18/07/07(土)03:33:26 ガルパ... のスレッド詳細
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画像ファイル名:1530902006708.jpg 18/07/07(土)03:33:26 No.516930309
ガルパンSS アリナオ七夕 今日限りの彦星
1 18/07/07(土)03:33:45 No.516930353
「はぁ……」 七夕だってのに。雨・雨・雨の今日。 空には織姫・彦星どころか月すら見えないどんより重く灰色に曇った空。 サンダース学園艦は沿岸への影響と台風を避けて、外洋に出て雨の中をゆっくりと航行している。 「この雨じゃせっかくの七夕様も意味ないわねー」 「そう言わないの。いいじゃないか、こうして2人で一緒に過ごす夜になったんだから悪くないでしょう」 「ナオミと過ごしたってー。何かあるわけじゃなしー、つまんなーい」 風呂上がり、バスタオルを首に巻きルートビールを飲んでいたナオミが、不意にソファに座っていた私の後にやってきた。 「そういうつれないことはいわないで欲しいなー」 「わ! ギブ、ギブギブっ!」
2 18/07/07(土)03:34:20 No.516930416
ナオミにヘッドロックをかけられ、もがく私。ちらっと顔を上げてナオミの表情を見ると……笑っている。 私もなにか技でもかけてやりたいと思ったが、体躯の良いナオミに掛けられるプロレス技なんてそうそう無い。 くやしいけれど、もがいてナオミの腕に両腕を引っかけ、引きはがすのが精一杯。 「ぶはっ……なにすんのよナオミっ!?」 「私と一緒だとつまんないと言われちゃ、何かしたくなるのも無理ないわよ」 「だからってヘッドロックは無いでしょヘッドロックは!」 「ほほう、アリサはもっと別の”何か”を求めていると言うのかい?」 え? え? え? ナオミの顔が思い切り悪魔的な笑みを浮かべる。 私はゆっくりとナオミに足首を掴まれ、ベッドにそぉいと投げ込まれた。 「その、”何か”を、この雨の七夕の夜に、じっくり愉しもうか?」 舌なめずりするナオミの顔が、ベッドに仰向けになった私の顔にすーっと近づいてきた。
3 18/07/07(土)03:34:48 No.516930475
◇◆◇◆◇ 「うう、ひどい、ひどいわあっ!!」 「ふふ、楽しかったよ、アリサ」 「全身汗だくじゃ無いの! どうしてくれるのよ!?」 「シャワーでも浴びればいいじゃない」 「力……入らないのよっ!」」 私はナオミに小1時間ほどの辱めを受けた。 両手を掴まれ、抵抗しても動けない状態で――全身の敏感な場所を舌でくすぐられた。 私が暴れるのもお構いなしで、耳たぶ、脇の下、脇腹、ふとももの内側――ありとあらゆる場所を嬲られた。 やがて私が抵抗するのを諦めると、指も全身の陵辱に加わった。 くすぐったく、くるしく、キモチイイ責めは長時間続き、私は全身の力を失った。 「一緒に、入るか?」 「うー……」
4 18/07/07(土)03:35:11 No.516930516
何もかもナオミに主導権を握られるのは悔しいが、いまひとりでシャワーに入ったら足に力が入らないから転んでしまうかも知れない。 私は思いっきり恨めしい顔をしながら、小さくこくりと頷いた。 ナオミに支えられながらシャワーで全身を洗った後、部屋着に着替えてぐったりしていると、またルートビールを飲んでいたナオミが、ぽつりと一言、つぶやいた。 「織姫と彦星、見に行こうか」 「はぁ? この雨の中どうやって!?」 「雨雲の無い場所に行く」 「そんな場所有るわけ無いでしょ! この大雨の中で」 「あるさ」 ナオミが天井を指さす。 私は黙ってそのナオミの指先を見つめていた。
5 18/07/07(土)03:35:35 No.516930567
