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白い布... のスレッド詳細

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18/06/22(金)22:48:57 [ミツイクおめでたです。お納めください。] No.513610934

白い布を切る、そして縫う 切って縫う、それだけの事 フランクスに乗る事に比べたらはるかに軽いこの仕事それがこれほどにまで大変だとは思わなかった。 夏を盛るトリカゴ、今ここでは男も女も関係なく一つのしごとに取り掛かっている 仕切るのはココロだ、そしてそれを必要とするのはここのコドモ達ではない。 もうすぐ産まれる新しい生命、その生命を育むのに必要なものなのだから。 新しい生命を受け入れる準備、それはトリカゴじゅうで行われていた。

1 18/06/22(金)22:49:14 No.513611056

「産まれてから用意するんじゃ遅いんだよ♪私も手伝うからみんなでやろうね♪」 「オムツなんてここにはないからね♪ないものは作る作るしかないの♪♪」 ココロの優しい声とは裏腹に膨大な量のシーツが目の前にある 「コレ全部切って縫うの!?!?!?!?!39393939」 ミクが驚くのも当たり前だ、ロビー中を真っ白にできるほどのリネンが目の前にある 「そうだよ♪この本にはいらないタオルとかでもいいけど今一番あるのはこれだけだからね♪」 「にしてもすごい量ね…こんなに必要なの?」 「そうだよ?赤ちゃんはトイレにいけないから…オムツはあって足りない事はないんだよ♪それに」 「それに?」 「一人分じゃないもの、ミクちゃんもイクノちゃんも産まれるんだから二人分、洗濯しても洗濯しても足りないくらいらしいから…百枚はいるかもね♪」 「百枚!?」「そんなに…するの?」「うん!いっぱい出すのは健康な証拠なんだよさぁ頑張ろ♪」 ミクと私そして女子群の途方にもない挑戦が今はじまった。

2 18/06/22(金)22:49:40 No.513611217

ミクとイチゴはひたすらハサミと格闘している。ある程度とはいえ形を揃えて縫わなきゃいけない、それに量が膨大だ、 「骨が折れるわね…」「ええ…」 私とココロとゼロツーがそれを縫う、雑巾と同じ要領だ角を織って縫う、ゼロツーは赤い糸で丁寧に縫う 私のは、蛇行している。ココロのは私より少しばかり丁寧だ 「当てる時はね、この縫ってるゴロゴロの部分を赤ちゃんに当てちゃだめなんだよ♪♪かぶれちゃうからね」 「ありがとうココロ、にしてもうまいわねゼロツー」 「まぁね!まぁボクもこれくらいしないとこの仔達の為にもね」 ゼロツーが優しく肚を撫でる、慈愛に満ちたその表情はかつてのトゲトゲしさをも思わせないほどだ、別人といっても過言ではない。

3 18/06/22(金)22:50:03 No.513611329

一方男子陣、ミツルとゾロメはここに残っている。ゾロメはミクと同じくハサミと格闘だ 「オムツなんだろ適当でいいじゃねーかよ!」 「ダメですよ、洗う時とか干す時の事も考えて作らないと、短くておしっこが漏れたらどうするんですか」 「そうだけどよぉ…」 「あんた、仲々うまいわね」 「お世辞ですか?それとも嫌味?」 ミツルは私と一緒に端を縫う、彼の線は蛇行する事なくまっすぐ進んでいる、性格が出るらしい

4 18/06/22(金)22:50:19 No.513611422

「もっと下の階に行こう」「布ならなんかたくさんありそうだね」「ああ、もっと下の階に行こう」 ゴローやフトシそれにヒロは懐中電灯を片手にトリカゴの地下を漁っている。 セキュリーティ防壁なんて遠の昔に壊れたままだ、今必要なのはトリカゴの地下に眠る かつての住人達の備品達 「まだ布が足りないの」 ココロはそう言うのである。これから作らないといけない物はたくさんある、この仔達の着る服にしろなんにしろ、布が必要なのである。 ガーデンから私達が来てた幼児服でも貰えればいいのだが、それはあまり期待できない。

