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18/06/07(木)22:13:56 発作で... のスレッド詳細

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18/06/07(木)22:13:56 [ミツイクおめでたです、お納めください。] No.510166252

発作でアイツは目覚める 飛び起き、そして荒い呼吸と涙で溢れた眼、またあの夢なのだろう。 私もあまり詳しくはないが、これも受け入れなくてはいけない事実。 あいつの「発作」彼の得意な産まれ故の発作を受け入れるのもまた妻であり番の役目 ――この仔にどう説明すればいいのだろう、私達がどうして産まれ?そして何のために産まれたのか?それにはこの仔と違い目的が一つしかなく、そしてその為に生命を削っていたという事も全部説明しないといけない、残酷だがそれが私達の人生の半分だったのだから そして、彼の「発作」もまたその半分の内の一つのであるのだから、この仔にいつか伝えないといけない。

1 18/06/07(木)22:14:11 No.510166332

「ウワァァァ!!!!!!!326326326」 悪夢と共に目覚めるアイツの感触で目が覚める。 外はまだ宵もいい所、壁にある古めかしい時計に目をやれば11時を指した辺り、まだ2時間も寝てないじゃない… 「ハァハァハァ…」 暗闇の中であいつが目覚める、あわてて電気をつける。アイツの顔は蒼白そのものだった 「ミツル…ミツル?」 「死にたくない!!!ボクはまだ死にたくない!!!!」 「落ち着いて!落ち着いてミツル!!!!ここはトリカゴであんたはまだ生きてるわよ!!」 身体を起こし何かに怯える彼を強く抱きしめる、この仔と一緒に、あいつを落ち着かせる。 このお腹の仔も一役かってくれるはずだ。

2 18/06/07(木)22:14:31 No.510166466

「あ・・・ああっ・・・」 夢の世界から現実に戻っていくミツルの瞳はずれていた焦点が徐々に私の方へ合わさっていく。 正気を取り戻していく、彼なりの方法で。 「また、あの夢?」 「ええ、もう見ないとばかり思ってたんですけどね…」 ミツルは私の中でうなだれる。彼に肩を貸す、触れた所が少し暖かくなっている 涙だ、あいつの涙。 「ボク生きているんですね」「ええ生きているわ、そしてこの仔もいるわ」 そういって彼を現実に引き戻す、掌を肚へ持っていきこの仔を触らせて現実へ手招きしてやる。 ヒロの為に15%と言うあの割に合わない賭けに挑んだ、あどけない顔のアイツが目の前にいるようだった。

3 18/06/07(木)22:14:49 No.510166572

―――まだ引きずっているんだ。 「ええ、根深いわ。そりゃそうよ死の淵から帰ってきたのは私達の周りではアイツだけよ」 ココロが心配そうに言う、彼の尊厳の為に言うべきか悩んだが、彼の身を案ずるココロには伝えないといけないと思い、話をした。 「エクスティル…注射だっけ?」「ええそんな名前よ、とにかく生き残る確率は1割と少し」 「ミツル君、あの頃の事はもう忘れたって言ってたんだよ?」 「ココロ、それはきっとあいつなりのつよがりよ、貴方に心配かけたくなかったのよ…そりゃあ今と昔じゃあアイツだいぶ変わったわ、ココロ貴方のお陰よ」 「そんな事ないよイクノちゃん!!!イクノちゃんがミツルくんを変えたんだよ!!!556」 まぁアイツを変えたのはココロ半分私とこの仔半分という事でいいだろう。 代わりはした、ヒロへの愛を拗らせていたあいつの捻くれた人生は180度転換したと言ってもおかしくはない。 けど、消せない記憶の一つや二つはコドモなら誰でもあるはずだ。 わたしだって私がCode:196から「イクノ」に変わった理由、しょうもない理由かも知れないけど イチゴに名付けられた意味や記憶は墓まで持っていくつもりだ。

4 18/06/07(木)22:15:05 No.510166672

「イクノちゃん、寄り添ってあげて、ミツルくんきっと何度も同じ夢を」 「ええ観るわ、忘れる事はきっとないはずよ、おかしいわね。今はそれどころじゃなって言うのに、夢は過去ばかりみてしまうなんて」 「本当は赤ちゃんとイクノちゃんの三人で幸せそうにクラスの夢でも見れたらいいのにね」 「夢まで私で束縛したくないわ、けどそっちの方がましよねココロ」 「そうだよイクノちゃん!ミツルくんを全部イクノちゃんで染める位じゃないときっと悪い夢、見続けるよ?」 ココロの哲学は中々変わっている、興味深くそして参考になる。マネはできないけど。

5 18/06/07(木)22:16:08 No.510167061

キテル...

