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    17/12/24(日)23:56:00 No.474003429

    クリスマス それは一年に一度だけ訪れる、特別な日 その日、人々は、家族の絆を深め合い そして恋人達は、互いの愛を確かめ合う そんな特別な日を祝福するように、街は、煌びやかなイルミネーションで彩られ 世界は、笑顔で包まれる そう、今日は、クリスマス 一年に一度だけ訪れる、特別な日…―

    1 17/12/24(日)23:56:16 No.474003496

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    2 17/12/24(日)23:56:38 No.474003586

    魔法商店街は、いつも以上の活気で賑わっていた クリスマス仕様にデコレーションされた商店街は、大勢の人達でごった返している 手を繋いで歩いている親子、仲睦まじく腕を組んで歩くカップル、きゃいきゃいと黄色い声を上げながら駆けていく女学生達… 行きかう人々は様々なれど、彼らが口にするのは、皆一様に、同じ話題についてだ それは今夜の、クリスマスパーティーの事 あるいは家族で、あるいは友人同士で、あるいは恋人と それぞれが過ごすそれぞれのクリスマスの事を語り合いながら、人々は皆、楽しげに、買い物に勤しんでいる 「~♪」 そして彼女もまた、今夜のクリスマスが楽しみで仕方がない…そんな人達の内の、ひとりだった 鼻歌交じりに往来を闊歩していた彼女…十六夜リコは、とある建物の前でその足を止める そこは商店街の一角にある、小さな店だった リコは入口の呼び鈴を鳴らし、その店の中へと足を踏み入れる 「こんにちは」 「あら、いらっしゃいませ」 リコに気づいた店主が、店の奥から姿を現した

    3 17/12/24(日)23:56:53 No.474003649

    「…頼んでいたもの、できていますか?」 「はい、勿論ですよ。少々、お待ちください」 リコの質問に、笑顔で頷くと、店主は再び店の奥へと引っ込んでいく 少しして、小さな箱を持って出てきた店主は、それをリコへと手渡す それを受け取ったリコは、代金を支払い、それから少し店主と談笑を交わすと、その店を後にした 受け取った箱を大事そうに鞄に仕舞い込みながら、リコは幸せそうに微笑む 「…みらい、喜んでくれるかしら」 瞳を閉じれば、浮かんでくるのは、愛する人の、眩しい笑顔 それを想像しただけで、リコの心は、幸福で満ちていく …今日は、クリスマス 5年ぶりに、大好きな人と一緒に過ごせる、待ちに待った、特別な日だ リコは今回のクリスマスに備え、完璧な仕事のスケジュールを組んでいた 今日のこの日に、一切の仕事を残ぬよう 大切なこの日を、思う存分満喫できるよう 一意専心、粉骨砕身頑張った

    4 17/12/24(日)23:57:09 No.474003712

    その甲斐あってか、今日は一日フリーとなり、逆に約束の時間まで、少々時間を持て余す事になったのだが… こうしてみらいへのプレゼントを選ぶ時間が出来たのだから、結果オーライだろうと、リコは思う ―せっかくだから、もう少し色々見て回ろう。他にも、みらいの喜びそうなものが、あるかもしれない そう考えたリコが、商店街をぐるりと見回した、その時 「…!」 リコの視線が、とある人物を捉える その人物は、真っ赤な上着に、真っ赤なズボンという、一際異彩を放つ服装をしており 頭にはこれまた真っ赤な帽子を乗せ、そして口元には真っ白で長い髭を、たっぷりと蓄えている …そう それは、このクリスマスというイベントに、欠かせない人物 ―どこからどう見ても、あの人は…!

    5 17/12/24(日)23:57:28 No.474003789

    「…アイザック先生!」 「…ん?おや、リコ先生。こんな所で、奇遇ですね」 …その人物は、リコの学生時代の恩師であり、今は同じ職場で働く、教師のアイザックだった アイザックはサンタクロースの格好に身を包み、その手には、大きな袋を抱えている リコは人込みをかき分けながらアイザックのもとへ駆け寄ると、ぺこりと頭を下げ、挨拶をする 「こんにちは、アイザック先生。…その格好、今年も、サンタクロースのお仕事ですか?」 「ほっほっほ。えぇ、そうなんですよ。まだ倉庫に届いていないプレゼントがありまして、ちょうど今それを取りに来たところなんです」 リコの問いかけに、アイザックは穏やかに笑いながら、そう答えた …サンタクロースの正体が魔法界の人間である事は、知る人ぞ知る事実だろう 毎年クリスマスになると、魔法界の有志の人達がサンタクロースとなり、そして子供たちに夢とプレゼントを配って回るのだ 数年前、リコもみらいやことはと一緒に、サンタになった事があった その経験があるからこそ、リコはサンタの仕事がどれだけ大変なものなのか、よくわかっている

    6 17/12/24(日)23:57:44 No.474003856

    それをこの歳になっても続けているアイザックに、リコは、一教師としての在り方を見る 「…お勤め、ご苦労様です」 尊敬の念を胸に抱きながら、リコは再び、アイザックに向け頭を下げた 「いえいえ、そんな、大層な事ではありませんよ」 何ともこの場に似つかわしくない、堅苦しい空気になってしまった アイザックはなんとかその雰囲気を変えようと、リコに質問を投げかけてみる 「…ところで、リコ先生は、どこかへお出かけですか?」 「え?」 不意の問いかけに、リコが顔を上げる 「あ、はい。…今日は、えっと、友人に、パーティーに誘われていて…」 素直に、『今夜は恋人とクリスマスデートです』などと言えるはずもなく リコはとっさに、そうお茶を濁す 「…ふむ」 それを聞いたアイザックは、リコの仕草と表情を、しげしげと眺め やがて得心がいったかのように、その表情を、ほっこりと綻ばせた

