ここでは虹裏imgのかなり古い過去ログを閲覧することができます。
18/09/27(木)22:50:29 No.536571056
国防に敏感な女の子達が大集合! お気に入りの についてインタビューしてみたゾ 上:レイ(15) 「最近はチョット閃刀姫にはまってるかな? 列強とかって、対応のバリエーションにウルサイですからね、ホント、困っちゃいます(笑)」 中:レイ(トークン) 「 下:ラヴァ剛仮面(15) 「?そんなことより聞いて下さい! いつも同じことしか言わないレイちゃんに狂気を感じる いつも同じことしか言わないレイちゃんに狂気を感じるお前に狂気を感じる
1 18/09/27(木)22:50:49 No.536571149
「ネタが出ない……!」 あ、みなさんこんばんは!国防アイドルのレイちゃんです! ……って言ってる場合じゃないんですよ!トークンちゃんが私の考えたネタを恐ろしい勢いで使っていくんですよ! ただでさえ失ったパーツの埋め合わせに必死だというのにこのクソ忙しい時に、こんなネタ出しで苦労しないといけないって私が何をしたって言うんですか!規制されるべきは列強、私は弱者の守護者ですよ!? 「顔色が悪いですよ、レイ。かわいい顔が台無しです」 持ち主に似た微笑みを浮かべてトークンのレイが言った。レイにとってレイはもう一人の自分であり親友でありそれ以上に大きな存在である、が、時々それだけに留まらないこともある。 「手札から打てる妨害札の採用枚数を増やしていやらしい戦術に特化したのはやはり失敗でしたか?大人しく追い返したアレイスターさんでも雇いましょうか。丁度列強の監視から逃げてきたそうですし」 矢継ぎ早にトークンは言う。それらの言葉は欠伸の後の吐息のように自然に流れた。何の意味も持つことはなかった。
2 18/09/27(木)22:51:05 No.536571221
レイの瞳は開けられたままで、それは彫刻のように完全な美しさを持って停止していた。佐奈がら彼女こそがその写し身であるかのように。 「うーん、ですが、私は今の妨害を積んだ型が好きなんですけどね。楽しいじゃないですか、相手の手を潰しながら、少しずつ勝利を手繰り寄せていくのって。捌き、受け流し、防ぎ、その合間に確実に一撃ずつ加える。クロックを積み重ねていくのっていいですよね!」 夢見がちに、目を輝かせて、トークンであるレイは言っていた。 私よりよっぽど感情豊かですよ、貴方は。 呆れたようにレイは伸びをして、定型だけが残った画面を眺めた。 「ふふーん、レイ。どうやらお困りですね?」 レイがレイに対してこのような事をいうのはその意志を彼女が受信した時だ。元々彼女の遠隔操作する弾除けだったトークンは思念による操作が可能だったのだが、最近どうにもその性能が落ちているように思われた。 流石ですね、レイ。私は困っています。 レイは口に出すことなく念じた。 「おや!本当ですか!」 どうしてそんなに嬉しそうなんですか……。
3 18/09/27(木)22:51:25 No.536571325
「レイの役に立てると思うと嬉しくて……すいません」 最近、レイは甘えることを覚えました。かわいい、私よりかわいい彼女のあざとい仕草を見せられては溜まったものじゃありません。 「いい子ですね」 「当然ですよ!」 満面の笑み。それを見て、レイはどうでも良くなってきた。 トークンが不思議そうに首を傾げ、それからレイの隣に座った。何か言おうとして、思案をしている顔。 「……もしかして、書くことが無くて困っているのですか?」 「恥ずかしながら」 そっとマウスに手を伸ばし、二人のレイの手は重なった。 ……いや操作しにくいんですが!? 「任せて下さい!誰にでもスランプはあります!」 この子は……本当に、まったく。 「レイが困ると私も困ります。レイが悩んでいると私も悩みます。気にしないで下さい、これは私の為でもあるんです」 その愚直な好意がどうしてこう見事に私の脚を引っ張るのでしょうね。 レイに席を預け、レイはお茶でも飲むことにした。
4 18/09/27(木)22:51:44 No.536571398
無い。 楽しみにしていたシュークリームが無いのだ。冷蔵庫から忽然と消えてしまった。名前まで書いたというのに。 二人の部屋で一人が被害者であるなら、必然的に犯人は絞られる。 「レイー!ちょっとー!」 「どうしました!レイ!」 どうもこうもないですよ! 「冷蔵庫にあったシュークリーム食べましたね?」 「はい!美味しかったです!」 曇り一つない瞳。ああもうかわいいですがそれとこれとは別です! 「あれは私のです!名前まで書いていたでしょう!」 「えっ?あっ……ごめんなさい、私の名前かと思って……」 可愛いこと言っても許すことと許されないことがあります。まあ今回は許しますが。 「そうでしたね、うーん、二人の持ち物を判別させるために名前を……ってレイ!?」 「レイが私に買ってくれたと舞い上がって……私……私……」 見ると、レイはぼろぼろと大粒の涙を浮かべていた。泣く機能なんてついてませんでしたよね貴方?