5 18/06/22(金)22:50:44 No.513611607

「今日はこれくらいにシましょうか」 夕暮れになってもまだ全てのリネンの1/5も手をつけていなかった。 「ねぇココロ、たくさんあるんだからもういいじゃない」 「ダメだよ、多分それじゃあ…一日で足りなくなるかな♪」 「えー!!!!3939393」 膝イッパイにあるオムツ、これでも足りないらしい 「二人分だからね♪明日も頑張ろうね♪♪」 生む前に初めて本当によかった、そう思える。 「もう今日はおしまいだってー」 ゼロツーが地下への階段へむかって大きくベルを鳴らす。それから小一時間後 埃まみれの男たちが夕暮れの光を浴びる。

6 18/06/22(金)22:51:03 No.513611720

「ただいま、あったよタオルとか服とか!とにかくたくさん!!!214」 「ありがとうフトシ助かったわ」「ヒロくんたちもお疲れ」 彼らの収穫は大きかったようだ、コドモ達の制服、タオル。その他布を手一杯背負ってフトシは帰ってきた。フトシより収集品の方の面積の方が大きい。 「下にはまだいろんな物がたくさんあるよ」「すごいんだなこのトリカゴ、探せばなんでもありそうだよ」 ヒロとゴローが頷いている。 「これだけあれば♪赤ちゃんの服も作れそうだね」 「えー次は服!?」「そうだよ♪はだかんぼで過ごさせるの?」「そうよね…この仔の為とは言え気が滅入るわ」 はじめての事ばかりで、カラダもココロも追いつかない。 しかし。産まれる日は刻々と迫っている。頑張らなければ

7 18/06/22(金)22:51:58 No.513612007

「じゃあおやすみイクノ」「おやすみフトシ、今日はみんなありがとう」 「なんて事ないよ、いこうかイチゴ」「うん」 ゴローとイチゴがそっと同じ歩みで階を登っていく。二階には二階の関係があるのだろう。 そして私達番(つがい)もまた素に戻る 「今日は大変だったわね、フランクスに乗るより疲れたわよ」 「ええ、縫い物があんなに大変だとは思わなかったですよ」 「オムツはまだいい方よ…服なんてどうやって作るのかしらね」 「まったく途方に暮れますね」 そう言いながらもミツルは私の肩を揉んでくれる、凝った筋がだいぶ楽になる 薄明るい電灯だけが私達を照らす 「変わるわよ」「いいんです、ボク凝ってないですから」「無理しないで」 「いいんです、いいんですよ。イクノ」 幸せな疲れ、オトナ達の為に戦っていた頃には味わえなかったこの感触を 今私とアイツ二人の番(つがい)で感じ合っている。 もうすぐ産まれるこの仔への準備はとても幸せだ。

8 18/06/22(金)22:52:09 No.513612099

キテル…

9 18/06/22(金)22:53:20 No.513612546

キテル...

10 18/06/22(金)22:53:40 No.513612692

この世界にもフトシ居たんだ…

11 18/06/22(金)22:54:11 No.513612919

その認識酷くね!?

12 18/06/22(金)22:54:42 No.513613082

フトシは尊いなぁ!!!

13 18/06/22(金)22:54:58 No.513613171

しれっとイチゴロきてる...

14 18/06/22(金)22:55:15 No.513613282

たわけが

15 18/06/22(金)22:55:53 No.513613521

あーいん...あーいん...

16 18/06/22(金)22:55:55 No.513613535

さてそろそろかなとログを見たら 怪文書スレが他に二つあってダメだった

17 18/06/22(金)22:56:28 No.513613734

素晴らしい!美しい…生まれてくる我が子のために準備をする!人として…生命として当然の行為!これこそ生命!我々が失ったモノだ…!!

18 18/06/22(金)22:56:39 No.513613790

署長 全然ラブラブしてないしこれはセーフでは?

19 18/06/22(金)22:59:16 No.513614612

セーフも何もありません!!!アウト!アウトです!!!556

20 18/06/22(金)22:59:20 No.513614635

ミツイクいいよねゼロツー…ゼロツー?

