虹裏img歴史資料館

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17/07/01(土)23:44:30  彼は... のスレッド詳細

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画像ファイル名:1498920270121.jpg 17/07/01(土)23:44:30 No.437043530

 彼は実際お役立ちだった。 「助かるわ」  わたくしは感慨を込めて彼に賞賛を送った。並んでソファに座り、ユニオンジャックのクッションを抱えながら雑誌を眺めていたケイが片眉を上げる。しかし彼女は何も言わない。  彼女はわたくしが彼に入れあげているのを快く思っていないのだ。  そもそも彼をアパルトマンに連れてきてわたくしに紹介したのは彼女だと言うのに。  その時の彼女は得意満面に彼を紹介してきた。わたくしは半信半疑で腕組みをして首を傾げていたものだが、今では逆だ。  彼は我がアパルトマンの緋色のカーペットを滑るように歩いて、全く表情を変えないまま完璧に仕事をしてみせた。 「助かるわ」  わたくしはソファに座ったまま彼の方を目で追って、もういちど呟いた。 「ルンバさん」

1 17/07/01(土)23:44:48 No.437043621

 サンダース大学付属のOG会は、わたくしの聖グロリアーナOG会とは全く違う。  お祭りごとが好きなのは同じと言ってもいいかもしれないが、サンダース大学付属OG会は……そう、オープンで、そして賑やかだ。  聖グロリアーナ卒業生であるところのわたくしダージリンとしては、どちらがいいとは言い難い。義理だとかそういうのを置いておいても、優雅さに欠け、騒々しく、馴れ馴れしく、知的な楽しみにいささか欠けているように見受けられる。だが、それらすべてには反対の側面があることも、わたくしはもう知っていた。  優雅さに欠けるのは感情を率直に表す素直さであり、騒々しくて馴れ馴れしいのは他者との間に壁を作らないフレンドリーな気質があるおいうこと。知的な楽しみもいいけれど、本能に訴えかける極彩色の賑やかさだって、それはそれで素敵だ。  もしわたくしがサンダースOG会にお呼ばれしたのが去年だったなら、きっとこんなふうには思わなかっただろう。しかし、ケイとフラットシェア……同居して過ごしたこの一年とちょっとは、わたくしにより広い視野を与えてくれたのだと思う。

2 17/07/01(土)23:45:04 No.437043720

 はたしてケイによってサンダースOG会にゲストとしてお呼ばれしたわたくしは、初夏のバーベキューという異文化交流をおおいに楽しんだのだった。  その中でひとつの催しがあり、わたくしたちはそこでこの素敵な執事をせしめてきたわけだ。  催しは、金床(鍛冶屋が使うあれだ)を二つ、間にに火薬を詰めて重ねて、それを爆発させて片方を空高く飛び上がらせ、落ちてきた金床が元の位置に近ければ近いほど高得点という"アンヴィル・シューティング"という意味の分からない(これっぽっちも意味のわからない!)スポーツで、わたくしはケイとともにそれに出場した。 「火薬をね、水平に詰めるのがコツなの」 「はぁ」  真剣な表情で地面の水平を確認し火薬を敷き詰めるケイを、わたくしは怪訝な顔で見つめた。 「あ、導火線、そっち持って」 「はいはい」 「危ないから気をつけて」  十分に離れてから導火線に火をつけると、シューッっという、よくテレビドラマで見るような感じで導火線に火が走り……どかーん! 空高く金床が打ち上げられた!

3 17/07/01(土)23:45:21 No.437043800

 あの金床さんも、まさか自分が空をとぶことになるとは思っていなかっただろう。彼(あるいは彼女)は、鉄製品を整形し熱い鉄を押し当てられてハンマーで叩かれるのが期待された役割だったはずだ。それが何の因果か上空100フィートから200フィートくらいの高さに火薬でぶっ飛ばされるなんて。金床さんはどう思うだろう。 「名誉だと思うわ」  わたくしがそう疑問を呈すると、ケイはまじめくさって言った。 「だって世界に生まれる金床のうち、上空の景色を見ることができるのはほんの一握りのはずよ。人間だって宇宙から地球を見る"ハメになる"とは言わないでしょう? 見る"ことができる"アストロノーツは、偉大だし名誉だわ」 「なるほど」  地球は青かった、と言う。燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんやと言うなら、燕雀がもし鴻鵠の高みに登ることが出来たなら、それは偉大なのだろう。

