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18/05/23(水)00:17:44 形なき... のスレッド詳細

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18/05/23(水)00:17:44 No.506673417

形なき島からこの廓に連れて来られて、もう何年経っただろう。 誰から見ても美しい特別な姉妹だった私達は女衒によって勾引かされ、この遊廓という生地獄に連れて来られた。 初めは禿として廓に入り姉女郎に付いて廓での生き方を学び、新造になると舞や琴などの芸事を学んだ。 初店が過ぎてからは殿方の前でご開帳して殿方をその気にさせる気持ちの良い言葉をたくさん並べ、たんたんと彼らの魔羅を扱く。 ただそれだけの、つまらない日々。 他にやることも出来ることもないので殿方に愛想を振りまき黙々と仕事する。 幸いなことに私は遊女としての才があったらしくすぐに出世が出来た。 そしていつの間にかついた渾名がーー遊廓の女神。このつまらない生地獄でついた渾名が女神だなんて笑わせるわ。 でもいいでしょう……彼らがそう望むのなら。 私は女神になりましょう。殿方を誑かし弄ぶ魔性の女神に。金子と引き換えに好きなだけ私を愛して、食い散らかせばいい。 だけど私から愛してなんてあげないわ。絶対に。だって私は女神だもの。 女神は人間に愛されるけど愛しはしないの。 ……そう、思っていたのに。……あの人に、会うまでは。

1 18/05/23(水)00:18:20 No.506673533

あの人が、マスターがやってきたのは天気の良い日だった。 何となく気が向いて昼見世に出ていたらたまたま目に付いた黒髪の可愛らしい顔立ちの男の子。 男前だけど少し目つきの悪い、背の高い男の後ろに付いて恥ずかしそうにうちの店の前を歩いていた。 突然目つきの悪い男が立ち止まり男の子を振り返って何か小声で話しかけているが、此処からでは何を話しているかはわからない。 目つきの悪い男は男の子に何かを渡すとすたすたと歩き去ってしまった。 ぽかんと鳩が豆鉄砲を食らったような顔で立ち尽くし、暫くするとガクっと肩を落とす男の子。 その様子がなんだか可笑しくてくすくすと笑っていたら、顔をあげた男の子が私のいる店へと顔を向けた。 蒼い、吸い込まれそうな瞳が、私を見つめる。 私はその瞳をもっと間近で見たくなって、誘うように彼へ笑い掛けた。(スマイルオブザステンノ)【敵単体[男性]に高確率で即死効果[Lv.1~]&敵単体[男性]に魅了状態を付与(1ターン)〈オーバーチャージで確率UP〉&敵単体の防御力をダウン(3ターン)】 それが私とマスターの、運命の出会いだった。

2 18/05/23(水)00:18:56 No.506673639

私は男の子に魅惑の美声A【敵単体[異性]に魅了状態を付与[Lv.1~]】で話しかけて私を買わせることに成功した。 私は彼にしゃなりともたれかかりながら彼を店の奥の私の部屋と案内する。 「あっ、あっあの、あのの!!お、お捨てさん……!ちょっと近すぎなのでは!?」 「そうかしら……。これから交わる旦那様(マスター)と遊女なら、これぐらいの近さは普通ですわ」 「ま、交わるって……!!」 「ええ、その為に此処へいらっしゃったのでしょう?本物の男となる為に。……貴方のような可愛らしい新撰組隊士様の初めてをいただけるなんて、光栄ですわ」 「かっ、からかわないでください……!」 彼はそう言うと真っ赤になった顔を俯かせ黙ってしまった。そう、彼はかの有名な新撰組の新人隊士らしいのだ。 いつまでも半人前な彼は鬼のように恐ろしいという副長に女を買って自信をつけろと言われ、ここまで連れて来られたらしい。 彼の初心な反応がすれた私の目にはとても可愛らしく映った。