21 18/06/22(金)23:00:01 No.513614872

俺はね、ゼロツー… ミツルとイクノが愛し合ってるのを良いと思うし、イクノとココロが愛し合ってるのもまた良いと思うんだ…

22 18/06/22(金)23:00:34 No.513615054

あーいん…

23 18/06/22(金)23:00:36 No.513615071

…………………

24 18/06/22(金)23:01:04 No.513615189

…………………

25 18/06/22(金)23:01:12 No.513615237

ボ……ダ…………思……

26 18/06/22(金)23:02:11 No.513615570

皆で協力して作っていく未来の赤ちゃんへの準備 いいですよね…

27 18/06/22(金)23:03:01 No.513615860

なんか怖いんだけど!?3939

28 18/06/22(金)23:03:36 No.513616039

あーいん…あーいん…

29 18/06/22(金)23:03:53 No.513616149

大丈夫よミク…ねぇゼロツー…ゼロツー?

30 18/06/22(金)23:04:42 No.513616428

…………………

31 18/06/22(金)23:05:46 No.513616758

ボ……ダ…………思……

32 18/06/22(金)23:05:56 No.513616813

>…………………α

33 18/06/22(金)23:06:03 No.513616858

ボ……ダ…………思……

34 18/06/22(金)23:06:05 No.513616869

なんだよここ!?666

35 18/06/22(金)23:06:21 No.513616946

ボ……ダ…………思……

36 18/06/22(金)23:06:42 No.513617060

しれっとαくん参加してる…

37 18/06/22(金)23:06:54 No.513617112

今日は平和ですしいいですよね署長!

38 18/06/22(金)23:07:16 No.513617218

どうしたのかなゼロツーちゃん 何を言ってるかわからないね556

39 18/06/22(金)23:07:38 No.513617327

(妾こういうのよくないと思う)

40 18/06/22(金)23:08:17 No.513617508

ゼロツーちゃんも…報いを受けるんだよ♪

41 18/06/22(金)23:08:30 No.513617585

(ヒロ…早く迎えに来てなんだかこの子最近恐いの!703)

42 18/06/22(金)23:09:06 No.513617784

署長そういうとこだぞ!

43 18/06/22(金)23:11:26 No.513618477

703のSOS最近多いな・・

44 18/06/22(金)23:12:11 No.513618698

703SOS最近多いな…

45 18/06/22(金)23:12:12 No.513618700

署長 裏切り者に容赦ないですね…

46 18/06/22(金)23:12:30 No.513618782

イクノちゃんもいいんだよ♪ ないない。ないないするの

47 18/06/22(金)23:13:04 No.513618970

署長はVIRMだから人の心がわからない…

48 18/06/22(金)23:13:13 No.513619009

大丈夫 きっと明後日には復活してるから・・

49 18/06/22(金)23:16:27 No.513619906

むしろ署長の方が危ないですね…

50 18/06/22(金)23:16:52 No.513620031

最近お茶が足りないと思うんだイクノちゃん♪ 水分不足は身体に毒だよ ハッカクティー入れたから飲もうね♪

51 18/06/22(金)23:17:34 No.513620257

赤ちゃんの為に準備するミツイクとその仲間 いいですよね・・

52 18/06/22(金)23:17:45 No.513620317

署長は明日生き残れるのか?

53 18/06/22(金)23:18:09 No.513620432

このスレで介護疲れによる首絞めとか言われて何か明日の放送不安なんですけおお! ヒロのキャラ的にやるわけないじゃんと思うけど何かね…

54 18/06/22(金)23:20:52 No.513621211

(妾は幸せなヒロゼロを所望する)

55 18/06/22(金)23:21:02 No.513621272

首締めは祝福の前段階だから…

56 18/06/22(金)23:22:49 [ゼロヒロいいよね…] No.513621783

彼の手が優しく私を侵していく。愛し合う形にはいろいろあるその証左を彼が示している。 ――ダーリン!ダーリン そう口にしたいけど声が出ない、何もかも全て潰されている。 彼の手により潰されている、それは幸せな事、彼が、ダーリンが私を求めているそういう事だからだ。 ――ダーリン!ダーリンもっと!もっと頂戴!ダーリンをもっと 締めあげるごとに彼の動きは激しくなる、私を貫き通すその彼の雄しべは固く脈動しているのがよくわかる。 ここまで固く感じたのははじめてだ、気道を失い朦朧とする意識の中、ボクはダーリンを受け入れる。 ダーリンはぼくに必死にしがみついて腰を振っている。

