虹裏img歴史資料館

1 17/03/25(土)03:36:02 No.416686649

　プラウダ高校戦車道部隊。 　の、秘密会議室。 　の、その奥に隠された秘密の秘密会議室。 　を、極秘に監視するために設えた秘密の秘密会議室の、監視室。 　このクソ狭い三畳あるかないかの物置部屋で、後は卒業して学園艦を追い出されるだけとなったカチューシャ、ノンナ、クラーラが、顔を突き合わせて額をくっつけんばかりにひそひそ話をしていた。 「在校生にＩＳ－３をプレゼントするには、貯金だけだとまだちょっと足りないわ」 「コレクションをいくつか処分しようと、、駿河屋に見積もりを出しましたがまだ返事がありません」 「卒業してから回答がくるのではないでしょうか？」 「さすがね、クラーラ」 　うんうんとうなづいた三人は、ふうと一息ついてまた本題に戻る。 　カチューシャが小さなお手手をくいっくいっと曲げて、二人にさらに近づくよう促した。

2 17/03/25(土)03:36:21 No.416686672

「お昼に食べたボルシチのいい匂いがしますよ、カチューシャ」 「この匂いを香水にしたいですね、カチューシャ様」 「ええと、そうじゃなくて、さっきも言ったとおり、アレを売るわよ」 「「あれ？」」 　カチューシャの口が大きく吊り上がる。 　プラウダ製薬、プラウダ出版、プラウダ商事、プラウダ興行、プラウダコンサルティング、プラウダエージェント、プラウダソリューションズ、等々。 　プラウダ戦車道の裏資金稼ぎの偽装会社はいっぱいある。そこに、新たなものを加えようというのだ。 「ジョークグッズよ」 「「え？」」 「全国の女子高生に売ってる『毛生え薬』の売上を倍増するの。単価が高いから冬休み前に売れば大儲けできるわ！」 「カチューシャ様、質問です」 「何よ、クラーラ」

3 17/03/25(土)03:36:37 No.416686693

　言葉の意味を理解しかねたクラーラが小さく右手を上げて質問する。 　カチューシャが、さらに小さく小さく、声を顰めて、ささやいた。 「ジョークグッズ、とは？」 「ふん。実物を見たほうが早いわね」 「……ちくわぶ？」 「クラーラ、ちょっと」 　眉をひそめたノンナが耳元でふたことみこと発すると、数拍置いてクラーラの金髪が浮き上がり、顔が真っ赤になった。

4 17/03/25(土)03:36:53 No.416686710

「な？　え？　これでおちんちんをズコズコしてじゅｐ」 「クラーラっ！」 「は……申し訳ありません。想定の範囲を超える物体に、つい興奮して」 「もう少し遠回しな表現を覚えることね！　で、これは試作品１号。２号は透明ね」 「どうみてもちくわぶですが、これは本当にオナｈ」 「ノンナっ！」 「……失礼しました。いや、ジョークグッズにしては随分と細くて小さい気がしますね」 「当然よ、このカチューシャが型取りしたんだから」 「「 Чтооо？？？」」

5 17/03/25(土)03:37:09 No.416686726

//////////////////////////// 　この日のカチューシャは様子がおかしかった。 　瞳はぐるぐる目がギラギラと怪しく輝いて、白目は血走っている。 　おまけに口の端から微かに白い泡まで噴いている。 　ああ、これは夜にエナジードリンク入り紅茶を飲んで眠れなくなって変なことを考えたりやったりした時の目だ。 　娘の暴走を止めるのは保護者として当然の役目である。 「おやめ下さいカチューシャ、こんないかがわしいものを売って万が一事が露見したら補導では済まされなくなります」 「おちん＊んの生える薬を売っといて今更なにを言ってるの！？　だいいちカチューシャはもう１８歳だから何も怖くないわ」 「余計駄目です。実名が新聞に載りますよ」 「カチューシャの実名なんて誰もしらないから大丈夫よ！」

6 17/03/25(土)03:37:38 No.416686757

　頭を抱える二人の前に、小さな台に置いたモンスター・カオスの缶ぐらいのちくわぶを持ち上げて見せつける。 　ちくわぶをふにふにと振りながらカチューシャは息を弾ませた。 「これはね、現役高校生のお＊んこで型取りした超キツキツオｎ……ジョークグッズの試作品。これを生え薬とセットでで売るの」 「って、まさかカチューシャ様のおｍ……大事な場所で型取りしたんですかっ！？」 　所要時間約１０秒。ノンナとクラーラはポッケからスマホを取り出し、ロック解除してプラウダの闇通販サイトにアクセスする。 　ものすごい勢いで指を動かし、サイトの全ページを頭からお尻まで目を皿にして探し回った。 「「ありません」」 「まだ売ってないわよ！　試作品なんだからっ！！」 「カチューシャ、質問です」 「何よノンナ」

7 17/03/25(土)03:37:58 No.416686773

　事の展開を理解しかねたノンナが小さく左手を上げて質問する。 「カチューシャ、オナｈグッズを型取りできるということはつまりその、膜が」 「天使では無いことがバレてしまいます」 「『プラウダの科学力は世界一！　処女膜を傷つけずに超微細非破壊３Ｄスキャナで非接触型取りを実現！！』とでもしておくわ」 「はぁ」 「これをふたなり薬と一緒に並べて売れば！　売上１２０％アップ間違いなしだわ！！」 　今度はノンナとクラーラが同時に手を上げた。 「質問です……薬でプラウダ棒を生やしてジョークグッズに砲撃するなどという、そんな特殊な性癖の女子高生がいるのでしょうか」 「ここに！」

8 17/03/25(土)03:38:18 No.416686800

　カチューシャが思いき二人を指差す。ノンナとクラーラはしばらく互いの顔を見つめ合い、小さく首をかしげる。 「頑張って動画も作ってみたわ！　見なさい！」

9 17/03/25(土)03:38:54 No.416686833

//////////////////////////// ちょっとあんまりなので続きはテキストで su1797644.txt

10 17/03/25(土)03:45:04 No.416687192

むっ！

11 17/03/25(土)03:46:33 No.416687294

利尻昆布万能

12 17/03/25(土)03:48:53 No.416687447

プラウダの技術力は世界一だな

13 17/03/25(土)03:50:49 No.416687580

さすがプラウダだな

14 17/03/25(土)04:10:27 No.416688754

ひどい 色々ひどい…

15 17/03/25(土)04:16:24 No.416689047

プラウダだから仕方ない