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18/02/09(金)23:28:03 SS「Bot... のスレッド詳細

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画像ファイル名:1518186483302.jpg 18/02/09(金)23:28:03 No.484046789

SS「Bottom of the Bottom」 前回までsu2238835.txtのあらすじ 学園艦の船底でお銀達下層の船舶科の生徒と出会った桃 桃はお銀達が劣悪な環境にいることを知り生徒会になり環境を改善する しかし、そんなときお銀達が普通の人間ではないことを知ってしまう はたして桃はどういう選択を取るのか……

1 18/02/09(金)23:28:50 No.484046954

「……相変わらず何度読んでも心外だ!」  桃は大声を上げて、渡された新聞を見た。  そこにはこう書かれていた。 『河嶋桃さん、留年決定か!?』  大洗がみほの活躍によって無事大会で優勝、さらにその後に訪れた大学選抜チームとの戦いでも勝利を収め、学校の存続が決まった。  しかし桃はそれでも盤石ではないと思い、日々学園艦のために奔走した。  その結果、桃は勉学が疎かになってしまい、入れる大学がないという状況になってしまった。  それを、大げさに新聞部が捉えたらしい。桃はそのことに頭を抱えた。 「あの馬鹿共め……!」 「まあまあ河嶋。これも河嶋の勉強不足のせいだしさー」  怒り心頭になっている桃に杏が言う。  杏に言われ、桃はなんとか頭を冷やした。 「うう、しかし、入れる大学がないのは辛いとはいえ、学園艦のために尽力していてはどれだけ時間があっても足らないというのに……」  それはお銀達のことを思ってのことだった。

2 18/02/09(金)23:29:18 No.484047050

 桃はお銀達が楽しく過ごせるように毎日のように気を配った。その結果、船底の環境はかなり改善され、今では風紀がかなり乱れていることを除けば上層とあまり変わらない環境になりつつあった。  しかし、いくら環境を改善しても彼女らの寿命が伸びるわけではない。  そう考えると、桃はどこか虚しさを感じる部分もあった。 「……なあ河嶋。あいつらのことを考えるなら、より一層大学に入るべきだと、私は思うぞ」 「な、なぜですか!?」 「いいか、問題の根はかなり深い。それこそ、学園艦というシステムの根幹に関わってくるんだ。それを変えるには、偉くなるしかない。そして偉くなるには、最低限大学を出る必要がある。そうだろう?」 「な、なるほど……」  桃は杏の言葉に納得した。大学は自分だけの問題だと思っていた。しかし、そこにあるのはもっと大きな問題だった。  お銀達のような人間が世界中にいて、それを救うことができるならば、大学に行く必要が出て来ると桃は思った。 「ただいま戻りましたー!」

3 18/02/09(金)23:29:34 No.484047116

 そんなときだった。生徒会室の扉を、現在の生徒会副会長である秋山優花里が力強く開いた。その後ろには、みほ、友人の冷泉麻子、現生徒会長の五十鈴華、広報の武部沙織がいた。 「おお、戻ったか」  桃は出迎える。  みほ達は戦車を探しに船底にまで行っていたのだ。本当は桃が行きたかったのだが、桃は勉強をしていろと周囲の人間に言われたために諦めた。 「それで収穫は……」  と、そこまで桃は言って驚いた。  そこには、陸の上では初めて見る者達が立っていたのだ。 「お銀……!」  そこにはお銀達、バー『どん底』の常連が立っていた。

4 18/02/09(金)23:30:07 No.484047231

「……本当にいいのか」  桃は、地上に上がってきたお銀達を人のいない空き教室に個人的に呼び出していた。  沈痛な面持ちの桃に比べ、彼女らは余裕と言った笑みを浮かべている。 「いいって?」 「無限軌道杯に参加することだ! お前達にとっては面倒事でしかないんだぞ?」 「それはそうだが……でも、これは私達が桃さんのためにしたいと思って決めたことだ。私達はむしろやらせて欲しいとすら思ってる」 「しかし、こんな馬鹿な私なんかのために……」  桃はそう言いながら俯く。  そこには、お銀達のために何もできない自分への不甲斐なさがあった。  そんな桃の肩をお銀が叩く。 「桃さん、どうしてそんな自分を卑下するんだ。桃さんは立派だ。船底でくすぶっているしかない私達に、人並の生活をくれた。それだけで、私達は返しきれない恩義を感じているんだ」 「だが……だが……」  桃はそれでも納得できなかった。  彼女達の残り少ない命を、自分のことで消費してもらいたくなかった。

