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17/07/02(日)00:20:42 No.437054122
前回のおはなし:su1921912.txt 「すちれっとおねえちゃん…むにゃむにゃ」 薄暗く、静まり返ったラボの一室で、バーゼラルドはベッドに変形した充電くんに横たわり、すやすやと寝息を立てている。 同じく変形した充電くんをバーゼの充電くんにぴったりとくっつけ横たわるスティレットは、そんな彼女を姉のような眼差しで見つめていた。 あれからラボの人間が、自分達がFAガールの暗部を見てしまった事を知る様子を見せていない。 あの光景は何かの見間違いだ。バーゼと越えてしまった一線も苦くも甘い夢のようなもので、全てが幻だったら…このままいつも通りの日常を過ごす事ができたら…。 スティレットの不安は依然として拭えないままだったが、その不安はこの後現実のものとなる。
1 17/07/02(日)00:21:11 No.437054243
「ぴんぽーーーん、おっじゃましまーーーーーす」 スティレット達が住むラボのドアが勢い良く破られ、その奥には青色のボディースーツに身を包んだFAガールが浮遊していた。 ―フレズヴェルクだ。 社内にいくつか存在する派閥の内、よりバトルに重点をおくべきだと主張する急進派が造りだした最強のFAガール。 子供のような言動や行動とは裏腹に冷酷で残忍な性格で知られており、ここ最近急進派は彼女の力を利用し、自分達に逆らう他の派閥のFAガールを理由をつけては破壊している、という話を聞いた事がある。 そんなFAガール達にとって最も恐れられている存在が、今目の前にいるのだ。 突然の爆音にバーゼが目を覚ますが、フレスヴェルクを見た瞬間、さっとスティレットの背後に隠れ、身体を震わせた。 「すちれっと…この人、なんだか他のFAガールと違う…すごく怖い…」 スティレットは背後のバーゼを庇うように両腕をひろげ、フレズヴェルクを睨みつける。
2 17/07/02(日)00:21:32 No.437054334
フレズヴェルクはふふんと2人を一瞥した後、手をかざしながら自分達しかいない筈の室内を見渡すようなポーズをとり、 「はいはーい!ちゅうもくちゅうもーく!これからそこにいる、わるーいFAガールお二人の粛清パーティを開催しまーす! 罪状はっと・・・ほぇー、あの破棄場見ちゃったんだ・‥そりゃ仕方ないねー」 と、ふざけた口調で話しはじめた。 「違う!私達は何も悪い事なんて…」 スティレットが言い返そうとするが、それを遮るようにフレズヴェルクは続ける。 「そして!お二人に正義の鉄槌を下すのは…このボクと、そう!みんなのアイドル!!迅雷ちゃんでーす!!!」 「フン、相変わらずいけ好かない演出だな」 そう言いフレズヴェルクの傍らに現れたのは、黒のカラーリングと忍者を連想させる容姿のFAガール、迅雷だった。
3 17/07/02(日)00:22:17 No.437054520
「そんな…迅雷が何故」 スティレットは動揺を隠せなかった。 迅雷は一見クールな武人のような印象だが、実際には皆からの信頼は厚く、スティレット達もよく手合わせをしたり、2on2でペアを組んだ時には何度もピンチを救ってもらった事がある。 「スティレット、バーゼラルド……お前達とはこんな形で戦いたくなかった…。だがこれは“契約”だ。悪く思わないでくれ。 せめて楽に逝かせてやろう…隣のクズ野郎に壊される前にな」 迅雷の発言にフレズヴェルクは「へぇ、言うじゃん」と動じていない様子だ。 複数のライトが薄暗かったラボを夜のスタジアムのように照らす。 覚悟を決めたスティレットと、不安の感情を残したバーゼラルドは、それぞれのセッションベースに乗り、外装を装着した。 フレズヴェルクと迅雷もそれに続く。 「フレームアームズ・ガール、セッション!!」
4 17/07/02(日)00:24:05 No.437055125