4 17/07/01(土)23:45:42 No.437043926

 実際、これだけ多くの人の視線を集め、ケイとわたくしという二大美女(ケイには少々下駄を履かせておく)の手で送り出され、落ちてくる姿を拍手喝采で迎えられる金床さんは、あるいは幸せなのかもしれない。そんなことをぼんやり考えているうちに、どすん、という音とともに金床さんは地上に戻ってきた。OG会の方々が大笑いしながらわたくしとケイの肩をたたいたりしてねぎらってくれる。フレンドリー。  記録係が走っていって、土台になっていた金床から大空帰りの金床までの距離を測る。  ケイはわたくしの肩を抱いてきらきらした目でそれを見ていて、わたくしはこの理解の追い付かない競技を何度も首をひねりながらも楽しもうとしていた。金床さんが空を飛ぶと思わなかったように、わたくしだってまさかこんなところでこんなふうにしているなんて、少なくとも去年の今頃は夢にも思っていなかった。ならばこれだって、きっと名誉で偉大なことなんだろう。  わたくしはそう思おうとしてから、やはり苦笑して首を傾げた。へんなの!

5 17/07/01(土)23:46:07 No.437044039

 まぁ、そんな競技の結果として準優勝(優勝者は今年卒業したナオミさんとアリサさん。さすが名スナイパーですわ)を勝ち取ったわたくしたちは、その賞品として、さきのお役立ちの執事殿をせしめたのだ。  すでに受け取った直後にばりばりと封を切ってしまっていたので、彼は我がアパルトマンの床に特に何の障害もなく降り立った。 「ロボット掃除機、ねぇ」  わたくしは競技のときと同様に首を傾げた。 「役に立つの?」 「そりゃ立つわよ」  ケイはうきうきと電話台のそばのモントゴメリのお皿の反対側に彼の充電器を設置した。コンセントで使いやすい場所がそこしかなかったから。 「床を汚すのはいつもあなたですものね。テレビを見ながらポップコーンを食べるし」 「あなただって食べるじゃない」 「落とさないもの」  ロボット掃除機のルンバさんは元気よく走り出し、赤いカーペットの上を丁寧にお掃除して回った。 「ほらみて!」  ケイがわざとちぎった紙くずを落とすと、彼はさっと走り出てそれを吸い込んで見せる。

6 17/07/01(土)23:46:43 No.437044206

「へぇ」  わたくしは興味を惹かれた。 「お利口さんですこと」 「これでわたしがポップコーン落としてても、あなたに叱られないで済むわ」 「まずこぼさないようにお食べなさいな」 「気をつけてるけど、ホラ、テレビで観戦してるとエキサイトしちゃうじゃない?」 「人々は常に冷静で穏やかに振る舞う人物との関わりを好むものである」 「感情は魂の言語だ、よ」  兎に角、人工知能とロボット技術の結晶であるところのルンバさんは、我が家の新たなる執事として極めてお役立ちにわたくしたちの生活の向上のために努力を惜しまなかった。  なにせ便利なのだ。  部屋の掃除機がけは、やっている間はそんなに面倒に感じなかったが、おそらく今もう一度それに戻れと言われたら、わたくしもケイもげんなりとするだろう。  最初は半信半疑だったわたくしも、だんだんと彼に好感を抱くようになった。  部屋の隅から、彼がごんごんと何かにぶつかっていると思えば席を立って甲斐甲斐しくどかしてやる。

