/01/07(月)01:20:20 No.560234685
「だが、その為のフランシュシュだ。その借りは別のところで返せ」 あの日の笑顔が、私の脳裏を掠める。源、俺は君をアイドルにしてあげられないかもしれない。いや、大丈夫だ。私は巽幸太郎。天才プロデューサー。全て上手くいく。 「お前達はゾンビィであるがロボットじゃない。思いを否定することは出来ない」 ごめんなさい、ごめんなさい源さん。俺、君を裏切ってしまうかもしれない。ごめんなさい。いや、大丈夫だ。私は巽幸太郎。私は巽幸太郎。私は巽幸太郎。フランシュシュを信じるんだ。フランシュシュを信じるんだ。フランシュシュを信じるんだ。 「仲間を信じろ。ゆうぎり」 私は、最後の言葉を言い終わる。昨日考えた言葉と一言一句違わない。大丈夫だ私はうまくやれている。ごめんなさい。 ぐらぐらと視界が歪む。その中でゆうぎりはくすくすと笑っていた。 ……は?
11 19/01/07(月)01:20:47 No.560234759
「じゃじゃーん! ドッキリ大成功!」 呆然とした私の耳に、リリィの弾んだ声が聞こえた。 歪む視界で見ると、『ドッキリ大成功』と書かれた紙を持ったリリィが部屋に入ってきている。その後ろには、フランシュシュのメンバー。見れば愛が、ビデオカメラを携えている。 「ごめんなさい幸太郎さん!」 「何謝ってんだよさくら! 良い画が撮れたばい!」 少女達の声が聞こえない。ドッキリ? 思考が漸くまとまった瞬間、私は弾かれた様に部屋を飛び出していた。 「巽さん!?」 「ちょ、アンタ!」 聞こえない。何も。 投げ出したい。すべて。 私は乱暴に洋館を飛び出した。
12 19/01/07(月)01:21:07 No.560234823
「で、此処に逃げ込んできたわけだ」 嘲る様なマスター氏の言葉が耳を打つ。 気が付けば、このバーに来てしまっていた。 私は一気にグラスを煽る。何故だろう、今日は一向に酔えない。マスター氏はそんな私を見て露骨に眉を顰めた。 「飲み過ぎだぞ」 「酔わないんですよ」 糞、へそ曲がりな肉体だ。酔いたい時に酔えないなんて。 私はもう一度グラスを煽った。 腹の底で、煮えたぎる様な怒りが渦巻いている。 フランシュシュへの怒りではない。私の心はもっと矮小であった。 「あの時」 ぽつり、と思いが口から飛び出す。まあいい、このバーにどうせ客など来ない。 「『よかった』って、思ってしまったんです」
13 19/01/07(月)01:21:30 No.560234890
「そりゃ別に良いだろう。腐乱臭衆に迷惑が掛からなくなったんだからな」 「違うんです」 私は頭を振った。脳が痛い。吐き気がする。寒い。 「『面倒なことにならずに済んだ』、そう思ったんです」 「……それが?」 その言葉に応える気力すらなくなっていた。もう一度グラスを煽る。全く酔えない。 私は巽幸太郎だ。その筈だ。天才プロデューサーだ。 何が天才プロデューサーだ。死んでしまえ。 帰り道で、猛烈な吐き気に襲われた。 体中の水分を吐いてしまった様な気に襲われる。 吐瀉物が止まらない。 意識が暗転する。 そのまま死ねばよかった。
14 19/01/07(月)01:22:07 No.560234997
意識が戻ると、額のひんやりとした感触に気づく。 目を開ける。私の自室だった。 「幸太郎はん……?」 小さな、弱々しい声が聞こえる。痛む頭を堪えて、私は起き上がる。どうやら、私はベッドに転がされていたらしい。その枕元にゆうぎりが座っていた。額のひんやりとした感触は、どうやら彼女の手によるものだったらしい。 「幸太郎はん、まだ、横になってくんなまし」 「いい、大丈夫だ」 私は立ち上がる。吐き気が収まらない。頭が痛い。この世の終わりの様だった。 「……わっちは、駄目な女でありんすなあ」 泣きそうな彼女の声が耳を打つ。 「試す為だけに、こんな真似までささんした……」 試す、か。 結局は私の至らなさが招いたことだというわけだ。 何が天才だ。何が佐賀に舞い降りた麒麟児だ。何がプロデューサーだ。死んでしまえ。 泣き出してしまいそうだった。
15 19/01/07(月)01:22:57 No.560235142