3 18/05/23(水)00:19:42 No.506673796

部屋に着くと私は褥の上に彼を座らせ、彼の膝の上へ向かい合うような形で座る。 ようやく彼の蒼い瞳が間近で見れた。あぁ、なんて美しい。まるで、格子から見上げる蒼天のような色。 「お、おおおお捨てさん……!!そんなに見ないでくださ……!」 私があまりにもじっと瞳を見つめるものだから彼が抗議の声をあげる。もう少しゆっくり見たいのに。うるさいわね。 「……少し黙っていなさい」 私は彼の耳元へ言い聞かせるように囁くと彼の耳殻へ舌をぬるりと這わせた。下から上向かって舐り、耳朶を甘く噛んで吸ってやれば彼はビクビクと肩を震わせ静かになった。 彼が静かになったことに気を良くした私は耳殻舐るのやめ、今度は彼の首筋に唇を寄せる。 上から下へ、ちうちうとわざと音を立てながら首筋を啄ばみ、ほんの少し歯を立てながら彼の様子を伺う。 彼はきつく唇を噛んで喘ぎ声を殺していた。私が黙っていろと命じたからだろうか。それとも男の沽券に関わるからかしら。 健気な彼が可哀想になった私は彼の首筋を啄むのをやめた。すると彼も唇を噛むのをやめて眉を八の字にしながら私を見る。

4 18/05/23(水)00:20:28 No.506673944

「うふふ……ごめんなさいね、マスター。貴方があまりにも可愛らしいから、ちょっと意地悪がしたくなったの。でも、もうしないわ」 あやすようにゆっくりと彼の頬を撫でると安堵したのか彼の顔がふっと柔らかくなった。ふふっ、本当に可愛らしい。 「お捨て、さん……あの、ええと……その、そろそろ……」 「ええ、マスター。……大丈夫。私が全部教えて差しあげますわ。さぁ、着物を脱いでくださいな」 「えっ……?」 「あら、私にだけ着物を脱がせて御開帳させるつもり?まぁ、酷いひと……」 「いやっ!あの、あ……う、ぬ、脱ぎます……」 彼はあたふたしながら着ている物を脱ぎ始めた。私も彼の膝の上から退き、着物をゆっくりと脱ぐ。 襦袢だけを羽織って彼の前へ向きなおると全裸になった彼が正座でこちらを見ていた。 「私が脱ぐところを見ていらっしゃったの?意外と助平なのね。……大した膨らみのない、つまらない身体でしょうに」 「いえ、いえっ……!お捨てさんは、お綺麗です……!その、なんていうか……肌が白くて、柔らかそうで!その……女神さま、みたい、です」 「……!ふふっ……お若いのに、お上手だこと」

5 18/05/23(水)00:21:12 No.506674090

「そ、そんなっ!お、俺は!俺は本気で……!お捨てさんが綺麗だと思って!」 「……ええ、ええ。嘘だなんて思ってないわ。でもね、マスター……廓の女は男からの賛辞を本気にしないの。……いいえ、本気にしちゃいけないのよ」 「お捨て、さん……」 「さぁ、お話はこのくらいにして。今度は身体で語り合いましょう?女神の神核を、特別にみせてあげるわ……」 私は彼の目の前で尻をついて座り、両脚を左右に開いて御開帳をする。そしてさらに指で花弁を左右に 広げ、とろりと蜜が滴る蜜壺を彼に見せつけた。 はじめて女の秘部を見たらしい彼の喉が、ごくりと鳴る。彼の蒼い瞳が飢えた獣のようなギラギラとした目つきに変わり、彼の肉槍が天に向かってそそり立っていく。 可愛らしい顔立ちに似合わず中々凶暴そうな槍だ。うふふ、久々に楽しめそうね。 私は私の神核に目が釘付けになって動かない彼に向かって、歌うように誘う。 「……さぁ、マスター。見えるかしら。ここが……私の神核よ。貴方が欲しくて、ほしくて、こんなにも蜜が溢れているわ……。ねぇ、挿れたいでしょう?いいのよ、挿れて。私が、貴方を男にしてあげる……」

6 18/05/23(水)00:21:59 No.506674222

私の誘いによって彼はついに動き出した。ふーふーっと荒い息をさせに肉筒を握りながら、脚を開いている私の股の間へとやってくる。 そして、ついにその熱く燃え滾るような棒状の肉塊を私の胎内へ荒々しく突き入れた。 「ひあっ、あぁぁああっ!」 「う、うぐぅぅう……!お、お捨てさ……!お捨てさんのなかぁ、熱いぃ……!きもちいいぃ……!」 彼の男根の予想外の勢いと大きさ私は声を我慢することが出来なかった。あぁ、なんて大きさ。こんなの大きなの久しぶりだわ。 中の媚肉が彼の竿の大きさに馴染むまでもう少し時間がかかりそう。 しかし彼は私の事情なんて御構い無しに私の胎内へ突き入れた肉竿をへこへこと動かしている。 その度に膣内の気持ちの悦いところを雁でゴリゴリと引っ掛かれ、自分でもびっくりするような甘ったるい声が出た。 子袋を揺らすような容赦のない突きなのに私の身体はなぜか快感拾ってしまう。 「あぁっ♡いやぁ……♡あああっ……♡そんなぁ……♡こんなふうぅにぃ、されるだなんてぇ……♡わたしっ……!♡」

