17/05/20(土)00:25:46 「ねえ... のスレッド詳細
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画像ファイル名:1495207546402.jpg 17/05/20(土)00:25:46 No.428123957
「ねえバーゼ、アンタマテリア姉妹と仲いいけど、シロの弱点って何か無いの?」 「知らな~い。あったらバーゼが教えて欲しいくらいだよ~」 あおの為にプレゼントを作ろう、とした時に起きた事件の際にクロの弱点は判明した シロから引き離されたクロの普段から一変した弱気具合は、スティレットにすら嗜虐心をムクリと目覚めさせた程可愛らしかった しかしながらシロの明確な弱手な未だに分からず仕舞い 普段からシロクロに弄られるスティレットとしては是が非でも切り札足り得るシロの弱点に関する情報が欲しかったのだが…… 「あら、随分面白そうな話をしてるじゃない」 「げ、クロ!」 いつの間にか背後に居たクロに、スティレットは思わず渋面を作ってしまう これでクロからシロに告げ口をされようものなら、後々何をされてしまうのか…… とげんなりしていたスティレットだが―― 「私もその話、加わらせてもらってもいいかしら」 「へ?」 「だって私ばっかり弱みを知られちゃったのは悔しいし、何より私だってお姉様の弱点を知らないんだもの」
1 17/05/20(土)00:26:04 No.428124048
「別にいいけど……そう言って告げ口とかしないでよ?」 「する訳ないわ。した所で私も同罪にされてお仕置きされてしまうもの……♡」 「なんで喜んでるのよアンタは……」 とは言えノーヒントノープランには変わらず 三人よれば文殊の知恵などと言うそうだが、結局出たとこ勝負で『徹底的にシロを無視してみたらどうだろう』と相成った クロ自身もそうであるが基本は妹達を構って遊んで可愛くしたいのがマテリアというものだ それを始終無反応で乗り切れば流石にシロも堪えるのではないか 「えぇ~、でもシロでしょ?」 「私だってそんな事をされたら落ち込んじゃうもの……お姉様だってきっとそうなってしまう筈だわ」 「ま~他に思いつかないしね~」 などと言っていたらシロがやって来るのが見えた (作戦開始ね。スティレットちゃん、わかってると思うけどいつもみたいにリアクションしちゃだめよ?) (わ、わかってるわよ!) (すちれっとはいっつもいい反応するからね~) 「あらぁ、三人揃ってどうしたのかしら~」
2 17/05/20(土)00:26:23 No.428124143
「「「……」」」 「あらあら、スティレットちゃんはともかく、バーゼちゃんもクロちゃんもどうしたのかしらぁ?」 「「「……」」」 「スティレットちゃ~ん」 そう言ってスティレットの頬を突く が、ノーリアクション 「バーゼちゃ~ん」 耳に息を吹きかける ぎゅっと目をつむり、ふいと横を向かれる 「クーローちゃーん?」 「…………バーゼちゃん、スティレットちゃん、あっちに行きましょう」 クロ、充電穴に指を突っ込まれる衝撃をも受け流し華麗にスルー これにはスティレットもバーゼも心中で拍手を送る そして三人が立ち去り、シロ一人がその場に取り残された 追いかけることも考えたが、恐らくそのまま追いかけてもまた逃げられるだろう
3 17/05/20(土)00:30:33 No.428125237
「……私、三人を怒らせるようなことをしちゃったのかしら?」 少々やりすぎることが多いとは言え、マテリアの行動は基本的に悪意があるものは少ない だからといって相手が怒らないわけでもないのはシロも重々承知している だからあの三人の誰かが本気で怒っているのは十分ありえるが三人を同時に怒らせるようなことをした覚えがないしクロまでもが自分を無視しているのがわからない 良くも悪くもこれまで常に二人で生きてきた片割れ 自分にべったりだったクロが自分の傍から離れていってしまって 「……ああ、これが『悲しい』という気持ちなのね」 ASを埋め尽くす『悲しい』に押しつぶされそうになり一気に身体の力が抜けていく 覚束ない足取りのままマンションの前までたどり着き普段の数倍もたついた動作で二階の自室へと戻る 自分達が居なくてくつろいでいた充電君が慌てて姿勢を正すのが見えたが、そんなものはどうでもいい がしりと自分の充電くんにしがみつき 「う、ううぅぅぅぅぅ……」 FA:Gは涙を流さない、否流せない それがありがたくもあり、余計に悲しかった