「わっちは、何時もこう」 消え入りそうな声。 「……わっちなぞ、蘇らん方が――――」 ――――ようござんした。 その言葉を聞いた瞬間、心の底が再び熱を持った。全身に力がみなぎる。私は彼女の目の前に立つ。 『そうだ、お前は乾《俺》じゃない。お前は――――』 サンキュー乾。 体中の活力となけなしの男気を束ね、私は私のアイドルと向かい合う。 「ゆうぎり」 「……あい」 煮えたぎる思いを、私は何とか言葉にする。 「俺は何だ」 「え……」 ゆうぎりが怪訝そうに顔を上げる。泣き出しそうな瞳と目が会った。
16 19/01/07(月)01:23:19 No.560235201
「俺はお前のなんだと聞いているんじゃい」 「ぷ、プロデューサー」 彼女の言葉が耳を打つ。そうだ、俺はプロデューサーだ。 「俺は何だ!」 痛む頭も、吐き気も押しのけ、私は声を張り上げる。そして、ゆうぎりを挑むように睨む。 「プロデューサーでありんす!」 私の声に釣られるように、ゆうぎりの声も大きくなる。 「俺は何だ!」 「プロデューサーでありんす!」 「俺は何だ!」 「プロデューサーでありんす!」 「俺は何だ!」 「プロデューサーでありんす!」 「俺は何だ!」 「プロデューサーでありんす!」
17 19/01/07(月)01:23:40 No.560235265
喉がはち切れそうな程の大声を何度も出す。その応酬が終わった後、私は肩で息をした。漸く、調子が戻ってきた。 「そうだ、お前たちのプロデューサーだ」 天才では無いかもしれない。 それでも、フランシュシュの世界でたった一人のプロデューサーだ。 「俺を試したいなら何度でも試せ」 情けなくても、それでも私が彼女達のプロデューサーだ。 「だが、答えは決まっている」 俺は 「俺は、お前達のプロデューサー、巽幸太郎」 お前達の幸せを願い、佐賀を救う者。 それ以外は何もいらなかった。
18 19/01/07(月)01:24:08 No.560235347
その次の夜、の話である。 幸太郎が寝静まった後、ゆうぎりは彼の部屋に入り込んだ。 月はまだ出ていなかった。 ゆうぎりは幸太郎の枕元に立つ。そして、はらりと着物をほどく。冷たい風が吹き抜けた。 一糸纏わぬ姿となったゆうぎりは幸太郎の寝具を剥ぎ、寝巻のボタンを外す。 見えるのは、無数の噛み痕。 フランシュシュの、欲望と信頼と本能と愛情と独占と共有の証。 ゆうぎりは無造作に彼の肩元に噛み付く。また一つ、目に見える愛が増える。 幸太郎は「何度でも俺を試せばいい」と言った。 そうではない、とゆうぎりは思った。 試したかったのは、自分自身。 彼への思いが、本物であると確信したかった。理屈ではなく、理論で『ゆうぎりは幸太郎が好きである』と証明したかった。 残ったのは、それを見事に証明した男と、惨めな女もどき。 彼の熱が直接ゆうぎりの全身に伝播する。全身が熱い。 ゆうぎりはその胸の膨らみを幸太郎に押し付け、顔を彼の耳元に近づける。
19 19/01/07(月)01:24:50 No.560235467
――――好き。 嘘らしい言葉だと、ゆうぎりは自分を嗤った。花魁でいると、他人の心がわかっても、自分の心がわからなくなる。 たとえそれは、この身一つで彼と向き合っていても変わることは無かった。 ――――好き、好き、好き、好き、好き。 何度繰り返しても、染み付いた自身への不信は消えることは無い。 幸太郎の首にそっとキスをする。彼と指を繋いでみる。足を絡めてみる。 総てで彼を感じたかった。そうする時だけが、想いへの不信を忘れる事が出来た。 ――――好き。 花魁でいることを恥じたことも後悔したことも無い。 それでも、時々愚かな生娘が羨ましくなった。 己の想いを簡単に言葉にできるその姿を、軽蔑しながらも羨望していた。 彼の頭を掻き抱く。 ――――好き。
20 19/01/07(月)01:25:23 No.560235565