    7 17/12/24(日)23:57:59 No.474003929

    「ほっほ。そうですか。それは楽しみですね。…さて、私はそろそろ行かなければ。…それではリコ先生、良いクリスマスを」 「…は、はい…アイザック先生も、良いクリスマスを」 アイザックは笑顔のままリコに手を振ると、手にしていた大きな袋を、よいしょと肩に担ぎ上げる その時 グキッ!っと、何かの音が響いた その数秒後、アイザックの頬を、一筋の汗が伝い、流れ落ちる …何とも嫌な予感を感じつつも、リコは、アイザックに声をかけた 「…えっと…今響いたのは…鈴の音、ですか?」 暫しの沈黙 ゆっくりと空を見上げたアイザックは、相変わらずの穏やかな口調で、答える 「……ぎっくり腰の、音です」

    8 17/12/24(日)23:58:25 No.474004026

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    9 17/12/24(日)23:58:48 No.474004121

    その日、津成木町は、近年稀にみる大雪に見舞われていた 朝から降り始めた雪は昼前にはしっかり積りはじめ 気がつけば街は、一面の銀世界へと姿を変えてしまっている 気温は下がり、交通の便も悪くなり、こんな大雪、普段なら、迷惑この上ないものの筈なのに …しかしそれもこの日となれば、話は変わってくる 何故なら、今日はクリスマス 一年でもっとも、雪が降る事を望まれている日なのだから 街頭のテレビではキャスターが、やれホワイトクリスマスだの、なんだのと騒ぎ立て 街行く人々も、天からの素敵な贈り物に、喜びの声を上げている 世界中の人達が、この雪に、感謝しているのだ …ただひとり、彼女を除いて (ああ、もう!こんな雪なんて降っていなかったら、もっと速く走れるのに!) 後ろで結んだ長い髪を左右に振り乱しながら、リコは必死の形相で、通りをひた走る 雪に取られそうになる足を懸命に踏ん張り、肩で息をしながら、リコは、とにかく走り続ける もう、どれくらい走っているだろうか。息が苦しい。胸が痛い

    10 17/12/24(日)23:59:21 No.474004247

    それでも、止まるわけにはいかなかった 待っているのだ 世界で一番、大切な人が。自分の事を …結局 あれから動けなくなってしまったアイザックの代りに、リコはサンタの役を買って出る サンタの仕事は毎年、ギリギリの人数で回している ひとりでも欠員が出れば、その仕事は、たちまち立ち行かなくなってしまうのだ リコは、その事を知っていた 無論、みらいちゃんとの大切な約束がある事はわかっていた それでもリコは、困っている人を放っておく事ができなかった 何より、もしこの場にみらいちゃんが居たら、きっとみらいちゃんならこうする筈だと、リコは思ったのだ みらいちゃんが誇れる、みらいちゃんの『私のリコ』で在りたい その想いで、リコは、サンタになる事を決意する みらいちゃんに事情を説明し、少し遅れるという旨の連絡を入れた後、リコはプレゼント配りに奔走する プレゼントを待つ子どもたちの為、自分を待つみらいちゃんの為、リコは、獅子奮迅の働きを見せる

    11 17/12/24(日)23:59:55 No.474004396

    …余談ではあるが、この日リコは、プレゼント配達の歴代最速記録を叩き出した そして仕事を終えたリコは、押っ取り刀でナシマホウ界へと向かう 気がつけば、約束の時間を、少しどころか随分と遅れてしまっていた リコは駅を飛び出すと、みらいちゃんの待つ家に向かい、全力で走り始める …そして今に至り、リコは尚も、走り続けている すれ違うのは、今日という日を楽しむ、笑顔の人達ばかり そんな人々とは対照的に、リコの表情は、くしゃくしゃに歪んでいた ―今日は一年に一度しかない、特別な日なのに あの子は今も、ひとりぼっち どんなに寂しいだろう。どんなに悲しいだろう 早く会いたい。早く抱きしめてあげたい。早くごめんと謝りたい 早く 早く、早く、早く…― そんな事を考えていると、鼻の奥が、ツンと熱くなっていく リコは唇を噛み、溢れそうになる雫を堪えた

    12 17/12/25(月)00:00:31 No.474004575

    ―泣きたいのは、私じゃない。本当に、泣きたいのは…― 涙を振り払おうと、リコは走る速度を上げようとする けれど気持ちとは裏腹に、思うように動いてくれない体が、たまらなくじれったい いっそ箒に乗って、空を飛んで行ってしまおうかという考えが、リコの頭をよぎる しかし今夜は、クリスマス イルミネーションに照らされた空は、夜でもまだ、明るく見える 万が一にも人に見られてしまうリスクを考えると、その案は却下せざるを得なかった ―じゃあ、どうすればいい? どうすれば、一刻も早く、みらいのもとにたどり着ける…?― リコは頭の中で、何か名案はないかと懸命に思考を巡らせる …それが、仇となった 「…っ!?」 考えに集中しすぎて、注意力が散漫になったリコのつま先が、雪の中の何かに引っかかる リコは咄嗟にもう一方の足を踏ん張り、何とかその場に踏みとどまろうとした だが雪の上では思うように力を入れる事が出来ず、結局、リコの体は、そのまま前につんのめり…

