17/03/14(火)05:04:30 宇津木... のスレッド詳細
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画像ファイル名:1489435470254.jpg 17/03/14(火)05:04:30 No.414518499
宇津木優季がねこにゃーに憧れた理由、それは、ただただ、美しいからである。 女の子は美しいものが好きだ。宝石、ファッション、花。 宇津木優季の感覚から言って、ねこにゃーは最高の宝石よりも、美しく見えた。 きっかけは戦車道の練習で、敵味方に分かれ実戦形式で模擬試合をしていた時に、 アリクイさんチームのチヌとうさぎさんチームのM3中戦車リーが接触事故を起こし、 中に乗っていたチヌ車長ねこにゃーが頭をぶつけ、脳震盪を起こし、気を失ってしまった。 それをみんなで保健室まで運び、たまたま宇津木が看病することになった。 ぶつけた頭に水で冷やしたタオルを当てるだけのかんたんな役なので、宇津木ちゃんでも大丈夫だと思われたんだろう。 頭を冷やすのに邪魔なので、ねこにゃーの猫耳を取る。 ねこにゃー先輩と二人きりになることもなかったし、素顔も見たこともなかった。 他のチームのみんなは、一緒にオフロに入ったことあるから裸も見てるけど、ねこにゃー先輩にはそれもなかった。 なんとなく、興味本位で、好奇心で、眼鏡を外してみた。
1 17/03/14(火)05:05:38 No.414518543
・・・綺麗だ。 宇津木優季は、生まれて初めて、女の子に心を奪われた。 金色の髪、水晶のように白い肌、美人、としか言いようのない顔。 ファッション雑誌のモデルなんかよりも、遥かに凄い、と思った。 なぜ、どうして顔を隠すのだろう?前髪を垂らし、大きい眼鏡を使い、猫耳まで付けて。 自信がないのだろうか?他者との隔絶?宇津木優季は考えていると、 この保健室に、今は自分と先輩以外誰もいないことに気づく。 少し、心臓が高鳴る。・・・悪巧みを思いついた、悪魔のような微笑みを浮かべる。 「ちょっとだけ、さわっちゃおう~っと」
2 17/03/14(火)05:06:33 No.414518579
左手は、濡らしたタオルを頭に乗せて、右手は、眠っているねこにゃーの手に触れる。 冷たい、冷たいんだぁ。と思う宇津木優季。 でも、すごくやさしい手。きっと、人を傷つけるようなことは、してこなかったんだろうなぁ、っていう手。 手から、腕へ、ゆっくり指を這わせる。細い、すごく細い。 全然筋肉がついていない。 私より力無いんじゃないかな? 首筋を触ってみる。あっ、ここは暖かいんだ。と驚きを見せる。ねこにゃー先輩の鼓動と呼吸を感じる。 そのことに、なにか、すごくドキドキする。 ・・・誰も見ていない。このすぐ下は・・・女同士だし、怒られないよね? 首から胸へ手を入れ、その谷間の柔らかさを感じようした時。 「んっ・・・ん?キミは・・・?」 ねこにゃーは目を覚ます。慌てて手を抜く宇津木優季。
3 17/03/14(火)05:07:26 No.414518611
「あっ!目が覚めたんですか!あはは!先輩あたまぶつけて気を失ってたんですよ~!!」 「ああ、そうだったね・・・まだ、痛いにゃー」 「ほら、まだ寝ててください」 「・・・宇津木氏が、看病してくれたの?、」 「・・・はい」 「ありがとう、ボクのために」 「私の戦車がぶつかっちゃったから・・・」 「気にしなくていいよ。よくあることだよ」 「先輩、あの・・・」 「なんだい?」 「ねこにゃー、って呼んでいいですか?」 「いいよ、あと」 「はい!なんですか!?」 「寝てる人のおっぱい触っちゃダメだにゃー」
4 17/03/14(火)05:08:06 No.414518627
「・・・いつから、目が覚めてたんですか?」 「ボクの手さわったあたりから」 「最初からじゃないですか!」 「ぼ、ボクもどうして良いかわからなくて・・・」 「ご、ごめんなさい!あんまりにもその・・・綺麗で」 「・・・照れるにゃー」 「ねこにゃー先輩って、付き合ってる人居ますか!?」 「い、居ないにゃ、ずっと引きこもってるから、出来るわけないにゃ」 「私と・・・付き合ってみませんか?」 「えっ・・・ええっ?」 「私、ねこにゃー先輩、好きになりました!」 「ええっ!」 「ダメですかぁ~?」