6 18/06/07(木)22:16:32 No.510167219

そしてまた宵から更けへと変わるよる またアイツの「発作」で起こされる、ここの所毎日ではないけど2、3日に一変は彼はうなされてる。 横で寝る身になって初めて気づいた。フトシやゾロメ達はどう対応してたんだろう… 起きて慰める口ではない事は重々承知だ、優しいフトシだが、二段ベッドから降りて甲斐甲斐しくミツルを慰める絵が想像つかない 「いい加減にしてよ」 と言えばあいつはいい加減にするだろうか?そう言えば楽になるが言う気力は起きなかった。 昨晩と一緒。乱れたアイツの呼吸をこの仔を重ねて、そして整える。抱きしめてやるそれしか思いつかない。 「大丈夫…大丈夫よミツル、あんたは生きてし、それに私がいるわ」 「ええ、ええ分かってます、分かってます。また…ですね」 「気にしなくていいわ、夢は逃れられないもの」 「逃れたいですよ!!!!!326もうあの頃のボクじゃないんです…スイマセン大きアン声を出して」 彼の本音が浮き彫りに鳴った。彼は逃れたくて今でも必死だ、あの死の淵から逃れたいあの頃の小さい瞳のまま。 「いいのよミツル…」 咎める事なくアイツを抱き寄せる。

7 18/06/07(木)22:16:50 No.510167307

「いいのよミツル、なんどでも同じ夢を見なさい」 「何を言うんですか!?」 「夢は逃れられないわ、けどそして何度もこうして起きればいい」 「その度に私が隣にいるから、隣にいて、そして抱き寄せてあげる、あなたを過去から現在に戻してあげるから?それで十分でしょ?」 彼の肩を抱き。そしてその幼さの残る頭を引き寄せる ふわふわのショートヘアを撫でながらそう言い聞かせると また熱いものが肩を伝う、涙。彼の涙だけが私の肩を熱くする 「ええ、そうします・・・・」 涙ぐんだミツルの声が聞こえる。こうして私はアイツの支えになるのだ、この幹は一人で 立つには少々か細いから、伝わせてちょうどいいのだろう。 そしていつかこの仔と私の夢でいっぱいにさせてあげられるその日を夢みて再び夢の世界へ二人とこの仔は落ちていく この仔はどんな夢を見ているのだろう?幸せな夢であると信じている。

8 18/06/07(木)22:17:06 No.510167431

ミツイクキテル...

9 18/06/07(木)22:18:08 No.510167776

来たな・・

10 18/06/07(木)22:18:42 No.510167966

今日はセーフですよね署長!?

11 18/06/07(木)22:18:59 No.510168077

ココロちゃん!?

12 18/06/07(木)22:19:29 No.510168268

>あいつの「発作」彼の得意な産まれ故の発作を受け入れるのもまた妻であり番の役目 その役目は必要ないかな???556

13 18/06/07(木)22:20:25 No.510168591

その"役目"私のはずなんだけどなぁ!!!!556566!!!

14 18/06/07(木)22:20:47 No.510168752

ココロちゃんは適当に記憶消されてて!!!

15 18/06/07(木)22:21:09 No.510168893

許されません!死刑!死刑です!!!556556

16 18/06/07(木)22:22:07 No.510169238

ミツルも変わったけどイクノちゃんも落ち着いたというかなんか変わったよね?角が取れたんだね♪♪♪556 おかしいなぁ...なんでこんなに悲しいんだろう556566!!!!

17 18/06/07(木)22:23:02 No.510169549

クラスの夢とはいったい って暮らす夢か

18 18/06/07(木)22:23:45 No.510169791

ミツル…くんとイクノちゃんは番(つがい)なんだね!