男女の駆け引きは紐遊び。近づいたり離れたり。 最後の人跳びは彼にやって欲しい。 臆病な自分の代わりに、たったの一歩。 面倒な自分の代わりに、最後の一歩。 それが叶わぬ願いと知りながら、ゆうぎりはその夢に微睡んだ。 ――――彼が自分を選ぶことは無いだろう。 ゆうぎりの心に、冷たい、乾いた風が吹き抜ける。 しかし、同時に淫靡な思いが沸き上がる。 ――――ただ、あの子だけを選ぶことも無いだろう。 ゆうぎりは花魁の観察眼に感謝した。
21 19/01/07(月)01:25:44 No.560235621
昏い喜びが心の底から湧き上がってくる。 決して許されない思いだと知りつつも、ゆうぎりはその薄汚れた熱情に身を任せた。 ――――自分の想いは叶わない。 ゆうぎりは嗤う。 ――――でも、アナタの想いも叶わない。 それは、誰に向かって放った言葉か。 恋死なば 我墳で啼け 時鳥
22 19/01/07(月)01:27:36 No.560235934
よか… というか噛み跡の数…
23 19/01/07(月)01:28:04 No.560236005
わっち…わっち…よかったでありんす…(感涙 点数付けられないでありんす…
24 19/01/07(月)01:28:08 No.560236012
抱きなんし!抱きなんし!!
25 19/01/07(月)01:28:09 No.560236014
寝る前にすげえもん読んじまった
26 19/01/07(月)01:28:14 No.560236031
超大作でありんした…
27 19/01/07(月)01:28:16 No.560236044
幸太郎もだいぶ精神ギリギリじゃないか…
28 19/01/07(月)01:28:26 No.560236064
あっ100億万点でありんす…
29 19/01/07(月)01:28:35 No.560236088
女の情念よか…
30 19/01/07(月)01:28:43 No.560236111
わっちこの先が気になって眠れないでありんす!!!!!
31 19/01/07(月)01:28:59 No.560236158
そうそう幸ゆうはこういうのがいいんだこういうのが
32 19/01/07(月)01:29:11 No.560236185
一那由多廓点でありんす
33 19/01/07(月)01:29:30 No.560236233
su2813660.txt 書いているときになんだこれと思いましたが HDDに供養するのもアレなのでネクロマンスしました。 久しぶりに重いのを書きたかった。 以上です。
34 19/01/07(月)01:30:01 No.560236323
わっち!!!抱かれなんし!!!抱かれなんし!!!
35 19/01/07(月)01:30:03 No.560236327
フランシュシュのメンバーどいつもこいつも自罰的でめんどくさい性格してんな
36 19/01/07(月)01:30:14 No.560236350
>書いているときになんだこれと思いましたが >HDDに供養するのもアレなのでネクロマンスしました。 >久しぶりに重いのを書きたかった。 まだ供養してるのあったら全部出しなんし!!!!!
37 19/01/07(月)01:30:37 No.560236405
実は途中で起きてたけど 夢だと思ってなすがままにしていた幸太郎はんとかいいと思いんす
38 19/01/07(月)01:30:38 No.560236411
プロデューサーとしてここまで腹括った上で噛み痕の真相を知ったら巽幸太郎は大丈夫なんだろうか…
39 19/01/07(月)01:30:46 No.560236431
わっち幸ゆう好きぃ…
40 19/01/07(月)01:31:44 No.560236562
幸せな気持ちで仕事始めできるでありんす
41 19/01/07(月)01:33:01 No.560236747
点数を付けてやるよ 100点だよ
42 19/01/07(月)01:33:49 No.560236860
愛する男を試してボロボロになってる女よかよね…ボロボロになってる男もよかよね…
43 19/01/07(月)01:35:36 No.560237081
ははーんさてはこの気ぶり花魁息をする前に死んだ自分の中の生娘をネクロマンシーしたな?
