ここでは虹裏imgのかなり古い過去ログを閲覧することができます。
18/11/08(木)00:11:59 No.546017903
紅「まったく、なんで真夜中になってから買い物に出るなんて」 「」「きょうは暑いんだか寒いんだかよく解らない日だったな」 紅「雨も降ってきて肌寒いのだわ」 「」「昼間暖かったじゃん。エアコンつけなくていいくらいだし」 紅「……ハァ~~~!ほら息が白いのだわっ!」 「」「怪獣ベニラの火炎攻撃の季節かぁ。11月だもんなぁ」 紅「それで?なにを買いにいくの?」 「」「明日のパンと……まだ決めていない。本当は散歩に行きたくなったから」 紅「「」は捻くれ者ね、わざわざ霧雨の夜に出掛けなくてもいいじゃない」 「」「あー捻くれていますよ。この時間はあんまり人がいないし、ヒンヤリしているし」 紅「「」の好きな真っ白い月は出ていないのだわ」 「」「降ってるしね。雨が降ると音が消されて静かでいい」 紅「……『まるで世界に自分独りしかいないみたいだ』」 「」「まるで世界に自分独りしかないみたい……先に言うなよ」 紅「うふふふふふっ、何年一緒に暮らしていると思ってるの?全部お見通しなのだわ」
1 18/11/08(木)00:12:22 No.546017993
紅「考えてみればオフシーズンの避暑地なんて「」ぐらいしか出掛けないのだわ」 「」「俺以外にもホテルには客がいただろうぉ。少数派だけどさぁ」 紅「そんなに人が少ない方がいいの?」 「」「人付き合いはできるし嫌いじゃない。けど面倒くさい。知ってるだろ」 (トテトテトテ、ヨジヨジヨジ……) 「」「なぜ登ってくる?まぁ抱っこぐらいはしてやるけどさぁ」 紅「顔をよく見せて……疲れているわね。自分を追い詰めても、答えは出ないのだわ」 「」「休んだかからって誰も替わってくれるわけじゃないし」 紅「頑張り屋さんの「」には、コンビニでワンカップとやらを買ってあげるのだわ」 「」「選りに選ってワンカップかよ。あはははっ、なんか元気出た」 紅「そうよ、お散歩は楽しいしお買い物も楽しい。そして」 (ふにふに…) 紅「「」には私の隣で微笑んで欲しい。なのだわ」 「」「それはいいがホッペをムニムニしながら言うな」 紅「こう、頬を上げて……笑っているように見えるのだわ。いつも…いつまでもそうであって頂戴……」
2 18/11/08(木)00:22:58 No.546020609
支え合う熟年新婚夫婦