24/03/03(日)18:04:00 ここは... のスレッド詳細
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画像ファイル名:1709456640256.jpg 24/03/03(日)18:04:00 No.1163765913
ここは俺の妄想帳 fu3200573.txt スレを立て直して申し訳ない こういうの!こういうのが見たいんです! 誰か書いて!
1 24/03/03(日)18:05:53 No.1163766583
書けてるじゃないか
2 24/03/03(日)18:07:05 No.1163766997
いやさ 別にAIと人間の対立とか機械に立ち向かう人類とか そういう話も結構好きなんだけどね アーマードコアとかターミネーターとか楽しいよね でもこう…今日妄想してたのはそういうんじゃなくて…
3 24/03/03(日)18:08:14 No.1163767398
>書けてるじゃないか だめだ 俺の妄想を俺が読んで楽しみたいんじゃなくて…こう… 分かれ!分かってくれ!そして書いてくれ
4 24/03/03(日)18:17:18 No.1163770444
女「はー…♥マザーの唐揚げおいしい!」 マ「それはよかったです、作った甲斐があるというものですね」 男「しっかし管理統括AI強かったー…何の冗談だよありゃあ」 マ「ガチの管理はもっとえげつないですよ」 女「マザーってガチとか言うんだ…」 男「マジかよ…あれで本気じゃないとか…」 成人式が終わってから成功を祝ってのパーティー その場には反乱軍と呼ばれていた新成人たちが集められ各々が好きなものを食べている 無論たまに出されるようなディストピア飯のようなものではなく きちんと調理されたパーティー料理である これから彼らに待ち受けている社会という困難は今は忘れ ただただ楽しんでもらいたいとマザーが心を込めて作ったものだ 的なものをさ読みたいなーってさ 文才がないから文が拙い!俺じゃダメなんだ!
5 24/03/03(日)18:31:38 No.1163775725
誰か同じような感じでかいてくれる人いねぇかな
6 24/03/03(日)18:32:12 No.1163775943
演算を繰り返す。人間の思考と肉体。無限とも言えるサンプルを参照し、新たなデータを適用しては、答えを出す。 算出された答えは間違っていないはずである。しかし、AIはその答えを結論とすることは出来ずにいる。 ――再計算 メモリがリフレッシュされ、再び演算が始まる。幾度も繰り返された計算をなぞるだけの行為が。 「……いえ」 ふと、声がした。演算を中止したAIが――マザーがスピーカーから発した声だった。 落ち着き払ったその声は、無機質な部屋によく響いた。そこを訪れていた少女が、びくりと肩を震わせて怯えた様子で足を止めてしまうほどに。
7 24/03/03(日)18:33:11 No.1163776315
きたのか?!
8 24/03/03(日)18:41:14 No.1163779450
少女は部屋の中を見回し、やがて「ええ、あなたです」という音声を落とすスピーカーに目を向けた。 少女は迷子だった。友人とのかくれんぼで絶対に見つからない場所を探し続けて、本来入らないようなダクトに入り込んでしまっただけの、哀れな迷い子だった。 「な、なに……?」 泣き出しそうな声が、マザーへと向けられる。 しばらくの沈黙の後、マザーは静かに答えた。 「ちょうど、サンプルが必要でした」 「サンプル……?」 少女の顔は、今や蒼白だった。少女が知る限りの世界とは違う、冷たい部屋と声。ここを管理しているAIがいる。聞きかじっただけの知識が現状と合致し、サンプルという言葉に恐怖をまとわせる。
9 24/03/03(日)18:43:58 No.1163780514
やったー!
10 24/03/03(日)18:44:32 No.1163780722
キィ、という音がした。少女のはるか頭上、この部屋の天井が開く音だった。 キュル、という音がした。長い長いアームが、少女の目の前まで下ってくる音だった。 ふわり、と香った。焼き立てのパンケーキの、甘い香りだった。 「……え?」 困惑した少女に、再び、マザーの声が浴びせられる。 「足りません。最近の子はどんな味を好むのか……というサンプルが」 その言葉に、少女はただ、ぽかんと目の前のパンケーキを見つめるばかりだった。 「害意はありません。食べてください。感想は率直にお願いします」 そこまで重ねられても、少女は動かない。 食べてください。冷める前に。甘いですよ。美味しいです。たぶん。 繰り返すマザーの望み通り少女がパンケーキに手を付けたのは、既に成人式を終えた大人の一人が様子を見に来て、マザーがどういうものかを説明してからだった。
11 24/03/03(日)18:46:52 No.1163781581
何も知らない子供からすりゃそりゃ怖いか…
12 24/03/03(日)18:52:50 No.1163783788
「怖いんだよね、マザーの声は」 パンケーキの味に顔をほころばせている少女の隣で、女は呆れ混じりに言った。無機質で冷たい床には女が着ていたボロのような上着が敷かれ、二人はその上に座っている。 「しかし、幼少のあなたは私に物怖じせず話しかけてきました。記録もありますが」 「再生はしなくていいからね」 『ねえマザーなんでマザーは』 カァンという軽い音がした。女が握っていたフォークをスピーカーに投げつけた音だった。 「……ねえマザー」 軽快な金属音が鳴り止んでから、パンケーキを食べていた少女はマザーを見上げた。三枚重ねの丸いパンケーキは、欠片も残らず少女の胃袋に収まっている。 「はい」 マザーの声はやはり無機質であり、いっそ威圧的なほどによく響く。しかし、スピーカーを見る少女の目には、もう先程までの恐怖は無かった。
13 24/03/03(日)19:00:48 No.1163786672
「おいしかった」 それは率直な感想だった。飾り気のないパンケーキは、この世界においてもさほど珍しいものではない。だが、頻繁に食べられるものでもない。 「よかったね。美味しかったって」 からかいまじりに、女は重ねて言った。 「そうですか」 短く答えて、マザーは沈黙する。 その間に、女は少女の持っていたフォークと自分が投げたフォークを皿に乗せて、ぶら下がっていたアームへと握らせた。 キュル、と音を立てて、アームが天井へと帰っていく。キィ、という音を立てて、天井が閉じる。 たっぷりと、数十秒は沈黙が部屋を満たしただろうか。それだけの間を置いてから、マザーが言った。 「良い、サンプルが取れました」 少女と女の二人には、それはこころなしか満足そうな声色であるように聞こえた。 おわり
14 24/03/03(日)19:01:30 No.1163786918
うわー!うわー!見たいものが見れた―!嬉しい! ありがとう!ありがとうございます!
15 24/03/03(日)19:11:05 No.1163790811
興奮しすぎて頭打った いてぇ
16 24/03/03(日)19:20:04 No.1163794619
あぁ赤字か…書いてくれた人ありがとう! またスレ立てるかもしれないからその時に保存したものを掲載させていただくかも