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17/03/20(月)00:50:39 SS【R-1... のスレッド詳細

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画像ファイル名:1489938639487.jpg 17/03/20(月)00:50:39 No.415700128

SS【R-18】 『牝豚姫しずか~私の一番の肉便器の話をしよう~』

1 17/03/20(月)00:51:12 No.415700249

「ううう……」  松風鈴は夜、ベッドの中で悶えながら、苦しげな声を上げていた。  彼女を苦しませる原因は、その日の昼にあった。  しかし何か特別なことがあったというわけではない。あったのは、いつもと同じように彼女が嗜んでいる競技、タンカスロンをしていたということぐらいである。  だが、問題はそのタンカスロンにあった。  タンカスロンの最中、鈴のパートナーである鶴姫しずかは鈴に指示を出すときに足で鈴を蹴る。そのこと自体は戦車道およびタンカスロンにおいては普通のことなのだが、鈴はその足で指示される際に関してしずかの足が気になって仕方がなかったのだ。  気になると言っても、悪い意味ではない。むしろいい意味ですらある。気になるというのは、鈴はしずかの足を性的な意味で気にしていたのだ。  しずかが鈴を蹴るたびに、鈴は性的な快感を覚えていた。決して鈴はマゾヒストというわけではない。蹴られるという行為に興奮を覚えているのではなく、単にしずかの足自体に性的な高ぶりを感じているということなのだ。

2 17/03/20(月)00:51:46 No.415700387

「うあ……姫……姫……」  鈴はしずかを呼ぶときの愛称でしずかの名を呼ぶ。  ベッドの中でしずかの名を呼びながら、鈴の手は自然と己の股間部へと伸びていた。 「姫……姫……」  己のヴァギナを指で弄り回す鈴。その指使いはあまり慣れていないのかたどたどしいものだったが、しだいに鈴に快感を与えていく。  そして、いつしかくちゅくちゅという水音がなるようになり、鈴が感じている快楽をより大きくさせる。 「ん……! ん……!」  リズミカルに指を動かす鈴。それは意図してそうなったわけではなく、自然と鈴の指がそう動いての結果だった。  鈴のヴァギナから溢れ出す愛液は、粘り気を持って鈴のパジャマにシミを作る。  最初は小さかったそれは、やがてどんどんと面積を大きくしていった。 「姫……姫ぇ……!」  鈴は自分のクリトリスを激しく弄りながら、絶頂へと向かい駆け上っていく。  しずかの愛称を呼ぶたびに、その指の動きはさらに激しさを増していき、そして―― 「んんんんっ!」  鈴は声を必死に抑えながらも、大きな絶頂に達した。

3 17/03/20(月)00:52:03 No.415700445

「はぁ……はぁ……」  鈴はオーガズムの後の余韻を感じながらも、ゆっくり息を整える。そして、だんだんと冷静な思考を取り戻していく。 「……うう、私、最低だ……」  訪れたのは自己嫌悪の感情だった。  友人をオカズに自慰行為に耽ってしまったのである。それも当然だった。しかも、鈴としずかは女同士である。そこにさらに背徳的な感情が襲い掛かってきていた。 「はぁ……下着、取り替えないとな……」  鈴はベッドから抜け出し、パジャマを脱いで一人こっそりとお風呂場へと向かう。  彼女はこうして何度も友人であるしずかに情欲を抱き、何度も自慰行為を行ってきた。鈴はその行為を後ろめたく感じていたが、それでも自慰をやめることができなかった。  自慰をしているだけならば、決してしずかに迷惑をかけるわけではない。  鈴はそう自分を正当化し、自分の中にあるしずかへの気持ちを押さえ込んでいた。それでいいと思っていた。  その日までは。

4 17/03/20(月)00:52:18 No.415700495

   ◇◆◇◆◇ 「もう! だからマイクがあるからそれで指示してっていっつも言ってるでしょ!」  鈴はその日、戦車の前でしずか相手に憤っていた。  理由は簡単であり、しずかがいつも通りに鈴に対してタンカスロンの最中に足で鈴に指示を出したのだ。  鈴にとってはもう慣れたことなのではあるのだが、それでも一応憤っておかねば気がすまなかった。 「それほど気にするでもなかろう。いつものことではないか」  だがしずかは、あっけらかんとそう言い放った。  鈴にとってはその反応も想定の内ではあったが、それでもやはり納得はできなかった。 「だから毎回やめてって言ってるでしょ! それなのに姫ったらもー!」  鈴は本気で怒っているわけではない。  むしろ、鈴は内心では嬉しいとすら感じていた。  意中の相手が自らの体に足を触れさせるという行為は鈴に倒錯的な喜びをもたらしていた。だが、それにより性的興奮が引き起こされ、夜の自慰行為につながってしまうため、鈴の悩みの種でもあった。

5 17/03/20(月)00:52:56 No.415700638

 それゆえに、鈴はあえてこうして抗議の形をとるのだ。 「声で指示するよりも足で指示したほうが早いではないか。それに鈴はそれをちゃんとわかってくれるぞよ?」 「そ、それはそうだけど……」  そして毎回、こうして鈴はしずかに言いくるめられるのであった。  それは、鈴が本当は拒否をしていない現れであり、しずかもそのことを分かって言っている節があった。  つまり、二人にとってはこの言い争いはいつものことなのであった。  だが、その日の鈴はいつもと違っていた。 「そ、それでも! それでも私はっ……んんんん~~っ!」  鈴は言葉にならない声を上げる。  しずかはそんな鈴の様子がいつもと少し違うことにすぐさま気づいた。 「鈴? どうかしたなりや?」 「もうっ! 姫の馬鹿っ!」  鈴はそう言うと、しずかに後ろ姿を見せ早足でその場を去っていった。 「おっ、おい!? 鈴!?」  しずかの困惑した声が聞こえてきたが、鈴は構うことなくその場から去っていった。

