17/08/28(月)20:17:44 かつて... のスレッド詳細
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画像ファイル名:1503919064335.jpg 17/08/28(月)20:17:44 No.449308097
かつて神は人と共に在った。 そう、人が認知する神と言う点に於いてだが。 近代以前の人類は預かり知れぬ未知の現象、或いは畏怖や畏敬の念を抱くような自然現象に神の存在を見出した。 ギリシア神話のゼウスは元々雲や雷を司る神であった。後に付随する要素はオマケでしかない。 文献を紐解きメソポタミア、ギリシア、日本、土着の原始宗教の神の原型まで辿ると、基礎となっているのは雨に関するものであると気付く。 有史以来、自然発生的に生じた神は豊穣や雨、川、洪水に由来するものが多い。文明は川の近辺から生じ、神もまたそこから生まれ出づる。 農耕文明では生死を分けるのは降雨量 だ。神が我々の生死を決めると当時の人々が考えたのは当然の摂理だろう。 そして干ばつ時に人々は神へ祈りを捧げるようになった。つまり「雨乞い」だ。 今日、私がここに呼ばれたのは祈祷師としての腕を見込まれたからである。 此度用ゐるのは禁忌としての祈雨。水神の棲家へ怒りを誘う供物を捧げる事で機能する祈り。神はその怒りを雨によって示す。 「よし、まろ子、コレを池へ。臓腑はできるだけ散らせて」
1 17/08/28(月)20:20:37 No.449308845
あれは神も怒るほどの供物なのか…
2 17/08/28(月)20:21:44 No.449309099
あれの臓腑を撒いたら実るものも実らないのでは…
3 17/08/28(月)20:22:51 No.449309381
>禁忌を犯す雨乞いとは、例えば、通常は水神が住むとして清浄を保つべき湖沼などに、動物の内臓や遺骸を投げ込み、水を汚すことで水神を怒らせて雨を降らせようとするものや、 グーグル先生に聞いたらわりと由緒正しい雨乞いだった
4 17/08/28(月)20:24:13 No.449309751
緑色の水神が現れるのは分かる
5 17/08/28(月)20:25:31 No.449310048
白い雨が降るんだ…
6 17/08/28(月)20:28:34 No.449310810
文化人類学者幸四郎
7 17/08/28(月)20:29:02 No.449310914
緑ジャージ神
8 17/08/28(月)20:29:12 No.449310946
なんてためになるスクだ
9 17/08/28(月)20:31:17 No.449311444
普通に読みやすくて勉強になる
10 17/08/28(月)20:33:04 No.449311846
メソポタミアって普通に言えたことに驚く
11 17/08/28(月)20:35:10 No.449312400
直接的でもましてや間接的でもないのにピアニッシモ君が死んだのがわかる…
12 17/08/28(月)20:37:17 No.449312936
読みやすかった
13 17/08/28(月)20:37:35 No.449313022
手軽に臓物が手に入るのはありがたい
14 17/08/28(月)20:39:05 No.449313409
けつまん乞い
15 17/08/28(月)20:40:33 No.449313810
1行でサラリと死ぬ
16 17/08/28(月)20:41:55 No.449314166
誰の臓腑なのか説明されてないのに分かるの良いよね
17 17/08/28(月)20:42:53 No.449314404
知らない人が読んだら人が死んでるなんて思わんだろうな
18 17/08/28(月)20:45:44 No.449315146
勉強になるけどぴるす投げ込むのは公害すぎる…
19 17/08/28(月)20:46:43 No.449315439
>神仏に芸能を奉納する雨乞いは、近畿地方に多く見られる。 ウィキペディア見てたら気になる記述があった 歌舞伎役者は雨乞いをしていたのかもしれない
20 17/08/28(月)20:54:56 No.449317798
神様に奉納する歌舞伎あるしな