17/04/08(土)23:31:37 怪文書... のスレッド詳細
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画像ファイル名:1491661897110.jpg 17/04/08(土)23:31:37 No.419742214
怪文書 噴乳洗脳月閃編 薄暗い『牧場』の地下室には澱んだ甘い臭いが充満していた。 雪泉が身じろぎすると、手足を縛る鎖の音が重く鳴った。 既に体を隠す布は一枚たりとも存在せず、乳首には不穏な器具が取り付けられている。 一刻も早くこの場を脱しなければどうなるのか。嫌でも浮かぶ想像に危機感を煽られ、一筋の冷や汗が頬を伝う。 「美野里たち、これからどうなっちゃうのかな」 俯く美野里の声は動揺と恐怖に震えていた。 女性を家畜化する牧場組織の壊滅。さして強者がいる忍務でも無かったが、正義感の強い月閃のメンバーは全員志願して参加した。 月閃の五人が結集して一任務に当たる、本来ならば必勝の構図。 だが描いたはずの勝利のビジョンは現実に容赦なく踏みにじられ、死骸のように横たわっている。
1 17/04/08(土)23:32:32 No.419742448
こんなはずじゃなかった、あの時ああしていれば。 各々の頭の中で巻き戻しては編集される記憶のフィルムは虚しく空回り、格子から差し込む月光がメンバーの後悔を煽った。 「大丈夫じゃ、ワシらはまだ負けとりません」 「夜桜さんの言う通りです。落ち着き、冷静に周囲を分析しましょう」 虚空を睨む夜桜。落ち着き払った態度の雪泉。 この状況下でもなお折れぬ二人の強い言葉に縋るように、月閃メンバー全体が前を向き始めていた。 「……だ、大丈夫です、きっと」 「皆もああ言ってるしゼッタイ助かるって!ホラ、月閃コールでアゲてこアゲてこ!いくよー、月閃ー、ファ」
2 17/04/08(土)23:33:13 No.419742624
「あー、侵入者諸君。お待たせしてすまない、儂がこの牧場の主だ」 号令をかけようとしたまさにその瞬間、牧場主は月閃メンバーの前に姿を表した。 幾重にも積み重ねられた顔の皺、濃い体毛、一目で不健康と分かる丸々と脂ぎった肉体。 ザラついた肌、頬から顎にかけて剃り残された青髭、数々の身体的特徴が男の人となりをこれでもかと見せつけていた。 一方で眼だけは熟練の狩人のように鋭く、品定めを行うようにメンバーを交互に見比べている。 複数の人間を一つの肉袋に押し込んだような牧場主の奇怪な姿は、メンバーの生理的嫌悪感を呼び起こすに十分だった。 「うーわっキモッ……」 思わず呟いた四季を一瞥した牧場主は、ため息をつきながら再びメンバーに向かい合う。
3 17/04/08(土)23:35:50 No.419743317
「君たちの今後について説明をします。一度しか言わないのでよく聞くように」 今後、という単語に反応したメンバーの間に緊張が走る。 牧場主は一つ咳払いをした後、ゆっくりと話はじめた。 「君たちは侵入者であり、儂の領域の破壊者だ。君達忍の掟に従えば即刻処刑が妥当なのだろう。 しかしそれでは赤字なのだ。儂は牧場主として、ここを健全に経営せねばならない使命を背負っている。 よって君たちには、この牧場の家畜となって損害分以上の金を稼いでもらおうと思う。 具体的には君たちの体から忍法を用いて母乳を搾り、これを――」 淡々と、手慣れた風に説明を続ける牧場主。最初に黙っていられなくなったのは夜桜だった。 「もう……もう黙りんさいこの腐れ外道が!人を人とも思わないその根性、ワシが叩き直して」
4 17/04/08(土)23:38:38 No.419744099
「まだ話は終わっていない」 「ん゛お゛ぅぅぅぅぅぅっ♥♥♥!?」 男の無感情な声と同時に夜桜の乳首に取り付けられた装置が急激にうねり、猛然と動き始めた。 吸引カップ内から伸びる専用ブラシが乳頭を擦りあげると、僅かばかりの白い液体が桃色の乳首から染み出してくる。 突然の快楽に対応できなかった夜桜は獣じみた声をあげながら全身を硬直させた。 「夜桜さんっ!?」 悲痛な雪泉の声が地下室に響く。牧場主は冷めきった目で喘ぐ夜桜を眺めるのみだった。 タンクへと繋がる管に母乳が満たされていく度、夜桜の嬌声は激しさを増していく。 「な、なんじゃあ、これぇ……♥ワシが、吸われて、いくぅ……♥♥」
