18/05/08(火)21:51:57 su23845... のスレッド詳細
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18/05/08(火)21:51:57 No.503347945
su2384565.jpg 『見つけたぞ…RAの狗め！』 単独で決死の潜入任務に挑んだポーンA1をいち早く発見したのは、パラポーン・センチネルの駆るスピーダーパトロールであった。 絶体絶命の窮地に立たされたポーンA1であったが、彼には秘策があった。 彼の支持で端末にアクセスしているロード・インパルスに搭載のKARMAが、データを抽出次第、近くまで来ているはずの味方のブロックバスターへデータを転送する予定なのだ。 今自分が出来る事は時間稼ぎだけだ…。 ポーンA1は考えをまとめると、機械音声で投降を呼びかけるセンチネルに向かって両手をあげた。 「わかった、降参する…」 だがその時、ロード・インパルスが接続しているはずの端末から火の手が上がる。 それがマルチロックミサイルの着弾の炎だと知ったのは次の瞬間だった。
1 18/05/08(火)21:53:07 No.503348349
驚く間もなく爆炎を背景に現れたのはVFの新型であるデモリッション・ブルート。 その角に刺し貫かれている相棒の姿を目にしたポーンA1はミッションの失敗を悟った。 数度に及ぶ再起動の失敗のち、ロード・インパルスは火花を散らしながらその活動を停止する。 ヘルメットの中で絶望に歪むポーンA1の瞳は、集まってくるモーター・パニッシャーの編隊を見つけた。 『狗ではなく鼠だったようだな、だがどのみちこれで終わりだ』 万事休すだ…せめてブロックバスターが逃げる時間を稼ごう。 ポーンA1は投げ捨てかけていたライフルを構えなおし、その安全装置を静かに解除した。
2 18/05/08(火)21:53:22 No.503348414
ライトアーマータイプ・ローズはアイドリング状態だったブロックバスターの操縦桿を静かに引き上げた。 「こちらブロックバスター。データ受信50％ほどでロード・インパルスの反応が消失したため、作戦計画に合わせて撤退行動に移ります」 データの抽出と送信は、ポーンA1の予想以上に早く行われていたのだ。 静音モードで静かに浮上するブロックバスターの中で、ライトアーマータイプ・ローズは未帰投のポーンA1とロード・インパルスに向かって敬礼を行った。 今回得られた情報でRAは多くのヘキサグラムをVFから奪取する事に成功するのだが、ポーンA1はそれを知る事は無いだろう。
3 18/05/08(火)22:03:41 No.503351573
怪文書の類
4 18/05/08(火)22:06:24 No.503352423
私はいいと思う