19 18/06/07(木)22:23:53 No.510169844

たまには弱々しいミツルと支えるイクノもいいよね!

20 18/06/07(木)22:25:07 No.510170297

いい...

21 18/06/07(木)22:25:34 No.510170470

たまに誤字あるけどまぁ日刊だから推敲する暇なんかないだろうなぁ

22 18/06/07(木)22:26:03 No.510170651

4話で肩を貸すイクノからまさかここまでくるとわ...

23 18/06/07(木)22:26:48 No.510170892

ミツイクを語り合ったりゾロミクを語り合ったり・・ そういうことが今は楽しくて 大切で ここが俺たちの居場所なんじゃないかって そう思うんだ ミツココだけが俺たちの居場所じゃないよ きっと…016

24 18/06/07(木)22:26:49 No.510170898

署長今日は冷静ですね

25 18/06/07(木)22:27:03 No.510170973

今日はけものじゃないんですね署長

26 18/06/07(木)22:27:56 No.510171245

あいつミツイクの話しになると

27 18/06/07(木)22:28:06 No.510171311

人語を喋っていれば冷静という風潮はおかしい・・

28 18/06/07(木)22:29:31 No.510171735

あいつ毎回いろんなミツイク出してくるけど よくネタ尽きないなって

29 18/06/07(木)22:30:16 No.510171989

(ゼロツーは予告で吐血したのでいない)

30 18/06/07(木)22:30:34 No.510172077

まものは次回予告を見て発狂しているのでいない

31 18/06/07(木)22:30:41 No.510172127

ダーリンはボクのものです

32 18/06/07(木)22:31:07 No.510172260

(まものは姫と頂上血戦をしていていない)

33 18/06/07(木)22:31:28 No.510172370

ボクもダーリンの言うことが正しいと思います

34 18/06/07(木)22:32:49 No.510172837

うんうん ゼロツーちゃんも大切な人を奪われる痛み 理解出来たかな??556

35 18/06/07(木)22:33:22 No.510173043

まもののむれが壊滅してる…

36 18/06/07(木)22:33:58 No.510173284

たった1日で無惨なものだ

37 18/06/07(木)22:35:21 No.510173763

あわれ

38 18/06/07(木)22:36:09 No.510174112

ゼロヒロ警察だ! いますぐボクとダーリンの甘々な物語を出して!!002

39 18/06/07(木)22:36:27 No.510174219

こんな時こそ王子様の出番だろぉ!?

40 18/06/07(木)22:37:11 No.510174471

寄り添うミツイクいいですね…

41 18/06/07(木)22:37:30 No.510174584

(王子さまは大好きホールド&口を塞がれているのでいない)

42 18/06/07(木)22:38:30 No.510174938

姫ゼロいいよね…

43 18/06/07(木)22:39:01 No.510175094

姫ヒロじゃないの!?

44 18/06/07(木)22:39:02 [就寝時間故早めの爆撃お許しください] No.510175106

「ゴロー私もう辛い、辛いよ」 ベッドの脇でイチゴがひたすら泣き続ける俺には彼女を支えてやる事しかできない 「おかしいよねぇなんで!?なんで答えてよゴローなんで私達にだけ…デキないの!?」 その問いかけに俺は答える事が出来ない、答えも導きだせない。なぜならそれは天から授かる物であり作りたくて作れるものじゃないからだ ヒロ、俺はどうしたらいいんだろう。 ゾロメとミクから始まったこの「祝福」イクノとミツルが何故か続いた事には少し伏せておくがその後ヒロとゼロツーが続いた当たり前の事だ 番には必ず訪れる「祝福」俺とイチゴも紆余曲折、遠回りはしたけれどもこうして今は 「番(つがい)」になる事はできた、その事がまず俺にとっての「祝福」だ。 けどイチゴはそれだけでは足りないらしい、彼女の欲しい「祝福」、そうピスティルとして産まれた以上 産みたい、彼女も新しい生命を産みたいと願っている。 しかし、その「祝福」は俺達に冷たくはないが、中々降りてこない。

