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17/08/14(月)20:56:53 ナオア... のスレッド詳細

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17/08/14(月)20:56:53 [su1978780.txt] No.446256179

ナオアリ怪文書 TSアリご注意ください

1 17/08/14(月)20:57:12 No.446256269

のそりと体を起こすと、アリサはソファーから落ちかけて慌ててバランスをとる。  “俺”はなんでこんなところで寝てたんだ……どうやら自分の部屋ではない。だんだんと昨晩の記憶がよみがえって来る。たしか、翌日はオフだから、とナオミの部屋で夜中までだらだらと遊んでいて、そのうち自分の部屋に帰るのが面倒臭くなってソファーで寝たのだったか。  ナオミの部屋のソファーは“男にしては”小柄なアリサであればすっぽり収まってしまうほど大きいものだったが、それでもすこし変な態勢になってしまったのか、背中が強張って痛むような気がする。  枕元に放り出していたスマートフォンを手に取る。ホーム画面を表示して時間を見る。 「ん? なんだこれ?」  見たことのない表示になっていた。  ありえない表示。ランダムに文字が表示されている。日付も、年数表示もおかしい。画面には時折ノイズが走る。故障だろうか。  チッ、と小さく舌打ちをしてソファーに投げ捨てる。  仕方ない。ナオミを起こすか。

2 17/08/14(月)20:57:38 No.446256351

「おい、ナオミ……起きろよ」  ベッドで寝ているであろうナオミの方へ声をかける。  サンダース戦車道寮の部屋は、そこそこ広いがワンルームだ。ベッドもソファも同じ部屋の中。ソファの向こう側にあるベッドには、アリサの相棒、ナオミが眠っているはずだった。 「はあ!?」  ベッドの上には、見たことのない女が眠っていた。  美しい女。  色の薄い茶色のショートカット。高い鼻梁の、やや日本人離れした彫りの深い顔立ち。目覚めようとしているのか、長い睫毛がぴくりと動く。頬の上にほんのすこし残るソバカスでさえ、まるでこの女の美しさを彩るアクセントのように思えた。うう、と呻くような声が聞こえて、唇がほんのすこし開く。なんだかそれが、ひどく、艶めかしく感じられた。

3 17/08/14(月)20:57:55 No.446256414

女がまた身をよじる。かけられたタオルケットの上からでもわかる大きな双丘が動く。そこからは、なだらかなくびれが続いている。腰はしっかりと引き締まって、躍動感すら感じさせた。タオルケットがまた腰の下ではだけて、ホットパンツから覗く筋肉質の太腿が白く眩しい。そこから下はすらりとした足。アリサの臍あたりまであるのではないか、と思わせるくらい、長く、しなやかな曲線が続いている。  しばらく惚けたように見つめていると、女がうん、とまた呻いて、目を閉じたまま体を起こす。  アリサは慌てて声を荒げる。 「だ、誰だお前! ナオミは?」 「んん? あ? なに? あんた……寝ぼけてんの?」  ハスキーな声で、女が言った。なんだか、初めて聞いたはずなのに、聞き覚えのあるような声だった。 「ナオミはどこ行った!?」 「あ? どうした? 頭おかしくなった?」  アリサは混乱する。  こいつはなにを言っているんだ。俺の相棒は、どこに行った。 「あれ? アリサいつのまに髪切ったの?」 「髪?」 「おさげは?」 「はあ? おさげ? するわけないじゃん!」

4 17/08/14(月)20:58:17 No.446256494

「なに言って……あれ? アリサ背伸びた? うん? なんか……変じゃね?」  女が近づいてくる。  ベッドから身を起こすと、アリサよりも背が高かった。一七〇センチ近くありそうだ。  長身のセクシーな美女が近づいてくる。タンクトップにホットパンツ。アリサの生涯において、こんなに露出度の高い女性に近づかれるのは、いままでにない経験であった。  至近距離で身体を眺められる。緊張で、がちがちに体が固まりそうだった。  女の視線が頭の上から、下へ下へと降りて行って、止まる。  ちょうど、アリサの、股の間。  起き抜けの男性特有の生理現象で、そこはそうなっていて。 「きゃあああああ! アリサが男になった!!」 「だから俺は男だって!」 「よし、状況を整理しよう」 「おう」  ひとしきり大声を出し合ってから、隣の部屋の生徒が怒鳴り込んできて、お互い騒いでも仕方がない、という合意がとれたのがつい先ほど。