    13 17/12/25(月)00:00:50 No.474004673

    「…きゃあっ!」 リコは地面に、激しく転んでしまう 雪がクッションになってくれたのか、幸い、体のどこにも痛みは感じられない しかし雪で濡れた体は、じわじわと体温を奪われ、次第に冷たくなっていく …そして体と同じように、心も… リコは地面に転がったまま、ごろりと仰向けになり、空を見上げる 舞い散る綿雪が、街のイルミネーションの明かりに照らされ、きらきらと光輝いていた それはまるで、天から無数に降りしきる、光の粒 なんとも幻想的で、美しい光景だった そんな光景を見ながら、リコは、思う ―ああ、もう、本当に…― 雪に塗れた右腕で目元を覆いながら、ぽつりと、呟く 「…最ッ低…!」 吐き出した怨嗟の言葉は、白い煙となって、空へ立ち昇っていき やがて風に吹かれると、散り散りに、消えていった

    14 17/12/25(月)00:01:16 No.474004792

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    15 17/12/25(月)00:01:35 No.474004867

    「…はぁ…」 カチカチと規則正しく動く時計の針を、ぼんやりと眺めながら みらいちゃんは、本日何度目かになる、大きなため息を漏らした リコから、“少しだけ遅れる”という連絡を受けてから、数時間 しかしリコは一向に、その姿を表す気配がない 「・・・・・・」 ため息も、そろそろ品切れだ みらいちゃんは頬杖をつきながら、目の前のテーブルに視線を送った テーブルの上には、チキンにサラダ、スープにケーキと言った、たくさんの料理が所狭しと並べられている どれもこれも、この日の為にみらいちゃんが手作りした、渾身の作品だ …けれど登場のタイミングを逸した料理達は、誰の胃袋に入る事もなく、すっかり冷めてしまっている 次いでみらいちゃんは、リビングに飾られているクリスマスツリーへ視線を移す ―あれを飾りつけていた時は、今日の事を考えて、とってもワクワクもんだったのに それを思うとみらいちゃんの胸はきゅっと締め付けられ、寂しさは、更に募るのだった 「…遅いな、リコ…」

    16 17/12/25(月)00:01:53 No.474004946

    ―待つ事には慣れている リコが必ず来てくれる事も、信じている それでも それでも、どうしようもなく、不安になってしまうのは あの日の別れが、忘れられないから 時々ふと、思ってしまう時がある 今までのこの幸せな毎日は、本当は、全部、夢で 本当は私は、ひとりぼっちで そしていつか、私は、目を覚ましてしまうんじゃないかって 怖くて、怖くて、仕方なくなってしまう時がある …だから、安心させてほしい 私の隣で、大丈夫だよって、囁いてほしい 夢じゃないよって、抱きしめてほしい …リコ… 逢いたいよ、リコ…―

    17 17/12/25(月)00:02:15 No.474005040

    みらいちゃんはテーブルの上に両腕を置き、その上に顔を埋める 今にも、涙が溢れそうだった と、その時 突然、玄関の呼び鈴を鳴らす音が響く 間髪入れずガチャガチャと鍵を解錠する音が続き、そして、勢いよく玄関が開く音が鳴った 「みらいっ!」 …聞こえてきたのは、みらいちゃんが、一番聞きたかった声 「…リコぉっ!」 みらいちゃんは何かに弾かれたように、すごい勢いで、玄関に続く廊下へと飛び出した そのままぶつかるように、リコの体に抱きつく

    18 17/12/25(月)00:02:33 No.474005126

    「ごめんなさい…随分、待たせちゃったわね…」 みらいちゃんを抱き止めながら、リコは、謝罪の言葉を口にする 「ふぇ~ん…リコ…リコぉ…」 しかしそれを聞いてか聞かずか、みらいちゃんはただ、子供のように泣きじゃくるのみ それに釣られてリコの瞳にも、じわりと涙が滲んでくる 「…ごめんなさい…ごめんね、みらい…!」 ふたりはお互いの体を、強く強く抱きしめ合う 約束の、クリスマス ふたりはようやく、出会う事ができた

    19 17/12/25(月)00:02:48 No.474005188

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    20 17/12/25(月)00:03:03 No.474005256

    …ふたりが熱い抱擁を交わし、暫く経った頃 徐々に冷静さを取り戻してきたみらいちゃんは、ある事に気づく 「…あれ…リコ、なんだか体が、すごく冷たくない…?」 みらいちゃんはリコからそっと体を離すと、改めて、リコの姿をよく見てみる 抱きついた時は、無我夢中で気がつかなかったが 改めて見ると、リコは頭のてっぺんからつま先まで、全身くまなくびしょ濡れになっていた 「え…え!?リコ、それ、どうしたの!?」 慌てるみらいちゃんを見て、リコは困った様な苦笑いの表情を浮かべる 「ああ、これ?外は、すごい雪だったし…それに実は、来る途中にちょっと、転んじゃって」 リコは指で頬をひっかきながら、申し訳なさそうに目を伏せる 「…ごめんなさい。玄関、濡らしちゃったわね。それに、みらいの服も…」 「そんなの、いいから!」 みらいちゃんはリコの腕を掴むと、手を引き、やや強引に部屋の中へと引っ張り込んだ 「え、ちょっとみらい!待って、このまま上がったら、部屋の中も濡らしちゃう!」

    21 17/12/25(月)00:03:18 No.474005326

    制止するリコの声も、みらいちゃんには聞こえていない みらいちゃんはリコをリビングに連れ込むと、急いでクローゼットへ駆け寄り、その中身を引っ張り出し始める 「このままじゃ、リコが風邪ひいちゃう…!えぇっと、タオル、着替え…ううん、それよりも!」 衣類を散乱させながら、みらいちゃんが勢いよく立ちあがった 「…お風呂!」 そしてリコの背後に回ると、その背を、ぐいぐいと力強く押し始める 「ちょ、ちょっとみらい!?」 「リコ、お風呂だよ!今ちょうど沸いてるから、早く入って!」 「…え…えぇ!?」 みらいちゃんの行動に、リコは頭がついていかない 混乱しているリコは、あれよあれよと言う間に浴室へと連れて行かれ そのまま衣服をやや強引に脱がされると、みらいちゃんに、風呂場へと押し込まれてしまう 「私、着替え用意してくるから!リコはお風呂で、しっかり温まってね!」 みらいちゃんはそれだけ言い残すと、浴室の扉をぴしゃりと閉め そのままぱたぱたと足音を響かせながら、リビングへと駆け戻って行った