45 18/06/07(木)22:39:13 No.510175187

ボダ正の報いを受けておる…

46 18/06/07(木)22:39:17 No.510175203

「ねぇゴローどうして!?私達こんなに愛し合ってるのにどうしてデキないの!?!??こんなのおかしい!!おかしいよ」 俺の背中を抱き泣き続けるイチゴを 「大丈夫だ、時間が時間がきっと解決してくれる」 「してくれないよ…きっとワタシ、「ウメナイコ」なんだ…ゼロツーだって…ゼロツーにまで…いるのに…だからごめんね、ごめんねゴロー」 「イチゴ!!!」 「ごめんねゴロー、産めないワタシがパートナーでごめんね、ホントにゴローに迷惑ばかりかけてるねワタシなんだろうね、ワタシニモワカンナイヤ」 泣きながら半分諦めながらけどもう半分は諦められない彼女の言葉をかき消すように俺は唇を重ねる

47 18/06/07(木)22:40:03 No.510175442

大きな体で小さいイチゴを潰してしまうかのように抱き寄せる。掌を握る、本当にアイツの掌は小さい。こんな身体でもきっと”母親”ママになれるそう俺は信じている。 「イチゴ!諦めちゃダメだ!!!俺たちもきっと幸せになれる「祝福」だってきっと降りてくるだからそれまで、俺の傍にいてくれ!俺はそれでいいから」 「ゴメンネ、ゴメンネゴロー」 泣きながら上下に腰を揺らし俺にすがりつくイチゴを抱きながら俺は強く思う 「祝福」を与える、俺は絶対イチゴを幸せにしてみせる。そればかりはヒロ、お前には譲れないな。 強い意思が俺のココロとカラダをイチゴに重ねる、そこに優柔はない。硬いものだけが彼女を包む

48 18/06/07(木)22:40:14 No.510175492

またなんか来たな・・

49 18/06/07(木)22:40:58 No.510175736

ダーリンはボクのものです 繰り返しますダーリンはボクのものです

50 18/06/07(木)22:41:32 No.510175975

イチゴロ!?

51 18/06/07(木)22:42:03 No.510176153

イチゴロいいよね… ってゼロツーもう祝福されてる!

52 18/06/07(木)22:43:41 No.510176733

どうしてイチゴロにおめでたこないの...?

53 18/06/07(木)22:44:22 No.510176954

病んでる15ちゃんいいよね…

54 18/06/07(木)22:47:33 No.510177959

もう博士になんとかしてもらうしか

55 18/06/07(木)22:48:18 No.510178218

いいですよね 授かったけど...れちゃうイチゴちゃん

56 18/06/07(木)22:48:35 No.510178321

イチゴちゃんはどれだけ曇らせてもいい

57 18/06/07(木)22:48:52 No.510178391

いいよね

58 18/06/07(木)22:49:02 [001] No.510178453

シュクフク…

59 18/06/07(木)22:49:42 No.510178642

署長が発狂し まものの群れが絶滅した そこにはミツイクのみが残っていたという

60 18/06/07(木)22:50:21 No.510178837

シュクフク...サヅケロ!!!ワタシニサズケロニンゲン!!!!

61 18/06/07(木)22:50:39 No.510178943

ミツイクだけは安定しているからね

62 18/06/07(木)22:51:36 No.510179258

ゼロツーちゃんにはよく効いたようだねホオズキ注射♪ 次はイクノちゃんの番だよ???556

63 18/06/07(木)22:52:10 No.510179427

・・るさない・・許さない…!!002

64 18/06/07(木)22:53:01 No.510179730

誰か!誰かゼロヒロを投げ込んでくれ!!まものがまたまものに戻ってしまう!!!

65 18/06/07(木)22:53:01 No.510179737

してない!ミツイクも安定してないよ!!556 そもそも存在しないよ!!!556

66 18/06/07(木)22:54:05 No.510180081

そうだねCode556 情操教育が必要なようだねα

67 18/06/07(木)22:55:46 No.510180615

必要なのはイクノちゃんだよ!!!556556

68 18/06/07(木)22:55:47 No.510180620

首絞め怪文書なんて必要ないくらい一気に曇らせられるまもの いいですよね・・

69 18/06/07(木)22:56:03 No.510180717

いい...