5 18/09/27(木)22:52:01 No.536571502
国防に敏感な女の子達が大集合! お気に入りのお菓子についてインタビューしてみたゾ 上:レイ(15) 「最近はチョット閃刀姫にはまってるかな? 列強とかって、対応のバリエーションにウルサイですからね、ホント、困っちゃいます(笑)」 中:レイ(トークン) 「レイが笑顔になってくれるなら何でも好きです。 ここ最近ですと、私の焼いたクッキーを美味しそうに食べていたのが可愛かったです」 下:ラヴァ剛仮面(15) 「お菓子?そんなことより聞いて下さい! デュエルは脳のエネルギーを大量に消費するので合間合間にチョコレートやキャンディを食べるようにしています。ですが、デュエルスペースは基本的に飲食禁止……すなわち連戦の直前にエネルギーを大量に取るのがベストなんですよ! えっ?空いた時間に食べればいいって?そうですよね」
6 18/09/27(木)22:52:20 No.536571588
「もう、泣いたら可愛い顔が台無しですよ」 いつの間にか完全にレイのペースに乗せられていることにレイは気づいていた。しかし理解はしていてもどうにも抗えないのである。彼女が余りにも可愛らしいものだから。 「レイ……」 甘えるように旨に顔を埋め、レイは泣いていた。背丈は一緒なのに、彼女の方が幼く感じる。レイは自らのコピーでもある彼女にどのような感情を持つべきなのかも分からぬまま、ただされるがままだった。 「ごめんなさい、私、どう埋め合わせをしたら」 震える瞳がゆっくりとレイのそれと交わり、庇護欲を誘う声色がレイをくすぐった。 埋め合わせ、そんなもの要りません。 レイはそう言うつもりだった。だが、果実を攫う烏のように余りにも自然に彼女は行動していた。 唇に湿り気と温もりが重なった。 世界の全てが意味があるように色付き、あるべき姿になったようにすら思えた。 「わ、私……」 唇かゆっくりと離れたが、酸欠のままのようにぐるぐると何もかもが回っていた。整理するのに時間が必要だった。 「不思議です、レイ。走った後みたいに心臓が激しくて……これは、レイの気持ちですか?それとも、私のですか?」
7 18/09/27(木)22:52:39 No.536571677
国防に敏感な女の子達が大集合! お気に入りの思い出についてインタビューしてみたゾ 上:レイ(15) 「最近はチョット閃刀姫にはまってるかな? 列強とかって、対応のバリエーションにウルサイですからね、ホント、困っちゃいます(笑)」 中:レイ(トークン) 「レイと初めてキスをした日のことを今でも鮮やかに思い出せます。 ええ、私たちは二人で一つですからね、何もおかしいことではないですよ。違いますか?」 下:ラヴァ剛仮面(15) 「思い出?そんなことより聞いて下さい! 最近立ち上がると何しようとしたのか忘れちゃうんですよ!」
8 18/09/27(木)22:53:01 No.536571770
解答を持たなかった。自分の行動にも、彼女の質問にも。レイの中にある感覚は茫然であった。 「レイ、どうしたんですか?」 レイがレイの頬にそっと手を伸ばす。二人は再び見つめ合い、けれどレイはどうしていいか分からなかった。 「あ、えっと……」 「レイ、迷っているのですか?貴方の思考が届きません」 彼女は何故こんなにも平然としているのでしょう?馬鹿みたいじゃないですか、一人で緊張して、舞い上がって、思い切って、慌てて……。 「違います、違うんです」 高揚とその裏の後悔が風に吹かれて踊りその表はどちらかも分からない。 レイ、私のレイ。どうしていいのかもどうしたいのかも分からない中で一つの想いが篝の炎のように示していた。 「嬉しいんです。とても、とても嬉しくて、幸せで、分からないんです」
