17/10/12(木)05:06:03 <font c... のスレッド詳細
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画像ファイル名:1507752363578.jpg 17/10/12(木)05:06:03 [0/5] No.458853544
>この絵からリビドーを感じてくれたら嬉しい >そして出来れば、そのリビドーを分けて欲しい >つまりこの絵から感じた妄想を文字にして欲しい 書きました
1 17/10/12(木)05:06:26 [1/5] No.458853555
タイルの上に、それぞれに出所の違ういくつもの体液が落ちては弾け、水溜りを作っていく。 十字に刻まれた薄い溝の中で液体は溶け合い、混ざり合い、共に排水溝へと流れ出る。 静かな部屋の中には、二人分の吐息と、肌と肌とが擦れ合う軋むような音、滴の跳ねる音だけが響き、 誰にも邪魔されない一定のリズムが、何度も何度も繰り返されては、またすぐに静寂に飲み込まれる。 柔らかく流れ、花の飾りを乗せた髪と、ざっくりと纏められ、先端にビーズの飾りをつけた髪の、 二種類の質の違う体毛が、肌と肌の触れ合うのに合わせて、互いの髪の一本一本までを慈しむように、 何度も絡まりあってはすぐほどけ、また絡まっては宙を泳ぐ。 ビーズで纏まった房は、根元の動きに遅れるようにして上下に揺さぶられ、固い肉に当たっては弾む。 髪と飾りでできた鞭が、肌に何度も当たっては傷のひとつもつけることなく駄々をこねる様を見て、 髪の主はくすぐったさに困ったような顔に、もう一人の女は相手の女らしさをからかうような微笑みになった。
2 17/10/12(木)05:06:46 [2/5] No.458853564
絡み合う二つの影が、ふいに一つのシルエットに収まってしまったかのような、錯覚を受ける。 細く薄い体、透き通るような白い肌が、相手の固く、大きく筋張った体を蛇のように這うと、 彫刻のように引き締まった体を覆うベールと見まがうほどに、一体となって体表を流れていく。 女の鍛錬の証のその肉体は、彼女自身にとってはコンプレックスの源泉にすらなりうるものであったが、 今、その肉体を愛しげに撫でる女からすれば、望んでも望みきれない、理想を体現した完成品として映る。 白い指、赤い舌が小麦色の胸板の上を通り、その弾力を楽しみながら、うっとりとした顔をしてそれを褒めると、 その言葉は、太い骨の土台の上に何重も重ねられた鎧の中の、彼女の女らしさの部分をくすぐった。 恥ずかしげに眉の一方を上げる彼女を、相手はただにこやかに人形のように整った笑顔で褒めながら、 また不乱に、目の前の練り上げられた肉体の全てを堪能しようと、優しげに触れていく。
3 17/10/12(木)05:07:03 [3/5] No.458853571
浅く焼けた肌の下には、弾けんばかりの筋肉が、己の存在を誇示しながら堂々と張って、 そのさらに奥には、女の骨格の限界まで、固く、太く、大きく育った柱が肉体の支えとして立っている。 そんな体に、ほんのわずかだけ残された皮下脂肪の山の上、肌とは対照的に薄い紅色をした乳首を、 それより赤い舌が舐め、それより白い指が唾液ごと摘んでふき取るように、しつこくしつこく攻め立てる。 外敵すら容易く跳ね除ける要塞のような肉体の女といえど、その先端だけは柔らかく無抵抗で、 ぴたりと閉じれば鉄の棒すらひしゃげさせる固い腰周りの肉のうち、その神聖な場所だけはただ清く弱い。 子と母とが命を繋ぐその二箇所だけが、いまだに女を捨てきれぬ彼女の最後の砦となって、 心の奥底のどこかに仕舞われた、雌としての部分を、じっと守り続けている。 その有様すらも、生きた彫刻を愛でる女に取っては、アンビバレントな魅力の元となるのだ。
4 17/10/12(木)05:07:23 [4/5] No.458853579
たとえ万力で指を締め上げられようが、弱音のひとつも出ない女が、胸の柔らかい丘の中心を触れられて、涎をこぼす。 たとえ鉄の棒で下半身を打たれようが、声も漏らさぬ女が、指が一本、その先端を突き入れるだけで、腰を砕けさせる。 彼女の誰も知りえぬ…いや、知っていようが突きようのない弱点を、ただこの瞬間、自分だけが好きにできる。 彼女がその気になれば…手首ひとつで自分の頚椎は真逆に反り返るのに、そうされない、そうならないと確信できる。 サディスティックな気持ちと、自分より遙かに強い彼女に、蹂躙されたい…そんなマゾヒスティックな感情とが、 彼女を褒める小さな口から交互に漏れ出ては、本人すら御しきれない深く強い欲望を、繰り返し刺激しては強める。 鼻息を荒くしながら、自分の肌を好き放題に弄って、よりねっとりと心の深いところにまで入ろうとするこの隣人を、 彼女は突き放すことも、ありのまま受け入れるこおともできず、ただ成り行きに任せるしかなかった。
5 17/10/12(木)05:07:43 [5/5] No.458853590
汗の臭いと、淫臭と、床に落ちて揮発した数多の体液の臭いとが、狭い部屋に満ちては、空気を桃色に染める。 筋肉に押し込められた彼女自身の女の部分が、柔らかい指に釣り上げられる様にして急速に引き出されて、 普段は野太く、男勝りな低い声を響かせる声帯を、年相応の、若い、上擦った声を奏でる器官へと、変えていく。 いつ終わるともしれないこの行為の果て――もしこの愛撫が、今すぐに終わったとしても… 一度引き出された自分の中の女の部分と、どう向き合っていけばよいのだろう… 疲労と性感で、ぼんやりと薄れ行く意識の中、彼女はうっすらと、そう思った。
6 17/10/12(木)05:11:24 No.458853681
いい…好き…
7 17/10/12(木)05:21:30 No.458853953
いいよね…
8 17/10/12(木)05:32:37 No.458854277
屈強で逞しいのに魂はもはや隷属の身いいよね…
9 17/10/12(木)08:00:20 No.458860948
抵抗しようと思えばできるのにやれなくなってきてるのいいよね…