5 17/04/08(土)23:43:47 No.419745568
「この吸引は忍法で行われている特殊なもの。 母乳だって普段はでないだろう?だが、君の記憶、経験、忍 としての能力などを全て吸い出す事で生成している。いわば 君という存在の結晶というわけだ。 それを飲むことで滋養強壮はもちろん、一般人も忍法を使え るようになれるし、個人の経験や記憶を追体験する事も思い のままだ。成分を調整すれば狙った効果だけを発揮できる。 だから忍の母乳は高く売れるんだよ」 「そ、それじゃあワシはどうなるんじゃあ!?」 「君は忍として、人としての全てを排出するまで母乳を絞られ続ける家畜になるだろう。 ああ、だが心配はいらんよ。吸引と同時に注入する薬剤の効果で、至上の幸福だと思い込めるようになる。 落ち込む暇もないほど刺激的な日々になる事を約束しよう。そしてそれは」 手元のスイッチが押されると同時に、全員の吸引装置が唸りを上げて稼働し始めた。 「ん゛も゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛っ♥♥♥」 「君達全員の未来でもある」
6 17/04/08(土)23:45:40 No.419746100
なにこれ
7 17/04/08(土)23:45:56 No.419746181
「やあぁっ!お、思い出までなくなっちゃうなんてぇ!死んじゃうのと変わんないよぉっ!! お乳いやぁ!おっぱい出すのいやだよぉ……!う゛っ♥……あ゛ぅっ♥♥……」 大粒の涙を流して噴乳を堪える美野里だったが、手足の震えから我慢がそう長く続かない事は誰の目にも明らかだった。 「ね、ねぇオジサマぁ?私だけでも見逃してぇ、一生オジサマ専用の忍になったげるからぁっ!」 懸命に母乳吸引を耐えながら、誘うように腰を動かす四季。 牧場主の注意を自分一人に引き付け情報を引き出すための、ギリギリの行動だった。 「儂が欲しいのは人間ではない。家畜だ。だから君たちそのものがどうなろうと何の興味も関心も湧かない」 「そんな事っ……言わないでよぉっ!なんでもしたげるからぁっ!こいつらの事なんてどうなってもいいからぁっ!殺せって言うんならバラバラに殺しちゃうからぁ、ねぇっ!」 とことんまで羞恥を捨て、仲間を口汚く罵りながら腰を前後にグラインドさせる四季。 それを見た牧場主がほんの少し考えるそぶりを見せるのを、彼女は見逃さなかった。
8 17/04/08(土)23:47:52 No.419746754
「一人だ。一人、残りの家畜を飼育する『飼育員』が欲しいと思っていたのだが。君たちの中から選んでほしいかね?」 ついに活路が開けた。一人、誰か一人だけは、記憶と能力を持ったままこの状態から脱出できる。 そしてそれは、リーダーであり最も強力な忍の雪泉であるべきだと、メンバー全員が理解していた。 「……ッ」 だが、誰も言い出せなかった。 記憶、能力、経験。己の忍として、人間としての全てを終わらせる決断は、そう易々と行えるものではない。 まず間違いなく助かる側である雪泉もその事を理解していたからこそ、ただ唇を嚙む事しか出来なかった。
9 17/04/08(土)23:49:09 No.419747078
誰も何も言えず、口端から漏れ出す嬌声だけが地下室に響く。 「このままだと君達は全員家畜だな。儂としてはそれでもかまわんのだが」 牧場主の冷徹な宣言。それに呼応するように、一つの声が弱弱しく震えながら、それでも言葉を紡いだ。 「わ、わたし……降ります……家畜になり、ます……」 「ッ!?」 思わず止めようとした雪泉に向かって微笑みながら首を振った叢は、再度牧場主に向き直って力強く宣言した。 「私が、家畜になります……!」
10 17/04/08(土)23:52:34 No.419748062
今夜は怪文書が多いな
11 17/04/08(土)23:52:49 No.419748142
「では、君の吸引器のパワーを最大まで上げる。一気に吸い出されるが、構わないね?」 「……はい」 「ではカウントダウンを始める。友人と別れを済ませると良い。……3」 三秒前。叢はようやく体の震えを止める事が出来た。 「ゆ、雪泉ちゃん、みんな、私……し、信じてるから」 「2」 二秒前。叢は心の内で絶叫する生存欲求を抑えきり、拳を強く握りしめた。 「……私達、ずっと、ずっと……何があったって、お互いの事忘れたりしない……」 「1」 一秒前。ついに叢は全ての恐れを克服し、己が出来る精いっぱいの笑顔を月閃メンバーへ向けた。 「一番の……お友達だって」