    22 17/12/25(月)00:03:40 No.474005400

    ひとり風呂場に残されたリコは、ぽかんと口を開きながら みらいちゃんの怒涛の行動に、ただ茫然とするばかり (私、ただでさえ待たせていたのに…その上お風呂なんて、いいのかしら) しかしここでこのままじっとしていたところで、何も始まらないし かと言って今部屋に戻ったところで、みらいちゃんに怒られ、またこの場に連れ戻される事だろう 「くすっ…もう、みらいったら」 ―あの子の行動には、私、いつも振り回されっぱなしだわ 観念したリコは、大人しく、みらいちゃんの好意を受け取る事にする 洗面器でお湯を掬い、かけ湯をしてから、リコはゆっくりと、浴槽にその体を浸けた 「…はぁ~…」 リコは思わず、恍惚の声を上げてしまう 自分で思っていた以上に、自分の体は冷え切ってしまっていたようだ お湯の温かさが、じんわりと、冷えた体に染み入ってきて、何とも心地いい 「…ねぇ、リコ」 その時、擦りガラスの向こうに、動く人影が見えた

    23 17/12/25(月)00:04:12 No.474005560

    着替えを持ったみらいちゃんが戻ってきたのだと思ったリコは、みらいちゃんに感謝の声をかける 「ありがとう、みらい。着替えまで借りる事になって、ごめんなさいね」 「・・・・・・」 …しかしみらいちゃんは、何故かその場から動こうとしない ガラスの向こうで、みらいちゃんは何やら、もじもじと身をよじっているように見える 「…みらい?」 一体どうしたのだろうと、リコは、ガラス越しにみらいちゃんに声をかけた 「…あ、あのね…」 言いかけて、みらいちゃんは、言葉を詰まらせる 暫しの沈黙の後、やがて意を決したように、みらいちゃんは、言葉の続きを口にした 「…さ、さっき、リコに抱きついた時、わ、私の服も、その、濡れちゃって…だ、だから私も、一緒に、入っていいかな…?」 「……え?」 みらいちゃんの衝撃的な発言に、リコの思考は、一瞬停止する

    24 17/12/25(月)00:04:30 No.474005645

    ―一緒に入る? どこに?このお風呂に? 誰と一緒に? 私と?みらいが…?― 「……!」 すべてを理解した瞬間、リコの顔が、まるで茹蛸のように真っ赤に染まった 「…え、えっと…」 混乱してうまく回らない頭で、リコは必死に考える ―わざわざ一緒に入らなくても、私がすぐに上がれば… でもまだ体は温まってなくて、今上がると、風邪をひいてしまうかも… そもそもここはみらいの家の浴室なのであって、私には、どうこう言う権利は何もないわけで…― …考えて、考えて そして、導き出した結論 リコは湯船の中で膝を抱えながら、小さな、小さな声で、こう答えて 「…い、いいと思うわ…」

    25 17/12/25(月)00:05:02 No.474005797

    努めて冷静に答えたはずなのに、思わず、声が上擦ってしまった それが堪らなく恥ずかしくて、リコは思わず、抱えた膝に自分の顔を埋めてしまう リコが返事をしてから、少しして 衣擦れの音を鳴らした後、扉を開け、みらいちゃんが、浴室へと入ってくる みらいちゃんはかけ湯をした後、ちゃぷんと水音を立てながら、ゆっくりと、リコの隣に腰を下ろす 「…お、お邪魔します…」 「…お、お邪魔しているのは、私だから…」 バスタブの中、向かい合うように座る、リコとみらいちゃん みらいちゃんの家のお風呂は、他のそれと比べ、別段大きいというわけではない だからこうして大人がふたりで入れば、どうしても、体のどこかが触れ合う事になってしまう 小さな湯船の中で、ふたりは肌をひっつけながら、お湯に浸かる 「……」 「……」 気まずい沈黙 緊張で、何も言葉が出てこない

    26 17/12/25(月)00:05:18 No.474005872

    …互いに肌を見せ合うのは、はじめての事ではない筈なのに こんなにも胸がドキドキしてしまうのは、一緒にお風呂に入るという、特殊なシチュエーションのせいだろうか 触れ合った肌から、この鼓動が伝わってしまうのではないかと、リコは気が気じゃなかった 「…あ、あたたかいね…」 「え、ええ、そうね…」 …言葉が続かない まだ湯船に浸かって、そんなに時間は経っていない筈なのに、リコはもう、のぼせてしまいそうになっていた 「…リコ」 不意に声を掛けられ、リコの肩が、びくりと跳ねる 「な、なぁに、みらい?」 みらいちゃんはリコに更に身を寄せながら、上目遣いで、リコの顔を覗き込む 「…お風呂は温かいけど…でも、まだ少し、寒いから…だから、ぎゅって、していい?」 瞳を潤ませながらの、みらいちゃんのおねだり そんなお願いを、リコが、断れる筈もなく… 「…ええ、いいわ」