6 17/03/20(月)00:53:26 No.415700769

 そして、しずかの姿が見えなくなる裏路地まで歩くと、鈴は周りに誰もいないことを確認し、 「ああああ、やっちゃったぁーっ……!」  と呻きながら、その場にしゃがみ込んだ。 「私の馬鹿馬鹿馬鹿! いくら昨日が激しかったからって、あんなみっともない当たり方をするなんて……」  鈴の不機嫌の原因は、昨日の夜にあった。  昨日の夜、鈴はいつものようにしずかを妄想し自慰行為に耽っていたのだが、その自慰がいつもよりもずっと激しかったのだ。  正確に言えば、だんだんと激しくなっていった自慰が、その日一段と激しくなったと言うほうが正しい。  鈴のしずかに対する想いは、日に日に大きく膨らんでいっており、それが鈴の自慰の激しさに繋がっていた。  その激しさは、昨日の夜は連続で三回も達してしまっていた程であった。 「最近、もう姫の顔がまともに見れなくなってきちゃった……最初はこんなんじゃなかったはずなのに……私、どうしたらいいんだろう……」  鈴は悩む。

7 17/03/20(月)00:53:41 No.415700837

 それは、相手が女性であることを除けば、誰にでもあるような恋の悩みであった。だが、相手が女性であるということはやはり大きく、そしてそれ以上に、共に戦う仲間であり、親友であるしずか相手にそういった感情を持つということが、鈴にとって大きな罪悪感をもたらしていた。 「もし、そこのお嬢さん」  そんなときだった。  突然、鈴の側から声が掛けられた。 「っ!?」  鈴は慌てて立ち上がり、声のした方を向く。  そこには、いつの間にか黒い外套を身にまとった、黒ずくめの人物が立っていた。  顔はフードに隠れよく見えず、性別も男か女か分からない。そんな怪しい人物だった。  だが鈴は、そんな怪しい人間に声を掛けられたということよりも、先程の自分の呟きが聞かれたのではないかということで頭がいっぱいになった。 「あっ、あのっ! さっきのはその――」 「大丈夫です。大丈夫ですから落ち着いて下さい」  動揺する鈴を、黒ずくめの人物は全く動じずになだめる。  不思議とその声を聞いていると、鈴は落ち着きを取り戻していった。 「あ、すいません……」

8 17/03/20(月)00:54:06 No.415700939

「いえいえいいんですよ。それより、どうやら恋のお悩みがあるようですね」 「っ!? き、聞いていたんですか!?」 「申し訳ありません……」 「ん~~~~っ!」  鈴は顔を真っ赤にする。  自分の恥ずかしい独白を聞かれていたのだ。無理もなかった。  だが黒ずくめの人物は決して鈴を馬鹿にするような態度も、引くような態度をとるわけでもなく、とても穏やかな口調で鈴に話しかけてきた。 「何も恥ずかしがることではありませんよ。それがどんな形であるにせよ、あなたぐらいの年頃の子にはよくあることです」 「で、でも私のは……」  ――親友で、しかも同性なんです。  とはとても口が裂けても言えなかった。  だが、目の前の黒ずくめの人物は、まるですべてを見透かしているかのように言う。 「いいですか、恋の病とはとても大変な病気です。しっかり向き合わなければ、それはとても悲しい末路を迎えることでしょう」 「向き合う……」

9 17/03/20(月)00:54:28 No.415701029

「ええ。あなたの意中の相手がどんなお方かは知りません。ですが、それがいかなる相手にせよ、あなた自信がまず気持ちに正直にならねば、病は悪くなる一方なのです」  黒ずくめの人物はとても親身になる様子で鈴に話しかけてくれた。  その姿から、鈴はいつしかこの人になら話してみてもいいかと、そんな気持ちになっていった。 「あの……私が好きな人なんですけど」 「はい」 「その子とは、ずっと一緒に戦ってきて……あ、戦うっていうのは同じ競技をやってるってことなんですけど、その、その子とはもうかけがえのない仲で、そんな相手に、こんな感情抱いてもいいのかなって、そう思って……」 「なるほど。それは大変ですね」  本当に大変だと思ってくれていそうな口調だった。  鈴はそのことを話したことで、少しだけ肩の荷が降りたような気がした。 「はい……」 「先程も言ったように、向き合うのはあなた自信です。その大切なお相手との関係を今後どうしたいのか、あなたの中の気持ちはどうなのか。そこをはっきりさせなければいけないでしょう」

10 17/03/20(月)00:54:44 No.415701096

「ですよね……でも――」 「怖い……ですか」  鈴ははっとした。まさに今言おうとしたことが見透かされていたからだ。 「お気持ちは分かります。人と新たな関係を作り上げるということは、大きな恐れが伴います。……そうだ。もしあなたがどうしても自分の気持ちが怖くなったときは……」  そう言うと、目の前の黒ずくめの人物はそっと鈴の手にとあるものを握らせた。  それは―― 「……錠剤?」 「はい。これは自分の気持ちを後押しするための薬です。安心してください、決して怪しい薬ではないですよ。ほら」  そう言うと、黒ずくめの人物はまたどこから取り出したのか別の同じ色の錠剤を取り出し、飲み込んでみた。  そこからしばらく鈴は様子を伺っていたが、確かに体に変調が現れている様子はなかった。 「ね?」 「は、はぁ……」 「これは自分に正直に生きているのならなんの害もないただのビタミン剤になります。でも、もし何か迷いがあれば、そのときはきっとあなたの力になるでしょう」  黒ずくめの人物はとても嘘を言っているようには見えなかった。

