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17/04/24(月)23:19:13 はいふ... のスレッド詳細

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画像ファイル名:1493043553986.jpg 17/04/24(月)23:19:13 No.423006778

はいふりSS あっさりめ

1 17/04/24(月)23:21:11 No.423007254

「まさか、お前の方から連絡を取ってくるとはな。ようやくその気になってくれたか?」 「……何度も言うが、そのつもりはない」  不敵に笑う少女を前に、美波は不貞腐れたようにそっぽをむく。  その頬に赤みが差しているのは、きっと晩春の陽気のせいだけではなかった。 「では、何故?」  美波の言葉にふん、と小さく鼻を鳴らしながら、少女──テアが聞いてくる。  彼女も慣れぬ異国でクルーをまとめる身として、忙しいのだろう。  だというのにこうして呼びつけられ、おまけに意に沿わぬ事を言われたのだ。  その反応はもっともなものだった。 「……お前に責任を取ってもらうためだ」 「責任だと?」  しかし、美波は物怖じすることなく、それどころか居丈高にさえ見えるような態度でテアを見据える。  それがお前の義務だ、と言わんばかりに。 「そうだ。最近、私達の対RAtTウィルス計画に遅れが生じている。これは大きな損失だ。……そして、お前にその責任の一端があると私は考えている」

2 17/04/24(月)23:21:43 No.423007387

「何故」  美波の言葉に、テアは怪訝な表情を返してきた。  ……本気でわかっていないのか。それとも、わかった上で演じているのか。  ……どちらにせよ、実に腹立たしい。美波は内心で毒づきながら、頬を染めて答えを返す。 「……あの夜。研究が停滞し始めたのは、あの夜が明けた次の日からだ。あれ以来、私の研究に支障が出始めた」 「ほう?」  テアの態度が変わる。表情こそ変わらないが、その声音にはどこか面白がるような響きを含んでいた。  ──こいつは分かっている。その上で、私の口からそれを言わせようとしている。  そんなことは美波にも分かっていた。だが、このままではらちがあかない。  ……あの夜を境に、妙に体が疼くようになってしまった。  昼も夜もなく、不意にあの時のことが脳裏を過り、否応なしに体を熱くする。  忘れたはずだ。あれきりのことのはずだ。それなのに、そう思えば思うほど、あの記憶は鮮明なものとなって蘇るのだ。  自分で慰めようともした。だが、それでは満たされなかった。  だからこうして、最後の手段としてこの目の前の妖精染みた女を呼びだしたのだ。

3 17/04/24(月)23:22:47 No.423007663

墜ちたのぅ…

4 17/04/24(月)23:23:00 No.423007714

「明らかに、原因の発端はお前にある。その責任として、打開策を考えることを要求する」 「打開策か」  美波の言葉に、テアは顎に手をやって考えるような仕草をする。  わかっている。無論、そんなものはただのポーズだ。  掌上に運らす。こうせざるを得なかったとはいえ、既に自分はテアの掌の上にあることを理解していた。 「私はRAtTウィルスについては素人だ。専門家のお前に意見できることはないと思うが」 「茶番はやめろ」 「……ふっ」  はぐらかすような言葉を切り捨てると、テアは小さく笑った。  そして、美波の鼻先に顔を近づけてきた。  月光のように透き通った肌をした整った顔立ちの中でも特に目を引く、大粒のトパーズような美しい瞳の中に、美波は己の顔を見た。 「忘れろ、と言ったのはお前の方だったと記憶しているが」 「……」 「まあいい。お前の研究が進まないのは我々にとっても確かに損失だ。責任は取らせてもらおう」

5 17/04/24(月)23:23:42 No.423007882

 言葉と共に、美波はかたく引き結んだその瑞々しい苺のような唇をテアに奪われる。  あの夜を思い出すような、電気のような衝撃が全身を駆け巡った。 「んっ……」  テアの舌が唇と唇の隙間をくぐり抜け、美波の歯をノックするようにこんこんと叩く。  美波がそれに応じてほんの少し口を開け、おずおずと自分の舌を伸ばすと、すかさず口腔へと侵入したテアの舌が美波のそれを絡めとった。  熱く、痺れるような、それでいて甘い口付け。  テアが美波の体に腕を回し、逃がさぬようにと身を寄せてくる。  美波も同様にテアの背に腕を回し、離さぬように身を寄せる。  口付けを交わしながら、美波は自分の頭がじんじんと痺れていくのを感じていた。  今となっては懐かしいしようにさえ思える、待ちわびた感覚だった。 「んぷぁ……」  永遠のような一時の後、銀の糸を引きながら二人の唇が引き離される。  既に、美波の体はあの夜と同じ疼きと火照りに支配されていた。

6 17/04/24(月)23:24:00 No.423007961

知性の塊がたった一度の情事で制御不能に…ええのぅ…

7 17/04/24(月)23:24:20 No.423008047

マヨォ…

8 17/04/24(月)23:24:32 No.423008117

 永遠のような一時の後、銀の糸を引きながら二人の唇が引き離される。  既に、美波の体はあの夜と同じ疼きと火照りに支配されていた。 「さて。続きはどうする?」  対するテアは、あの夜見せた柔らかな笑みを浮かべ、子をあやす母親のような優しい声音で聞いてくる。  無論、からかいだ。選択肢など初めから存在していないことは、既にわかりきったこと。  それでもそんなことを聞いてくるのは、自分が主導権を掌握していることを確信しているがゆえの余裕か、或いは、美波が自分よりも年下であることをしってしまったが故に自分がリードしなければならないと思う責任ゆえか。 「……好きにしろ」  だが、それがどちらであるかなど、些末なことだ。美波は潤んだ瞳でテアをねめつけ、ベッドに身を投げ出す。  答えなど、聞かれるまでもない。 「そうか。なら、私の好きにさせてもらうとしよう」  覆い被さってくるテアを受け入れながら、美波はその瞳を閉じる。  滲み出た涙が、長い睫毛を濡らしていた。

9 17/04/24(月)23:25:57 No.423008457

おわり su1835574.txt テキスト版

10 17/04/24(月)23:26:49 No.423008661

みなみさんエッチだね…

11 17/04/24(月)23:26:50 No.423008665

ましろ!!!

12 17/04/24(月)23:27:24 No.423008814

宗谷棒がおっ立つにゃあ…

13 17/04/24(月)23:27:48 No.423008916

快楽に勝てないみなみさん…いいよぉ…

14 17/04/24(月)23:28:18 No.423009046

強気の小悪魔テアもいいのう…

15 17/04/24(月)23:31:16 No.423009775

みなみさんがイカされまくるのはないのかにゃあ…

16 17/04/24(月)23:35:27 No.423010763

む!

17 17/04/24(月)23:35:30 No.423010781

ちょっとエッチすぎてちゃんと読めないにゃあ… ピュアなので

18 17/04/24(月)23:41:26 No.423012117

納沙ァ!

19 17/04/24(月)23:49:01 No.423013767

発散するにゃあ…

20 17/04/24(月)23:49:13 No.423013805

みなみちゃんまだ12歳なのに…

21 17/04/24(月)23:57:57 No.423015717

爛れてるにゃあ…

22 17/04/25(火)00:06:15 No.423017471

そろそろワシ参戦かのう…

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