7 17/07/01(土)23:46:59 No.437044283

 普段とテレビを見るときでこまめに場所を変えていた二人がけのソファは、ルンバさんが覚えやすいようになるべく場所を変えないようにしておく。  最初はそんなわたくしを面白そうに見ていたケイも、だんだんと呆れた目でこちらを見るようになった。これはわたくしにも非がある。 「ケイは散らかすばかりだけれど、ルンバさんはお掃除ができて偉いわね」とか「あなたもルンバさんを見習って、脱いだジャケットくらいすぐにかけておいたら?」とか、いちいちルンバさんを引き合いに出して注意されれば面白くもなかろう。  そこは反省すべき点があることは認めざるをえない(そう言わせてしまうケイのちらかし癖に、より多くの非があることは言うまでもない)。  だから、ルンバさんの失敗によってわたくしと彼の関係がもうちょっとビジネスライクなものに変化したことは、ある意味でいいことだったのだろう……。

8 17/07/01(土)23:47:22 No.437044376

 その日、わたくしとケイが戦車道の練習から帰って来たとき、ルンバさんはいつものように元気に家主の以内部屋を清潔に保つ任を全うしていた。 「いつもありがとう」  わたくしは彼を機嫌よくねぎらい(その日の練習試合でケイに完勝したという点においても、わたくしは上機嫌だった)、ケイは肩をすくめて苦笑すると、ジャケットをソファに投げ出してキッチンに向かった。 「コーラ飲む?」 「いただくわ」 「グラス出して……あれ?」  部屋に入居したときからある大きな冷蔵庫を開けたケイが首を傾げる。 「どうなすったの?」 「冷えてない」 「え?」  わたくしがケイの肩越しに冷蔵庫を覗くと、たしかに普段は開けば中の明かりが灯るのに、今は暗いまま。手を突っ込んでも涼しい空気は流れてきていない。 「冷蔵庫さん、故障かしら」 「かも。古い機械だしね……。修理するか買うかしないと」  高く付くなぁ、と、ケイは頭を振った。さしあたっては冷たいコーラがない。これはいかにも残念。夕食ついでにスピーディーズに降りるのも検討すべきだろう。

9 17/07/01(土)23:47:59 No.437044643

「弱ったわねー」  ケイが腕組みする。 「冷凍庫の中、だめになっちゃったかな……」  と視線を落としたケイが、アッ、と声を上げた。 「どうしたの?」 「これ、見て」  ケイがかがみ込んで、冷蔵庫の後ろから伸びた電源ケーブルを指差す。 「あら」  ケーブルは確かに壁のコンセントに差さっているものの、抜けかかってしまっていた。ケイがそれを押し込むと、冷蔵庫が低い唸りを上げて再び中の物を冷やし始める。 「なぁんだ」  わたくしはほっとした。 「なぁんだ、じゃないわよ。どうして抜けたのかしら。危ないわ、これ」  ケイが顔をしかめる。確かにその通りだ。うっかり火花でも散って火事になっていたらと思うとぞっとする。 「見せて」  ケーブルは緩んだりしていない。そこまで固くはないが、自然と抜け落ちるようには思えなかった。

10 17/07/01(土)23:48:20 No.437044740

「今朝、ドライヤー使いましたっけ」 「あぁ……そう言えば」  確かに今朝、登校の時に洗面所でかちあって(よくある。同時に登校するので同時に歯磨きや身繕いをするのだが、シャワーつきドレッサーはこの家には一箇所しかないのだから)、避難したケイがドライヤーの電源を取るために数分だけ冷蔵庫の電源を抜いてまた戻していた。 「でもその時は緩んでなかったし、しっかり差し込んだわ」 「でしょうね」  そこは疑わない。万事大雑把なケイだが、本当に危険な所はわきまえていて、安全性などに関してはわたくしよりもよっぽど"ぬかりない"。 「じゃあどうして。誰かがケーブルをつっかけた?」 「この部屋に侵入者がいればね。確かに差し込みはしっかりしてたけど、ケーブルはたるんでいたわ」 「住人ならまず引っ掛けないでしょうけど」 「それに、引っ掛けたなら気付くはずよ。波戸村さんがいない間に入ったとしても、彼女なら引っ掛けたらまた差し直して行くはずだわ」 「腰が痛いって言ってあんまり上がってこないしね……。動物は?」 「窓は閉まっているもの。密室よ」  わたくしは立ち上がって周囲を見渡した。