11 17/03/20(月)00:55:02 No.415701151

 鈴は人物を見る目に自信があるわけではなかったが、このときは確かにそう感じた。 「それでは、あなたの恋が叶うことを願っていますよ。それでは」  そう言うと、黒ずくめの人物は路地裏の闇の中へと消えていった。  まるで白昼夢のような出来事だと思ったが、鈴の手の中にある錠剤は確かにそこに存在していた。  その夜、鈴は錠剤を片手に一人部屋で悩んでいた。  結局鈴は、あの後しずかと一旦合流し、戦車を元の場所に戻してから家に帰ってきた。  しずかは鈴のことを心配していたが、鈴はしずかにひたすら謝ってその場を納めた。そうするしかなかった。  そしてその後一人で帰った鈴は、今こうして錠剤と向かい合っているのだ。  錠剤を飲むべきか、捨てるべきか。その悩みを鈴が襲っていた。  本来ならば誰とも知らぬ人間から貰った薬など怪しくてすぐ捨てているところだった。しかし、鈴はどうしてもあの黒ずくめの人物の言葉が忘れられず、さらに錠剤に不思議な魅力を感じている部分があった。 「これを飲めば……本当に素直になれるのかなぁ……」  鈴は錠剤を見つめる。

12 17/03/20(月)00:55:25 No.415701238

 思い浮かぶのは、しずかの事。しずかと本当は恋仲になりたい。だが、親友相手に一線を越えていいのかという葛藤がつきまとう。  鈴はそうして堂々巡りに陥って、もう小一時間ほどは経っていた。 「うーん……」  あからさまに悩みを声に出す鈴。 「……ええい!」  だがそこで、ついに鈴は意を決し、錠剤を口にし近くにおいておいた水で一気に体内に流し込んだ。 「…………」  そして、水と共に完全に薬を飲み込む。しかし、なんの変化も訪れる様子はない。  やはりただのでまかせだったのか。  そんな不安が鈴にのしかかる。  だが、しばらくすると―― 「んっ!?」  鈴の下腹部が急に熱くなり始めた。燃えるような熱さが鈴を襲う。

13 17/03/20(月)00:55:48 No.415701322

「んんんっ!」  鈴はその熱さで思わず立ち上がる。  ――もしや、毒!?  自分の飲んだ薬が実はとんでもないものだったのかもしれないという恐怖が、鈴を支配した。  そして、次の瞬間―― 「……んんんんっ!」  なんと、鈴の股間部、クリトリスの部分が肥大化し、男性器と化したのだ。 「……えっ、えええええええええ!?」  鈴は驚きの声を上げた。それもそうである。突然女性であるはずの自分の股間から男性器が生えたのだ。  男性器は非常に大きく、鈴の腕に近い大きさがあった。  いわゆる、「馬並み」という程の大きさであった。鈴はその呼び方をクラスの女子が下世話な話をしているときに聞いたことがあった。  鈴は混乱に陥る。  どうしてこんなものが生えたのか。そもそも人間の体の構造としてどうなっているのか。わけのわからないことだらけだった。

14 17/03/20(月)00:56:03 No.415701384

 だがそんな鈴の混乱も、すぐさま別の感情に埋め尽くされることとなる。 「……んひぃ!?」  鈴の頭に強烈な感覚が走る。それは、性的欲求の波だった。鈴は、今にでもしずかを犯したいという欲求が頭を支配した。  鈴の股間はそれに応えるように雄々しく反り返っていた。 「はぁ……はぁ……!」  鈴は息を荒げる。今にも暴れだしてしまいたいほどの欲求を抑えるのがやっとだった。だが、その自制心もどんどんと削られ尽きようとしている。 「はぁ……はぁ……」  そんな中、鈴の手は無意識のうちにその男性器へと向かっていった。  そっと自らの男性器に触れる鈴。その瞬間―― 「いいいいいっ!?」  激しい快楽が、鈴の体を貫いた。 「これっ……しゅごいい……!」  気づけば、鈴は自らの男性器を右手で激しく扱いていた。何度も上下に竿の部分をこする。そのたびに、電撃のような快楽が鈴を支配する。 「あっ……あああ……!」

15 17/03/20(月)00:56:19 No.415701442

 その様子は、まさに自慰を覚えたての猿のようだった。上下に動く手の動きは、どんどんと激しさを増していく。 「んんんっ! んんんんんっ!」  そして、下腹部から男性器に向かってせり上がってくる感覚を感じたとき、鈴の男性器は爆ぜた。 「あああああああああああああああっ!」  鈴の男性器から、白濁とした液体が噴射される。それは紛れもない精液だった。  その勢いは、まるで噴水のようだった。 「はぁ……はぁ……」  鈴は己の欲望を吐き出して少しだけ落ち着く。  だが、男性器は未だ硬さを保ったままだった。 「ははっ……まだこんなにかたぁい……」  鈴はとろんと蕩けた表情で自分の男性器を見つめる。  そして、すぐさままた自慰へと移っていった。

16 17/03/20(月)00:57:03 No.415701579

   ◇◆◇◆◇ 「……ん……鈴!」 「んっ? ああ姫」  鈴はしずかに体を揺さぶられて机の上で目を覚ました。頬にはうっすらとよだれの跡が残っている。 「めずらしいではないか鈴。お主が居眠りなど」 「えへへ……そうだね、姫」  鈴は頭を掻きながら笑みを浮かべて言う。  そんな鈴に、しずかは呆れた様子で口を開く。 「今日用事があるから付き合って欲しいと言ったのは鈴ではないか。それを居眠りとは、呆れるなりや」 「もーごめんてばー」  鈴は笑いながら机から立ち上がり、机にかけてあった鞄を手にする。そして、そのまま教室の出口へと向かっていった。 「うん、じゃあ行こうか。姫は私についてきてくれれば大丈夫だから」 「う、うむ……」

