虹裏img歴史資料館 - imgの文化を学ぶ

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    18/04/28(土)22:04:09 No.500842799

    「こんな時間にお出かけなんて……明日も早いのでしょう?」 女神が一人佇んでいるのなら、そっと駆け寄るのがオーナーというものである。 ライトも届かない浜辺で夜風に当たるエレナの姿が見えた。一人が良かったのかもしれないが、暗い所にそのままという訳にもいかない。 「紳士ですのね。私より遥かに弱いでしょうに」 それはそれ、これはこれというものだ。エレナが並大抵の男よりずっと強く、この島に危険が殆ど無いとしても、放って置いてはいけない。 オーナーとしての務めであるし、男として果たしたい事でもある。 だから星見を二人でする事になるのを許してもらいたい。 「構わないわ。あなたの顔を立ててあげる……なんてね」 茶目っ気を交えたお許しが可愛らしかったので、その点をつつきながらエレナの隣に座る。

    1 18/04/28(土)22:04:28 No.500842913

    責められてほんのり赤くなったであろう、女神の頬も良く見えない暗闇は、星の光が良く届く。 見上げれば、無数の星がきらめいて空を埋め尽くしている。 星々の輝きがエレナの瞳に映り込んで、彼女の美しさを更に輝かせている…… 「あら、一緒に星見をするのではなくて?」 エレナの横顔を見つめていたのがバレ、視線が交差する。 夜闇の中にあっても、エレナの美貌は僅かにも損なわれない。無意識に手を伸ばし、彼女の手を捕まえる。 衝動的な接触に対し、美女の細指は握り返す事で応えてくれる。 ここには誰の目もない。 「この島ではオーナーさんが一番危険かも……ふふ」

    2 18/04/28(土)22:04:44 No.500843012

    エレナの言う通りだ。建前として彼女を守りに来たのに、今本能に任せて行動しようとしている。 打ち寄せる波の音が、声を隠してくれるに違いないと計算までしているのだからどうしようもない。 ぐいと手を引けば、いとも容易く極上の美女が腕の中に収まった。 エレナの柔肌を独占する喜びに胸が高鳴り、その音を触れ合いを通じて直に聞かれてしまっている。 このままここで……そう思った瞬間、何か背筋が震えるような感覚がした。 「!! 誰です!」 エレナも同時に何かを感じ取ったらしい。結果、身じろぎが偶然のヘッドバッドを生んだ。 この展開は何度か覚えがあったが、女神に本気で動かれると反応出来ないなと実感させられた。 目が覚めてから教えてもらったが、マリーが隠れて覗k……エレナの護衛をしていたらしい。 「……もう! 邪魔が多いわね」

    3 18/04/28(土)22:08:49 No.500844280

    ザックアイランドは監視されている!!

    4 18/04/28(土)22:12:07 No.500845285

    人のスケベは見逃さない気持ち!

    5 18/04/28(土)22:14:15 No.500845956

    とりあえず気絶するオーナー殿…

    6 18/04/28(土)22:19:21 No.500847305

    今日も来たのかザックアイランドからのお手紙

    7 18/04/28(土)22:30:23 No.500850521

    DOA怪文書も息が長いな

    8 18/04/28(土)23:01:28 No.500859509

    なんか滑らかに読める