70 18/06/07(木)22:56:39 [ハカセ] No.510180893

>もう博士になんとかしてもらうしか いいから姫とヤってこいCode016

71 18/06/07(木)22:56:55 No.510180959

博士てめぇ!

72 18/06/07(木)22:57:02 No.510180992

角より触手の方がいいよね!!16!!!

73 18/06/07(木)22:57:36 No.510181195

洗脳されてる...

74 18/06/07(木)22:57:54 No.510181284

洗脳されれるおうじさまはじめてみた

75 18/06/07(木)22:58:51 No.510181551

戻ってこいヒロ!!56

76 18/06/07(木)22:59:07 No.510181639

ボクもダーリンの言うことが正しいと思います

77 18/06/07(木)22:59:41 [ヒロゼロおめでたです。ご笑納ください。] No.510181823

ひとり、私は並木道を歩いていく。時折、風がそよぎ私の髪をあおる。 「ここはね?風の通りが良くて気持ちいいんだよ?」 私はそっと語りかける、周りには誰もいない。きっと、ほかの人から見たら独り言のように見えるだろう。 私の言葉は、自らの下腹部、不安定な器に宿ってくれた、愛しい"我が子"に向けられていた。 もちろん、まだ発覚したばかりで意識も何も、言葉を聞き取る器官すら出来てはいないだろう。 けど、私はこの子に語り掛けたい。いつかきっと、この並木道を"三人"で歩いて、いろんなことを語り合うのだろう。 それが待ち遠しくて、いてもたってもいられなかったのだ。だから、お父さんには内緒で、二人でお喋り…。 「…あれ?」 しばらく歩いていると、見知った影が二つ、ミクとイクノだ。たしか、二人も身重ゆえに、運動不足解消のために 二人で散歩に出ていたはず。こんなところにいたのか。 「二人とも何してるの?」 「しー!今いいとこなの!」 ミクが小声で制止する。 「覗き?あまりいい趣味とはいえないなぁ」

78 18/06/07(木)23:00:13 No.510182002

また!?

79 18/06/07(木)23:00:29 No.510182084

よかったなまものゼロヒロだぞ!

80 18/06/07(木)23:00:34 No.510182104

「そう?あんたも他人事じゃないと思うわよ?」 珍しくイクノがこういうことに乗り気だ。どれどれ、私に関係しているということで、共犯になってみることにした。 視線の先は… 「いいかヒロ!こうやって、こうやってこうだ!」 「こうやって…こうやって…こう?」 「ちっげーよ!こうやってこうやってこう!」 「さっきから見てれば…ゾロメは自己流のアレンジ加えないでくださいよ!ヒロは初めてなんですよ!?」 視線の先には愛する新人パパ一人に、ちょっと先輩が二人… 「何やってるの?あれ」 「ふふん♪ゾロメがヒロにおしめの変え方を伝授してるのよ!」 「でもあれ、遠目からみてもだいぶ自己流みたいね、ゼロツー悪いことは言わないから教わるならミツルにしなさい」 「ちょっと!?うちのゾロメが教えてるんですけど!?」 こちらの掛け合いを横に講義は続く。

81 18/06/07(木)23:01:07 No.510182254

よかったねまもの…

82 18/06/07(木)23:01:41 No.510182439

まってもうミクとイクノの赤ちゃん生まれてる!?

83 18/06/07(木)23:01:50 No.510182480

「だから!スピードが命なんだって!」「なんにしてもまずは基礎ですよ!」 講師二人も白熱してきた。そこへ、一石を投じる愛しい私の"番" 「二人とも、すごいね!ゾロメはアレンジができる発想があって、ミツルは基礎を完璧にしている。」 「大変だけど、みんな徐々に歩き出してる!俺も頑張らないと!」 「お、おう!まぁな!」「まぁ、そうかもしれませんね」 「みんな!これからも協力して頑張っていこうよ!」 ダーリンの一言は、こちらにも響いていたみたいだ。 「まぁ、一蓮托生よね」「ミクもそう思う、協力していかないと」 "祝福は"否が応にも私たちを変化させていく。それが成長か、それとも別の何かか、どちらに進むのだろう。 けど、今の私たちは正しく進んでいる気がする。私たちの絆は、より一層強く、硬くなっていく。 「みんなで協力する、"パパ"はいいことを言うね?」 帰り道、また私は"我が子"に話しかける。きっとまだ聞こえないけれど、キミには知って欲しいから。 風がまたそよいできた、そろそろ私たちの巣へ帰ろう。明日はどんなことがあるかな?明日はどんなことをキミに教えられるかな…?