17 17/03/20(月)00:57:29 No.415701669

 しずかは若干反応が遅れつつも返事をし、鈴についていく。  そうして二人は教室から出ていき、二人で学校から出ていった。  周りには同じく帰宅する生徒が多数おり、その中で歩く鈴をしずかは普段タンカスロンをやっているとは思えない程に、普通の女子高生のようだった。  しずかは先を歩く鈴の後についていく。  鈴は、それまで学生の多かった通学路を外れ、人通りの少ない街の奥へと歩いていった。 「鈴! こっちに一体何のようなりや?」 「いいからいいから、こっちについていきて」  鈴は振り向くことなくしずかを連れて歩く。  やがて二人は、まったく人通りのない、込み入ったビルの裏側へとまで来ていた。 「鈴! いい加減何のようか説明を……」 「あーはいはい。でもその前に姫、ちょっと後ろ向いててくれる?」 「ん? 後ろを? どうしてであろうか?」 「いいからいいから!」  しずかは疑問に想いつつも、ゆっくりと鈴に背中を見せる。  その直後だった。

18 17/03/20(月)00:57:56 No.415701758

 バチィ! 「っっっ!!!???」  しずかの体を衝撃が走った。  それは激しい痺れと共に訪れ、しずかは地面に倒れる。  そして、しずかはあっという間に気を失ってしまった。  そんなしずかを見下ろすように経っている鈴の手には、バチバチと電撃を瞬かせるスタンガンが握られていた。

19 17/03/20(月)00:58:14 No.415701811

   ◇◆◇◆◇ 「ん……」  しずかは朦朧としていた意識をゆっくりと覚醒させる。  閉じていたまぶたを開くと、そこに広がっていたのは薄暗い空間だった。壁はコンクリートの灰色で満ちている。正面には同じく味気のない色合いの鉄の扉があった。  自分の体の周囲の感覚は柔らかいことから、どうやら自分はベッドか何かの上にいることを理解した。  そしてそのまま自分の体へと視界を移す。すると、そこで目にしたのは、一糸まとわぬ、生まれたままの姿である自分の姿だった。  しずかからは見えなかったが、チャームポイントのリボンだけは残されていた。 「なっ!?」  しずかは驚き身を動かそうとする。だが、ガシャン! という音と共に自分の両手が何かに拘束され動けないことを知った。  自分の手のほうを見ると、両手が壁から垂れている鎖につながれていることを知った。 「これは……」 「あっ、姫起きたんだー」  しずかが状況を確認すると共に、目の前の扉が開かれる。そこから現れたのは、鈴だった。

20 17/03/20(月)00:58:39 No.415701899

「鈴!? これは一体どういう……」 「あー姫、疑問に思うのは当然だよねー。うんそうだよ、姫をこんな風に監禁しているのは私」  あっけらかんという鈴に、姫は驚いた顔を見せる。  そんなしずかをあざ笑うかのように、鈴はへらへらと笑っていた。 「な、なぜこんなことを!? ……いや、いい。それよりも早く拘束をときたまえ。今なら悪ふざけの範疇で許す」 「もー姫ったらー。悪ふざけでこんなことするはずないじゃないー」  依然笑って言う鈴。  その鈴に、初めて姫は恐怖というものを憶えた。  目の前にいるのは本当に鈴なのか?  というそんな疑問すら浮かんできた。 「姫、私ねー、ずっと姫のことが好きだったんだ」 「……?」  突然始まった鈴の独白に疑問符を浮かべるしずか。だが、鈴はそんなしずかの様子を気にすることなく、独白を続ける。 「それでね、ずっと姫と特別な関係になりたいと思ってた。でも姫は私の一番の友達。その関係が壊れるのが怖いと思ってた。でもね……」

21 17/03/20(月)00:59:04 No.415701970

「っ!?」 「これが生えたら、そんなことどうでも良くなっちゃった」  そこにあるのは雄々しく反り立つ男性器。当然、女性である鈴にはあるはずもないもの。  しずかは、初めて見る男性器と、それが鈴から生えているということにより頭が完全に混乱していた。 「なっ……!?」 「一週間前にこれが生えたんだけどねー。それ以降姫を犯したくてたまらなくなったの。そして、ずっとそれを我慢してきたんだけど、もう我慢の限界。自分の手で慰めるのにも限度ってものがあったんだよー」  鈴はそう言い放つと、ゆっくりとそのまましずかのほうに歩み寄ってくる。  しずかは、その鈴の姿があまりに恐ろしく、動かせる範疇の中で、必死に逃げようと後ずさった。 「それでね決めたの」 「や、やめろ……」 「姫を犯そうって」 「く、来るな……」 「場所も道具も、とある親切な人に用意してもらってね」 「ひ、ひ……」

22 17/03/20(月)00:59:21 No.415702035

「だから姫……私に、犯されてね?」 「くっ、来るなああ!」  しずかはその現実離れした環境と、迫りくる鈴への恐怖から、つい声を荒げる。  だが鈴はまったく怯むことなく鈴へ近寄ると、暴れる鈴の足を物凄い力で押さえ込み、股を広げさせた。 「ふふ、姫のあそこ、かわいい……」  そう言いながら鈴はしずかの股間を舐める。 「ひっ!?」 「でも濡れてない……これはちゃんと濡らさないとね」  すると鈴は、着ている上着から何か薬のようなものを取り出すと、それを自分の口に含み、そのまましずかにキスをした。 「んっ、んんんんっ!?」  しずかの口内は鈴の舌によって無理矢理かき乱される。  そしてそのまま、鈴の舌がしずかの喉元まで伸び、鈴の舌先にある薬を押し込む。 「んっ……ごほっ! ごほっ!」

23 17/03/20(月)00:59:33 No.415702066

むっ!