11 17/07/01(土)23:48:45 No.437044848

「密室。いい言葉ですわね」 「そうかな」 「楽しいわ」  顎を少し上げるわたくしに、ケイは無言で冷蔵庫を引き開けてため息を付いて薄い箱を3つ取り出した。どさっとダイニングテーブルの上に放り出す。カラフルな箱はどれも解凍され、しっとりと湿っていた。 「楽しいついでに、今日はピザパーティね」  ケイはがっくりとうなだれて、非常食として取ってあった冷凍ピザを見やった。 「アイスクリームも、だめだろうなぁ」 「残念ね」 「ほんとに。で? 名探偵さん。犯人の見当はついた?」 「さて」  わたくしは腕組みをする。  密室であり、わたくしたちのいない昼の間にこの部屋に入れる人物は、そう多くはない。  合鍵を持っているのは大家の波戸村夫人だけだ。入居の時に鍵を付け替えたりはしていないから、ひょっとしたら前の住人であるお医者様はまだ持っているかもしれないが、以前に風邪を引いたときに診てもらったあの先生が、そんなことをする人物とは思えない。彼の同居人であった方とは面識がないので分からないが。

12 17/07/01(土)23:49:02 No.437044935

 むしろ腐っても戦車道の有名選手であるわたくしたちなら、過剰なファンという線も考えておかねばなるまい。もしそうだとしたら、部屋をクリーニングする必要がある。アリサさんあたりは防諜用の機材を持っているだろう。趣味で。しかしこの部屋に入るためには一階の玄関で夫人の目を盗んで上がってこなければならない。もちろん彼女とて四六時中見張っているわけではないが、きまぐれで悠々自適の生活を送っている彼女のスケジュールを把握することは容易ではあるまい。  ケイの自作自演の可能性は絶対にない。そうなら、事前に彼女のとっておきのチョコミントアイスクリームをお腹の中にでも避難させていたはずだ。 「通風口から蛇でも進入したかしら」 「冗談でしょ」 「冗談よ」  ぬるいコーラをとりあえずグラスに注いで一口飲んだところで足元に動くものをみつけて、わたくしは彼の通り道のために一歩ケイのそばに寄った。  それから彼女と顔を見合わせ、もう一度足元に目を落とす。  勤勉なルンバさんが、冷蔵庫のケーブルに体当りしていた。

13 17/07/01(土)23:49:19 No.437045027

「彼にとって、生まれて初めての失敗だったってわけね」  ケイがピザを口に運びながら言った。 「でもルンバさんは悪くないわ。だって知らなかったんですもの」 「そうだけど、それなら対策を取らないと」  つまり真相はこうだ。  わたくしたちのいない間も、我が家の忠実なハウスキーパーさんは愚直にその任務を遂行していた。すなわち、床掃除である。  彼はリビングと続きになっているキッチンに入り、もちろんそこも掃き清める。  冷蔵庫のケーブルは、いつもよりすこしたわんで外に出ていた。ルンバさんはそれにぶつかり、その拍子に冷蔵庫のケーブルは緩んでしまった。ひょっとしたらぶつかったのは一度ではないかもしれない。通常であればこんなことはまず発生しないだろう。いくつもの偶然の結果に違いない。  ケーブルをたわませていたケイが悪いと言えなくもないが、それを責めるのは酷だろう。ルンバさん同様、ケイだって想定外だったろうから。彼女は神様じゃない。 「どこかの設定でお掃除の範囲を決められるんでしょう?」

14 17/07/01(土)23:49:37 No.437045135

「……多分……」 「多分?」 「取説、捨てちゃった」 「もう!」  もっとも、取説があったらわたくしたちが彼を完全に飼いならせるかというと、それはまた別の問題だろうけど。 「波戸村さんにあげちゃう? 前に見たとき欲しがってた」 「そうねぇ……」  しかし、また週に二回掃除機をかけるのはいかにも面倒だった。  結局のところ、対策は極めて単純かつ原始的なものとなった。  すなわち、動いてほしくないときには、ルンバさんを。  裏返すのだ。