7 18/05/23(水)00:22:36 No.506674331

「お捨てさん……♡おすて、さんっ♡きもち、きもちぃぃよぉ……!おれ、お捨てさんが、はじめての人で、よかった……!お捨てさん、すき、好きだ……!」 初めての女体へ快楽に溺れながら彼は私を好きだという。そんな薄っぺらい言葉はもうとうに聞き飽きているはずなのに。彼の言葉はなぜか私の心に響いた。 しかし遊女がたった今童貞を捨てたばかりの子供の、熱で浮かされた甘言を真に受けるわけにはいかない。 「あぁんっ♡……うふっ、いいえ、うそ、嘘です……!」 「嘘なんかじゃない……!おれ、絶対っ、お捨てさんを見受けするっ!見受けするから……!だから、いつかっ、俺のお嫁さんに……!」 「……あぁっ♡うれしい……いいえ、いいえ……!坊や、あまり大人を揶揄うものでは、ないわ……!」 私は意図的に膣に力を入れ、彼の雄杭をきつく締め付ける。遊女ならば出来て当然の手管だ。 「ひっ……!?ぐ、ぐぅうぅ……!」 彼は獣のような唸り声をあげ、私の中であっけなく吐精した。若い男の煮え滾るような熱い精が媚肉に染みる。 白濁を出し切り荒い息を吐いてる彼の髪を撫でながら私は彼に言い聞かせる。

8 18/05/23(水)00:24:41 No.506674748

「貴方の言葉は嬉しいわ……でもね、熱に浮かされて私のような遊女に期待を持たせるようなことを言っては駄目よ。……その言葉は、将来大事な人が出来た時に言ってあげなさい」 「…………」 彼は何も答えなかった。ただ私の胎内でまた肉刀を大きくさせると、再び動き出し私の身体を貪り始めた。 ーーーー今宵は、ここまで。 はい……あの、女神様に命を受けまして……私も正直ギリシャご出身の女神様が遊女とは??? となったんですけれども、その……女神様がどうしてもと仰られまして…… 相性的には私のほうが有利なんですが、バフ盛られまくって殴られるとやはり死んでしまいますので…… あとあの女神様はどこ見ていらっしゃるかよくわからないですし… 死ぬのはよくないです……本当によくないです…… 一応刑部姫様に幕末とか、遊廓パロ?のお話をお伺いしたんですけれども 時代考証とかよくわからなかったので何となくで語りました…… なので今夜はおしまいです…… おしまい

9 18/05/23(水)00:26:12 No.506675040

こんなの聞かされたらマスターのガチガチになっちゃうよ!

10 18/05/23(水)00:26:44 No.506675127

あの女神ついに語り部手に入れやがった

11 18/05/23(水)00:26:57 No.506675165

それでいいのかしにたくないさん!

12 18/05/23(水)00:28:46 No.506675485

しにたくないさんにつまみ食いされる流れ…!

13 18/05/23(水)00:28:51 No.506675499

上姉様によるマスターへのステマ作戦か

14 18/05/23(水)00:28:57 No.506675519

突然の宝具とスキル効果の説明でだめだった

15 18/05/23(水)00:30:35 No.506675820

それにしてもステンノ怪文章で本格的な濡れ場とか出たの初めてみた・・・

16 18/05/23(水)00:31:28 No.506675985

夜中全く自分達と関係無い人にエッチな話作らせて聞かせるとか何が狙いなんだ

17 18/05/23(水)00:31:37 No.506676007

しにたくないさん、これ 毎晩やってる=毎晩魔力補給してる …

18 18/05/23(水)00:31:59 No.506676073

これ全部井上喜久子ボイスで再生されてるんです…?

19 18/05/23(水)00:33:18 No.506676338

こうしてマスターのサブリミナルに刷り込むことで私ルートを確定させる完璧ね私

20 18/05/23(水)00:33:44 No.506676427

マスター 随分と貴方が死ぬ結末が多いようですがそれはやはりよろしくないかと...

21 18/05/23(水)00:33:52 No.506676456

上姉様、その人が語ると場合によっては状況再現しちゃうんですよ? え?解ってる? どさくさに紛れて今もマスターと実際にしていた…?