24 17/03/20(月)00:59:53 No.415702138

 鈴の舌が引っ込められるとしずかは咳き込む。それを見ている鈴は、満足げな表情だった。 「んふふ……どう、姫」 「どうとは一体……んっ!?」  しずかの体に突如変化が訪れる。  急に体温が上昇しだし、ハァハァと息遣いが荒くなる。そして、先程まだ濡れていないと言われたしずかの秘部が、まるで洪水のように濡れ始めたのだ。 「こ、これは一体……!?」 「ふふ、今の薬はね、とってもよく効く媚薬なの。飲んだら一発でメロメロになっちゃうぐらい凄いやつ。ほら、姫のオマンコ、もう凄いことになってるでしょう?」 「くっ……!」  確かに鈴の言う通り、しずかの秘部は完全に洪水のように濡れていた。これなら、前戯無しで入れても問題はないだろう。 「それじゃあ、挿入るね?」 「ま、まて……我はまだ処女で……!」 「えいっ!」 「いっ、いぎぃ!?」  しずかを破瓜の痛みが襲う。しずかの秘部からは、愛液と一緒にたらりと赤い血が流れていた。

25 17/03/20(月)01:00:41 No.415702299

 本来なら痛いだけの処女喪失。だが、今のしずかにとっては―― 「痛いはずなのに……痛いはずなのにぃ……!?」 「気持ちいい?」 「ぬっ……!? そ、そんなことは……」 「ふーん? じゃあ姫が気持ちよくなるまで、たっぷり味あわせておかないとね」  そう言って、鈴は蠕動運動を始める。 「んっ、あひぃ!?」  鈴のペニスが動くたびに、しずかには計り知れない快楽が走った。  先程まで処女であったしずかがその快楽に耐えられるはずもなく、しずかはあられもない声を上げる。 「んああああああああああああっ!? ああああああああああああっ!?」 「ふふっ、そんなに気持ちいいの? 姫」 「ぎっ、ぎもぢよぐなどっ……ああああああああああっ!」 「へぇまだ言うんだ。じゃあこれならどうかなっ!」  鈴は蠕動運動の速度を加速させ、より深く、しずかの子宮を突くようにペニスを動かす。  鈴の馬並みペニスの亀頭は、小さな体のしずかの子宮に簡単にたどり着き、子宮を押しつぶすように激しく動き出す。

26 17/03/20(月)01:00:59 No.415702358

「んはああああああああああっ!? す、鈴の男性器が、我の、我の中をぐちゃぐちゃにすりゅうううううううううううっ!?」 「もう! 男性器じゃなくてっ! おちんぽって言わないと、姫!」 「お、ちんぽ……? んっひいいいいいいいいい!?」  パンッ! パンッ! パンッ! パンッ!  鈴はまさしく馬のように荒々しい動きでしずかを貪る。しずかは、そのあまりの気持ちよさに声を上げることしかできなかった。 「どう姫っ!? 気持ちいい!? 気持ちいいよねぇ!?」 「んああああああああっ!? き、気持ちよくなどないいいいいいいいいっ!」  しかし、依然としてしずかはその現実を受け入れようとしない。  鈴にとってそれは面白くなかった。鈴は、しずかに自分が与える快楽を受け入れて欲しかった。 「ふぅん……だったら」  しずかはそこで、ふいに腰の動きを止めた。

27 17/03/20(月)01:01:24 No.415702416

「えっ……?」 「あらどうしたの姫? 気持ちよくないから何も問題ないんじゃないの?」 「……そっ、そうなりや……こんなもの、まったく気持ちよくなかったのでよかったぞ……」  しずかはどもりながらも言う。そんなしずかを鈴はニヤニヤと見つめながら、今度はゆっくりと、亀頭の先でしずかの秘部の入り口を撫でるように動き始めた。 「んんっ……!?」 「姫が気持ちよくないって言うなら、こういう動きをしてもいいよね?」 「あっ、ああ……!」  ヌチュ……ヌチュ……。  非常にゆっくりと、撫でるかのように鈴は動く。そのたびに、しずかはかすかな声を上げた。 「んんっ……んあっ……」 「ふふふ、どうしたの姫?」 「べ、別にどうとも……んっ!」  鈴はなおゆっくりと動き続ける。そのたびに、しずかの顔は紅潮していく。

28 17/03/20(月)01:02:00 No.415702536

 そしてどれほどそうしていただろうか。  その時間はしずかにとっては数日間、数週間、数年間にも思えるほどに長い時間だった。 「……せ」 「えっ? 何だって?」 「もっと……早く動かせと言っているのだ……」 「へぇ」  それはしずかの敗北宣言だった。それを受け取った鈴は、ニヤリと顔を歪ませる。 「それなら、言い方って言うものがあるよね?」 「い、言い方……だと?」 「うん。まず姫の普段の口調だと偉そうだから、もっと媚びた口調にして欲しいなぁ。それで、自分がただ快楽を貪ることだけしかできない穴だって認めて欲しいの。そうすれば、動いてあげてもいいけど?」 「そっ、そんなこと、言えるわけ……!」 「なら、この話はなかったことに」  鈴はそう言い放ちしずかの秘部から自分のペニスを抜き出そうとする。 「まっ、待て! ……い、いや待って……ください……!」  そこで、とても普段のしずかからは聞けないような口調の言葉が飛んできた。