5 17/08/14(月)20:58:32 No.446256538

ちなみに怒鳴り込んできた生徒は部屋主のナオミが対応した。アリサにとっては目の前の女をナオミ、と認めるのも不服だったが、怒鳴り込んで来た女生徒を見て、ひとまずそこは保留のまま進めるしかないと思った。アリサの認識では、この寮は男子寮のはずである。すべてが理解を超えていたが、なにかおかしなことが起こっている。そのことだけは確かだった。  目の前の女はナオミではない。ナオミであるはずはない。だが、どこか、ナオミらしくも感じてしまう。そこも、癪だった。  ソファに腰掛けたアリサの前に、小さな椅子を持って来て女が座る。足と足の間、椅子の天板に両手をついて、前のめりに身体を乗り出してくる。  ナオミを名乗る女の胸が強調されて、アリサとしては視線に困る。 「あんたの……アリサの認識では、私は男で、そもそも戦車道チームには男しかいない。隊長も男」 「ケイだ」 「名前も一緒か」  ナオミが何人かの名前を挙げる。そのすべてに聞き覚えがあった。自分のチームメイトだ。 「そして、その全員が、男、と」 「当たり前だろ。最近は女性戦車道チームもあるけどさ」

6 17/08/14(月)20:59:11 No.446256682

「そこも入れ替わってるってこと? 私の認識では戦車道は女のスポーツだ。何十年も昔から。男子戦車道だなんて聞いたことない。私のなかではさっきあげたチームメイトはみんな女で……」 「俺も女だってこと?」 「そう」  そこまで言って、女は首を傾げる。どこか優しげな眼差しに、アリサはどきりとしてしまう。 「でも不思議だな……こう近くで見ても……声もちょっぴり違うけどさ、どう見てもアリサだとしか思えないんだよね」 「だから俺はアリサだってば」 「私って言ってよ。違和感あるから」 「ふざけんな」 「で、あんたのなかでは“ナオミ”は男だってことか。うーん。パラレルワールドってこと? 信じられないけど」  ナオミは腕組みをして唸る。しばらくそうしてから、カッと目を見開いて、アリサを見つめる。アリサはその迫力のある視線に身を竦めてしまう。 「うん。寝よ。夢だ夢こんなの。寝なおそ」  そう言って立ち上がり、ベッドへと向かう。アリサはそれを遮るように立って、両手を広げて睨み付けた。 「おい! ちょっと待てよ! 俺はどうするんだよ! 夢じゃねえよ!」

7 17/08/14(月)20:59:28 No.446256723

「あんたも寝たら? 起きたら私が男に戻ってるかもよ」 「夢じゃねえってば! あんたにとっては一人が男になっただけかもしれないけどさ! 俺にとっちゃ世界が大問題なわけ!」 「その一人が問題なんだけどさ。んー。女装でもすれば? 私アリサです、で通じるよ」 「女の俺ってそんな男っぽかったわけ?」 「ううん。ぜんぜん」 「なんでだよ」 「なんでかな。なんか、可愛いからだな、お前」 「はっ? はああああ?」  アリサが素っ頓狂な声で応えると、女がやれやれと首を振った。それは、どこか寂しそうにアリサには見えた。 「おいおい夢でまで引かれるのか私」 「夢でまで?」 「なんでもない」 「そうか……? というか、だいたい、なんでお前ら同じ部屋で寝てたんだよ……仲良すぎだろ」  自分たちのことを棚にあげてアリサは尋ねる。その質問に、女が俯く。急にしおらしくなった女の反応に、アリサは眉を寄せる。なにか、まずいことでも言っただろうか。女は消え入りそうな声で伝えた。 「それは……か、かのじょ、だから」

