23/12/25(月)19:55:09 泥キア... のスレッド詳細
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画像ファイル名:1703501709506.jpg 23/12/25(月)19:55:09 No.1138819841
泥キアン・泥ティール
1 23/12/25(月)19:56:24 No.1138820431
徐々に名前だけだった奴が増える
2 23/12/25(月)19:59:36 No.1138821840
エノキアンがまた動くのか
3 23/12/25(月)20:03:16 No.1138823625
この”先生”ってさ…
4 23/12/25(月)20:04:56 No.1138824443
>この”先生”ってさ… ホホホホホ…
5 <a href="mailto:アラフォー女史の憂鬱1/3">23/12/25(月)20:22:39</a> [アラフォー女史の憂鬱1/3] No.1138832330
「はぁー…フラレちゃったわ…」 クリスマスの雪道を白瀧弓美は綺麗に包装された紙袋を片手に一人寂しく歩いていた。深い関係にあった女性にフラレてヤケ酒して帰宅するところであった。 『ごめんなさい…弓美ちゃん私好きな人が出来たの…』 はクリスマスイヴの昼間に言うにはヘビー過ぎない?……とは言え自分も悪いところはある。 弓美は本命を敢えて作らないタイプだ体を重ねたり深い関係に至ってもあるラインで踏み止まり、踏み込まない。自分からは惜しみなく与えても、相手からは愛も物も心も一定以上は受け取らない だから、相手により深い関係になれる…本心を明かせるような相手が出来ると大抵フラレる。 「分かってるんだけどなー…」 悪癖であることは分かっている。だが、そう遠くない未来自分は命を断つか、化け物へと変り果てるそう考えると……相手から全てを受け取ることは出来ない。 いや、受け取ることが、与えられる事が怖いのだ。
6 <a href="mailto:アラフォー女史の憂鬱2/3">23/12/25(月)20:24:14</a> [アラフォー女史の憂鬱2/3] No.1138833012
「あら……?」 と、そこで弓美は少し遠くに見覚えのある人影を見つけた。少し小走りに駆け寄ると、童顔にもこもことしてコートが可愛らしい。まるで人形のようだ。 「やっぱり、御堂筋さん」 「あっ、白瀧先生こんばんわ」 その人形のような少女、御堂筋華は弓美に気付くとペコリと頭を下げた。 「どうしたの、クリスマスの夜に?」 「バイトの帰りなんです。店長の考えたクリスマス限定和菓子が飛ぶように売れて大忙しでした」 見ると、華の顔には少し疲労の色が見えた。 「それはお疲れさま……あぁ、そうだ!御堂筋さん偉いからプレゼント上げちゃう!」 ふと、思いついたように弓美は包装された紙袋を華へ押し付けるように手渡した。 「え、貰えませんよ…」 「良いのよ、合コンのプレゼント交換会で貰ったものだから!」 無論、虚偽である。深い関係にあった女性に渡すつもりだった。 「開けても良いですか?」「ええ、どうぞ」 紙袋の中身はブランド物のクリーム色のマフラーだった。
7 <a href="mailto:アラフォー女史の憂鬱3/3">23/12/25(月)20:24:57</a> [アラフォー女史の憂鬱3/3] No.1138833335
「あら、大当たりね」 「…ですね、本当に貰って良いんですか?」 「ええ、勿論。 それに…本当に渡したかった相手にはきっと渡せないから…なんてね!」 一瞬、弓美の目が憂いを帯びた事を華は見逃さなかった。 「……ふーん。では、貰っておきます」 そう言うと華はマフラーを首に巻く。少し長めのクリーム色のマフラーは華に似合っていた。 「うん、良く似合ってる。 じゃあ私は家こっちだから! 御堂筋さん、夜道は暗いから気をつけてね!メリークリスマス!」 上機嫌な弓美の背を見送りながら、華はマフラーをぎゅっと握りしめる。このマフラーが誰か別の人に上げる筈だったものだ。一瞬だったが、あの憂いを帯びた表情は間違いない。あんな表情されたら…… 「……次はあたしが先生にプレゼントしますから」 華は獲物を前にした蛇のように口元を歪めた。
8 23/12/25(月)20:30:09 No.1138835417
こわー…
9 23/12/25(月)20:34:21 No.1138837368
先生は悪くない 歩いた先に大地雷があったのが悪い
10 23/12/25(月)20:45:40 No.1138842844
こうして組の事務所に連れて行かれるんだね かわいそうな先生…
11 23/12/25(月)20:50:42 No.1138845365
>この”先生”ってさ… 何とは言わないが『喪失帯編』書いてそう