15 17/07/01(土)23:49:57 No.437045213

 翌日何気なく話したこの災難を聞いたアリサさんはこともなげにこのアイデアを披露してくれて、わたくしたちは即日これを採用した。  主人のいない間に部屋を清潔に保つことを目的として開発されたであろうルンバさんの中でも、日常を裏返しで生活する羽目になる者はそう多くはないだろう。まれな経験をしていると言っていいのではないだろうか。  しかし彼がそれをあの金床のように誇りに思うかは、はなはだ疑問ですわね!  ものごとはできるかぎりシンプルにすべきだ。  しかし、シンプルすぎてもいけない。  ――アインシュタイン END

16 17/07/01(土)23:50:41 No.437045501

su1921822.txt てきすとー

17 17/07/01(土)23:52:12 No.437045957

ルンバさんってコンセント抜くくらいのパワーあるのか… 持ってないから知らなかったぜ

18 17/07/01(土)23:53:13 No.437046358

ルンバさんの秘められた力については、持ってないからわからない もし商品のルンバさんにそこまでのパワーがないとしたら、サンダースの景品なので特殊なカーボンなどでパワーアップしていたのだとおもってくれぃ

19 17/07/01(土)23:54:26 No.437046791

ルンバは実際使うとこれがかなり頭良くてコンセントあたりは回避してくれるんだ ただやっぱりサイズあるから吸えないところもあるんだ…

20 17/07/01(土)23:55:05 No.437047041

砲術センスは金床飛ばしにも適用されるんだ…

21 17/07/01(土)23:55:14 No.437047084

ルンバあげるからさおりん欲しい…

22 17/07/01(土)23:55:31 No.437047215

金床飛ばしはアレかな…ツナミノユウさんが書いてた…

23 17/07/01(土)23:56:04 No.437047384

金床飛ばしいいよね...訳のわからなさと迫力と全力を注いでる感じ

24 17/07/01(土)23:56:34 No.437047520

職場の床がカーペット隣のあれだからか隣の課が導入してるな 表面のプラスチックが変色してるからかなり長い間使われてると思う つまり彼はとても優秀なのだ くたびれる程に

25 17/07/01(土)23:57:15 No.437047707

実際家で使うとびっくりするよルンバ 頭めちゃ良くて

26 17/07/01(土)23:58:34 No.437048056

アンヴィル・シューティング…変なスポーツだな!

27 17/07/01(土)23:58:38 No.437048078

ロボット掃除機が姿見倒しちゃった写真を見たことはある コラかどうかは知らんが

28 17/07/01(土)23:59:50 No.437048383

ルンバさんは賢いけど最初の当たりはけっこう強い

29 17/07/02(日)00:01:26 No.437048867

ぬを乗せて平常運転してるよねルンバさん

30 17/07/02(日)00:02:14 No.437049157

これあれだな 後日アリサが遊びに行ったら本当にひっくり返してるのを自分の目で見て二人にやや呆れるやつだな 二人が取説捨てちゃったって言ったらもう一回呆れたあと今は型番で調べれば製造元のサイトで大体公開されてるって教えてあげるやつだな そんでアリサが帰った後に二人で一つの画面を見るやつだな

31 17/07/02(日)00:02:27 No.437049242

ルンバさん俺の部屋には導入出来ねえ…そもそも足の踏み場所がない ルンバさん使える位の部屋に住みたい

32 17/07/02(日)00:03:11 No.437049449

1年も同居生活続けばこのくらいの事では喧嘩とかそこまでの事にはならないんだな…

33 17/07/02(日)00:03:53 No.437049670

世の中にはハンマーで火薬ぶっ叩くお祭りもあるしね…

34 17/07/02(日)00:04:30 No.437049836

「さん」づけになってるルンバさんに全く違和感を覚えなくなってしまった 自分の仕事先でも言ってしまいそうだ

35 17/07/02(日)00:04:31 No.437049845

>そんな競技の結果として準優勝(優勝者は今年卒業したナオミさんとアリサさん。さすが名スナイパーですわ)を勝ち取った その光景読んでみてえな…(チラチラッ

36 17/07/02(日)00:04:43 No.437049894

雪だるまの形をした人形に火薬を仕込んで火にかけて爆発させるお祭りもあるぞ!