8 17/08/14(月)20:59:44 No.446256790

「は?」 「恋人、だから」 「はあ? お前と? 俺、ちがう、女の、アリサが?」 「そう、だよ」 「マジかよ……。え? そういうこと?」  女は一度ぶるぶると首を振ると、顔を上げて、しっかりとアリサを見つめて尋ねてくる。 「あんたたちの世界じゃ、どうなってるの?」 「えーと、ナオミと? 俺が? まっさか!」 「あー、そういう反応? 夢のない夢だわ」   女が溜息をひとつ。その声には、どこから自嘲の響きが感じられた。 「何言って……」 「夢なんだよな」 「夢だったらいいけどな」 「夢にしてはなんかリアルだな。まあ夢だったら何してもいいか」  女がまた顔を俯かせる。

9 17/08/14(月)21:00:00 No.446256844

「いや良くないだろ夢じゃねえって、多分」 「パラレルワールドってやつ? だったら、なあ、アリサ。私のことどう思う?」 「え?」 「その……顔とか。かわいいとか、そういうの」 「なんでそんなこと聞くんだよ」 「こっちのアリサと、そっちのお前と、感覚とか考え方とか、似てるのかなって」  いつの間にか、俯いていたはずの女の顔が間近に迫っていた。 「どうよ」 「えっ、あ、ああ」  綺麗だと思う。とても、すごく。素直にそれを伝えるのも、気恥ずかしい。ぐるぐると思考が回る。顔が近づく。視線を下に落とす。女の胸が、目の前に来る。  思わず、口走っていた。 「胸が」 「えっ?」 「胸がでかい」 「そこかよ。馬鹿じゃないの」

10 17/08/14(月)21:00:18 No.446256924

かっと、頬と耳が熱くなった。初対面の女性に何を言っているんだ自分は。いや、ナオミだとしたら初対面じゃないけど、でも女のナオミとは初対面で。 「やっぱ違うわ。こっちのアリサはお前みたいな盛りのついたエロガキじゃないし」 「うっ、うるせえな!」 「どうせ戦闘機乗りだか誰だかに片思いしてて、告白すら出来てないとかそういうのだろ」 「なんで知ってるんだよ!」 「へえ、やっぱり、一緒なんだ。へぇー」  奥歯をぎゅうと噛み締める。悔しい。たしかに好きな人がいるけれども、片想いだけれども、そんな、鼻で笑われるような筋合いはない。きっ、とナオミを睨みつける。  ナオミは腕組みをして、また何事か考えはじめていた。胸の下で組まれた腕で、やはり胸が強調されて、アリサはそこから視線を逸らせなくなる。怒っていたはずなのに、その気持ちはすぐに霧の如く消えてしまう。ごくりと生唾を飲む。聞こえたはずはないだろうが、ナオミがアリサを見つめて、なんだか悪戯っぽく笑った。 「ねえ、触ってみる?」 「え?」 「胸」 「え? いい、の?」 「ほら、いいよ?」 「お、おう……」

11 17/08/14(月)21:00:34 No.446256968

いきなりなにを言いだすんだ、この女は。でも、こんな機会二度とないかも知れない。夢だって、さっき言ってたな。夢なら、なにしたって、いいか。それに向こうが良いって言ってるんだ。断る理由はない。  アリサは一歩、二歩と足元を確かめるように近づいて、おずおずと手を伸ばす。震える手が柔らかい感触に埋もれたとき、また女が笑った。 「ほんとお前、顔、アリサまんまだな」 「なんだよ、どうせ女顔だよ」 「向こうの私は?」 「ガタイがでかくて仏頂面」  ハンサムな顔立ちでモテる、ということは、なんだか悔しかったので伝えなかった。 「あははっ、そんなとこまで一緒なわけ? 砲手?」 「砲手」 「その……十七ポンド砲なの?」 「お前、下品すぎない?」 「あー、テンションあがっちゃってるかも。可愛いからさお前。アリサみたいで」  女の長い両腕がアリサを包み込んで、引き寄せる。ぎゅうぎゅうと抱きしめてくる。アリサの顔がナオミの胸に埋もれる。アリサは顔を真っ赤にして叫ぶ! 「うえっ! なにすんだよ急に!」