    27 17/12/25(月)00:06:35 No.474006176

    リコは両腕で、みらいちゃんの体を、そっと優しく包み込む みらいちゃんはリコの背中に腕を回しながら、まるでしがみつくように、ぎゅうっと強く抱きついた ―心臓は、今にも爆発しそうなくらい、激しく脈打っているのに それなのに、こんなにも穏やかで、満たされた気持ちになるのは、どうしてかしら…― どちらからともなく、ふたりの唇が、自然に重ね合わされる 「…リコ」 「…なぁに、みらい」 「…ずっと、逢いたかった」 「…ええ。私もよ」 ふたりは顔を見合わせ、くすりと笑い合う 再び重なる唇 温かなお湯が、ふたりの体の境界線を、曖昧にさせる ―いっそこのまま溶け合って、ひとつになってしまえばいいのに みらいちゃんの体を抱きしめながら、リコは、そう思った

    28 17/12/25(月)00:06:52 No.474006242

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    29 17/12/25(月)00:07:10 No.474006330

    お風呂から上がって みらいちゃんから借りた着替えに袖を通したリコは、タオルで髪を拭きながら、リビングへと戻ってくる 後ろに並ぶみらいちゃんも、同じく、服を着替えていた 髪を乾かすためにドライヤーを探していたリコだったが、その動きが、窓の前でぴたりと止まった 「…雪、まだ降っていたのね」 リコの視線の先、窓の外では、朝から降り続けていた雪が、いまだにしんしんと舞い落ち続けている リコは窓を開けると、そこから顔を出し、降りしきる雪を眺めた 「…リコ、そんな事してたら、湯冷めしちゃうよ」 「いいじゃない、少しくらい。みらいも、こっちに来てごらんなさいよ」 リコに促されるまま、みらいちゃんはリコの隣に立つと、一緒に、窓の外の雪を眺めた 「…綺麗ね」 「…うん、きれい」

    30 17/12/25(月)00:07:32 No.474006436

    …美しかった 空から舞い降りる真っ白な雪は、まるで天使の羽のようにも見える ―さっきまで、あんなにも忌々しく見えていた、雪が 今、こんなにも、美しく目に映るのは それはきっと、隣に、みらいが居てくれるから…― …我ながら、現金なものだと、リコは思わず、苦笑いを浮かべる その時だった リコの首に、ふわりと、温かなものが触れる 「…雪は確かにきれいだけど…いつまでもそうしてたら、本当に風邪ひいちゃうよ?」 リコが振り返る リコの首に掛かっていたのは、マフラーだった みらいちゃんが手にした長いマフラーを、ぐるぐると、リコの首に巻きつけてあげている 「…みらい…これって、もしかして…?」 自分の首に巻かれたマフラーにそっと触れながら、リコが問いかける 「…う、うん。リコへの、クリスマスプレゼント…」

    31 17/12/25(月)00:07:56 No.474006552

    みらいちゃんはぽっと頬を赤く染めると、照れ臭そうに、頬を指でぽりぽりと引っ掻いた 「これ、みらいが編んでくれたの?」 「うん、そうだよ。…でも、編み終わった後に気づいたんだけど、魔法学校って一年中春なんだよね。  だからマフラーなんて貰っても、使い道ないかも…もっと、別のプレゼントにすればよかったな、あはは」 「…そんな事、ないわ」 リコはもう一度、マフラーに、ぎゅっと触れる マフラーはとてもあたたかで、ふわふわで こうして肌に着けているだけで、みらいちゃんの愛情を、これでもかと言うほど感じる事が出来る それはリコにとって、間違いなく、最高のプレゼントだった 「ありがとう、みらい。嬉しいわ、大切にするわね」 「…う、うん…それなら、よかった」 …プレゼントを、リコに気に入ってもらえた みらいちゃんはほっと安堵の溜息をつき、それから幸せそうに、表情を緩ませる 「…実は私も、みらいに、プレゼントを持ってきたのよ」

    32 17/12/25(月)00:08:11 No.474006625

    …プレゼントを、貰いっぱなしではいられない お次は自分が渡す番だと言わんばかりに、リコがそう切り出した リコは鞄の中から用意していたプレゼントを取り出すと、それをみらいちゃんへ手渡す 「はい、みらい。メリークリスマス」 「わぁ、ありがとう、リコ!…って、これ、なぁに?」 それは、5センチほどの小さな正方形の箱だった 箱には綺麗なラッピングがしてあり、ご丁寧に、リボンまで巻かれている 一見しただけでは、それが何なのか、みらいちゃんには見当もつかなかった 「ふふ。さぁ、何かしら?開けてみれば、わかるんじゃない?」 …どうやらリコは、自分の口からそれが何かを教えるつもりはないらしい 仕方がないので、みらいちゃんはとりあえず、その箱を開けてみる事にする リボンを解き、ラッピングを丁寧に剥がし…そして中から現れた物を見て、みらいちゃんは、目を丸くした 「…えっ…えぇ!?リコ、これって…!?」 小箱の中から現れたのは、美しい輝きを放つ、銀色の指輪だった 驚くみらいちゃんを見て、リコは楽しそうに、くすくすと笑っている

    33 17/12/25(月)00:08:27 No.474006685

    「ふふ…前に何かで読んだのだけど…ナシマホウ界では、特別な日に、愛する人に、指輪を贈るのが習わしなのでしょう?」 笑顔のリコとは対照的に、みらいちゃんは、心中穏やかではない ―リコは、このプレゼントが意味するものを、果たしてわかっているのだろうか それ以前に、こんな高価なもの、おいそれと受け取るわけにはいかない…!― 「だ、ダメだよリコ!こんなの、貰えない…!」 みらいちゃんは指輪の入った箱を閉じ、慌ててリボンを巻きなおすと、それをリコに向け差し出す 「あら、どうして?」 リコはみらいちゃんの手ごとその箱を握ると、それを、みらいちゃんへと突き返す 「受け取ってもらえないと、困るわ。だってこの指輪が嵌まるのは、世界で、みらいだけなんですもの」 「…で、でも…」 なおもプレゼントを受け取る事を躊躇するみらいちゃん 「…もうっ!」 業を煮やしたリコは、みらいちゃんの手から箱を引っ手繰ると、中身の指輪を取り出す 「…あっ…!」 そしてみらいちゃんの左手をとると、その薬指に、そっと優しく指輪を宛がう