37 17/07/02(日)00:06:06 No.437050264

su1921866.png さんづけかわいい

38 17/07/02(日)00:07:03 No.437050569

じぇらすぃ…

39 17/07/02(日)00:07:43 No.437050722

>「密室。いい言葉ですわね」 >「そうかな」 >「楽しいわ」 この掛け合いのテンポ、ケイダジならではだよね

40 17/07/02(日)00:08:59 No.437051136

無生物にさんづけするダージリンちゃん可愛いと思う

41 17/07/02(日)00:09:33 No.437051250

>雪だるまの形をした人形に火薬を仕込んで火にかけて爆発させるお祭りもあるぞ! なんでそんなに爆破好きなの…

42 17/07/02(日)00:09:53 No.437051319

モントゴメリがいた時にルンバさんが来ていたら遊び相手になっただろうか…

43 17/07/02(日)00:10:47 No.437051532

その後ルンバさんが出てきていないということは、多分使う時に戻すのが面倒になって裏返されたままほこりかぶってるんだろう

44 17/07/02(日)00:11:39 No.437051734

>「通風口から蛇でも進入したかしら」 その時ダージリンはマッチに火を点すと呼び鈴の紐を強く叩いた 「見ましたわねケイ!"あれ"を見ましたわね!」

45 17/07/02(日)00:12:19 No.437051932

>なんでそんなに爆破好きなの… su1921884.jpg 多分プラウダとか継続とかでもやってる

46 17/07/02(日)00:12:59 No.437052101

日本が爆破に関して寛容じゃないだけだよね

47 17/07/02(日)00:13:52 No.437052321

誕生日プレゼント代わりにまほチョビ家に贈られるルンバさん 「なんだか……娘を売りに出す気分ですわ」 「じゃああげなきゃいいじゃん」 「今月厳しいのよ」

48 17/07/02(日)00:14:36 No.437052574

イギリスもガイフォークスナイトで盛大に人形を焼いて周囲で踊り狂う

49 17/07/02(日)00:14:48 No.437052633

まほチョビの方の家にはルンバいらなさそうだけどな…家事の申し子みたいなチョビがいるし

50 17/07/02(日)00:16:17 No.437053030

多分掃除はお姉ちゃん担当なんじゃないかな 自分でもできることだからあえて譲らない

51 17/07/02(日)00:16:31 No.437053087

>「通風口から蛇でも進入したかしら」 こういうネタがあるとニヤリとする

52 17/07/02(日)00:17:13 No.437053293

あのコンセントは美味いからな

53 17/07/02(日)00:21:01 No.437054198

粒状の火薬をサラサラ入れるから均すのも大事だけど何より鉄床と鉄床の隙間をしっかり塞ぐのが大事なのよねあの競技

54 17/07/02(日)00:23:27 No.437054875

「あれ? お前、最近アレ使ってないな」  安斎千代美は床に座ってテーブルの上のチェス板を睨んでいる西住まほに言った。こいつの長考は珍しい。してやったりだ。安斎は機嫌がいい。考え抜いた名付けてガラムマサラ防衛線だ。せいぜいたっぷり考えるといい。 「アレって?」  チェス盤から目を離さずに、まほは聞く。 「ほら、誕生日にケイとダージリンにもらったろ。ロボット掃除機」 「小太郎か」 「……名前つけてたのか」  誕生日にもらったロボット掃除機は、きっとまほの担当である掃除を大幅に助けてくれるはずだ、と、安斎は考えていた。たとえお下がりでもありがたい。 「あれなら部屋にしまってある」 「なんで」 「……そうじはわたしのしごとだ」  まほはそう言って口をとがらせて、上目遣いに安斎を見た。  それから、ナイトを一つ動かして、ひとつ鼻息を漏らした。  次は安斎が長考する番だ……。