4 17/05/20(土)00:31:00 No.428125331
数十分後 すっかり気落ちした様子で椅子モードの充電くんにしなだれかかっているシロを遠目に見やるスティレット達三人の間には気まずい空気が流れていた 弱点探しではなった一手が想定以上の効果をもたらして明らかにやり過ぎてしまった所まで行ってしまった 「なによなによなによ、あんなに落ち込むだなんて思わないわよ普通!」 「シロお姉ちゃん、泣いちゃってたね……」 涙こそ出なくとも、嗚咽を漏らすことは出来る バーゼ達の集音センサーは、まさしくシロが咽び泣く声を捉えていたのだ 「お姉様……」 そうつぶやくクロの顔は陶然としたもの……ではなく、素直にシロを心配しているそれだった シロにしろクロにしろ、好みは羞恥の表情や快楽に変じやすい適度な苦痛に歪む顔であり、曇り顔は対象外なのだ 寧ろ本気で曇らせるような輩は私達が出ていってお仕置きしてあげるわといった質なのだ その自分がまさか姉を泣かせてしまうだなんて…… 「ごめんなさい、ごめんなさいお姉様ああぁぁ…………」 大好きな姉を悲しませたことでクロまで泣き出してしまった 「あ、アンタまで泣かないでよ!? とにかく、こうなったら素直に謝りましょう」
5 17/05/20(土)00:31:23 No.428125416
スティレットの言葉に従い、三人でシロに謝ることにした シロは泣き疲れたのか不貞腐れているのか、顔が見えずそっぽを向いた状態ではあるが 「お姉様……ごめんなさい!」「その……ごめん」「シロお姉ちゃん、ごめんなさい……」 深々と頭を下げ、謝罪する三人 シロの返事はない それでも、いやだからこそ頭を下げ続ける 「…………クロちゃん」 「は、はい!」 シロの言葉に、クロが顔を上げた瞬間―― 「ひゃ!?」「わぁ!?」 スティレットとバーゼが蛇腹剣状態になったビーストマスターソードによって絡め取られる 二人を捕縛したシロは素早くクロの背後に回り込み、その充電穴に乱暴に、しかし壊さぬよう繊細に拳を突き立てる! 「あ、あああぁ♡ お、お姉様ダメです! スティレットちゃんと、バーゼちゃんが見て…みてええぇ♡」 「「あ、あわわわわ……」」 「ダメよぉ、これは悪い子としたクロちゃんへのお仕置き。そしてこれが済んだら……」
6 17/05/20(土)00:31:40 No.428125490
じろりと睨みつけられ、捕縛されたままの二人がビクリと震える 実の妹すら容赦なく喘がせている今の怒りのシロに、自分達は何をされてしまうのか 恐怖と興奮と期待に、スティレットとバーゼの股間から漏れた潤滑液がボディースーツを湿らせていた……
7 17/05/20(土)00:33:21 [sage] No.428125903
実際のところシロの弱点てなんなんだろう あとバーゼをスレ画にしながら実際はバーゼがオマケ過ぎたごめん
8 17/05/20(土)00:39:27 No.428127428
つづきは?
9 17/05/20(土)00:51:34 [sage] No.428130267
つづきはない ないんだ
10 17/05/20(土)01:07:45 No.428133398
いい・・・
11 17/05/20(土)01:11:14 No.428134097
よい…
12 17/05/20(土)01:14:51 No.428134788
このくらいのほのぼのちょっとエッチなギャグくらいの塩梅がちょうどいいなぁ
13 17/05/20(土)01:14:59 No.428134815
仲直りックスいいよね…
14 17/05/20(土)01:15:29 No.428134916
普段ドSな子が弱っちゃうのいいよね…
15 17/05/20(土)01:17:21 No.428135279
いい…