5 18/02/09(金)23:30:27 No.484047304

「……もしかして、私達の寿命が短いことで悩んでるのか?」  しかし、突然お銀から言われたその言葉に、桃は驚愕した。 「なっ!? し、知っていたのか!?」 「ああ、私達は生まれたときから本能的にそのことを知っていた。しかしなぜかは分からなかった。だから調べた。生まれてからずっと下層にいる船舶科の生徒が卒業してからの足取りがまったくつかめないからおかしいとは思っていてね。上層の船舶科の生徒で偉くなったやつがいたから連絡して調べてもらったことがあったんだ。そして……知った」  お銀は教室の窓から外を眺めながら言った。  フリント達は教室の机の上に座ったり、壁に背中を預けていたりしている。  皆その表情に、普段の快活さとは違った、影のある笑みを浮かべていた。

6 18/02/09(金)23:31:17 No.484047474

「最初知ったときは、思った以上に心が波立たない自分がいて驚いたね。むしろ納得したのさ。どうしてこんな船底で私達はくすぶっているのか、ってね。以前見たある映画で言っていた。『卵は自分の運命を知らない。鶏になるのか卵焼きになるのか』とね。しかし私達はそれを知っていた。つまり、私達は卵よりも哀れな存在というわけさ」 「どうして……どうしてそのことをそんな笑って話すことができるんだ!」  桃はお銀に掴みかかった。  その桃の顔は、泣いていた。涙を流しながら、お銀の胸ぐらを掴んでいた。 「お前達の命なんだぞ!? かけがえのない、大切な命なんだぞ!? それを、それを……!」 「桃さん……」  お銀は自分の胸ぐらを掴む桃の手にそっと自分の手に重ね、言った。 「ありがとう」 「……っ!?」  そのお銀の顔は、とても穏やかなものだった。 「私達には、それで十分なんだ。桃さんが使い捨てにすぎない私達のために頑張ってくれたことだけで、私達は救われた。だから、桃さんが涙を流す必要なんて、ないんだよ」

7 18/02/09(金)23:31:43 No.484047572

 その口調は普段の雄々しいお銀からは考えられない、穏やかなものだった。  まるで泣く赤子をあやすかのようなものだった。  そこに桃は、もうお銀達が自分の運命を受け入れていることを悟った。 「こんなの……こんなのあるかぁ……こんなことが、こんなことが……」  桃はお銀を放すと、床にがっくりと崩れ落ちる。  お銀は床にぺったりと座る桃に視線を合わせ、ぽんと肩を叩いた。 「でも、そうだな。一つだけお願いがある。私達に、生きた証を作らせてくれ」 「生きた、証……?」 「ああ、そうだ。それは桃さんが私達のことを忘れずに生きてくれることだ。桃さんが私達の力で大学に行って偉くなってこのふざけた制度をどうにかしてくれ。そうしてくれれば、私達が生きたことは無駄じゃなくなる。意味が生まれる。だよな、みんな!」 「ああ!」 「もちろん!」 「その通りだ!」 「……うん」  お銀の言葉にムラカミ、フリント、ラム、カトラスがそれぞれ答える。

8 18/02/09(金)23:31:59 No.484047632

 桃は、光差し込む教室で、彼女達がそれ以上に眩く見えた。 「お前たち……」 「さあ、顔を上げてくれ桃さん。桃さんが立ち上がってくれなきゃ、私達は頑張れない。私達に、生きる勇気を与えてくれ」 「……ああ、分かった。私は生きる。そして努力する! 私がお前達生きた証明になる! それが、今の私にできる全力だ!」  桃は涙を拭い立ち上がった。  その目には、力強い意志が篭っていた。 「ああ、それでこそ私達の桃さんだ!」 「桃さん最高!」 「桃さん万歳!」 「桃さん! 桃さん!」  お銀達のコールが桃を囃し立てる。桃はその声を聞いて、顔を赤くした。 「や、やめろ恥ずかしい!」  桃は両手を振りながら照れ隠しをする。しかし、その表情には確固たる意志があった。  こうして桃達は、無限軌道杯に桃の進学をかけて挑むこととなった。

