虹裏img歴史資料館 - imgの文化を学ぶ

1 17/12/11(月)00:03:13 No.471114273

藍子 好きだ

2 17/12/11(月)00:12:09 No.471116476

貴方の光が空になり私の夜を切り裂いて それは残酷なまでに美しい夜明け 獣か神になろうとした人々は今 彼女の言葉に自らの人としての意義を取り戻す 次の歩みは人としてのそれである 藍子さん されど、されど私は歩むのが怖い変わるのが怖い 貴方は人の尊さと、人を超えた永遠を信じさせてくれた そのどちらも私には信じられなかったもの 藍子さん 私は永遠を信じたい、貴方の永遠を だから私は共には歩めない 貴方が光の中に物語を描くとしても、私はそれが完結する時が怖い 藍子さん

3 17/12/11(月)00:15:43 No.471117328

私は弱い人間です 自分が不甲斐なくて悔しくて苦しくて、どうしようもなく嫌いです 世の中が悔しくて苦しくてどうしようもなく嫌いで、それは結局、自分がそうであるからです 貴方に出会えて、許しを求めてしまいました 私は謝りたくて、だけど誰に謝ればいいのか分からなくて、許されたくて、だけど誰に許されればいいのか分からなくて ただ、ただ貴方にそれを押し付けてしまう 私を許すのは例え私だとしても、私を認めるのが例え私だとしても、私にはそれができません けれど、もしも貴方がもしも貴方が私に許しをくれたらなら 貴方に許された私を、私は許せるのだと思います 藍子さん 私の救い

4 17/12/11(月)00:21:58 No.471118716

仄暗い街の中で私は煌めきのレンズを失くしてしまいました この世の全ては初めから輝いていて、それがそう見えない人は自らが輝きを失ってしまったから そんな有り触れた陳腐な言葉を思い出します されど、それは本当は逆のことなのでしょう この世の全てはくすんでいて、私たちの瞳の輝きがそれをまるで眩しくきらめくように見せているのでしょう だからある日それを失くした時、この世の全ては真実の姿に戻ってしまう 心という鏡は割れてしまい、もう世界を写さない その破片が唯一の光を捉えるその日まで 貴方は、光だ 砕け散り何もかもが灰色になった街の中でたった一つの光だ 何もかもが仄暗い街の中で貴方だけが美しく鮮やかだった まるで、初めからそうであったかのように

5 17/12/11(月)00:22:39 No.471118837

あーちゃんPはどうして詩を詠むのだろう？

6 17/12/11(月)00:25:05 No.471119327

待って 最後まで聞こう！

7 17/12/11(月)00:26:39 No.471119619

ゆらゆら、水面に月が踊りました ちらちら、街灯に雪が踊りました ふわふわ、風に髪が踊りました 藍子さんは私の隣で透明に微笑んでいます 虚空に浮かぶ手を取り、どこにもない温もりを共有すると、冬を忘れてしまったかのような気がして 雪月花時最憶君 どんな美しさも、貴方を思い浮かべてしまう 例えばここに貴方がいれば どうか、どうかいてくれれば 彼女の姿が見えないのはきっと 夜の闇が隠してしまったからでしょう

8 17/12/11(月)00:30:54 No.471120423

ふらりと闇に立ち上がり、風が私の背中を押します 木枯らしに葉が散り、それに流されるように私は、私は 貴方はいない けれど私は貴方を信じている 人は弱く悲しい生き物です 叶わない夢を見て、ありもしない理想を抱き、存在しない人に恋をする けれどそれが人の美しさだと思うのです 夢は叶わずとも煌めき、理想はあり得ずとも導き、人は存在しなくとも哲学する 落花時節又逢君 あの日、秋色に染まったこの場所で私はどこにもいない貴方に会いました 今日、私はまた会うでしょう 私はあの日から立ち止まったまま 歩めないままなのですから

9 17/12/11(月)00:32:45 No.471120797

ねぇこの投稿間隔はもしかして即興で書いてるの？違うよね？そんなことはないよね？

10 17/12/11(月)00:34:58 No.471121202

歩みはゆっくりと、自分のペースというもので彼女は確かに、歩いています 一歩、一歩、その全てを沢山の人に見守られ、背を押され 私は、だけど、それを見るのが怖かった 背中を押すのか怖かった 貴方がつまづいてしまうのではないか、それを重荷に感じるのではないか 私は怖かった、現実を見るのが 貴方に会えて変わった気になり、ただ救われただけであることに気づきます 貴方がつまづきそうな時、手を差し伸べる人になれば良いのに 貴方が重荷を背負う時、それを分け合う人になれば良いのに 貴方には今、そんな人が沢山います それは貴方が沢山の人にそうしてきたから 私もその一人なのに、私の手は 乾いて、冷たくて、貴方を探して虚空を掻く

11 17/12/11(月)00:38:16 No.471121955

藍子さん 貴方は沢山の人に愛されています 貴方が沢山の人を愛したように それはきっと大きな力となって世界を包み、いつか貴方の博愛がこの世にあまねく降り注がれる日が来るのでしょう それは真の意味で人々が一つを信じ、繋がる時なのでしょう 誰かと誰かとその大切が、小さく細かく複雑で繊細な組細工のように絡まり 全て人はどこかで細く小さな繋がりがあるのでしょう 藍子さん 貴方は素晴らしい人です だから、だけど、私はただ感謝をすることしかできない

12 17/12/11(月)00:43:25 No.471123063

藍子さん 何ですか 呼んだだけです 顔を横に向けると、下ろした髪の柔らかな質感を感じました 薄暗い夜に彼女をぼんやりと描いた闇の輪郭が、それでもやはり美しくて 私は少し泣いてしまいました 細く暖かい指がそっと瞳に乗り、涙の中の寂しさを掬い出し 大丈夫ですよ 何も知らないけれど、貴方は私の欲しい言葉をいつも知っています 大丈夫ですから 私は貴方に救われ、今も救われ続けています ありがとう、ありがとうございます 闇の中で、涙に滲んだ輪郭を焼き付けました 次の瞬きの闇に、貴方が溶けてしまいそうな気がしたから

13 17/12/11(月)00:47:40 No.471123965

そうして深く目を瞑り、瞼の裏の貴方を忘れまじと誓います もう朝まで目を開けません 貴方を忘れないように おやすみなさい おやすみなさい 聞きなれた声が、決して私の名を呼ぶことのないそれが、私に言ってくれました ねえ、藍子さん いつまでも、いつまでもこうしていてくれますか 貴方も幸せですか 少しずつ乾いた涙に、波が遠ざかる感覚を覚えます とっても、とっても幸せです けれど、一つ一つの繰り返しは波のように いずれ終わる永遠を、私たちは信じることにします

14 17/12/11(月)00:49:13 No.471124294

おやすみなさい藍子 いつも本当にありがとう

15 17/12/11(月)00:53:17 No.471124992

怖いよ…