9 18/09/27(木)22:53:24 No.536571866
解答を持たなかった。これからの二人はどうなるのか、どうなりたいのか。ただ、時計の針に背中を押されるようなのんびりとした日々を過ごしたかった。 二人のレイは揃って無言でいた。言葉ではなく互いの精神で疎通した。 レイ。 言葉にする必要もなかった。全ての行動が繋がっている。互いは互いの延長線上の存在だ。 はい。 何を考え、求め、欲しているか。その全てがいとも容易く把握できていた。 熱く注ぐ視線や、誘う指先や、甘えた声。言葉は無くとも伝わるものばかり。そっとネクタイを外し、上着を脱ぎ、それだけで十分だった。トークンはレイにそっと寄り添い、目を瞑り、幸せを歌う。拙く初々しい声で、愛の言葉を囁いて。 手と手が結ばれ、指先の体温が伝わり、肩がぶつかり、頭を互いに預ける。雫が頬を伝い、燃える篝に落ちた。 単純な答えであった。
10 18/09/27(木)22:53:46 No.536571964
国防に敏感な女の子達が大集合! お気に入りのプレゼントについてインタビューしてみたゾ 上:レイ(15) 「最近はチョット閃刀姫にはまってるかな? 列強とかって、対応のバリエーションにウルサイですからね、ホント、困っちゃいます(笑)」 中:レイ(トークン) 「レイが私に……私に……やっぱり言えません! 下:ラヴァ剛仮面(15) 「プレゼント?そんなことより聞いて下さい! 他人にプレゼントを贈る時って喜んで貰えるかとかあんまり良いやつあげると重いと思われないかとか不安になりません?」
11 18/09/27(木)22:56:00 No.536572559
レイ。 彼女は現し身を読んだ。彼女は深く眠っていた。 不思議なものです。私にとって貴方はただの身代わりなのに、今では本当に自分の一部の様です。貴方が幸せなら私も嬉しい。この感覚を何と呼ぶのでしょう。 そうっと手を伸ばして、触れた。彼女は真実に存在している。彼女の思念が、夢が溢れ返った。 私が時間を稼ぐ為に、逃げる為に、敵の隙を作る為に必死に陽動をしていた彼女。その任務を解かれ、最早存在理由を失ったのに存在する彼女。 一抹の自我が育ち、彼女の中にあった唯一の使命たるレイへの防衛本能はやがて無私の愛となり彼女へ捧げられた。 さながら私が国にこの身を捧げた様に。 疾風のように駆け抜けた記憶の中で、二レイは或いは最も長い時間を過ごした戦場への記憶を洗い流すように、それ以上の時間を共に歩むことを誓った。 レイ。ずっと、ずっと一緒ですよ。 レイの思念が届いたのかは定かではない。だが、きっとそれは片割れも同じ気持ちであろう。
12 18/09/27(木)22:56:02 No.536572568
ラヴァ剛火面…
13 18/09/27(木)22:59:33 No.536573453
書き込みをした人によって削除されました
14 18/09/27(木)23:00:02 No.536573567
>佐奈がら彼女こそがその写し身であるかのように。 誤字発見
15 18/09/27(木)23:00:44 No.536573731
い 同 レ 狂
16 18/09/27(木)23:06:12 No.536575052
これレイちゃんの一人芝居では…
17 18/09/27(木)23:12:02 No.536576529
勘のいいあなた もしや列強ですか?列強ですね?
18 18/09/27(木)23:14:11 No.536577075
>「思い出?そんなことより聞いて下さい! >最近立ち上がると何しようとしたのか忘れちゃうんですよ!」 ラヴァ剛仮面本当に15歳か?
19 18/09/27(木)23:30:09 No.536580493
自分×トークンって業が深過ぎない?