29 17/03/20(月)01:02:19 No.415702586

しずか姫のとはまた珍しい…

30 17/03/20(月)01:02:31 No.415702617

 しずかはそのまま続ける。 「わっ、我は……いや、私は……欲望を……快楽を……いやその……気持ちいい男せ……おちんぽが大好きな……淫乱な女なり……」 「『淫乱な牝豚です』でしょう?」 「っ……! は、はい……わた、しは……淫乱な牝豚です……なのでその……鈴様の……たくましいおちんぽを……私にお恵み下さいっ……!」 「うんっ、合格!」  その言葉と共に、鈴は激しいピストン運動を再開した。 「んっ、んはああああああああああああっ!?」 「ふふっ! どうっ! 姫ぇ!」 「こっ、これえええええええっ! これが欲しかったんですうううううううううっ!」 「ふふっ! そうだよねぇそうだよねぇ! もっと正直になって良いんだよ姫っ!」 「はっ、はいいいいい! わ、私、鶴姫しずかはっ! 松風鈴様の馬並みおちんぽが気持ちよすぎて、ひぃひぃあえぐ牝豚ですううううううう! もっと、もっと私におちんぽくださいいいいい!」

31 17/03/20(月)01:02:51 No.415702669

「はははっ! 正直なのはいいことだよっ! 姫っ!」  鈴はさらに腰の動きを早めた。その動きの一回一回が、しずかを高みへと登らせていく。  そして―― 「くっ、来るううううううっ!? なんか来ちゃうううううううううっ!?」 「イきそうなんだねっ!? イきそうなんだね姫っ! 私もっ! 私も出そうだよっ! だから受け止めて、姫っ!」 「は、はいいいいいいいいっ!」  そして、二人の動きの激しさはついに頂点に達した。そして、その瞬間に二人は、爆ぜた。 「んっはああああああああああああああああああああ!」 「ああああああああああああああああああああああっ!」  しずかも姫も、目の前が真っ白になる感覚を憶えた。それは天上の快楽だった。普通のセックスでは到底到達しえない、恐るべき絶頂と射精であった。 「はぁ……はぁ……」 「ふぅ……ふぅ……」  二人は荒い息を吐きながら、静かに余韻を味わった。  鈴がしずかの膣内からペニスを抜く。  ペニスは依然硬さを保ったままだった。

32 17/03/20(月)01:03:07 No.415702727

 そして、さらにしずかの体に異変が起きる。先程まで落ち着きを取り戻していた体が、急に更なる火照りを見せ始めたのだ。 「なっ、なにこれぇ……」 「ああ、言い忘れてたね姫。私の精液には、どうにも催淫効果があるらしいんだ。つまり、ヤればヤるほど気持ちよくなれるってことだよ」 「ああ……素敵ぃ……」  しずかはうっとりした表情で言う。そこには、目を覚ましたときの恐れの欠片も見えなかった。 「じゃあ、もっとしようか……」 「は、はい……私の体、存分に味わって下さい……」

33 17/03/20(月)01:03:31 No.415702793

   ◇◆◇◆◇  それから数日間、鈴としずかは延々とセックスし続けた。いろんな体位を試した。  背面、騎乗などを試し、さらには尻の穴、アナルにまで手を出した。  鈴は様々なプレイをしずかに教え込んだ。しずかはそのプレイの一つ一つを、悦びと共に憶えていった。  そして、今日も鈴によるしずかの調教が始まる。 「ふふっ、月が綺麗な夜だねぇ、姫」  鈴が空を見上げながら言う。空には、光り輝く満月が登っていた。 「は、はい……」  しずかはしおらしい態度で言う。しずかはすっかり調教され、性格を矯正されていた。今は、鈴の言う通りに動く人形だ。  そんなしずかは、今は大きなトレンチコートを羽織っている。それを、もじもじと恥ずかしそうにその端を握っている。

34 17/03/20(月)01:03:49 No.415702845

「じゃ、行ってきてよ姫」 「その……本当に……」 「え? 何? 姫は私に逆らうの?」  しずかが恐る恐る聞くと、鈴は不機嫌そうに返した。その返事に、しずかは怯える。 「いっ、いえっ! そんなことはっ!? い、行ってきます!」  しずかは震えながら鈴から離れ、その裏路地から近くにある公園へと走っていった。公園には、まだ家に帰っていない女子生徒達がたむろしていた。 「ん? あなた一体……」  その女学生のうち一人が、しずかに気づく。しずかの出で立ちは、一般的に見て不自然であり怪しかったからだ。 「わ、私は……」  しずかは口ごもりながらトレンチコートの端を握り直すと、そのままトレンチコートを大きく開いた。  そこには、全裸で、しかも秘部の近くの下腹部に『一回一万』とマジックで書かれた体を晒した。  トレンチコートの裏には、極太のディルドーが何本もあった。 「きゃ、きゃあっ!?」  女子生徒は悲鳴を上げる。だが、その悲鳴が余計にしずかを火照らせた。

