虹裏img歴史資料館

画像ファイル名:1488811117569.png 17/03/06(月)23:38:37 No.413071199

私は、全人類の統合の理想を掲げて設立された地球連邦議会の来賓として、このダカールに訪れたことを誇りに思います。 人は長い間、この地球という花園で戯れてましきた。しかし、時はすでに、人類を地球から巣立たせる時が来ているのです。 ところが悲しむべきことに、地球の重力に魂を引かれた人々はティターンズと称して地球連邦軍を我が物とし、ザビ家の残党からの治安維持の名目の下、宇宙に生きる人々を絶えざる危険と暴力に晒し続けています。現に彼らはこの議事堂さえ攻撃対象とすることを厭いません。 皆様にはもうお分かりのことでしょう。ティターンズが行うスペースノイドの自治独立の否定は、全人類が望むあらゆる自由と平和に対する破壊そのものなのです。 この期に至って、何故、人類同士が戦い、地球を汚染しなければならないのでしょう。人間が宇宙で自立しなければ、地球は花と蜜の溢れる園ではなくなるのです。宇宙に出ることによって、人間はその能力を拡げることができるのです。人の革新の可能性を疑り深く悲観的に尋ねる声に対して、私はこう答えます。答えは「はい」か「イエス」しかないのだと。どうか皆様に平穏と幸いがありますように。