12 17/08/14(月)21:01:00 No.446257054

「ふふっ、いいだろ、別に。夢なんだから。アリサにはこんなこと出来ないけど、お前なら、断らないだろ」  美女にこんなことされて、断れる女はいないだろうとアリサは思った。こっちのアリサはなんてもったいないことを。女同士だからか。いや、あれ? 「……なんでだよ、恋人じゃないのかよ」 「あー、嘘に決まってんだろそんなもん」 「おいおい」 「片想いだよ、私の」  声のトーンが一段落ちた、気がした。抱きしめられたままで、顔は見れない。片思い。こっちのナオミとアリサの関係が、自分たちのそれと同じなのかはわからないが、自分はナオミを親友だと思っている。親友だとしか、思っていない。その親友から、実は好きだったと聞かされたら、一体どう思うのだろう。この女はそれが怖くて、片想いのままなのだろうか。 「……ん? ちょっと待って、向こうのナオミも……そうなわけ?」 「知るわけないだろ、んなこと。それにお前はそれを……いいや、はい、おしまい」

13 17/08/14(月)21:01:18 No.446257118

急に戒めを解かれ、軽く突き飛ばされるように解放される。ナオミの顔を見る。ニヤニヤと笑っていた。片想いに悩む女の顔には、見えなかった。むしろ蠱惑的で、すごく魅力的に見えて、アリサはまた、こっちの自分はもったいないことをしているな、と思った。 「あれ? もっとしてほしかった?」 「い、いや、その……」 「ふふ、冗談……ん?」 「え」  手を伸ばしかけていた。ナオミがにやにやと笑う。 「へえー、エロガキ」 「うるさい!」  ナオミがアリサの体をじろじろと見まわす。そうして、なにかに気づいたのか、なんどか口を開いては閉じて、なにか言いづらいようにしている。アリサが首を傾げると、意を決したように睨みつけてくる。ただ、その表情は、眉を段違いにして、どこか困ったような表情になった。 「アリサ、お前さ」 「なんだよ」 「私で、いや、私が、欲しいの?」  すごく、あけすけな質問。  そのストレートな質問とは裏腹に、ナオミの顔は真っ赤で。  可愛らしいと、アリサは思った。

14 17/08/14(月)21:01:38 No.446257184

こんないい女が、自分を求めてくれている。その事実にひどく興奮した。けれど、同時にそれが"ナオミ"から言われたということがなんだか気恥ずかしくて、ナオミ同様に顔を紅潮させてしまう。気恥ずかしくて、ちょっぴり、嬉しかった。  そうして、アリサは目を逸らしたまま、小さく頷く。 「おいで」  素直に、ふらふらと近づいていく。  抱きしめられて、キスをされた。 「アリサ、好き」  ナオミはそう言うと、また唇が奪われる。 「んんっ!」  舌が割り入って来る。  口の中を犯されるような、情熱的なキス。  完全に目の前のナオミを名乗る女に主導権を握られている。そう考えると、なんだかすごくぞくぞくとした。 「好き、好き、アリサ、好き、大好き」  半ば譫言のように繰り返される睦言。そのたびに、アリサの舌は犯される。  ぼうとして身体を任せていると、急にアリサ自身に刺激が与えられて、正気に戻る。ナオミの手がアリサの張りつめた股間を服の上から擦っていた。 「うわっ、マジ、マジかよ、うわあ、マジかよ……アリサに生えてる……」

15 17/08/14(月)21:01:56 No.446257262

「どこ触ってんだよ! そりゃあ当たり前だろ……男なんだから」 「ええー? マジ、うわっ、エロっ」 「お前の方がエロいだろ!? そんな、いきなり触ってきて」 「だって、アリサに、生えて、うわー、うわー」  そう言いながらナオミの手は、ズボンの隙間から下着の下へと潜り込んでいく。 「ちょっと!」

16 17/08/14(月)21:02:14 No.446257305

つづきはテキストー su1978780.txt

17 17/08/14(月)21:05:45 No.446258037

さらっと現実改変してらっしゃる らめえ!お尻マンコになるぅ1!!

18 17/08/14(月)21:06:20 No.446258157

さすがにきもいかな…

19 17/08/14(月)21:06:24 No.446258165

むっ!

20 17/08/14(月)21:08:03 No.446258501

なんかTwitterで流行ってるよねTSアリサ ナオミレズじゃだめなのかな

21 17/08/14(月)21:09:26 No.446258804

ケツマンコガン掘りされてナオミのベッドの上に汚ねえメスザーメンまき散らすチビアリサ♂か…

22 17/08/14(月)21:16:21 No.446260420

むむっ!

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