57 18/06/22(金)23:23:07 No.513621876

「ゼロツーこんなことオレにはできない」 最初は拒絶したダーリンだけどボクが望むように鳴ってから激しく締めるようになった。 その掌はステイメン相応に力強く。私を締め落とすには余りある力だった ダーリンの二の腕が青筋立っているのがよくわかる。嗚呼、ずっとこうしてダーリン そしてボク達は今、繋がり合っている。ボクは知っている。この行為は仔を成す神聖な 行為だという事を ――けど、ボクはそれを汚している。 イクノやミク彼女達の行為とは正反対の汚れた行為だというのも十分しっている。 悲しかった、いやダーリンの行為についてではないそれを求めるボク自身がとても悲しかった。 けど繋がりたい、繋がりたいんだダーリン。ダーリンおねがいッ! 彼のそれが脈々と蠢き出す、博士曰く「生命の神秘」が今私のどうしようにもないまもののカラダに注がれる この行為に決して意味なんかないのに…

58 18/06/22(金)23:23:23 No.513621959

ハァ ハァ ダーリンの息遣いは荒くその体力の消耗を物語っていた 気道を緩めてくれる優しいダーリン。このまま――殺してくれてもいいのにこんな醜いまもの消しても誰も怒らないんだよ?ねぇダーリン けどそれをしない事も私は知っている。ダーリンの愛に甘えている 「――ッロツー!!!ゼロツー!!!」 蘇る意識の中で彼の声が響いてくる。声帯がヒューヒューとなって言葉にならない 呼吸を整えて私は叫ぶ 「ダーリン、これであかちゃんできる?できるよね??ボク産みたい!!!産みたいよ!!!!」 「ああ、産まれる。ボクらにはきっとデキる。新しい生命を授かろう」 「けど…ボク…こんな事してる…ダーリンにこんな事させてるそんなおかあさんに赤ちゃんなんか」

59 18/06/22(金)23:23:44 No.513622049

なんかきた!

60 18/06/22(金)23:23:52 No.513622090

おいいいい!!!

61 18/06/22(金)23:23:59 No.513622129

ダーリンが抱きしめる、コツンと彼の伸びた角が当たる 「関係ない…関係ないんだ、愛の形は一つじゃないんだ、ゼロツーだから頑張ろう!諦めちゃだめだ」 ――ダーリン!ダーリン! ――ゼロツー!ゼロツー! 声にならない嬌声をあげながら彼にすがり寄る ここにいる番は歪なものだろう、しかし比翼の翼は歪であるが必ず飛べる 彼とボクきっと二人ならどこへでも飛べる、そして三人になるその日まで――

62 18/06/22(金)23:24:03 No.513622150

やべーぞ!

63 18/06/22(金)23:24:41 No.513622320

首しめックスだ!

64 18/06/22(金)23:24:54 No.513622388

また新たなヒロゼロ怪文書「」が…

65 18/06/22(金)23:25:11 No.513622477

>首締めは祝福の前段階だから… こんなこと言うから!

66 18/06/22(金)23:25:35 No.513622587

僕はダーリンに絞められるのが大好きです

67 18/06/22(金)23:25:45 No.513622640

そうか 最近ゼロツーに無言が多いのは喉を潰されているからか

68 18/06/22(金)23:25:51 No.513622665

(首絞めいいよね!妾も大好きだ!!001)

69 18/06/22(金)23:26:30 No.513622845

僕はダーリンに絞められるのが大好きです

70 18/06/22(金)23:26:39 No.513622888

ラブラブ首締めックス いいですよね…

71 18/06/22(金)23:27:03 No.513622997

姫!?

72 18/06/22(金)23:27:38 No.513623140

ヒロゼロ機動隊だ! 今すぐボクとダーリンのラブラブ文書を投稿するんだ!!!002

73 18/06/22(金)23:27:41 No.513623147

授かりたいゼロツーいいよね...