12 17/04/08(土)23:54:45 No.419748697
「むらく――」 「0」 「ん゛も゛ほぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛っ♥♥♥」 最大出力となったモーターが唸り、ブラシが猛烈な勢いで回転する。 先程までとは比較にならない快楽の怒涛の前に完全屈服した叢は、友の声も聞こえない果てへと一気に上り詰めた。 理性のかけらも残っていない白目を剥きだしにし、鼻水と小便まで垂らしながら身体を限界まで逸らせて快楽に隷従する。 つま先は針金でも入れられたかのようにピンと空中に固定され小さく震えている。 しばらくして大きな痙攣の波が去り、全身脱力した事を確認した牧場主は叢の拘束を解除した。
13 17/04/08(土)23:55:21 No.419748894
漫画で見て見たい…
14 17/04/08(土)23:56:37 No.419749277
美しい友情だな
15 17/04/08(土)23:57:46 No.419749557
悲哀と衝撃でしんと静まり返る地下室。 牧場主が数度頬を叩くと、死んだように脱力していた叢はあっけなく目覚めた。 「。ムラクモ号、君の存在を説明しなさい」 「ハ、ハイッ♥ムラクモ号はご主人様の牧場に仕えるご主人様専用牝牛ミルクタンクですっ♥♥ 母乳を根こそぎ絞り出してご主人様に利用してもらい、またお望みの方法でご主人様の性処理をする事が私の全てですっ♥♥♥」 発情した牝の臭気を隠そうともせずガニ股で腰を揺らしながら宣誓するムラクモ号。 絶望に沈む雪泉たちをよそに、牧場主は満足した様子で家畜の頭を撫でる。 主人に認められたと感じたムラクモ号は心底嬉しそうに、添えられた手に頬ずりした。 「よし、よく言えたな、偉いぞ。では向こうに縛られている者たちに見覚えはあるか?」 「……………?申し訳ございませんご主人様、ムラクモ号にはあれらが何なのかわかりません……」 「いや、いい。そのまま母乳を絞り出しておくように。今晩は家畜祝いをやるから儂の部屋まで来なさい」 「ハイッ♥ムラクモ号はいっぱい頑張って母乳ひり出しますっ♥♥んもっ♥んもっ♥」
16 17/04/08(土)23:59:28 No.419749978
ねぇ…まさか手打ちなの…
17 17/04/09(日)00:00:47 No.419750304
人格はかいっぷりがいいね
18 17/04/09(日)00:01:25 No.419750483
しばらくの沈黙を経て、四季が口を開いた。 「あーあ、先越されちゃったぁ。んじゃ、アタシも降りますかぁ。後よろしくね、雪泉」 いつものように、努めて軽い口調だった 美野里は、向日葵のように微笑んだ。 「そうだね。あのミルクに全部詰まってるんなら、誰かがあれを飲ませてあげればいいんだよね!」 いつものように、希望に満ちた笑顔だった。 夜桜は、静かに目を伏せた。 「……叢はまだ生きとります。雪泉、後は頼みましたよ」 いつものように、静かな信頼が満ち満ちた態度だった。
19 17/04/09(日)00:02:33 No.419750838
大作だな
20 17/04/09(日)00:02:58 No.419750966
「皆さん……!」 叢の末路を見てもなお、いや、目を逸らさず見たからこそ、月閃メンバーの決意は固まった。 終わりこそ悲惨であれど、彼女の精いっぱいの勇気は確かに、メンバーに希望を与えていたのだ。 そしてそれは、助けられる立場の雪泉自身も例外ではなかった。 「雪泉の名の元に誓います。必ず、必ず皆さんを助け出すと……」 それは真冬の氷のように鋭く、清らかな決意表明だった。
21 17/04/09(日)00:03:47 No.419751175
一人また一人と、特大の嬌声をあげながら家畜に成り果てていく月閃メンバー達。 雪泉は彼女達を見送り続け、ついに最後まで目を逸らさなかった。 「立派だな」 牧場主の言葉は素直な感想だった。 雪泉は何も言葉を返さない。 「君が、この家畜らの飼育員になるという事でいいんだね?」 「はい」 記憶を保持したまま拘束を逃れ、眼前の男を殺し皆を救う。最早、雪泉に迷いはなかった。
