虹裏img歴史資料館

1 17/03/18(土)22:33:50 No.415421851

藍子がすべてを癒してくれる

2 17/03/18(土)22:47:53 No.415425291

もしも神様がそこに居るのなら、どうかどうか僕を楽にしてください。人混みの孤独に揉まれ、罪悪感の鎖を引きずり、時計の針に抉られた背中を庇い、それが日常だった。 彼女は、光であった。 初めまして、こんにちは。 そんな有り触れた言葉、きっと彼女にとって有り触れた出会い、だけどそれは僕を導く蜘蛛の糸。生まれて初めて恋を知った。 偶像(アイドル)に興味はありますか？ もしも神様がそこにいるのなら、きっと意地の悪い人なのだろう。本物の光、同じくして魅力的な女性。 あの時の言葉の意味を、どちらに捉えて欲しかったのだろう。煌びやかなお姫様か、救いを象る一人か。あの時一人に二人を求めた僕はとうに、彼女に身を捧げる資格すら失くしたのかもしれない。 「ねえ藍子さん、例えばもしも……」 どんな靴を履いてても後に残るのは私の足跡だと、貴方は言ってくれるだろうか。

3 17/03/18(土)23:01:08 No.415428296

彼女は静かに微笑んだ。何万回と見たそれはこの日も果てしない引力で、何万回と見たそれはこの方初めて見たものだった。 「……いいや、なんでもない」 彼女の笑顔はゆっくりと疑問を持ったものに変わる。可愛らしい。 本当になんでもないんだ、多分。僕に出会わない君は幸せだったろうか。幸せ総和を求める公式なんて知らないから、こんなこと聞くだけ無駄だ。それどころか、いたずらに彼女を傷付けてしまうかもしれない。 「プロデューサーさん、私……」 夕焼け空の雲のような声が耳をくすぐる。神様、どうしてそんなに僕をからかうのでしょう。 「……やっぱり、なんでもないですよっ。ふふっ」 世界中の誰よりも僕を知っているあなた。以心伝心を信じさせてくれるあなた。人混みの中で押されてついた傷も、罪悪感の鎖に残された痕も、時計の針に抉られた背中も何もかも、忘れられた。

4 17/03/18(土)23:01:52 No.415428481

あいつ

5 17/03/18(土)23:02:15 No.415428562

気持ち悪い

6 17/03/18(土)23:03:21 No.415428858

やめなよ

7 17/03/18(土)23:04:40 No.415429189

藍子に救われた 藍子はこの世の素晴らしいものの全てが詰まっている

8 17/03/18(土)23:14:20 No.415431344

夕焼けが街を赤く染め、夜闇が青の幕を降ろし、朝靄の城が覆うように、彼女は普遍的に世界を救ってくれる。 世界とは。個人の持つ領域、それを拡張していき作られた集合、延いてはこの星であり、この宇宙であり、概念の包括である。 僕の世界には善と悪の概念がある。 善とは良きことだ。人に尽くすこと。人が善だと思う事をすること。 善とはいえ即ち、高森藍子その人である。あまねく発せられる彼女の慈しみは少なくとも僕の心を楽にしてくれた。それは、良きことだ。 人が善だと思う事とは何か。その正解を知らないが、知る限りで再現するならそれは僕が善だと思う事をする事だ。 僕が藍子のようになることであり、藍子の優しさを繰り返す音叉となることだ。 だが、それは…… 「何故だ……俺は藍子にはなれない……女装してお散歩カメラを歌っても誰も救えない……何故だ！俺は！間違っているのか！」 「プロデューサーさんには、プロデューサーさんの……そのままで私は十分救われるんです。無理に私にならなくても……」 ああああああ救われたあああああああ藍子好き結婚しよ

9 17/03/18(土)23:20:19 No.415432610

誇張とかじゃなくて藍子ちゃんは神様 生きる指針

10 17/03/18(土)23:27:57 No.415434367

俺気持ち悪いのかな 藍子ちゃんは本当に素晴らしい光だと思うけど人によってはその限りじゃないよね個人の世界がたくさんあってそれを侵食するのは良くないってきっと藍子ちゃんも言うと思う ごめん