9 18/02/09(金)23:32:18 No.484047700

「……うっ!」  その空き教室での桃との誓いの帰り、お銀は船の下層の通路で壁にもたれかかった。 「お頭!?」  ムラカミがお銀に駆け寄る。 「お頭! 大丈夫ですか!?」 「ああ、大丈夫だ……」  お銀はなんとか体を起こしながら心配するムラカミ達に手を向ける。  その額には、玉のような汗をかいていた。 「そんな、大丈夫そうには……」 「いや、いいんだ。大丈夫じゃなきゃならないんだ。桃さんが勝利を手にするまでは……!」  お銀達に残された時間は、残り僅かだった。

10 18/02/09(金)23:32:38 No.484047779

   ◇◆◇◆◇ 『大洗女子学園の勝利!』  試合会場に高らかと審判の声が響き渡る。  その日、大洗女子学園は勝利した。無限軌道杯の決勝戦に、である。 「やったあーーーーー!」  みほ達大洗の生徒達は勝利の喜びに声を上げる。  その中、主役であるはずの桃は一人走っていた。  これまでずっと協力してくれた、お銀達の姿がいつの間にか見えなくなっていたのだ。  桃はそのことになんだか嫌な予感を感じ、お銀達を探していたのだ。  桃はくまなく探し回った。試合会場には戦車だけはあったが彼女達の姿はなかった。そのため、桃は学園艦を探すことにした。  少なくとも学校では彼女達を見つけることはできなかった。  いったいどこにいるのか。桃は考えた。そして思いついた。  桃は、学園艦の下層部へと向かった。

11 18/02/09(金)23:33:50 No.484048038

 そして、桃の勘は当たった。桃が訪れた場所は、最初に桃がお銀に連れられた空き教室だった。 「お銀……!」 「ああ、桃さん……」  教室にはお銀だけだった。桃はそのお銀の姿を見て、言葉を失った。  お銀は暗い教室の中で、ぐったりと椅子に座っていたのだ。 「お前、もしかしてもう限界が……!」 「……そうだね。他の奴らはもうすでにそれぞれの逝く場所を決めて、去っていった。……私達が暗い船の底にいるのは、もう一つ理由があってね」  お銀はなんとか立ち上がり話そうとするも、転びそうになる。  桃は、そのお銀の体を支えた。 「お、おい……!」 「私達の体は、外の太陽の光に長い間耐えられないようになっているらしいんだ。そういう風に、遺伝子をいじられているらしい……まったく、本当に意地が悪いね……!」  お銀は桃に支えられながらも、ガクリを膝を落とし床に倒れそうになる。  それを、桃は間一髪のところで支え直した。 「そ、そんな……じゃあ、それを知って私を助けに……?」

12 18/02/09(金)23:34:11 No.484048116

「ああ、そうだ……」 「……馬鹿! たかだか私の大学のためなんかに、そこまでする必要なんてないだろう!?」 「言っただろう桃さん。私達は、生きた証が欲しかったのさ。このまま船の底で命の炎を燃え尽きさせるぐらいなら、何か華を咲かせたい。そう思った。それに、桃さんと一緒に戦いたかったというのもある。それを果たせたことで、私は満足なのさ……」  お銀は桃に連れられながらゆっくりと教壇に向かって歩く。そして、教壇の中からあるものを取り出した。  それはいつもお銀が咥えていたパイプだった。  お銀はパイプを咥えようとするも、それをポトリと床に落とした。 「……すまない、そのパイプを拾ってくれないか桃さん。最後には、パイプを吸っていたい……」 「あ、ああ……」  桃はパイプを拾い上げ、お銀の口に咥えさせる。 「ああ、クソ。死にたくないなぁ……。せっかく楽しくなってきたところだっていうのに……」

13 18/02/09(金)23:34:26 No.484048179

 お銀の瞳からは、一筋の涙がこぼれ落ちていた。  それは、今まで誰にも見せたことのない、お銀の弱さだった。 「お銀……」 「……でも、こうして尊敬する人に最後を看取ってもらえるなら……それも……悪くは……な……」  そう言いかけたところで、お銀の口からパイプが落ちた。 「お銀……? お銀っー!」  桃の叫びが、学園艦の下層部に虚しく響き渡った。

14 18/02/09(金)23:35:55 No.484048505

   ◇◆◇◆◇ 「……は?」  桃は自分の耳が信じられなかった。  その言葉は嘘だと思いたかった。だが、目の前の男は非常にもその宣告を桃に告げた。 「ですから、あなたのAO入試には無限軌道杯の結果は考慮しないと言っているのです」  目の前の男は文科省の人間だった。無限軌道杯を終えた桃に、直接そのことを通告しに来たのだ。 「な、なんでだ!? 無限軌道杯では優勝しただろう!?」 「ええ。しかし、それはあなたの実力ではなく西住みほさんの指揮によるものでしょう? そこの調べはついているのですよ。学校側としてはそういった不正を許すわけにはいきません」 「不正って……た、確かに私の実力ではないが……!」  桃は焦った。自分のことだけなら問題ない。しかし、自分が大学に進めないことはお銀達の努力が無駄になるということである。  それだけは避けたかった。