22 17/04/09(日)00:07:20 No.419752284
これtxtにまとめてからのがいいんじゃ
23 17/04/09(日)00:08:49 No.419752783
「では拘束を解除するが……その前にこれを注入する。搾りたての全員分の母乳だ」 「……え?」 言い渡された現実への理解が追いつかない。 母乳に含まれるのは能力、記憶、そして経験。 もし、それが一度にこの身に流れ込んできたら何が起こってしまうのか。 想像の範疇外の事象に、雪泉は急激に青ざめる事しかできなかった。 「流れ込んでくるのは彼女たちの最期の体験だ。 途方もない快楽だろうが、まぁ気をやってしまわないように気を付けるんだね」 「ま、待っ」 懇願は途絶えた。 ミルクタンクにどっぷりと溜まった母乳が、チューブを通して雪泉の喉奥へ解き放たれていく。 「がぼっ!?ん゛も゛っお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛♥♥♥♥♥」 ひ゛う゛あ゛っ♥♥あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛っ♥♥♥♥♥♥♥」 凄絶な断末魔の後、静まり返った地下室には単調な機械音だけが響いていた。
24 17/04/09(日)00:09:52 No.419753091
なげーよ!
25 17/04/09(日)00:12:02 No.419753715
死んだわリーダー
26 17/04/09(日)00:12:29 No.419753847
桜花は散り、皐月が香る。 あの夜からもう一月が経とうとしていた。 「叢。四季。美野里。夜桜。朝食を届けにきましたよ」 「「「「ん゛も゛っ♥ん゛も゛っ♥」」」」 「ふふ、そんなに涎を垂らして、お腹が空いていたのですね?はい、ぷりっぷりのご主人様ザーメンです。 私の口の中で温めておきましたから、まだ暖かいはずですよ。いっぱい食べて、特濃ミルクびゅーびゅーしてくださいね♥」 雪泉は満面の笑みでかつての友に語り掛ける。 月閃全員分の快楽を味わった後体の隅々まで蹂躙された彼女は、記憶と自我を保ったまま牧場主の所有物に成り下がっていた。 素肌に直接着けたエプロンからは母乳が染み出し、下腹部に刻まれたハート型の紋章が心身の完全敗北を雄弁に物語っている。 「今度、皆さん一緒にご主人様に抱いてもらえるよう私からお願いしてみます。いえ、当たり前の事です」 陶酔しきった様子で語り続ける雪泉。 氷のように鋭かった決意はとうの昔に蕩かされ消えた。 「私達はずっと友達、ですものね」 残ったのはただ一つ、最高の友人たちへの――
27 17/04/09(日)00:13:25 No.419754143
終わりです
28 17/04/09(日)00:14:12 No.419754477
とりあえずいいものをありがとう
29 17/04/09(日)00:15:00 No.419754691
えらい
30 17/04/09(日)00:16:17 No.419755127
いい話だ…
31 17/04/09(日)00:17:27 No.419755476
煽りとかではなくjunくんちでやった方が大成すると思う
32 17/04/09(日)00:17:33 No.419755507
感動的だな…
33 17/04/09(日)00:18:42 No.419755897
えれえもんをみちまった
34 17/04/09(日)00:21:29 No.419756987
普段立っている噴乳洗脳の文章がいつも途中で終わっていたのがもどかしくて書きました
35 17/04/09(日)00:22:08 No.419757162
とてもいいと思います
36 17/04/09(日)00:23:12 No.419757492
ありがたい
37 17/04/09(日)00:23:20 No.419757533
>普段立っている噴乳洗脳の文章がいつも途中で終わっていたのがもどかしくて書きました 行動を起こすのは素晴らしいことだ お疲れ様です
38 17/04/09(日)00:25:32 No.419758224
スレでやってる猥談で怪文書回路が刺激されて出来上がっちゃうことあるよね…あるある
39 17/04/09(日)00:26:42 No.419758560
いい たまらない