17/04/05(水)21:18:56 私は休... のスレッド詳細
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画像ファイル名:1491394736256.jpg 17/04/05(水)21:18:56 No.419107133
私は休日には旅行に行き、その地であった事を手帳にしたためる。 誰かに読ませるという訳ではないが、ずっと続けてきた趣味だった。 今回の旅の目的は、この土地で行われる祭りについて書き記す事。 丁度祭りが始まる頃、私は旅館の窓から外を眺めていた。 ふと人工太陽が消え、青空を映していた半球ドームが満天の星空へと変わった。 山の中腹へ目を向けると、闇の中で赤くゆらゆらと煌めく光が見えた。 あそこで行われているのは先祖の霊を供養する送り火の儀式。 かつてここでテラフォーミングが始まった時に開拓の成功を願い、 最初の年に生贄を1人選んで生きたまま火に焚べたという。 これは人柱になった赤ら顔の男とこの地に骨を埋めた人々への感謝の祭りだ。 荒涼とした不毛の大地を開墾してきた先人の苦労を思うと、目頭が熱くなる。 私は546年前、コロニーの建造が始まったこの土地で 同僚のぴるす君に可燃性バンテリンをかけて火を放った事を思い出していた。
1 17/04/05(水)21:20:44 No.419107529
伝説になっている...
2 17/04/05(水)21:20:49 No.419107548
わーいSFだ！と思ったら最後で神話に振ってくる
3 17/04/05(水)21:21:38 No.419107701
可燃性バンテリンってなんだよ…
4 17/04/05(水)21:21:53 No.419107759
一体何者なんだ…
5 17/04/05(水)21:22:35 No.419107896
ぴるすが感謝されてるの初めて見た
6 17/04/05(水)21:23:22 No.419108075
壮大だ…
7 17/04/05(水)21:24:51 No.419108387
>同僚のぴるす君 同格なのか意外だ
8 17/04/05(水)21:25:28 No.419108517
KOUSHIROUさん久しぶりに見た
9 17/04/05(水)21:26:32 No.419108713
本当に同僚扱いしてたんだろうか…
10 17/04/05(水)21:28:02 No.419109037
火の鳥すぎる…
11 17/04/05(水)21:29:41 No.419109374
伝承はいつしか神話になるのだ
12 17/04/05(水)21:32:06 No.419109849
見事なおはなしすぎて腹がいたい
13 17/04/05(水)21:33:24 No.419110098
最後の2行がなければすごい好みのSF旅小説なのに…
14 17/04/05(水)21:41:03 No.419111665
可燃性バンテリンて
15 17/04/05(水)21:44:30 No.419112343
せつない
16 17/04/05(水)21:50:06 No.419113374
SF的でも叙情詩はできるのだなぁ
17 17/04/05(水)21:56:00 No.419114603
まさか匂わせといて叙情的に終わるのかと思ったらダメだった
18 17/04/05(水)21:57:13 No.419114843
毎年毎年焼いてるだけすぎる…
19 17/04/05(水)22:00:39 No.419115604
叙情的かなぁ…
20 17/04/05(水)22:05:18 No.419116599
>まさか匂わせといて叙情的に終わるのかと思ったらダメだった するのはガソリンの匂いすぎる…
21 17/04/05(水)22:07:48 No.419117132
どうせ湯川に犯される祭りかと思ったらＳＦだった
22 17/04/05(水)22:14:11 No.419118555
>これは人柱になった赤ら顔の男とこの地に骨を埋めた人々への感謝の祭りだ。 生きたまま焼いておいて感謝もへったくれもあるかすぎる…