虹裏img歴史資料館

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17/04/14(金)00:19:43 目を覚... のスレッド詳細

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画像ファイル名:1492096783709.jpg 17/04/14(金)00:19:43 No.420753233

目を覚まして身体を起こすと、部屋の中は静謐な暗闇に沈んだままで、 窓掛けの隙間からは青白くも柔らかな月光が一筋差していた。 明け方にはまだ遠い。寝直す前に一服を、と枕元の紙巻きを探るも、 自分の隣で寝息を立てる裸身のターニャに気付いてやめる。彼女は紫煙が大層苦手だ。 すぅすぅと響く優しい音色を聞きながら、少々軽率だったかと今更ながら考える。 彼女との関係が表沙汰になれば、軍内での立身出世など露と消えるだろう。 それどころか、一人の男として人非人や畜生の誹りは免れ得まい。 しかしこうなった以上は腹を括るより道はない。野となれ山となれ、だ。 寝るか、と身体を横たえると小さな声でレルゲン中佐殿、と呼びかけられた。 「起こしてしまったか」すまない、と謝るもターニャはそれに応えず、 「…中佐殿は、後悔しているのではないですか」と不安げにぽつりと漏らした。 今更取り繕う間柄でもない。「少しは」と言うと、息を呑む気配がした。 「だがターニャ。君を愛したこと自体に後悔はしていない」 そう言って彼女の幼い体を胸元へ抱き寄せて、髪に優しく口付けすると、 暗闇の中でターニャが安堵に微笑むのが見えた気がした。

1 17/04/14(金)00:23:52 No.420754129

相変わらずだなレルゲンは…

2 17/04/14(金)00:27:08 No.420754864

深夜のレルゲン文庫来たな…

3 17/04/14(金)00:27:57 No.420755030

最低だなレルゲン…

4 17/04/14(金)00:30:48 No.420755562

>それどころか、一人の男としてレルゲンやレルゲン野郎の誹りは免れ得まい。

5 17/04/14(金)00:35:46 No.420756376

>>それどころか、一人の男としてレルゲンやレルゲン野郎の誹りは免れ得まい。 しかし私は知っている。 私を謗るその言葉の裡に潜む嫉妬を。

6 17/04/14(金)01:19:04 No.420762777

違 私 嵌

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