84 18/06/07(木)23:01:59 No.510182525

まものめっちゃ授かってる...

85 18/06/07(木)23:02:19 No.510182634

平和なゼロヒロいいよね…

86 18/06/07(木)23:02:30 No.510182695

よかったねまもの…

87 18/06/07(木)23:02:54 No.510182817

心当たりのある人物が4人

88 18/06/07(木)23:02:58 No.510182831

本編がダメならここでゼロヒロすればいいんだ!!!聴いてくれゼロツー!!!016016

89 18/06/07(木)23:03:38 No.510183058

本編でダメとか可哀想すぎる…

90 18/06/07(木)23:03:50 No.510183128

手を、差しのべてくれた人がいる ガーデン。パラサイトたる「コドモたち」を養育すべく存在する施設 かつては私もそこにいた。いつか大人たちの役に立つために、立派なピスチルになるために。そのことになんの疑問もなくそんな自分を誇らしく思っていた。たしかに日々は輝いていた だけどいつからだろう 周りの子は笑うことも怒ることもなくなっていって、そんな周囲も周囲とちがう自分も嫌で、苦しいと、辛いと思うようになった そんな私に救いの手を差しのべてくれたのがヒロだった。私だけの名前をくれて私に居場所をくれた大好きなヒーロー

91 18/06/07(木)23:03:50 No.510183132

本編でゼロヒロがないなら!みんなで作ればいいんじゃないかな...016

92 18/06/07(木)23:04:08 No.510183230

またなんかきた!?

93 18/06/07(木)23:04:27 No.510183322

手を、差しのべてくれた人がいる 突如現れた赤い角を持つ不思議なピスチル ナオミが居なくなってからというものの塞ぎこんでいたヒロは彼女に会ってからはかつての輝きを取り戻していった 比翼の鳥のように寄り添う彼らは眩しくて……妬ましくて 彼女だって化物じゃない、私たちの仲間なんだって自分に言い聞かせても胸の苦しみは消えない ヒロの隣で笑う彼女が嫌でヒロを諦められない自分がそれ以上に嫌で、 ジレンマに苦しむ私に救いの手を差しのべてくれたのがゴローだった。そんな私でもいいと笑って、気付けばいつも隣で私を支えてくれる優しくて強い人 彼がいたからこんな自分だけど、面倒くさくい自分だけど、それでもいいって思えた

94 18/06/07(木)23:04:39 No.510183374

5人だった

95 18/06/07(木)23:04:57 No.510183481

……手を、差しのべてくる、人がいる 人……と、呼べるのだろうか ゼロツーいわく彼らはピスチルでありステイメンでもある、私たちとは違う存在だそうだ 「君に 其処 は似合わないよ」 金糸の髪を揺らす彼はゾッとするほど美しい笑みを浮かべて嘯く 「コドモは大人にはならない……なるべきじゃない。なのに彼らときたらキモチノワルイ行為をしてあんな穢らわしいものを身籠って……」 吐き捨てるような言葉は仲間を……家族を否定するもの 許してはおけない。許してはいけない………なのに 「その点、君はやはり素敵だね。彼らのなかにいても染まることなくちゃんとコドモのままだ」 違う。私だって母親になりたい。「祝福」を受けたい、いやいつかきっと、必ず授かるのだ 皆もいつかその日がくるって言ってくれてる。ゴローだっていつまでも待つって、そう言ってくれて…… 「いいんだよ。それでいいんだ。君が正しい。コドモがコドモを産めるはずない。それが正しいんだよ」 でも……いつかって、いつなの?いつになったら私は母親になれるの?

96 18/06/07(木)23:05:07 No.510183533

イチゴロ!?