74 18/06/22(金)23:27:46 No.513623166

姫も絞めてたなそういや…

75 18/06/22(金)23:27:57 No.513623225

これもラブラブですよまもの

76 18/06/22(金)23:28:16 No.513623323

姫といいゼロツーといいおうじさまの首絞めるの大好きだな!

77 18/06/22(金)23:28:29 No.513623380

まもの流の愛情表現が物騒すぎる

78 18/06/22(金)23:28:42 [ヒロゼロおめでたです。ご笑納ください。] No.513623436

――まものの姫と別れた王子さまは、その後どうしたんだろうか… 昔、彼女と読んだ絵本には、国中探しても最愛の人は見つからず、途方に暮れた王子様の姿でその物語は 幕を閉じていた… 「王子さまは、諦めてしまったのかな…」 子供心にあの悲劇的な最後に抵抗があったからなのか、ついそんなあるはずのない続きを連想してしまう。 なぜ、そんなことを思い出したのか、それは、僕の最愛の人が検診を受けているからだ。 ある日突然、本当に突然、ミストルティンにその人は訪れた。そう、フランクス博士だ。 博士は、ミクやイクノの時と同じく、ゼロツーの経過を見に来たという。 正直、あの時の記憶を取り戻した僕にはお世辞にも歓迎できる心境ではなかった。 「ふん、そう構えるな、何も取って食ったりはせん、今回はな」 「純粋に、あの娘の経過を見に来ただけだよ」

79 18/06/22(金)23:28:50 No.513623471

(でも俺は…あの時叫竜の姫に全身を締め上げられたあの快感を忘れることができなかった…)

80 18/06/22(金)23:29:10 No.513623571

そういうと博士はゼロツーと僕を連れ、医務室に様々な機材を運び入れ検診を始めた。程無くして検査は 終わったが、検診中も博士は何も語らず、彼は僕だけに他の部屋へ同行するよう指示した。 僕と博士は別の部屋へ移動し、さらに博士は奥の部屋に…何か作業があるのだろう、それを僕は部屋の椅子に 腰かけて、それが終わるのを待っている。 ――ゼロツーは大丈夫だろうか… どうしても、あの日見た非人道的な実験がフラッシュバックする。ほんの少し僕たちと違うだけで、彼女は しなくても良い苦痛を味わってきたんだ。今回は全く異なった主旨であることは見学して十分承知している。 けど、やはり自分は冷静ではいられなかった。 ――ガチャ ネガティブな思考を巡らせていると、医務室の扉が開いたと同時に、博士が顔を見せる。 「検査は終わった、概ね、母子ともに良好だな」 「そう、ですか」 「まるで疑っているようだな、まぁ無理もない」 自然と表情に出ていたのだろう、そんなことを博士はつぶやいた。そして淡々と検査の内容を語っていった。

81 18/06/22(金)23:29:13 No.513623585

ラブラブ来た! これで勝てる!!

82 18/06/22(金)23:29:38 No.513623702

「先ほども言った通り母子ともに良好だ。頭部、胸部、腹部、すべて順調に育っている」 「内臓の発達に関しても、何一つ問題はない。特筆すべきことがないほど順調だ」 「あぁそれと性別だがな、おそらく女性だろう、男性器特有の突起物が見当たらなかった、まぁはっきり 判明するのはもう数週間後だがな」 「女の子…!」 正直、彼からの言葉を疑り過ぎている自分がいて、半信半疑だったが、子供の性別にある程度予測がついた ことが少し嬉しかった。 ――女の子…!きっと、ゼロツーみたいに元気な子に育ってくれるはず! 「このまま順調にいけば何も問題なく出産となるだろう」 「まぁ、その出産で母親が無事でいるとは限らんがな」 「…どういうことですか!!!」 とつぜんの宣告に、僕は動揺し、激昂した。彼女にいったい何があるというのか! 「騒ぐな、これを見ろ」 そういうと彼は、大きめの茶封筒を手渡してきた。 「ゼロツーの腹部エコーの写真だ、その真ん中に小さく写っているのが、おまえたちの娘だよ」

83 18/06/22(金)23:29:41 No.513623718

ずるいよゼロツーちゃん…556

84 18/06/22(金)23:30:29 No.513623941

よかった...普通のゼロヒロだ...

85 18/06/22(金)23:30:31 No.513623949

博士!