55 17/07/02(日)00:25:00 No.437055431

「OH…ルンバさんが犯人だったのね」 「不可能な物を除去して最後に残ったものが例え信じがたい事だったとしてもそれが真実よケイ」

56 17/07/02(日)00:26:40 No.437055900

>こいつの長考する時の目は好きだ。してやったりだ。まほは機嫌がいい。

57 17/07/02(日)00:27:58 No.437056228

>粒状の火薬をサラサラ入れるから均すのも大事だけど何より鉄床と鉄床の隙間をしっかり塞ぐのが大事なのよね バカ競技に見えて意外と職人芸を要求されるらしいな…

58 17/07/02(日)00:28:34 No.437056373

名前付けるの可愛い…

59 17/07/02(日)00:28:45 No.437056411

一瞬まほっとするお姉ちゃんいい…

60 17/07/02(日)00:28:46 No.437056412

ガールズ&パンツァー~ケイ&ダージリンの冒険はamazanプライムにて絶賛配信中! 小説版はストランド・マガジンで連載中!

61 17/07/02(日)00:30:16 No.437056797

>こいつの長考する時の目は好きだ。してやったりだ。まほは機嫌がいい。 毎晩チェスで一戦してからベッドで一戦するのが日課 チェスではまほの連戦連勝だがベッドではほぼイーブン

62 17/07/02(日)00:30:23 No.437056821

金床ってそもそも飛ばす物じゃないから重心が中心にはないだろうし それを見極めて微妙にずらすのがスナイパーセンスなのだろうか あるいは完全なる偶然か

63 17/07/02(日)00:31:14 No.437057039

>毎晩チェスで一戦してからベッドで一戦するのが日課 これチェスで一戦が終わる頃には朝になってるんじゃ…

64 17/07/02(日)00:31:33 No.437057113

>それを見極めて微妙にずらすのがスナイパーセンスなのだろうか 綿密な計算の上に立った、捨て身の精神よ

65 17/07/02(日)00:32:52 No.437057414

誰も部屋にいない時ルンバさんが何をしているかは誰にもわからないのだ

66 17/07/02(日)00:34:00 No.437057706

提督に贈られたルンバさんは執拗にベッドルームに入ろうとする

67 17/07/02(日)00:34:55 No.437057900

>>それを見極めて微妙にずらすのがスナイパーセンスなのだろうか >綿密な計算の上に立った、捨て身の精神よ あれだけ慎重に均した火薬になんとナオミは無造作に指を差し込み穴を空けたのだ 「ちょっとアンタこれじゃ」「これでいい」 ナオミの目はシリアスだった

68 17/07/02(日)00:35:27 No.437058007

ルンバ「まったくいつも散らかしてばかりで手のかかる子たちだわ」

69 17/07/02(日)00:36:06 No.437058144

>提督に贈られたルンバさんは執拗にベッドルームに入ろうとする これ無線で操縦されてる… 呪いの自走式レコードプレイヤーを思い出すな

70 17/07/02(日)00:38:59 No.437058799

>ナオミの目はシリアスだった 「あんた隊長たちに気を使ってわざと負けるつもりじゃないでしょうね」 「バカ言え」  ナオミはシリアスな目のまま、アリサの耳元で言った。 「アタシは負けるつもりはない。アリサ」  賞品コーナーにでかでかと飾られた、ディズニーシー・ペア宿泊チケットを親指で指す。 「勝利をプレゼントするよ」  ナオミはそう言うと、がこんと金床を乗せた。 「期待してる」 「わっ、わたしに何を期待してるのよ……」  アリサは赤面した。

71 17/07/02(日)00:40:36 No.437059159

俺はケイダジがケンカしたあとごめんねメッセージをルンバさんに託して(乗せて)メッセンジャーがわりに使う妄想でニヨニヨするマン!

72 17/07/02(日)00:41:29 No.437059377

ネコがルンバさんを乗りこなしてるのを見てやってみたくなって壊しちゃうダー公

73 17/07/02(日)00:41:53 No.437059496

やっぱりダー公アホだったわ…

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