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17/07/30(日)09:18:40 友奈さ... のスレッド詳細

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17/07/30(日)09:18:40 No.443036898

友奈さんは私が守らないと…

1 17/07/30(日)09:26:27 No.443038537

友奈さん…友奈さん…友奈さん…

2 17/07/30(日)09:27:32 No.443038764

わっしー!(バシィ

3 17/07/30(日)09:30:41 No.443039210

ゆーゆ~

4 17/07/30(日)09:53:16 No.443042523

須美ちゃんありがとう♡

5 17/07/30(日)10:08:25 No.443045053

友奈さん…❤️

6 17/07/30(日)10:10:29 No.443045407

「友奈ちゃん、起きて」 いつも通りの挨拶。 ああ、今日も一日が始まったんだなぁ、なんて呑気なことを考えながら、私は起き上がり──。 「…………え?」 手首に繋がれた鎖に阻まれ、私は上体を起こすことができなかった。 それだけではない。 足もピンと伸びたまま、ほとんど動かすことができなくなっている。 唯一動く首を懸命に動かして、状況を把握しようとする私の視界に、先程の声の主が顔を覗かせた。 「友奈ちゃん、体調はどう? 苦しかったりしない?」 東郷さんは私の頬に手を添え、うっとりとした表情を浮かべた。 通常時なら安心感を覚えるその所作も、今の私にはむしろ恐怖のようなものを抱かせる。 「東郷さん……ここどこ? 何が……」 「もう、友奈ちゃんったら。さっきまで何をしてたか、よく思い出して。そうすればきっと全部理解できるわ」 (さっきまで、していた、こと……そうだ、私は須美ちゃんの部屋に……それで…………っ) どこかぼやけていた思考が急激に冴え渡っていく。

7 17/07/30(日)10:11:08 No.443045543

急に

8 17/07/30(日)10:11:17 No.443045574

すべて思い出した。 須美ちゃんの部屋にいたこと、須美ちゃんの様子がおかしかったこと、須美ちゃんに突然キスされたこと、須美ちゃんに何かを飲まされたこと。 気を失う直前の記憶はあやふやだけど、ここに至る経緯のほとんどは思い出すことができた。 状況を理解した私は、今度こそ部屋を見渡す。 場所は須美ちゃんの部屋。 窓にはカーテンがかけられていて外の様子は窺えないけど、それほど時間は経過していないように思える。 少なくとも夜ではない。 部屋の中にいるのは、私と東郷さん、そして離れたところからこちらを見ている須美ちゃんの三人。 私の状況はと言えば……両手両足を固定され、ベッドに仰向けにされている。 起きたときから嫌な予感はしてたけど……どうやら衣類はすべて脱がされてしまっているらしい。 「ねえ、東郷さん。これ外して?」 「ダメよ、友奈ちゃん」 私のダメ元な提案は、即座に却下された。 いよいよもって私は、「自分が、東郷さんと須美ちゃんに監禁されている」という事実を受け入れなければならなかった。

9 17/07/30(日)10:11:46 No.443045662

「友奈ちゃん、ずいぶん落ち着いてるのね」 「……そうかな」 落ち着いてる、というよりは、何も反応することができない、が正しいと思う。 突然の事態、予想だにしない展開の連続で、心が麻痺してしまったかのようだ。 「淡白な友奈ちゃんも、それはそれで味わい深いとは思うけど……記念すべき初めてがそれじゃあ、ね」 東郷さんは私の身体を撫で回すのをやめると、立ち上がってそのまま離れていく。 東郷さんと須美ちゃんが何か会話している声が聞こえる。 私は必死に耳をそばだてたが、内容を聞き取れないうちに会話は終わってしまう。 ドアを開閉する音がして、部屋は静寂に包まれた。 まさか、部屋に一人放置されてしまったんだろうか。 動くこともできず、一人ぼっち。 私は…………。

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