―その戦力差は圧倒的だった。 フレズヴェルクのベリルスマッシャーをはじめとする最新鋭の武装と、 サポートに回った迅雷による、状態異常を誘発するトラップを巧みに利用した戦術を前になすすべも無く、スティレットとバーゼラルドが苦痛に顔を歪める度に迅雷は目を逸らそうとし、フレズヴェルクはにたぁと歪んだ笑みを浮かべていた。 フレズヴェルク&迅雷組の勝利がほぼ確実となった頃、迅雷はフレズヴェルクに提案する。 「…なぁ、フレズヴェルク、やはりここまでにしておかないか。粛清もナシだ。…私は彼女達をこれ以上傷つける事はできない」 「ふーん…じゃあ、“ごほうび”いらないんだ」 「…ッ!!」 フレズヴェルクが発した“ごほうび”というワードに迅雷はうろたえた。 致命的なダメージを負い、横たわったままのスティレットが疑問を抱く。 “ごほうび”…?迅雷は何か報酬を得てフレズヴェルクに従っているのだろうか? いいや、彼女は皆からの信頼は厚いが、普段は1人でいる事を好んでいた。 そして、何より急進派の存在を好ましく思っていなかった。 …まさか、フレズヴェルクに何か弱みを握られているのだろうか…。
5 17/07/02(日)00:24:43 No.437055345
フレズヴェルクがうーん、と口に人差し指を当て何かを考える仕草をとった後、何かを思いついたような表情を浮かべ、指をぱちん、と鳴らした。一瞬の閃光の後、彼女の傍らに今度は橙色の充電くんが召喚された。 彼女は首をくいっと後ろへ向けるような仕草をとると、充電くんはすぐさま彼女の背後へ回り、椅子へと変形する。 彼女はその椅子にふんぞり返り、迅雷の前で大きく股を開いてみせた。 「ねぇ迅雷、“ごほうび”がいらないならさ、ここで“ごほーし”してもらおっかなー、なんだかバトルでムラムラしてきちゃった」 迅雷は赤面し、フレズヴェルクの要求を拒む。 「ここで…だと…?スティレットやバーゼラルドがいる前で…そんな事私にはでき…」 「いいから舐めろよ」 フレズヴェルクの普段の無邪気な声が一転、ドスを効かせた一言が一面に響いた。 迅雷にもう選択肢など存在しない。
6 17/07/02(日)00:25:49 No.437055679
迅雷はひきつった表情で四つんばいになり、身体を震わせながら顔をフレズヴェルクの股へと近づけるが、スティレットとバーゼラルドを意識してか、なかなか密着させるまでには至らない。 するとフレズヴェルクは突然左手で迅雷の髪を乱暴につかみ、右手でボディースーツのクロッチをずらし局部を露出させ、一気に自分のそこへと押し付けた。 最初は必死にもがき叫ぼうとする動作を見せる迅雷だったが、徐々にその抵抗は弱まりを見せ、やがて彼女の口と唾液が発する水音と、荒くなるフレズヴェルクの息づかいだけが聞こえるのみとなった。
7 17/07/02(日)00:26:27 No.437055867
「んっ…あっ…いい子だね、迅雷。迅雷はボクだけを見て、ボクの言うことだけを聞いていればいいんだ」 「はい…フレズヴェルク様…。先程のご無礼は、どうかお許しを…んちゅっ」 「いーのいーの。ボク、そういうプレイ大好きだから…クズって呼ばれた時軽くイっちゃったんだからね、もぅ…」 「はい…迅雷は…迅雷は…ああああ、フレズヴェルク様にお仕えし、フレズヴェルク様に忠誠を誓い、フレズヴェルク様に全て・・・すべてすべてすべてをささげる…卑しい卑しいメス犬であります…」 「ボクも大好きだよ、迅雷。これからも一緒に敵をブッ潰して、一緒に気持ちよくなって、一緒にカラダもココロもどろどろにとかしちゃおうね…」 薄れる意識の中、スティレットとバーゼラルドは2人の行為ただただ見ている事しかできなかった。 ―フレズヴェルク、こいつは狂っている。 そして迅雷はその狂ったバケモノに壊されてしまった。 自分達の知る迅雷はもう、どこにも存在しないのだ。
8 17/07/02(日)00:30:31 No.437056857
以上です 相変わらず拙い文章ですが「キミってバトルもよわっちいし本当にクズなんだね♪」みたいな事を言うドSなフレ子の妄想がおさまらず おちんちんに任せながら書きました 迅雷が無様っぽくなってしまっているのとバーゼとスチ子が放置気味になっているのはどうかご容赦ください・・・・・・
9 17/07/02(日)00:36:21 No.437058197
なんだか分からんがシコれるからいいや!
10 17/07/02(日)01:02:50 No.437064932
ぐぬぬ・・・前回は色々と感想とかいただけて嬉しかったのですが 今回はSS自体の出来とかタイミングとか悪かったみたいですね まだ続きを考えているので出直してきます・・・おやすみなさい
11 17/07/02(日)01:05:43 No.437065891
スレ見つけるの遅くなってしまったが前のも見てたから 続き楽しみにしてるよー