ここでは虹裏imgのかなり古い過去ログを閲覧することができます。
18/09/20(木)00:15:06 No.534724745
紅「ケンケンパー……ケンケンパー……」 ｢｣「涼しくなると散歩が楽になるね。土手を抜ける風が気持ちいい」 紅「夏内は全く外に出なかったから取り戻すのだわ。っとっと……」 ｢｣「今度はなに始めたんだ？フラフラしているじゃないか」 紅「ケンケンパーは飽きたから敷石の白いところだけ見つけて歩くのだわ」 ｢｣「あ〜〜〜俺も子供の頃にやったっ。あんまり得意じゃなかったな」 紅「うふふふふふっ、その話は初めてなのだわ。聞かせて頂戴」 ｢｣「跳び移ったときに転んで大きな擦り傷作ってねぇ。肉が抉れた」 紅「そ、そういう痛そうなのはやめて欲しいのだわ」 ｢｣「珍しくタイツを穿いていてね。タイツの繊維と肉が絡まってこう、団子状に」 （どげしっ！） ｢｣「の゛っ！なんだぞの鞭のように撓る裏合腿はっ……ｲﾀﾀﾀっ 紅「陽射しが少しずつだけど優しくなっていくわね。秋が深まってきたのだわ」 ｢｣「９月も２／３終わってしまったし、あちこちでヒガンバナを見かけるように、って力いっぱい話を替えたなっ！」 紅「ねぇ｢｣、ここからだと街の様子がよく見えるものね」
1 18/09/20(木)00:15:34 No.534724888
｢｣「ちょっと土手の方が高いし。高くないと不味いし」 紅「おうちが一杯並んでいるのだわ。大きかったり小さかったり」 ｢｣「……あのデザイン、昔流行ったんだよなぁ」 紅「屋根の上に小さな三角屋根がついているあれのこと？」 ｢｣「ウロ覚えたけどドーマーって言うんだよな。あと出窓のある家とか」 紅「うちも出窓があるのだわ、｢｣のお部屋とか」 ｢｣「古いからね……なぁ、あと５００年ぐらいしたらこれも歴史的景観とかになるのかな？」 紅「残念だけどならないと思うわよ。きっと想像もつかないような景観になっているのではないかしら？」 ｢｣「俺が住んでたとか生きていたとか、そんな証は残らないんだろうな……」 紅「私が覚えておいてあげるわよ……いいえ、無理かしら。きっと私もいないでしょうし」 ｢｣「いや薔薇乙女は長い時間を、これからも先……」 紅「……でもきっと｢｣の墓の横で鞄ごと朽ち果ててるのだわ」 ｢｣「変な話になったな……秋のせいかもな」 紅「そうね。おうちの白い緒椅子のところまで抱っこなのだわ」 ｢｣「まだその遊び続いていたのか？しょうがないなぁ……こら、甘えん坊するなっ。いるからっ、ちゃんといるからっ！」
2 18/09/20(木)00:23:24 No.534726907
ちょっぴりしんみり