86 18/06/22(金)23:30:36 No.513623970

「そして、これが頭部、何が写っているかはわかるな」 彼の言わんとしていることは理解できる。そう、この子にもやっぱり"ツノ"が小さく写っている… 「通常、胎児の頭蓋骨は柔らかく、そもそも一つにつながっていない、産道を通るためにな」 「しかし、その"ツノ"はどうだ?はっきり言って人間の領分でないことは確かだ」 「それが人間の常識にあてはめられるのか?もし固く、鋭く成長し産まれてきたなら?」 「そもそも骨の形成自体が人間と異なり、頑強に成長して産まれるなら?」 「間違いなく、母親の内臓をズタズタにしながら生まれるだろう、いや、そもそも生まれる前からか」 「そんなこと!まだわからない!」

87 18/06/22(金)23:30:53 No.513624060

「それはお前の希望的観測だ、忘れているようだから教えてやるがゼロツーは人間であり叫竜だ」 「我々は皆、叫竜の因子をはじめから持つ人間の出産方法など知らん、もしあの娘の出産が叫竜に 傾いていて、先ほど言ったリスクをはらんではいないと何故言える?」 博士は、矢継ぎ早に危険性を羅列していく。それは今まで要領を得なかった出産という"リスク"をまざまざと 理解させられたような気がした。人間でさえ、自然に子を産むことを忘れて久しいのに、ましてやゼロツーは… 「俺は、俺は…」 「ボクは産むよ」

88 18/06/22(金)23:30:54 No.513624073

やっぱりゼロツーの仔は娘か...

89 18/06/22(金)23:31:23 No.513624197

まって曇らせるのやめてよ!!!

90 18/06/22(金)23:31:34 No.513624248

医務室の扉が開き僕は視線を向ける、そこには身支度を整えたゼロツーが出てくるところだった。 「博士、ボクさっき言ったよね?できるだけみんなと同じ形で産むって」 「ゼロツー聞いてたの!?でも!」「大丈夫だよ、ダーリン。博士も、それでいいでしょ?」 「…週に一度、最低でも二週に一度は経過を見る。いいな?」 「うん、わかった。いこ?ダーリン」 そういうとゼロツーは、ボクの手を取り歩き出す。つられて僕も彼女と歩幅を合わせる。 「まってゼロツー!」 「言いたいことはわかってるよダーリン。けど、今は水を差されたくないんだ」 「ボク、今すごく嬉しいんだ!僕の身体でもちゃんと、出産まで育てることが出来るんだから!」 「だから、今は何も考えずに、この喜びに浸っていたい。すこしくらい、良いでしょ?♪」

91 18/06/22(金)23:31:44 No.513624312

…帝王切開!

92 18/06/22(金)23:31:47 No.513624330

曇らせじゃねーか!

93 18/06/22(金)23:31:54 No.513624372

そこからは何も言えなかった。彼女のあんなに嬉しそうな顔を見たら、これ以上今は追及できなかった。 けど、僕たちはいつかこの問題に直面する。向き合わないといけない、それは、そう遠くない… ――今日の日差しはやけに強く、窓から差し込む光は僕の目を射す… ――窓辺ではしゃぐ様に、嬉しそうに歩く君はとても眩しくて、何故だろう… ――目を細めても僕は、君をまっすぐに見ることが、出来なかった…。

94 18/06/22(金)23:32:40 No.513624575

きっと乗り越えられるさ…

95 18/06/22(金)23:32:58 No.513624669

やだよ産んだ途端身体壊して...んじゃうゼロツーだなんて...

96 18/06/22(金)23:33:48 No.513624883

ゼロツーは強いなぁ… 歪んだゼロヒロも壁に直面してなお進もうとするゼロヒロも 美しい…

97 18/06/22(金)23:33:51 No.513624895

大丈夫だよ!きっと産めるよ!ねぇココロちゃん!!