97 18/06/07(木)23:05:47 No.510183700

心地よい居場所、私達だけのトリカゴ。なのにいつしか私の胸はかつてのような痛みを覚えるようになった あの時と同じ。自分だけ違う。自分だけ、産めない。「祝福」が訪れない ──名前があると、誰かと違っててもいいって気持ちになるんだ ──俺さ、イチゴのこと好きみたいだ かつて私を支えてくれた言葉も、今じゃ私のドロリとした感情を吸って重く沈んでしまった 私だけの名前がある。支えてくれる番がいる。それでいいはずだった。その言葉があれば、彼がいれば、どれだけ周りと違ってたっていいって……そう強がっていた でも、もう疲れてしまった。どれだけ期待しても頑張っても訪れない「祝福」に。一番に欲しいものはいつだって手に入らないそんな人生に

98 18/06/07(木)23:05:48 No.510183709

流れに惹かれてゼロヒロを書いたはいいが 爆撃の切れ目が分からなくて毎回投げ込めずにいる

99 18/06/07(木)23:05:51 No.510183721

まさかのアルイチ...

100 18/06/07(木)23:06:28 No.510183904

やめてよぉ!イチゴちゃんこれ以上曇らせてないでよぉ!!!

101 18/06/07(木)23:06:28 No.510183907

「だからさ……君も僕たちと同じになろうよ。オトコだとかオンナだとか、そんな面倒なものは捨てちゃおうよ」 頬笑む彼の額にはいつの間にか見覚えのある角が光っていた。それは彼らが私たちとは異なる存在と言う証明 ……だけど、彼らの中に入ってしまえば、私はこの苦しみを感じなくなるのだろうか いっそ「祝福」を諦めてしまおう、なんて。何度そう思ったかわからない。そうすればきっと楽になれるって、何度も思って。だけどあそこにいる限り、「祝福」に喜ぶ番がたくさんいるあそこにいる限り諦めることなんて、楽になることなんてできない ならばもう、いっそ…… 「イチゴ……!!!56!!5656」 突如現れた彼は私を強く抱き締めた。痛いほどに強く、私の居場所を教えるかのように確かに、抱き締めてくれた そんな彼を認めて初めて気づいた。……自分が彼を裏切るようなことを考えていた、と もう大丈夫だと笑う彼に、だけど私は笑い返せない。ただただ涙だけが頬を伝っていく 気付けば私を誘いにきたあの姿はどこにも見当たらなくなっていた

102 18/06/07(木)23:06:40 No.510183960

アルイチだと!?

103 18/06/07(木)23:06:45 No.510183996

オオオ イイイ

104 18/06/07(木)23:07:00 [9α] No.510184083

ジャスト1分だ いい夢は見れたかい?

105 18/06/07(木)23:07:15 No.510184146

ゾロメとミツルはパパになったの!?二人目なの!?それともオシメ予習なの!?

106 18/06/07(木)23:07:25 No.510184186

不安定なイチゴちゃんいいですよね…

107 18/06/07(木)23:07:43 [ゼロヒロ? 次回予告ネタ(1/5)] No.510184295

世界が赤く染まる。窓辺から"ダーリン"達が這い寄る。その向こうには巨大な黒い手。 ああ、窓に、窓に―― 「――――ッ」 いつもの悪夢だ。一人でいると襲ってくる赤くて黒い悪夢。ボクの許されない罪の証。 ボクのいる場所は血に塗れているのだと、ボクの身体は罪に穢れているのだと、そう訴えてくる。 「――ダーリン」 彼を呼ぶ。ダーリン。ボクの傍にいてくれる人。ずっと寄り添いたい人。最愛の人。 彼はこんなボクを知っている。その上で傍にいてくれる。寄り添ってくれる。比翼の鳥、番(つがい)とさえ言ってくれる。 彼さえいれば、ボクは大丈夫。どれほどこの手が血に染まろうと、覚めぬ悪夢に苛まれようとも、立っていられる―― 『無様な姿よな、紛いモノ』