◇◆◇◆◇ T-38Cタロン。 サンダース大学航空輸送科が持つ超音速ジェット練習機。 航空輸送科の駐機場に連れられてきた私はナオミがブリーフィングを終えるのを黙って待っていた。 「許可が出たよ」 「なんで……?」 「気象調査の名目で飛行許可が出た。上空から雨雲と大気の状態を観察する」 「なんで、それに私がついていかなきゃいけないの!?」 「観測ポッドの使い方はマニュアルを読めばすぐ分かるだろう。……読み終えたら、行くぞ」 ナオミに何かを言う前に、目の前に放り投げられたマニュアルに面食らう。 航空用の装備のマニュアルはあまり目を通したことはないが……これなら行けるだろう。 与圧服に着替えた私とナオミは、気がつけばT-38Cの機上の人となっていた。
6 18/07/07(土)03:35:52 No.516930598
J-85ターボジェットエンジンが爆音を上げ、前席のナオミが最終チェックをする。 私は観測ポッドの使い方を、マニュアルを読みながらチェックする。 「行けそうか?」 「なんとか!」 無線越しにナオミの声が聞こえ、ナオミは管制塔と英語で二言三言会話する。 ランウェイに入り、エンジンの出力が上がる。強烈なGに押しつぶされそうになり、思わず目を閉じると、 T-38Cは雨空の中をつんざくように離陸していった。
7 18/07/07(土)03:36:35 No.516930674
◇◆◇◆◇ 「さて、ここまで来れば見えるかな」 「見えるかな……って何よ」 「織姫と彦星」 気がつけば飛行機は雨雲を下に眺める超高空まで上がっていた。 黒雲がとぐろを巻く地表とは裏腹に、空は穏やかで、星々がさんざめいていた。 織姫と彦星は……「こと座のベガ」と「わし座のアルタイル」もはっきりと見える。 「笹は持ってこれなかったけれど、願い事は言えるでしょう?」 「ええ」 私はタカシと結ばれますように……と言いかけて、止めた。 それは後回しでいい。
8 18/07/07(土)03:37:11 No.516930728
「ナオミと……これからもずっと一緒にいられますように」 「え? 何か言った?」 「ううん……」 タカシはたしかに大切な人だけど――私をこんなところまで連れてきてくれない。 今は、ただ無茶をしてくれたナオミにありがとう、とお礼を言うばかり。 「ありがとね、ナオミ」 「感謝の言葉よりも前に、気象観測をしようか。無理言ってこれを借りてきたのも、それが目的だし」 「ええ、分かったわ!」 ポッドを操作しながら、前席のナオミのヘルメットを見る。 こんな頼もしい仲間、他にはいない。 今日の彦星は――ナオミかしら。 そんなことを想いながら、私は気象観測ポッドの操作をはじめた。
9 18/07/07(土)03:37:52 No.516930797
おしまい 酷い七夕になっちゃったけど夜には少しは晴れているといいな…
10 18/07/07(土)03:48:57 No.516931912
この時間に来るとは…
11 18/07/07(土)03:49:48 No.516931991
雨で眠れなかったら偶然遭遇するとは
12 18/07/07(土)03:51:29 No.516932153
まーた中学生レベルの作文か
13 18/07/07(土)04:12:29 No.516933776
いい…
14 18/07/07(土)04:21:02 No.516934554
>まーた中学生レベルの作文か やめなよ本当の事を言うのは
15 18/07/07(土)04:28:52 No.516935213
また消すのかな?
16 18/07/07(土)04:39:13 No.516936209
メモ住の連中いなかったら反応なんて全然だよ
17 18/07/07(土)04:40:22 No.516936308
>メモ住の連中いなかったら反応なんて全然だよ 連中の賞賛だけで持ちこたえてるようなもんだな
18 18/07/07(土)04:43:58 No.516936631
管理しないの?
19 18/07/07(土)05:19:02 No.516939430
わむ