44 19/01/07(月)01:35:44 No.560237104
わっち・・・叶わぬ恋と思い悩むと前に一歩も進めなくなるでありんす フランシュシュと巽幸太郎を信じてやりなはれ・・・
45 19/01/07(月)01:36:49 No.560237238
>ごめんなさい、ごめんなさい源さん。俺、君を裏切ってしまうかもしれない。ごめんなさい。いや、大丈夫だ。私は巽幸太郎。私は巽幸太郎。私は巽幸太郎。フランシュシュを信じるんだ。フランシュシュを信じるんだ。フランシュシュを信じるんだ。 幸太郎の精神すげえことになってんな…
46 19/01/07(月)01:37:00 No.560237267
これはあれかな相手が自分だと気づいてるのを気づかない振りしてんのかな…
47 19/01/07(月)01:39:11 No.560237556
昏くて深い情愛いいよね…
48 19/01/07(月)01:39:20 No.560237579
ラストの姉さんの独白でゾクゾク来たよ大好き
49 19/01/07(月)01:42:04 No.560237919
姐さんもだいぶ限界が近いな…
50 19/01/07(月)01:42:30 No.560237974
ナイチチの夢幻頭の中でBGMで流れてくる
51 19/01/07(月)01:42:55 No.560238013
>実は途中で起きてたけど >慰めてくれてるんだと思ってる幸太郎はんとかいいと思いんす
52 19/01/07(月)01:44:32 No.560238214
最後は奥州か
53 19/01/07(月)01:44:35 No.560238216
想いを試して傷ついちゃうめんどくさい女いいよね… めんどくさい女に100点です
54 19/01/07(月)01:45:34 No.560238355
最近やたら死にそうになってる幸太郎だが姐さんがやっちゃうかもしれないなこれ…
55 19/01/07(月)01:45:49 No.560238394
やっぱり似た者同士だよあんたら
56 19/01/07(月)01:45:59 No.560238415
わっち! ……わっち!!!!
57 19/01/07(月)01:46:30 No.560238462
伝説の花魁であるが為に 本当の自分の気持ちに自信が持てない姐さんいい…
58 19/01/07(月)01:48:13 No.560238691
よか…ああ…よかもん見た…
59 19/01/07(月)01:48:23 No.560238711
リスクもリターンもかなぐり捨て激情の赴く先にこそ突破口があるって とあるグラサン仲間の先輩が言ってるから巽幸太郎も信念に従えばええと思う
60 19/01/07(月)01:48:23 No.560238712
殺したはずの乾と仮面としての巽の鬩ぎ合いいいよね でもここまで限界だとそのうち艮とか坤とか作り出すんじゃないかあいつ
61 19/01/07(月)01:49:08 No.560238796
>私の言葉に促され、ゆうぎりはぽつりぽつりと話し始める。 >曰く、その男はフランシュシュの古参ファンであるらしい。ライブには毎回の様に参加してくれていて、気が付けば彼の事が好きになっていたと言うわけだ。 一言もウソを言ってないのが酷い
62 19/01/07(月)01:49:21 No.560238816
グラサン仮面にオイランマンか...
63 19/01/07(月)01:49:42 No.560238867
わ…わっちは一線超えて甘い泥に沈む二人が見たいでありんす…
64 19/01/07(月)01:51:33 No.560239072
>わ…わっちは一線超えて甘い泥に沈む二人が見たいでありんす… わっち!(バシィ フランシュシュと幸太郎はんに迷惑がかかるでありんす!想いを秘めなんし!
65 19/01/07(月)01:51:54 No.560239112
こんだけ頭ぐちゃぐちゃになってんのに好きか分からないとか言っちゃう姐さんはさあ…
66 19/01/07(月)01:52:20 No.560239169
わっち…甘い泥に沈めるようならこんな事になってないでありんす…
67 19/01/07(月)01:52:43 No.560239221
自分の想いを試した男は惚れ込んだとおりの男だったけど その試す工程で相手は心身ともに傷だらけの血まみれで そんな姿を見たいわけではなかった
68 19/01/07(月)01:54:04 No.560239385
幸太郎はんが本当に良い男でありんす…
69 19/01/07(月)01:54:57 No.560239481
>こんだけ頭ぐちゃぐちゃになってんのに好きか分からないとか言っちゃう姐さんはさあ… だから確かめるね…死ぬほど辛い…
70 19/01/07(月)01:55:14 No.560239514
恋愛認める言質取られちゃったね 他メンバーはそこの見解知りたかったのかな
71 19/01/07(月)01:56:17 No.560239645
自分が選ばれる事は無いが捨てられる事も無いのをわかってる姐さんのズルさもいいなぁ… これでしれっと皆にはいつも通りに接してるんだからたまらんよね…
72 19/01/07(月)01:56:47 No.560239706
わっち!心磨り減って痛飲して幸太郎はんがかわいそうでありんす!