108 18/06/07(木)23:07:45 No.510184309

アルイチはちょっと脳が追いつかない…

109 18/06/07(木)23:08:02 [ゼロヒロ? 次回予告ネタ(2/5)] No.510184388

「――誰!?」 いつもの悪夢に、知らない声が響いた。無機質な、無感情な――それでいて、どこか懐かしいと感じる声。 『我ら叫竜でもなく。ヒトでもなく。どちらでもないお前は――醜悪だ』 背後からの声。振り向くと、扉の向こうに青い異形がいた。青い髪。青い肌。血涙のような模様。そして――無数の角を持つ少女。 その少女、彼を――ダーリンをかき抱いている。 「――ダーリンを、返せッ!!」 『お前のモノではあるまい』 青い少女にとびかかろうとした私は、少女から伸びる無数の触手によって弾かれ――"ダーリン"の残骸の群れへと叩きこまれる。 かつての"ダーリン"達が自分達の場所へと連れて行くように、私を押さえつけ、動きを封じていく。 私は"ダーリン"に囚われたまま、青い少女に抱かれるダーリンを見る事しか出来ない。

110 18/06/07(木)23:08:08 No.510184407

爆撃だ!

111 18/06/07(木)23:08:20 [ゼロヒロ? 次回予告ネタ(3/5)] No.510184464

『人間は醜いが――"コレ"は別だな。我が物とするとしよう』 青の少女がそう言って、ダーリンの唇を奪う。貪るように、喰らうように。 「辞めろ……やめろッ!!」 私はそれを観ていることしか出来ない。何も出来ないまま、番が喰らわれていくのを見るしかない。それはまるで、私に喰らわれた"ダーリン"達の姿みたいで―― 「やめて……やめて、ください……」 気づけば、私は哀願していた。情けなく、涙さえ流して。それでも。青の少女はニヤリと笑って―― 『"ダーリン"とは、こうするものなのだろう?』 ぐちゃりと。彼を、彼の頭を、食べてしまった。

112 18/06/07(木)23:08:39 [ゼロヒロ? 次回予告ネタ(4/5)] No.510184562

「うわああああああああッッッ!!!!」 悲鳴を上げる。 「どうしたのゼロツー!?」 すぐ横からダーリンの声。周りを見れば、朝焼けに染まるいつもの屋根裏部屋。 「ダーリン……ダーリン!!」 ワケも無く、寄り添っていたダーリンに抱き着く。彼は生きている。ちゃんと生きて、私の傍にいる。 アレは夢だ。質の悪い、意味のない、悪夢。ちょっと、いつもと違っただけの悪夢。 「ダーリン……良かった……ちゃんといる……」 「いるよゼロツー。俺はここにいる」

113 18/06/07(木)23:09:02 [ゼロヒロ? 次回予告ネタ(5/5)] No.510184661

抱きしめ返してくれるダーリン。その胸のぬくもりに、安堵する。悪夢の記憶が薄れていく。もう細部も思い出せない。 夢なんてそんなものかもしれない。 なのに、漠然とした不安感だけが胸に残っている。 ――このざわめきは、ナニ?

114 18/06/07(木)23:09:06 No.510184683

終わり際にいつも激しいな!

115 18/06/07(木)23:09:23 No.510184753

アルイチはお外で結構人気あるし...

116 18/06/07(木)23:09:31 No.510184790

終わり際はいつも曇りムード

117 18/06/07(木)23:09:44 No.510184860

アルイチ…世間にはそういうのもあるのか!

118 18/06/07(木)23:09:50 No.510184895

爆撃はだいたいスレ消滅間際だな...

119 18/06/07(木)23:09:53 No.510184927

やっぱり曇りゼロツーもいいよね!

120 18/06/07(木)23:10:10 No.510185019

曇りゼロヒロいいよね...

121 18/06/07(木)23:10:35 No.510185145

同じシチュエーションなのにミツルとゼロツーじゃこうも違うのか

122 18/06/07(木)23:10:46 No.510185184

さぁ悪い子はどんどん曇ってゆこうねぇ

123 18/06/07(木)23:11:12 [ヒロゼロおめでたです。ご笑納ください。] No.510185331

>ゾロメとミツルはパパになったの!?二人目なの!?それともオシメ予習なの!? P.S ダーリンが予習に使っていたのはイチゴから借りた 熊のぬいぐるみだった。ダーリン、大丈夫だろうけど 浮気はだめだぞ?

124 18/06/07(木)23:11:33 No.510185440

本編でもifでも曇る02

125 18/06/07(木)23:12:02 No.510185605

だって…あんな次回予告見ちゃったら…

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