5 17/03/14(火)05:09:31 No.414518666
ねこにゃーの手を握り、涙を浮かべ、ねこにゃーの目をじっと見つめる宇津木優季。 ねこにゃーは考える。 頭をぶつけて、気を失い、目を覚ますと、後輩が、私の体を弄っている。 ボクにいたずら?これも何かの冗談?いや、宇津木の目は本気だ。それくらい、ボクにもわかる。 なんだろう、この気持ち、いきなり、女の子に告白されている状況。ボクそういう趣味ないし・・・ ・・・でも、生まれて初めて、人から好き、って言われた。とても嬉しい。心が、とてもあたたかい。 「いいよ。」 断るより、きっとこの方が、良いことだと思う。 「ほんとぅですか~!!」 満面の笑みで、ねこにゃーに抱きつく。 自分を必要としてくれる人がいる。それなら、それで良いじゃないか。とねこにゃーは考える。
6 17/03/14(火)05:10:02 No.414518683
「こんどデートしましょう~!デートですよ!デート!」 「ボクそういうの、やったことないから・・・どうすればいいか・・・」 「じゃあ私が全部やります!やらせてください!」 「はは、それじゃ・・・よろしく・・・」 なんか、急に疲れたな、とねこにゃーは思った。 「また眠るけど、えっちな事しちゃだめだ・・・にゃ・・・」 「そんなことしませんよ~~~!」 しばらくして、ねこにゃーが眠りに入った後、宇津木優季はまた、悪魔のような微笑みを浮かべていた。 おわり
7 17/03/14(火)05:11:17 No.414518720
きたのか!
8 17/03/14(火)05:12:36 No.414518761
いい…
9 17/03/14(火)05:18:35 No.414518980
積極的すぎる…
10 17/03/14(火)05:20:44 No.414519064
ねこにゃー氏は誰もが認める美人さんだからな…
11 17/03/14(火)05:31:05 No.414519477
うづねこキテル…
12 17/03/14(火)05:33:34 No.414519574
やっぱりメガネはいらなかったな
13 17/03/14(火)05:36:51 No.414519695
>やっぱりメガネはいらなかったな …すぞ
14 17/03/14(火)05:42:10 No.414519904
メガネがないとただの松本美人だし… あったらトチローだけど
15 17/03/14(火)05:58:14 No.414520506
わかる
16 17/03/14(火)06:25:03 [sage] No.414521515
1ヶ月ぐらい付き合っても手を何にも出さないねこにゃーにキレて 「私を好きって友達としてですか!?恋人としてですか!?ねこにゃー先輩は私にえっちなことしたいとおもわないんですか!?」ってマジギレする宇津木優季ちゃん思いついたので そういう小説書こうと思ったけど まずなんで宇津木優季はねこにゃーを好きになったのかから初めたら出来た小説 続きはそのうちかく
17 17/03/14(火)06:45:28 No.414522307
なぜこの二人…と思ったけどとてもよいものだった…
18 17/03/14(火)07:10:25 No.414523413
マジ美人だもんね… 陽にもあんまり当たらないから白いし細いし 私は大洗のネコーシャ…
19 17/03/14(火)07:11:58 No.414523492
これ例のよこみちの撮影が後日あったら大変なことになっちゃうんじゃないですかね…・
20 17/03/14(火)07:17:05 No.414523752
どうやら小説では接点があるらしいが…
21 17/03/14(火)07:17:45 No.414523788
付き合ってることがももぴよの2人に知れてから事あるごとにリア充様と呼ばれるねこにゃー
22 17/03/14(火)07:35:17 No.414524687
自分だけの宝物が他の人にも知られちゃう展開来るね…
23 17/03/14(火)07:52:43 No.414525759
平日の朝から投下されるとは油断ならないな
24 17/03/14(火)08:16:13 No.414527433
>ぶつけた頭に水で冷やしたタオルを当てるだけのかんたんな役なので、宇津木ちゃんでも大丈夫だと思われたんだろう。 さりげなくひどい