    34 17/12/25(月)00:08:45 No.474006761

    …まるで魔法のように その指輪は、みらいちゃんの指に、ぴたりと嵌まった 「…指輪の意味なら、わかってるわ。私の心も、決まってる」 瞳を潤ませながら、自分の顔をまっすぐに見つめてくるみらいちゃんを リコは笑顔で、まっすぐに、見つめ返す 「…キュアップ・ラパパ」 …誓いと魔法を、唇に乗せて 「…みらいよ、私のものになりなさい」 リコはそっと、みらいちゃんの唇に、口付けた そっとみらいちゃんの下唇を自分の唇で食む仕草をしてから、リコは少しだけ身を離す それからみらいちゃんに向け、愛しむような笑みを浮かべる 「…今、“はい”って、言いました?」 おどける様な、リコの問いかけ 「…っ!ぐすっ…言いましたぁ!」 …返した返事は、涙声になっていた

    35 17/12/25(月)00:09:11 No.474006880

    みらいちゃんは思いっきり、リコの胸へと飛び込んでいく 勢い余ってふたりは、そのまま、床の上に倒れこんでしまう ふたりは顔を見合わせ、くすくすと笑いあう 再び自然と触れ合う、ふたりの唇 ただ触れるだけではない、深い口付けに、ふたりの唇から、あえやかな声が漏れる 気の遠くなるような、長い長い、時間の後 名残惜しさを感じながらも、ふたりはゆっくりと、その唇を離れさせた 「…そういえば」 何かを思い出したように、リコが、くすりと笑った 「…まだ、言ってなかったわね。…みらい、メリークリスマス」 それを聞いたみらいちゃんは表情をはっとさせた後、同じく、くすりと笑う 「あっ、そう言えば…ふふ、メリークリスマス、リコ」 …三度目の、キス 外では相変わらず、雪が降り続いていた 冬空を舞う天使たちだけが、いつまでも、いつまでも、仲睦まじいふたりの姿を、そっと優しく、見守っているのだった

    36 17/12/25(月)00:09:52 [すみません、異常に長くなってしまいました…] No.474007082

    そんな風にクリスマスを過ごすみらいちゃんとリコ先生いいよね…

    37 17/12/25(月)00:10:11 No.474007158

    いいモフ…

    38 17/12/25(月)00:10:14 No.474007171

    いいモフ…

    39 17/12/25(月)00:10:20 No.474007206

    いいモフ…

    40 17/12/25(月)00:10:21 No.474007208

    あいつ ありがとう

    41 17/12/25(月)00:10:23 No.474007221

      クリスマス 俺の月曜日がはじまった

    42 17/12/25(月)00:10:32 No.474007260

    いいモフ…

    43 17/12/25(月)00:10:41 No.474007296

    歴代最長モフ?いいモフ…

    44 17/12/25(月)00:10:50 No.474007340

    今夜は大長編モフ… ありがてぇモフ…

    45 17/12/25(月)00:10:57 No.474007369

    お待たせしましたはー神様、モフルン様。クリスマス記念という事で書き上げたみらリコクリスマスツリープレイ本デウス…飾り付けのお約束という事で乳首とおまんこにピアスプレイもあるのでご安心下さいマスト… またご婦人用として校クシによるクリスマスのベッドイン本も用意いたしましたのでどうかお納め下さいマスト…

    46 17/12/25(月)00:10:59 No.474007375

    何が起こってるんだと思いながら読んでた いいモフ…

    47 17/12/25(月)00:11:04 No.474007391

    まだ読み切れてないけど先に言っとく いいモフ…

    48 17/12/25(月)00:11:09 No.474007415

    いいモフ… スゴい大作をありがとうモフ…

    49 17/12/25(月)00:11:12 No.474007425

    ながい いい…

    50 17/12/25(月)00:11:12 No.474007427

    これ何字あるモフ!?

    51 17/12/25(月)00:11:17 No.474007447

    いいモフ…

    52 17/12/25(月)00:11:36 No.474007546

    大作過ぎる…

    53 17/12/25(月)00:11:39 No.474007558

    今晩はお楽しみですね 今回はちょっとキスし過ぎじゃないですか?

    54 17/12/25(月)00:11:53 No.474007633

    何回更新しても続きが出てくるからビビった いいモフ…

    55 17/12/25(月)00:12:07 No.474007697

    さぁ次はベットの上田

    56 17/12/25(月)00:12:16 No.474007752

    >飾り付けのお約束という事で乳首とおまんこにピアスプレイもあるのでご安心下さいマスト… はー…いつもだったら合格なんだけど今はそういう気分じゃないかな…

    57 17/12/25(月)00:12:40 No.474007881

    いい…クリスマスにありがたいものが見られてよかった

    58 17/12/25(月)00:12:55 No.474007942

    お風呂で思わずむっ!となってしまったモフ…

    59 17/12/25(月)00:13:12 No.474008016

    とんでもないクリスマスプレゼントだ やはりサンタは実在する…

    60 17/12/25(月)00:14:02 No.474008255

    こんなにそうだね連打したのは初めてだ…

    61 17/12/25(月)00:14:05 No.474008277

    アイザック先生結果オーライでグッジョブモフ…

    62 17/12/25(月)00:14:58 No.474008523

    冬コミもちょいちょいみらリコ本あるみたいで楽しみだ まぁいけないから通販になるんだけどね!