35 17/03/20(月)01:04:05 No.415702894

「わ、私は牝豚姫のしずかですぅ! ど、どうか! このバイブで私の穴という穴を慰め下さいぃ! お金は払いますぅ! 一回絶頂するたびに一万円ですぅ!」  しずかは言いながら絶頂していた。鈴ではない他人に裸を晒し、恥ずかしいことを言うという状況に興奮していた。 「へっ、変態っ!」 「えっ、ちょっと何!?」 「うわっ、変態だっ!」  しずかの周りに女子生徒達が集まってくる。そのしずかを見て、各々嫌悪などの感情を隠さなかった。 「うわぁこんな子いるんだぁ……警察に連絡したほうがいいのかなぁ」 「でもちょっと待って。一回一万だって。……私、実は今小遣いに困ってるんだよねぇ」 「えっ、ちょっ、あなた本当にやる気?」 「だって一回一万だよ? 変態の相手するだけで。そんなの美味しいじゃん!」  それは女学生の中でも髪を染めピアスを開けている、明らかに不良系の少女だった。  その少女は、しずかの懐からディルドーを取り出すと、そのままぼたぼたと地面に愛液を垂れ流しているしずかの秘部に、ディルドーを突き立てた。 「んひいいいいいいいっ!」

36 17/03/20(月)01:04:22 No.415702947

 挿入れられた瞬間に、しずかは絶頂した。 「ちょっ、こいつすぐ絶頂したわ! ハハハハハ! どんだけ欲しがりなんだよっ! おらっ、一万よこせ一万!」 「は、はいぃ……ご、ご主人様ぁ……」  しずかがそう言うと、物陰から鈴が現れる。そして、不良系の女子生徒に一万円札を渡した。 「はい、一万円です」 「おっ、ありがとね!」  その姿を見て、先程までどよめいていた他の女子生徒達もぞろぞろと集まってくる。 「わ、私も……」 「うちもやるやるー! 変態喘がせるだけで一万って楽ちんじゃーん!」 「へ、へへへ……ありがとうございます……!」  そうして、鈴は次々に女子生徒達からディルドーを突っ込まれた。ディルドーを挿入されてすぐ絶頂するときもあれば、しばらく動かないと絶頂しないなどムラはあったものの、しずかは常に早い速度で絶頂して行ったため、次々と女子生徒を回していった。  そして、数十人を相手したところで、女子生徒はいなくなった。 「はぁ……はぁ……」  しずかと鈴意外いなくなった公園には、ぐったりと倒れるしずかの姿があった。  鈴はそんなしずかを笑って見下ろす。

37 17/03/20(月)01:04:40 No.415702983

「ふふっ、あっという間にレズ売春で稼いだお金使っちゃったねぇ姫。レズ売春した金をレズ買春で消費するなんて、これなんて無限ループ?」 「あ、あはははは……」  どろどろに溶けているしずかは笑って返事をするのみだった。  そんなしずかを見て、鈴はしずかの頭を急に踏み出す。 「んぎぃ!?」 「まったくどうしようもない肉便器だね姫は。ほらっ、これからまた抱いてあげる。嬉しいよね?」 「はっ、はいいいいいいいいいいい! 嬉しいでしゅうううううううううう!」  そう言うしずかの股間からは、ちょろちょろと黄色い液体がこぼれていた。  しずかは足蹴にされたことに興奮し、小便を漏らしたのだ。 「さっ、行くよ、姫」 「は、はいいい……」  先を歩く鈴の後をよろめきながらついていくしずか。逃げようと思えば逃げられるような状況だったが、しずかの頭にはそんな考えなど微塵も浮かんでなかった。  こうして明るい月にさらされている夜は静かに耽っていった……。

38 17/03/20(月)01:05:30 No.415703121

   ◇◆◇◆◇  ――更に数週間後。 「いやー負けたザマス!」  そう言うのはBC自由学園のアスパラガスだった。  この日は、BC自由学園としずかと鈴の楯無高校とでタンカスロンの演習試合があったのだ。 「うむ、よくやったなりや」  戦車から降りたしずかが言う。その後から、戦車からひょっこりと鈴が顔を出した。 「一時はどうなるかと思ったけど、勝てたねー姫」 「まったく、今度こそ勝つと思っていたのにやられたザマス」  アスパラガスが笑いながら言う。  それに合わせてしずかもふっと笑った。だが、その顔はどこか赤らんでいた。 「……どうしたザマス? 熱でもあるザマスか?」 「む? そんなことはないが……どうしてなりや?」

39 17/03/20(月)01:05:49 No.415703184

「いや、顔が赤いような気がして……きっと勘違いザマスね。今日はいい試合だったザマス」  そう言って、アスパラガスは自分の戦車に戻って帰っていった。  その後に、しずかと鈴も帰っていく。  その戦車内で―― 「ご、ご主人様……そろそろお慈悲をぉ……」  そんな甘いしずかの声が漏れているのも、誰も耳にすることはなかった。 「ふふ、もうちょっと待ってね……よし、ついた」  二人は戦車を走らせ格納庫へとたどり着く。そして戦車を置くと、しずかは真っ先に洗車を降り、誰にも見えないような入り組んだ場所へと入り込んだ。  鈴も後を追ってそこに入る。 「ご主人様ぁ……」  すると鈴は、唐突に自分の制服とスカートをめくった。  そこに広がっていたのは、乳首にローターを、そして秘部にバイブを挿入れたしずかの裸体だった。 「お慈悲を……お慈悲をご主人様ぁ……この子達、イケそうになると止まるんですぅ……イカせて下さいご主人様ぁ……!」