22 18/05/23(水)00:36:56 No.506677078

今宵はこれまで(夜が明けた)

23 18/05/23(水)00:37:27 No.506677162

刷り込む手間かけるより内容実践したほうが早いのでは

24 18/05/23(水)00:37:42 No.506677218

上姉様の一八禁な怪文書初めて見た……ありがたい

25 18/05/23(水)00:40:58 No.506677854

お捨てさんの話聞いても目の前の褐色グラマラスが隠語言ってるので集中できねえ!!

26 18/05/23(水)00:41:20 No.506677923

読み返して気付いたが… おっきー実際当時のそういう店は見なかったのかな?

27 18/05/23(水)00:41:58 No.506678028

長い長い

28 18/05/23(水)00:42:31 No.506678123

幕間みたいに遊女のお捨てさんが表れて実際に搾って来る奴だコレ …下手すると勢いで語り部さんも参加するよね…マスター干からびるかな

29 18/05/23(水)00:43:29 No.506678297

俺ステンノのおかげでしにたくないさんの魅力分かった!

30 18/05/23(水)00:44:52 No.506678553

>俺ぐだぐだ明治維新のおかげでステンノとしにたくないさんの魅力分かった!

31 18/05/23(水)00:45:04 No.506678593

ところで 何でマスターのモノのサイズがバレてるのか

32 18/05/23(水)00:47:02 No.506678975

怪文書のキャスターといえばシェイクスピアと伯母様が有名だけど 怪文書書いて飽きたらしにたくないさんにーー今宵はここまでしてもらうと オチを考えなくてもいいから楽でいいぞ!おすすめ! あと今回はちゃんと射精まで書いたので褒めて

33 18/05/23(水)00:47:11 No.506679005

語り手EXと生存の閨A+あるけど策士策に溺れてない?お捨てさん

34 18/05/23(水)00:47:30 No.506679058

>ところで >何でマスターのモノのサイズがバレてるのか 今宵はここまで…

35 18/05/23(水)00:48:37 No.506679243

マスターパートをマスターが実際に喋ってるとか考えたらダメだった

36 18/05/23(水)00:49:39 No.506679410

>読み返して気付いたが… >おっきー実際当時のそういう店は見なかったのかな? 忘れられてるけどあいつオタク以前に引きこもりだぞ

37 18/05/23(水)00:49:42 No.506679418

>ところで >何でマスターのモノのサイズがバレてるのか もしかして死にたくないさんが言われたセリフが盛り込まれているのでは

38 18/05/23(水)00:49:51 No.506679440

>ところで >何でマスターのモノのサイズがバレてるのか そりゃ、語り部さんが知ってるからだろう …キャラ造形的に、召喚されて今までに全く何もないのはあり得んだろうしな…

39 18/05/23(水)00:51:09 No.506679687

出会ってすぐに床入りとか大丈夫なのお捨てさん そういえのは夜鷹なんじゃ

40 18/05/23(水)00:53:41 No.506680151

イメージプレイ(体験型)宝具…

41 18/05/23(水)00:53:41 No.506680155

>そういえのは夜鷹なんじゃ >時代考証とかよくわからなかったので何となくで語りました……

42 18/05/23(水)00:54:29 No.506680323

>俺ぐだぐだ明治維新のおかげでしにたくないさんの魅力分かった!

43 18/05/23(水)00:55:16 No.506680460

>出会ってすぐに床入りとか大丈夫なのお捨てさん >そういえのは夜鷹なんじゃ この場合、遊女側から客を喰ってるよね…たぶん一目惚れだから仕方ないのだ

44 18/05/23(水)01:06:30 No.506682429

>幕間みたいに遊女のお捨てさんが表れて実際に搾って来る奴だコレ 死にたくないさんの作ったシャドウサーヴァントだから…と思って欲望を吐き出したら上姉様本人なんでしょ知ってる

45 18/05/23(水)01:07:24 No.506682593

話終わったあとに入れ替わりで上姉様が入ってきて 今何考えているのかしらって焦らされるのも実に

46 18/05/23(水)01:09:32 No.506682980

それなんてキス我慢

47 18/05/23(水)01:10:49 No.506683219

なぜかしにたくないさんの良さが伝わったようで俺も嬉しいよ…

48 18/05/23(水)01:12:44 No.506683569

いもげのキャスターさんに感謝

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