18/05/25(金)18:32:58 この端... のスレッド詳細
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18/05/25(金)18:32:58 [時系列は人理修復前] No.507215578
この端末のマスターにして友達である彼と彼の部屋にてとりとめのない談話に興じていた時、 「そういえば」と彼は不意に思い出したように自分のベッドの下に潜り込んで何かを探し始めた。 随分深い所に隠していたようで、結構な時間の後にベッドの下から出てきた彼は「これを見せたかった」と一冊の本を渡してきた。 …… …………! ………………!! ──どうしてこんな素晴らしい物を、と問い正すと「ジル元帥から頂いた」との事だった。 確かにあの人ならば持っていてもおかしくはないが──と納得しかけた時、 「マスター?」 どこから現れたのか、恐ろしいほどの満面の笑みでルーラーが彼の顔面を後ろから掴んで吊し上げていた。
1 18/05/25(金)18:33:25 No.507215658
「待ってくれルーラー、彼は悪くない。俺がそれを見たかったからなんだ」 「そんなにマスターに気を使わなくていいんですよジーク君。悪いのはマスターだってちゃあんとわかっていますから」 「いいやわかっていない。俺は君の全てを知りたいんだ!だから」 「えっ……」 彼を救うためとはいえ我ながら相当いかれたことを言っているものだが、耳まで真っ赤になると共に彼女はマスターを落としてくれた。結構いい音で倒れ込んだが、まあ命に別状はないだろう。 「俺はこれを読みたい。読ませてくれないか、ルーラー」 「わ、わかりました!ですが……、その、せめて私の目の届く所で読んでください……」 「わかった。ありがとうルーラー。マシュを呼んで彼を任せてから場所を移そう」 それからは頭から湯気が出そうなぐらいに互いに目も合わせられない有様だったが、俺が視線を向けた際に親指を上に立てたのを俺は見逃さなかった。 ……彼は俺が思っている以上に意地の悪い人間なのではないだろうかとふと思ったのだった。
2 18/05/25(金)18:36:26 No.507216203
できるマスターだな
3 18/05/25(金)18:40:32 No.507216903
俺こんな出来る男だったのか俺
4 18/05/25(金)18:41:01 No.507216995
完璧なマスターにして友達では
5 18/05/25(金)18:41:12 No.507217020
この邪竜エンジョイしまくってる…
6 18/05/25(金)18:43:30 No.507217440
気ぶりマスター歴は長いんだ
7 18/05/25(金)18:45:09 No.507217696
>この邪竜エンジョイしまくってる… 本当の意味で聖杯を盗んで人類から希望を奪った"邪竜"ではない ただのジーク君でただの端末だ