73 19/01/07(月)01:57:16 No.560239768
フランシュシュ全体への愛と信頼もあってこれは…
74 19/01/07(月)01:57:49 No.560239829
甘酒回見逃したと思って探しちゃったでありんす 欲しいでありんす!
75 19/01/07(月)01:58:03 No.560239855
賢しらな花魁が試すような真似しても乗り越えてくる男いいでありんすよね 罪悪感で死にそうでありんす
76 19/01/07(月)01:59:34 No.560240030
男の中にありし日の美しい処女幻想が未だに息づいてるのを確信しつつ それでも男の弱さや女のズルさや人間の嫌らしさを梃子に出来るの本当にお強い…
77 19/01/07(月)02:01:04 No.560240159
言うてくれるやっかあのグラサン!やっぱ気合い入っとるなあ! とかどっきりの結果でみんなきゃーきゃー騒いでる中で一人ぐちゃぐちゃな感情を持て余す花魁よかよね…
78 19/01/07(月)02:01:45 No.560240221
わっちが抜け駆けしてるかと思ってドキドキしたでありんす…
79 19/01/07(月)02:02:17 No.560240277
>わっちが抜け駆けしてるかと思ってドキドキしたでありんす… わっちわっち これかなり抜け駆けしてるでありんす
80 19/01/07(月)02:02:24 No.560240295
このさくらはんはどのさくらはんでありんす?
81 19/01/07(月)02:02:35 No.560240313
最後まで結局自分のことで落ち込んでると考えると酷い女だよ花魁マンは…怖い怖い
82 19/01/07(月)02:03:04 No.560240355
>このさくらはんはどのさくらはんでありんす? ドヤンス・ベーダーでありんす
83 19/01/07(月)02:04:50 No.560240533
幸太郎はんの中のさくらはんが強すぎるでありんすが 負けることさえなければあらゆる手練手管を駆使していずれきっと勝てるでありんす …幸太郎はんの心が砕け散りそうでありんす……わっちそんなつもりじゃ……
84 19/01/07(月)02:07:15 No.560240749
勝った先に幸せなんか無いのにね…でもだから何だって話だよね
85 19/01/07(月)02:07:37 No.560240788
いっそ壊してしまえば 壊れた彼を独占できるのではないか そう思わない日はない
86 19/01/07(月)02:08:42 No.560240878
誰かが抜け駆けしようとすると他の子も堰が切れちゃいそうだよこの世界
87 19/01/07(月)02:09:36 No.560240967
>曰く、その男はフランシュシュの古参ファンであるらしい。ライブには毎回の様に参加してくれていて、気が付けば彼の事が好きになっていたと言うわけだ。 このあたりとか絶対台本に無いと思う さくらがジト目になってそう
88 19/01/07(月)02:11:10 No.560241122
>誰かが抜け駆けしようとすると他の子も堰が切れちゃいそうだよこの世界 たえちゃんが一人廊下で朽ち果ててる話に繋がりそうな感じだ…
89 19/01/07(月)02:11:39 No.560241176
悲しきホトトギスよ…
90 19/01/07(月)02:11:59 No.560241216
凄え… 金取れるよ…
91 19/01/07(月)02:12:03 No.560241222
めちゃくちゃ重くてめちゃくちゃ甘い…これが幸ゆうか…
92 19/01/07(月)02:13:48 No.560241380
たえちゃんが憧憬の残照から抜け切れない大学生時代に付き合ってた彼女なんだよね...脳死だったから自我が戻らないんだよね...
93 19/01/07(月)02:14:25 No.560241443
他の子たちもカミカミしてる設定を考えるとみんなこんくらい重そうで
94 19/01/07(月)02:27:17 No.560242682
ラブレター読んだけどぽんこつ姉さんめっちゃかわいい…
95 19/01/07(月)02:33:08 No.560243227
夜更かししててよかった…
96 19/01/07(月)02:47:12 No.560244529
アリンスヨーダに暗黒面の帳が降りつつある…