23/12/03(日)00:29:11 泥の深夜 のスレッド詳細
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23/12/03(日)00:29:11 No.1130756331
泥の深夜
1 23/12/03(日)00:33:13 No.1130757636
珍しく被っとる…
2 23/12/03(日)00:56:14 No.1130764254
いつから募集開始するんだろう
3 <a href="mailto:1/3">23/12/03(日)01:19:17</a> [1/3] No.1130771596
『いや…なんでそういう事をもっと早く言ってくれないんですか…』 ロードエルメロイ2世の執務室。エルメロイの持った古めかしい受話器から大きな溜息が聞こえた。 「逸花、君はここ最近聖杯との縁が深かったからな。流れを切った方が良いと言う私のアドバイスが裏目に出た」 電話口の相手は黒野逸花、元エルメロイ教室魔術交渉人。そして最近二度あった聖杯戦争の一度目が勃発彼女の生まれ故郷であり二度目は彼女自ら立会終息に尽力していた。そして起こり得るかも知らなかった三度目にも間接的に… 『まぁ、それは良いんです。問題は私が先生の手伝いを出来ない事ですから』 「今はまた南米だったか?」 心底悔しそうな逸花の言葉に、エルメロイは気を遣い話を変えた。彼女とはまだ中学生位の頃から知っている。間に合わなかったとか駆け付けられないとか自分のせいでなくともそういう事を気に病むタイプであることも当然知っていた。
4 <a href="mailto:2/3">23/12/03(日)01:20:05</a> [2/3] No.1130771824
『はい、例の南米の水晶蜘蛛…あれが動き出そうとした形跡が見られると師匠から緊急の招集がありまして…』 逸花はエルメロイの事を先生と、魔術の師である封印指定魔術師残響時間の事は師匠と呼んでいた。曰く先生と師匠は尊敬のベクトルが違うんです!との事だ。 「で、実際どうだったのかね?」 残響時間と水晶蜘蛛には多少の因縁があるらしいことは小耳に挟んでいた。それに冠位魔術師さえ返り討ちにした水晶蜘蛛が目覚めれば、聖杯どころの話ではない。時計塔のロードに挙げられる者として知っておかねばならないことだった。 『特になにも。 今回の反応は師匠が言うには…近くの川が氾濫したのでこっちまで影響が及んで水嵩が増えた位の話らしいです』 「川…? ああ、そうか、彼女は時を水の流れとして捉えていたな」 そう考えれば、別の世界、別の時の流れで水晶蜘蛛に何かがあり、此方の水晶蜘蛛にも多少の影響があった…というところだろうか。
5 <a href="mailto:3/3">23/12/03(日)01:20:23</a> [3/3] No.1130771919
「……今回の件、彼女は何が言っていたかね?」 『いえ…ただ、些事、と』 些事か。エルメロイはその意味を呑み込む。それはつまり、ここで何かがあっても時の流れは変えられないということなのだろう。……だが、それでもそれは行動を止める理由にはならない。 「分かった。時間を取らせて済まなかった…」 『先生! あたしここでも出来る限りの事をしてみるから! だから…先生も頑張って!』 エルメロイが礼を言い、電話を置こうとした瞬間、耳に飛び込んだのは若かりし頃のような逸花の激励の言葉だった。 「…君に激励されるとはな、ありがとう逸花」 今度こそ電話が切られる。逸花は電話が切れたことを確かめ、衛星電話の電源を切った。 「サムナくんも函館の騒動でダウンしてるし…まずは気軽に動けそうなあの子に電話かな…」 逸花は決意を秘めた目で前を向いた。
6 23/12/03(日)01:23:53 No.1130773075
エルメロイ教室全部を巻き込んでの大騒動だぁ
7 23/12/03(日)01:26:52 No.1130773928
アイツしれっと「冠位のロード」撃退してるからな...函館世界線だとロード・アステア周りの設定もリセットされてると思うが
8 23/12/03(日)01:26:54 No.1130773936
ふと思ったけど確かSNの百合先輩もED後はエルメロイ教室だよね でてんかくんもそれについていってるんだよね
9 23/12/03(日)01:50:31 No.1130780815
百合先輩とてんかくん…2020年代は30代か…