    63 17/12/25(月)00:15:20 No.474008624

    今日だけでクリスマス回3度は見た この回楽しいし話は綺麗に纏まってるし最高だ

    64 17/12/25(月)00:16:25 No.474008962

    超大作だこれ いいモフね…

    65 17/12/25(月)00:16:59 No.474009108

    純愛すぎる…

    66 17/12/25(月)00:17:15 No.474009183

    去年のクリスマス回も良かったよね… 監察医死亡後で温度差が凄かったけど楽しい話だった

    67 17/12/25(月)00:17:43 No.474009310

    去年のクリスマスは衝撃のまゆかな回だったっけ 予告の時点ではベニーギョさんに注目されてたけど

    68 17/12/25(月)00:18:25 No.474009494

    45話のあとにあんな楽しいクリスマス回とか想定しとらんよ

    69 17/12/25(月)00:19:05 No.474009670

    やっと読み終わったモフ… お風呂最高モフ…

    70 17/12/25(月)00:19:10 No.474009692

    長いモフ…長編ありがとうモフ…

    71 17/12/25(月)00:19:16 No.474009710

    45話後のはーちゃんのフォローやまゆかなドラマの着地とか 地味に必要なこともこなしてるんだよね

    72 17/12/25(月)00:19:46 No.474009864

    クリスマス回と言えば su2161632.webm

    73 17/12/25(月)00:20:26 No.474010038

    オトドってなんだったんだろう…

    74 17/12/25(月)00:21:07 No.474010224

    >これ何字あるモフ!? ざっと数えてみたけど 多分2万字くらいだと思うモフ

    75 17/12/25(月)00:21:35 No.474010369

    まほプリの青山作画は可愛いな ミラクルのおっぱいも凄かったし

    76 17/12/25(月)00:21:35 No.474010370

    ベニーギョさんが最後に残ったのは意外だけどオルーバさんじゃこのギャグ感は出せなかったしなぁ

    77 17/12/25(月)00:21:48 No.474010437

    >2万字 なそ にん

    78 17/12/25(月)00:22:03 No.474010517

    >多分2万字くらいだと思うモフ なそ にん

    79 17/12/25(月)00:22:27 No.474010627

    卒論くらいの長さか…

    80 17/12/25(月)00:23:04 No.474010799

    やめや…もういいロマ… 好きにやったらいいロマ…

    81 17/12/25(月)00:23:19 No.474010869

    力入れすぎてこれ最終回とかじゃないモフ…?

    82 17/12/25(月)00:23:44 No.474010997

    アロマが音を上げただと…

    83 17/12/25(月)00:23:45 No.474011003

    どうした焼き鳥

    84 17/12/25(月)00:25:34 No.474011511

    なんというか超大作すぎて言葉を失っている…

    85 17/12/25(月)00:26:54 No.474011885

    オトドは奇怪な見た目もだけどその毛を刈り取って道具をつくってるのに狂気を感じる

    86 17/12/25(月)00:27:03 No.474011927

    >みらいちゃんが誇れる、みらいちゃんの『私のリコ』で在りたい ここすごく良かった…

    87 17/12/25(月)00:27:26 No.474012031

    しかしもうクリスマスか 最終回からもうすぐ一年経つんだな…

    88 17/12/25(月)00:28:54 No.474012467

    >最終回からもうすぐ一年経つんだな… マジで早いよね…去年の年末は結末が怖くて大分おかしくなってたよ

    89 17/12/25(月)00:30:17 No.474012817

    49話もいいけどまほプリの雰囲気自体が好きな自分は 50話が最終回で本当によかったと思ってる

    90 17/12/25(月)00:31:43 No.474013159

    魔法界のセンスって独特だなってプレゼント見て思いましたよ

    91 17/12/25(月)00:31:47 No.474013175

    最終決戦シーズンの1月も決戦はそこそこに殆どが明るい日常話やってたのがまほプリらしくて楽しい

    92 17/12/25(月)00:32:18 No.474013304

    そうだねの数が凄まじい事になってて吹く これ大丈夫?クンリニンサンに目つけられない?

    93 17/12/25(月)00:32:39 No.474013394

    年明けからのエンドカードは本気でころしにかかってた

    94 17/12/25(月)00:33:11 No.474013526

    収録事態はこれくらいに終わってたんだろうな

    95 17/12/25(月)00:33:53 No.474013687

    そ順がエラいことになってる…

    96 17/12/25(月)00:34:03 No.474013718

    みらリコの婚姻が認められて嬉しいデウス 年明けにはリコにチンポ生やすips細胞手術も控えてるデウス 毎週末恒例になりつつある24時間耐久シックスナインは流石に飽きてきたマスト

    97 17/12/25(月)00:34:12 No.474013753

    離れたら49話が終わっちゃうって収録場で動けなくなるりえりーいいよね…

    98 17/12/25(月)00:34:37 No.474013852

    りえりーが49話の収録でずっと泣いてたって言うからやっぱりお別れなんだ…と思ってたらいい意味で裏切られた

    99 17/12/25(月)00:35:21 No.474014017

    >みらリコの婚姻が認められて嬉しいデウス はー…元凶がなにか言ってる…

    100 17/12/25(月)00:35:47 No.474014113

    声優陣が上げに上げるハードルを軽く飛び越える49話いいよね…

    101 17/12/25(月)00:36:13 No.474014232

    いいモフ…

    102 17/12/25(月)00:36:13 No.474014233

    いい…

    103 17/12/25(月)00:37:32 No.474014519

    ところでみらリコがクリスマスを楽しんでいる間 モフルンとはー様は何をしてるんです…?

