虹裏img歴史資料館

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24/02/18(日)01:09:51 キタ━━━━━... のスレッド詳細

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24/02/18(日)01:09:51 No.1158558205

キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!

1 24/02/18(日)01:10:17 No.1158558326

「」むちゃん!

2 <a href="mailto:s">24/02/18(日)01:10:40</a> [s] No.1158558439

朝食後、七海やちよに『夜にまた話そう』と言って、私はみかづき荘から出た。 今現在の状況を整理すると同時に、混乱した頭を冷やすために。 ただ、予想外だった事は─── 「もう、さっきからどうしたの、「」?」 その異変そのものが一緒にやって来てしまい、とても考察どころではなくなってしまった事だろう。 「何でもない。というか、これでもう5回も訊いてきている。いい加減判ってくれ」 「その『何でもない』が何かあった言い方なんだよ。私に隠し事を通せるとでも思っているの?」

3 <a href="mailto:s">24/02/18(日)01:10:54</a> [s] No.1158558509

目の前の彼女は、「」と同じ声で、同じ形。 だが、この『』はもう居ない筈だ。 それでも、視覚や聴覚以上に、言葉では言い表せない感覚が告げる。彼女は『』で間違い無いと。 「さすがにしつこいぞ。だいたい、君も何かあった時には似たような感じじゃないか。何を訊いても『大丈夫』『気にしないで』の一点張りで、他人の事を言えた立場じゃないだろうに」 目の前の彼女が『』である事は有り得ない。 有り得ないんだ。 「はぁ...わかった。何があったか知らないけど、今は訊かない。その代わり...ちょっと付き合ってくれる?」 言うや否や、彼女は私の手を引いて走り出した。 「ちょ!何を!」 「いいから!ね?」

4 <a href="mailto:s">24/02/18(日)01:11:27</a> [s] No.1158558684

彼女に連れて来られたのは、駅からすぐ近くのゲームセンターだった。 「久し振りでしょ?しばらく来てなかったから、また行きたいって思ってたんだ」 「あぁ...」 このゲームセンターは、昔『』とよく通っていた場所だ。 学校帰り、魔女の気配も他の用事も無い日は、たいてい此処を溜まり場にしていた。 ショッピングモールの中のゲームセンターとは違い、どこか少し古臭い雰囲気だが、それが逆に良い雰囲気を出している。 「さて、何から遊ぶ?」 ここに来たらまずは... 「アレ、だろ...?」 そう、アレだ。 「やっぱり、アレ?」 店の端にある、昔ながらのガンシューティングゲーム。 まずはコレしか無い。 コインを投入口に入れ、筐体からそれぞれ銃を抜く。

5 <a href="mailto:s">24/02/18(日)01:11:45</a> [s] No.1158558762

「負けたら」 「わかってる」 言葉を交わさなくともわかる。 これでスコアを競い、負けたら何か奢るのが決まりだった。 前にはこれで、学生の懐事情では購入を躊躇うであろうハーゲンダッツのアイスを『』に買わされて、後から仕返しに同じ物を買って貰ったりもしたっけ。 思い出に浸っている内に、画面にはカウントダウンが表示される。 3、2、1───

6 <a href="mailto:s">24/02/18(日)01:12:12</a> [s] No.1158558885

「はぁーっ!楽しかった!」 結局あの後、昼食を挟んで一日中『』と遊んでいた。 ゲームセンターの後は高校の近くの喫茶店、その後はショッピングモールと、高校時代によく遊んでいた場所を巡った。 「「」はどうだった?」 「まぁ、楽しかったよ。罰ゲームでスペシャルパフェを奢らされた事を除けばね」 「あはは...ゴチです」 「くっ...覚えてろよ...次に勝ったらとんでもない物を頼んでやる...」 全く、異変について考えるつもりが、一日中遊び呆けてしまった。 ただまぁ、一人で黙々と考え事をするよりかは、気分も晴れたし有意義だったと言えるか。

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