15 18/02/09(金)23:36:13 No.484048565

「お、お願いだ! そこをなんとか……!」 「無理ですね。お諦めください」  男はそう言って来訪した学園艦の応接間から出ていこうとする。  桃はその体にしがみつき、引きさがった。 「お願いだ! そこをどうにか頼む! 私一人の問題ならいい! でも、私以外のみんなが頑張ってくれたことなんだ! あいつらが、命をかけてくれたことなんだ! だから!」 「残念ですが……ああそうだ、言っておきましょう。下手にシステムを変えようとすると、手痛いしっぺ返しを食らう、とね」  そう言って男は桃を振り払った。 「うっ! き、貴様ぁ!」  振り払われた桃は、応接間の床に尻もちをつく。そんな桃に目もくれず男は出ていき、部屋には桃一人が残った。 「うっ……うわああああああああああああああっ!」  桃は応接間で一人泣いた。  それは、紛れもなく悔しさからの号泣だった。  結局何もできなかった、自分のふがいなさからくる涙だった。

16 18/02/09(金)23:36:40 No.484048679

 ――数年後。  桃は、未だに学園艦にいた。 「おい河嶋ぁ! もっと速く!」 「は、はい!」  もちろん生徒としてではない。今の彼女は、学園艦に住み込みで働いていた。  桃は学校を卒業後、学園艦に住み込みで働くことを決めた。  それは、就職の進路の道が限られていたのもあったが、一番の決め手は下層部の生徒達の事だった。  お銀達が死んだ後、桃はどうしてもお銀達の事が頭から離れなかった。  そして、お銀達の事を思えば思うほど、桃は学園艦から離れることができなくなっていた。  桃の中では、もうお銀達はかけがえのない一部になっていた。  だから桃は、学園艦に住み込みで働くことを決めた。  彼女達が過ごした場所で、彼女達が経験した苦労を味わうことが、彼女達に近づく道だと桃には思えたからだ。 「ふぅ……」  その日も桃は仕事を終え、帰路についていた。  その日は深夜の仕事だったため、朝帰りになっていた。

17 18/02/09(金)23:37:03 No.484048760

 桃の帰り道には、反対方向から多くの生徒が歩いている。ちょうど通学時間のようだった。 「…………」  桃はその生徒達を見て、胸に懐かしさがこみ上げる。  昔の楽しい学園生活、そしてお銀達との出会い。そのことを考えるだけで、桃は泣きそうになった。 「――でさー」  と、そのときだった。  桃の目の前からやってきた生徒に、桃は目を見張った。  そこにいたのは、長い黒髪を揺らす褐色の生徒だったからだ。 「お銀!?」  桃はその生徒に駆け寄り、肩を掴む。  しかし、その生徒は突然自分を掴んできた桃を驚いた目で見ていた。 「えっとー……お姉さん、誰ですか……?」  そこで桃は気づく。  その子は、お銀によく似てはいるが別人だ。 「あっ……すまん……」

18 18/02/09(金)23:37:20 No.484048830

 もしかしたら、クローンの元の親の子供かもしれない。  しかし、彼女がお銀とはまったく関係ないのは事実だった。  目の前の彼女の怯えた瞳が、それを証明していた。 「すまなかった……知り合いにとてもよく似ていたものだから……」 「そうなんですか……それでは……」  その子は桃に奇異の目を向けながらも学校に向かって歩いていった。  桃はその後一人でフラフラと歩き、自宅につく。  そして、戸を開け玄関に付くと、そこにガクリと膝をついた。 「うああああああ……お銀……お前に会いたいよ……!」  桃はそう言って泣いた。 「会いたい……お前に会いに行きたいよ……」

19 18/02/09(金)23:38:06 No.484048987

 桃は正直に言えばもう生きることが辛くなっていた。  自分だけ一人生き残っていることが、言葉にできないほどに辛かった。  しかし、桃は生きていかねばならない。桃が死んでしまっては、本当にお銀達の死が無意味になってしまうからだ。  だから桃は生きる。生き地獄とかした学園艦の底の底で、必死に働きながら生きるのだ。  それは、人の歩む道としても底の底なのかもしれない……。  おわり