    104 17/12/25(月)00:38:02 No.474014636

    モフルンとはーちゃんはみらいとリコをただ見守るモフ…

    105 17/12/25(月)00:38:06 No.474014650

    >モフルンとはー様は何をしてるんです…? 静かに見守ってるよ

    106 17/12/25(月)00:39:52 No.474015057

    このまま続くとマリッジブルーリコとかが見られるモフ?

    107 17/12/25(月)00:40:21 No.474015189

    5話がマリッジブルーリコだったのでは

    108 17/12/25(月)00:40:39 No.474015263

    見返すと46話は予告がかなり刺さる 来年は何したい?とか来年もよろしくね!とかもう…

    109 17/12/25(月)00:41:22 No.474015429

    4話でみらいにはリコがいてあげないとダメモフの境地に至ったモフルンはすごいな…

    110 17/12/25(月)00:41:58 No.474015557

    >見返すと46話は予告がかなり刺さる >来年は何したい?とか来年もよろしくね!とかもう… そして本編でしきりに明日があるって話をしてるのが…

    111 17/12/25(月)00:42:00 No.474015566

    来年は夏祭り一緒にやろうぜーとか言ってる補習メイトとかもつらい…

    112 17/12/25(月)00:42:37 No.474015722

    >4話でみらいにはリコがいてあげないとダメモフの境地に至ったモフルンはすごいな… 視聴者が1年かけて理解したことを1か月足らずで悟っていたモフルンには参るね…

    113 17/12/25(月)00:42:52 No.474015780

    >そして本編でしきりに明日があるって話をしてるのが… でもみらいちゃんはお別れが必ずやってくるってわかってるのがいいよね…

    114 17/12/25(月)00:44:43 No.474016181

    魔法つかいは1年通して全体に異世界交友ものだしやっぱり最後は別れるんだろうなって空気を匂わせてるよね… それだけに49話が刺さる

    115 17/12/25(月)00:44:50 No.474016203

    リコは初詣のシーンではいずれ来るお別れに対してあまり実感なさそうなのが対照的だよね

    116 17/12/25(月)00:45:56 No.474016477

    >来年は夏祭り一緒にやろうぜーとか言ってる補習メイトとかもつらい… 49話の夜は一緒に一晩中話してたのかなと妄想してる

    117 17/12/25(月)00:46:25 No.474016580

    デウスマストによる突然の別れがなければどういう別れ方をしてどういう感情でいたのか

    118 17/12/25(月)00:47:18 No.474016819

    愛文書はずっとみらリコの二人でやってきて つい最近ようやくはーモフが数度登場し始めたのに 次に出たキャラがアイザック先生という事実に混乱している

    119 17/12/25(月)00:48:17 No.474017081

    今回はほんとにいいクリスマスプレゼントをもらった気分だ

    120 17/12/25(月)00:48:23 No.474017111

    他にも誰かいなかったっけ… 補習メイトもまゆかなもいなかった…?

    121 17/12/25(月)00:49:12 No.474017318

    不安を全く感じさせないTV版に対し、漫画版は誰もいなくなる初夢 違いが合っていいと思った

    122 17/12/25(月)00:49:25 No.474017370

    >愛文書はずっとみらリコの二人でやってきて >つい最近ようやくはーモフが数度登場し始めたのに >次に出たキャラがアイザック先生という事実に混乱している 大学の友人の李依さんと由衣さんもいたじゃないか

    123 17/12/25(月)00:49:42 No.474017439

    愛文書は一通り読んだけどスレが落ちたらもう一度じっくり読みたい

    124 17/12/25(月)00:50:02 No.474017533

    >デウスマストによる突然の別れがなければどういう別れ方をしてどういう感情でいたのか 突然の離別がなくとも時間と共にいつか道が分かたれるときが来ただろうけれど 別れるその瞬間みらいちゃんは笑っていて その後すべて過ぎ去ってしまってから崩れ落ちるように泣くのは分かる

    125 17/12/25(月)00:50:19 No.474017597

    クリスマスと言えばアイザック先生だからな

    126 17/12/25(月)00:50:53 No.474017730

    鈴の音ならぬ腰の音を響かせるアイザック先生

    127 17/12/25(月)00:51:33 No.474017865

    >不安を全く感じさせないTV版に対し、漫画版は誰もいなくなる初夢 違いが合っていいと思った 漫画版は離別が来ないからこそ不安を題材にして TV版は離別があるからこそその瞬間までを楽しく希望の溢れる日々にする いいと思う

    128 17/12/25(月)00:51:38 No.474017885

    読んでて口角の上昇が止まりませんでした

    129 17/12/25(月)00:52:07 No.474017999

    もうスレが消える… 今日はまゆかなの話とかしようと思ってたけどそんなの全部吹き飛んじゃった…

    130 17/12/25(月)00:52:38 No.474018115

    だいぶ話に没頭してしまった 初めて心からメリークリスマスと言えそうだ

    131 17/12/25(月)00:53:05 No.474018222

    >漫画版は離別が来ないからこそ不安を題材にして 敵と言う脅威がいないからこそ露骨に不安を描けてたんだね 本編のみらいちゃんとはやっぱりいろいろ違う

    132 17/12/25(月)00:53:24 No.474018310

    もうそろそろ時間モフ… 素晴らしいクリスマスプレゼントをありがとうモフ…

    133 17/12/25(月)00:53:47 No.474018432

    起伏の少ないストーリーだったけどその分今までの日常が失われた時の喪失感も凄くて だからこそ49話での再会がすごい印象に残るんだろうなと思う