虹裏img歴史資料館

画像ファイル名:1489244591403.jpg 17/03/12(日)00:03:11 No.414025899

牛窓の海を見に行くと行って私が備前おきゃあまに発ったのはもう9年も前のことです。それからというもの、私は陶工の弟子に這入り、土と向き合う生活を送って参りました。社会のみそっかすだった私も、どういうわけか師にはいたく気に入られ、弟子になって10年の区切りに孫娘の婿になれと云うのです。師はたったひとり孫娘がおりました。清い水辺に咲く水芭蕉のように美しく心根の優しい娘さんで、私は彼女のことをいたく尊敬しておりましたが、元来ホモ・セクシュアルである私に女と結婚などどたい無理な話でした。私は10歳ばかりの稚児の可愛らしい股間のものを口に含んだり、ソップ型の力士の厚く引き締まった胸板、そして下腹部の怒張をねぶり回すことを夢想しては夜な夜な自らを慰めていたのです。この当時、おきゃあまには私のような男は多うございました。このことを師に正直に話すと、師は「それでよい。何も私は血筋を残せというのではないのだ。ただお前たちにはきょうだいのように仲睦まじく暮らして欲しい」と云いました。こうして私は妻を持ち、生涯童貞のまま仲よく暮らしたのでした。