98 18/06/22(金)23:34:02 [収集付かない気がするけどオトナのミツココです。ご査収ください。] No.513624951

どれだけ謀略を張り巡らせて悪者ぶろうと、 ミツル君に拒絶された私に残されたのは、ありのままの懇願と嘆きだけだった。 正直、彼に抱きついて泣き叫んだ言葉の詳細は覚えていない。 ずるい、とか、嫌だ、とか、そんな言葉だった気がする。 そんな私を彼は優しく抱きしめてくれた。 また、ここで会ってくれると約束してくれた。嬉しい。嬉しい。嬉しい! そして――どれだけ彼の誠意に応えて良い子ぶろうと、欲望というものは抑えきれない。 ミツル君が欲しい。彼の視線、言葉、放たれる感情、彼を構成する要素、その何もかもが欲しい。欠片だって、他人に渡ることが妬ましい。

99 18/06/22(金)23:34:11 No.513624987

ミツイク怪文書でも博士は生きてたなそういえば

100 18/06/22(金)23:34:40 No.513625139

!?

101 18/06/22(金)23:35:08 No.513625292

まさかお薬「」!?

102 18/06/22(金)23:35:19 No.513625349

「じゅっぢゅぢっ、ずぢゅうううっ」 晴れた日の、昼下がりの温室、そこにそぐわない音が響く。 その音の源は私、正確に言えば、椅子に座ったミツル君の局部に顔をうずめている私から、だ。 「っぐ、ココロさん・・!!」 「んぢゅるっ、んっ、ぷはぁ」 収まりきらない彼の分身を口から引き抜く。私の唾液と彼の分身から溢れ出たものが混ざりあい、糸を引いて落ちていった。 「どうかなミふル君・・気持ちひい?」 喋りながら彼の分身に舌を這わせる。上目遣いに彼を見上げることも忘れない。 そしてハッキリと喋れるように一度口から彼の分身を遠ざけて、告げる。 「イクノちゃんは、こんなことしてくれないでしょ?」

103 18/06/22(金)23:35:32 No.513625406

ココロちゃん!?

104 18/06/22(金)23:35:36 No.513625420

少し前まで、私には想像もつかなかった行為。博士が与えてくれた「本」から得た知識。男の人を悦ばせる為の所作。 あの「本」の内容は全て記憶した。練習だって、出来る限りはした。 今この部隊でこんなことが、いや、この世界でこんな事が出来るのは、きっと私一人だ。 「ずっちゅ、ぢゅるっ、ぢゅるるっ」 「うっ・・ぐっ」彼の上げる声が愛おしい、私のこの行為によって、快楽を感じている。 その表情を見て、口に広がっている彼の感触と味によって、私もまた興奮している。 「ぢゅっずちゅるっ、ぢゅるるっ」 やがて彼の分身が限界を告げるようにビクビクしだした。 「ひいよ・・ミツル君…出ひて…」 そう言って口をすぼめ、彼の分身に吸い付く。 「ぢゅっ、ずずぅぅぅっ」「っぐ!ココロさんっ・・!」 そうして彼の分身から私の口の中に、びちゃびちゃと彼の体液が注がれる。 彼の味が口いっぱいに広がる。幸せの味。 痙攣しているかのような彼の分身にさらに吸い付き、中に残った体液も残らず吸いあげる。

105 18/06/22(金)23:35:58 No.513625517

1行目から酷くて駄目だった

106 18/06/22(金)23:35:59 No.513625521

「はぁ・・はぁ・・」彼は椅子の背にもたれてぐったりとしている。 「ふふ、ミふル君、見ふぇ・・」そう言って私は口を開ける、 彼の視線が私の口に溜まった、彼の体液に向けられる。 それを確認してから私は、口を閉じて音を立ててそれを飲み込む。 「ぷはぁっ、ふふっ、飲んじゃった♪あったかい♪」 そう言って自分の胸のあたりを撫でる。・・ゴメンね、私のお腹で受け止めてあげられなくて。 「どうだったかな、ミツル君・・」 「コっ、ココロさんっ・・」 その反応を見るにどうやら上手く出来たようだった。