40 17/03/20(月)01:06:15 No.415703260

「ふふっ、そりゃそういう作りだもんね。わかったよ。それじゃあ……それ!」  鈴が手元に出したリモコンのボタンを押す。すると、ローターとバイブが途端に激しく動いてしずかを絶頂へと導いた。 「んんっ、んひいいいいいいいいいいいいいいいいっ!?」  外にまで響きかねない大声を上げながら、しずかは地面に倒れた。  そのしずかの姿に鈴は思わず苦笑する。 「もう姫ったら……」 「随分と楽しそうですね」  と、そこに突然鈴に話しかける声があった。  鈴が振り返ると、そこにいたのはかつて鈴に薬を渡した、黒ずくめの人物がいた。 「ああ、あなたですか。どうもお世話になってます」  鈴はペコリと頭を下げる。黒ずくめの人物はいえいえと手を振った。 「いえ、お気になさらず。しかし、すっかり自分の気持ちに素直になれたようですね」 「はい。これもすべてあなたのおかげです! ありがとうございます!」  鈴は嬉しそうに言った。それを見て、フードの下から黒ずくめの人物はわずかに笑みを見せる。

41 17/03/20(月)01:06:31 No.415703304

「ふふっ、あなたが幸せなら、私もそれで幸せですから。それでは」 「あれ? もう帰るんですか?」 「ええ、もう私の手助けは必要ないことを見届けにきただけですので。それでは」  そう言って黒ずくめの人物は去っていった。  鈴はその後姿を一瞥した後、しずかの方を向く。 「さて……今日もたっぷりと犯してあげるよ、姫」  鈴は笑う。しずかもまた、そんな鈴に対し、「ありがとうございましゅぅ……ご主人様ぁ……」と言いながら笑う。  二人だけの世界が、そこに完成していた。 「恋人になるという最初の気持ちは完全にどこかに行ったようですが……まあ些細な事でしょう。それでは、さようならお二方」  そんな黒ずくめの人物の呟きは、二人には届かなかった。 「あへぇええぇ!?」 「いいよっ、いいよ姫っ!」  その日もまた、二匹の獣の雄叫びが延々と響き渡る。  二人の歪な関係は、これからも続くだろう。いつか破滅が訪れるそのときまで。

42 17/03/20(月)01:07:02 No.415703397

 ――私の一番の肉便器の話をしよう。  おわり

43 17/03/20(月)01:10:32 No.415703957

まだ読みきれてないけど物凄い力作だ…

44 17/03/20(月)01:10:40 No.415703980

読んでいただきありがとうございました su1791321.txt 過去作もよかったら ・シリーズもの su1791324.txt ・短編集 su1791325.txt

45 17/03/20(月)01:12:38 No.415704322

あーだめだめHすぎます!

46 17/03/20(月)01:16:11 No.415704878

「」ッチー見て あーメモ住スレ来てたんだー…気が付かなかった…ダークサイドの話かあ… なんて思ってたら アンタかい!!

47 17/03/20(月)01:16:29 No.415704933

おお…しゅごい

48 17/03/20(月)01:17:50 No.415705140

なおよしまで読ん… 読み切れねぇ!

49 17/03/20(月)01:21:29 No.415705722

くそ!これから寝ようって時にエロいもの見せやがって!

50 17/03/20(月)01:22:49 No.415705955

姫の話がくるなんて嬉しい

51 17/03/20(月)01:23:17 No.415706031

姫は口調がちょっとハードル高いから貴重だ

52 17/03/20(月)01:23:24 No.415706058

プラウダ製薬はさぁ… 実用的なブツを作りやがる

53 17/03/20(月)01:23:39 No.415706104

姫は虐めたいよね…

54 17/03/20(月)01:24:40 No.415706297

今夜はこれで抜くね…

55 17/03/20(月)01:28:03 No.415706900

これはどす黒い闇なのだろうか? それとも輝かしいピンク色の光なのだろうか?

56 17/03/20(月)01:31:48 No.415707529

姫泣かせたいよね!!!

57 17/03/20(月)01:31:50 No.415707534

姫が汗ばんで少し震えた脚で指示出しちゃうんだ で鈴ちゃんがその脚に指をツーっと這わすとピクンッてしちゃうんだ

58 17/03/20(月)01:32:21 No.415707614

>これはどす黒い闇なのだろうか? >それとも輝かしいピンク色の光なのだろうか? 輝かしいピンク色の闇

59 17/03/20(月)01:35:04 No.415708075

関東の方から来る人…いったいなにものなんだ…

60 17/03/20(月)01:35:27 No.415708135

メモ住に気が付かなくて 作ったルクリリさんの絵を投下し損なったけど イイもの読めたから今日は良し…とします 本当にごちそうさまでした

61 17/03/20(月)01:36:30 No.415708328

ピンク色の絵の具の上に黒の絵の具をたらして何回かかき混ぜた感じの色だな まだ真っピンクの所も真っ黒な所もある

62 17/03/20(月)01:38:44 No.415708742

このどす黒くも 匂い立つような淫靡な世界…

63 17/03/20(月)01:42:46 No.415709403

姫と馬はどちらが攻めに回ってもしっくり来る それはそれとして姫がみんなに犯されるのが見たい

64 17/03/20(月)01:42:47 No.415709406

これ書けるのはやっぱりアンタだよな

65 17/03/20(月)01:43:40 No.415709537

姫が陵辱される薄い本どっかにないかな…

66 17/03/20(月)01:44:46 No.415709714

何がいいって、金を払って逝かせてもらうところが最高にいい… 金を受け取って身体を売る売女以下の肉便器って感じがして…

67 17/03/20(月)01:47:19 No.415710155

むっ!甘い毒! しかし毒と薬は紙一重 毒になるか薬になるかはその人次第…

68 17/03/20(月)01:47:25 No.415710173

レズ売春だけで男は相手にさせてないのは良心が残ってたのか 単にレズだから男に抱かせたくなかっただけなのか

69 17/03/20(月)01:49:01 No.415710440

>本当にごちそうさまでした 同感だ >作ったルクリリさんの絵を投下し損なったけど それは出せよおー!

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