20 18/02/09(金)23:40:07 No.484049446

読んでいただきありがとうございました su2238856.txt 過去作もよかったら ・シリーズもの su2238858.txt ・短編集 su2238859.txt

21 18/02/09(金)23:41:21 No.484049730

>「お銀……? お銀っー!」 っー!の部分は順番ミスなんでしょうか >生き地獄とかした学園艦の底の底 変換忘れ発見

22 18/02/09(金)23:42:26 No.484049957

ちょっと泣く

23 18/02/09(金)23:46:45 No.484050890

どこまでも救いはないのか…

24 18/02/09(金)23:47:11 [す] No.484050978

>>「お銀……? お銀っー!」 >っー!の部分は順番ミスなんでしょうか >>生き地獄とかした学園艦の底の底 >変換忘れ発見 ありがとう修正しておくね…… su2238873.txt それはそうと昨日はお出しできなくてすまない 仮眠を取ったつもりが本眠になっちゃってうっかりしてしまったんだ……昨日待っててくれた「」には本当に申し訳ない

25 18/02/09(金)23:49:28 No.484051459

フリントとかマジ真っ白だもんね…

26 18/02/09(金)23:50:21 No.484051673

su2238870.jpg すまない 私は…私は何の力にもなれなかった 努力?勝利?全て間に合わなかった 無力さを許してくれ!「」銀!残された時間があれば出来たかもしれない…だが出来なかったんだ コラが

27 18/02/09(金)23:50:45 No.484051732

切ない…

28 18/02/09(金)23:51:46 No.484051971

>それはそうと昨日はお出しできなくてすまない いいんだ >仮眠を取ったつもりが本眠になっちゃってうっかりしてしまったんだ……昨日待っててくれた「」には本当に申し訳ない 眠れるようになって良かったじゃん

29 18/02/09(金)23:54:10 [す] No.484052467

>どこまでも救いはないのか… 一応桃ちゃんがちゃんと大学に受かってシステムを改善しようと努力してるところにお銀と似た子を見つける……みたいな前向きエンドも考えてたけど初の最終章SSだから救いはないほうがいいなと思いやめました! >無力さを許してくれ!「」銀!残された時間があれば出来たかもしれない…だが出来なかったんだ コラが ありがとう……その気持だけでうれしいよ「」もさん……

30 18/02/09(金)23:55:58 No.484052844

このお銀さんなんだかチェイスみたいだね

31 18/02/09(金)23:59:06 No.484053524

>初の最終章SSだから救いはないほうがいいなと思いやめました! 今ひどい言い訳を見た!

32 18/02/10(土)00:00:07 No.484053781

お銀、私はもう悲しまないぞ お前みたいな子をつくらない為にも文科省をたたく…徹底的にな

33 18/02/10(土)00:03:19 No.484054412

単にシステムぶっ壊すだけじゃ学園艦の運営が成り立たなくなるからね 桃ちゃんどうすればよかったんだろうね…

34 18/02/10(土)00:03:45 No.484054496

うまく言えないけどこういうのいいよね…… 死んだ仲間があの世で頭抱えてそうな展開

35 18/02/10(土)00:06:17 No.484055052

「お銀…みんな、いなくなっちまって…」 『桃さんとは会えて良かったと思うよ。みほさんや華さんかい? はははっ、あの子達なら大丈夫さ、私よりずっとうまくやっていけるって いつまでもこんな世の中じゃないんだろ?ね、桃さん』

36 18/02/10(土)00:09:41 No.484055790

だれも居なくなったどん底で一人酒を飲む桃ちゃんが見えた そしてテーブルの上にはあと5つのグラス

37 18/02/10(土)00:13:37 No.484056594

ももちゃんのこころのなかにかのじょたちのおもいでがあるかぎり かのじょたちはいきつづけるんだ…だからいきろ!ももちゃん …わたしのおごりだ、はばねろいりかれー

38 18/02/10(土)00:16:57 No.484057265

>一応桃ちゃんがちゃんと大学に受かってシステムを改善しようと努力してるところにお銀と似た子を見つける…… でもその子は桃ちゃんが一生懸命努力しても所詮お銀さん本人じゃないから決して桃ちゃんに心を開かないから桃ちゃんは曇るんでしょう?

39 18/02/10(土)00:18:04 No.484057497

だ ゴ 負 集 ね

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