107 18/06/22(金)23:36:39 No.513625689

二人で濡れたタオルを手に、自らの逢瀬の痕跡を拭きとる。 昼間では、当番の隙間にあるこのわずかな時間しか会うことは出来ない。 もちろん最初は会話だけだった、ミツル君はこんなこと、自ら望みはしない。 だから、徐々に距離を縮めた。 会話に始まり、彼の手に触れるまでが数日。そこから懇願してキスに至るまでが更に数日。 ようやく彼の意志で口を合わせられた時は、涙が溢れた。 そうしてようやく今日の行為。・・流石にこの一線だけはどれだけ願っても超えられるとは思えなかった。 だから、昼食の際、配膳の目を盗んで彼の分のスープに砕いた「薬」を混ぜた・・ そうでなければ、「苦しそうなミツル君の手助けをさせて欲しい」なんて言い訳は出来なかっただろう。

108 18/06/22(金)23:37:12 No.513625844

核弾頭レベルの怪文書だ…

109 18/06/22(金)23:37:20 No.513625878

でも彼だって多分気付いていたんじゃないだろうか・・それでも彼は私の行為を止めなかった。 だけど、その時の彼は苦しいというより、誰かに罪悪感を覚えているかのような表情で… いいよ・・その感情・・私がきっと忘れさせてあげるから… そう考えていた刹那――温室の外、視界の端で――何かが動いた気がした。 「!?」 目を向けるとおかしな物は何もない・・温室の正面の道には、誰もいない。その周りにはただ木々が生い茂っているだけだ。 ぞくりと背筋に悪寒が走る。この時間に誰も来るはずがない。 けど・・・いやきっと気のせいだ。 「ココロさん?」 「そろそろ戻ろっか、ミツル君♪」 自分の中の不安を押し出すように、私は彼に明るく答えた。  ――Escape イントロ

110 18/06/22(金)23:37:42 No.513625980

やべーぞ!

111 18/06/22(金)23:38:26 No.513626167

オオオ イイイ

112 18/06/22(金)23:38:26 No.513626170

矢継ぎ早にほらきた!案件をぶち込むんじゃない!

113 18/06/22(金)23:38:32 No.513626203

ミクー!こえぇー!666

114 18/06/22(金)23:38:56 No.513626315

su2455724.jpg ご奉仕ココロちゃんいいよね...

115 18/06/22(金)23:39:04 No.513626356

...がれちゃったり...しちゃう話じゃないからヨシ!

116 18/06/22(金)23:39:09 No.513626374

お薬 パワーアップして戻ってきた…

117 18/06/22(金)23:39:21 No.513626430

ゾロミク!ゾロミク怪文書はないの!?!?!?393939

118 18/06/22(金)23:39:32 No.513626474

ダーリン!怖い!怖い!

119 18/06/22(金)23:39:40 No.513626508

そのイラストどこから持ってきたの!?

120 18/06/22(金)23:39:57 No.513626590

これ本当に収集つくんです!?

121 18/06/22(金)23:40:11 No.513626656

ココロごめんなさい...その...咥えるのは代償行為の頃にしょっちゅうやってたの...慰めあう行為それだけよ...196

122 18/06/22(金)23:40:33 No.513626754

‥‥続けなさい556

123 18/06/22(金)23:40:51 No.513626835

署長!セーフなんですか!?アウトなんですか!?

124 18/06/22(金)23:41:29 No.513626990

ミツココなのでセーフですよね?

125 18/06/22(金)23:42:39 No.513627286

・・これ本当にハーレムで終わるの?

126 18/06/22(金)23:42:43 No.513627302

スゲーイのが来た!?

127 18/06/22(金)23:44:31 No.513627771

これ見つかった相手誰だよ… やべーよ…

128 18/06/22(金)23:45:05 No.513627907

はかせが わるい

129 18/06/22(金)23:45:17 No.513627951

イクノちゃんじゃなっかな...

130 18/06/22(金)23:45:32 No.513628021

>‥‥続けなさい556 署長!本当にそれで良いんですか!?

131 18/06/22(金)23:45:50 No.513628103

今日はミツココあったし署長もご満悦

132 18/06/22(金)23:46:09 No.513628191

皆ミツイク前提になってる・・

133 18/06/22(金)23:47:11 No.513628476

今日は濃いのばかりだなあ!

134 18/06/22(金)23:47:19 No.513628496

国民の血税をなんだと思ってるんだー! ミツココやめろー!

135 18/06/22(金)23:47:58 No.513628654

もはやそんなレベルではない・・