虹裏img歴史資料館

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18/07/02(月)21:35:28 やあ!... のスレッド詳細

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画像ファイル名:1530534928682.jpg 18/07/02(月)21:35:28 No.515990364

やあ!ボクはセグロジャッカル!パークの平和の為に今日もパトロールしているんだ!いつかボクもセルリアンハンターみたいに強くなれるかな? おや?あそこに何か…あれはセルリアン!しかも黒くて大きい…どうしよう?戦う?でもあんなの敵いっこないよぉ… 逡巡している内にどうやらセルリアンがボクに気付いたようだ 無機質な瞳が此方を見据える ボクはというと腰が抜けて立てなかった 奴が近付いてきた 怖い 恐い コワイ 恐怖に支配された体は後退りも出来ずに小刻みに震えるしかなかった ごめん皆、平和を守るとか言っても何も出来なくて でも…食べられたくない!食べられたくないよぉ… 「だれか…誰か助けてぇぇぇえ!!!!」 だが漸く出た悲鳴に合わせてセルリアンの腕が降り下ろされた そのまま真っ直ぐジャッカルを狙って─いたはずの腕は飛んできたタライにより吹き飛んだ 「よく頑張ったね…もう大丈夫だよ」「あ…あなたは!」怯えるジャッカルに優しく声を掛けたのはハンターが一人…リカオンだった! 「さて…危ないオーダーは早く片付けないとね!新しい力…見せてやる!」 臆することなくセルリアンへ立ち向かうリカオンの狩りが始まる!

1 18/07/02(月)21:36:16 No.515990574

駆け出すと同時にスナップさせた手首から何かが音を立て伸びた それは…特殊警棒だった!そう…彼女は白板に付属してた指示棒にヒントを得て新たな力を手にしたのだ! 警棒には熊手の破壊力も如意棒のリーチもないが小型故に取り回しに優れ元より徒手空拳で戦っていたリカオンとの相性は最高だった サンドスターを纏った刺突がセルリアンを穿つ!打点が小さい分衝撃はより強く伝わり黒セルリアンすら貫く!急所を砕かれたセルリアンは崩れ落ち…塵となった 「オーダー完了!」高らかに勝利を謳うリカオン その力は圧倒的だった 「ケガはない?」「う…うん…」「よかった…じゃ帰ろっか?私達の家に」「え?ボクは…」 「お前ーっ!また母親に!」「折角決めてたのにあなたはもう!」遅れてきたヒグマとキンシコウはジャッカルの身の危険を察し武器を構え─ガキィン! 一瞥すらせずサンドスターで強化された4135…いや、8808カーボンスチール警棒により熊手はへし折られ如意棒はひしゃげて使い物にならなくなった 「何か言った?」そう…新武器だけでなく我が子を守らんとする狂気めいた愛情によってリカオンはママとなっていた ジャッカルの恐怖は終わっていなかった…

2 18/07/02(月)21:45:40 No.515993178

「いや…その…ちょっと妬けちゃって…」「ヒグマさん!?」「全くやんちゃなんだから…ジャッカルちゃん驚いちゃうでしょ!?」「あ…ああ…」「ああもう!こんなに怯えて…もう大丈夫だからね?」 (ちょっとヒグマさん!何言ってるんですか!?)(今の私らじゃあの状態のあいつに勝てない…一撃で私らの武器やられたろ?)(でもジャッカルさんどうするんですか!?)(残念だが切り替えろ…今のあいつに手を出したら本当に殺されかねん…それにセルリアンに食われなかっただけマシだろ?)(…乱暴されなければいいんですけどね、もしもの時は止めますよ?)(止めるにしても油断させてから、な…) 「大丈夫…大丈夫、もうやっつけたから、ね?」「ううう…怖かった…怖かったよぉ…」泣き崩れるジャッカルを優しくあやすリカオン 「背伸びしなくていいの…自分のペースでやればいいの」「うん…でもボク…」「強くなりたいのね?じゃ母乳をお飲み」「えっ…母にゅムグッ」 ジャッカルが言い終える前に口に乳首が突き入れられ母乳が流し込まれる 訳もわからぬままジャッカルは意識を手離した そこには種族の垣根はなかった ただ一組の親子が仲良く過ごしている光景だけがあった

3 18/07/02(月)21:48:10 [す] No.515993891

ホワイトボードの指示棒を見てリカオンって特殊警棒持たせたら凄いかっこよくなるんじゃ?と思ったのとジャッカルちゃんに手をつけてなかったから混ぜたらこれは…親子 あれ?ダーウィンが来た!で子供にしたのってジャッカルだったよね…?

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