23/12/02(土)21:31:07 「今年... のスレッド詳細
削除依頼やバグ報告は メールフォーム にお願いします。個人情報、名誉毀損、侵害等については積極的に削除しますので、 メールフォーム より該当URLをご連絡いただけると助かります。
画像ファイル名:1701520267762.png 23/12/02(土)21:31:07 No.1130688362
「今年もこいつの世話になる時期ッスねぇ」 足元の温もりを感じながら梅昆布茶を口元に運ぶ。ああ、じんわり染みてなんとも そして眼前にはすっかり焼けた……もとい溶けたモチが一個 「ぷっきゃー………なんかもうこのまま寝れそうな勢いプイ」 「寝ないでくださいよ。風邪ひくッスから」 練習もオフの日。暇を持て余してプレハブに顔を出して、普段やらないところの掃除なんかをして過ごした半日 ついでに顔見せに来たプイ先輩も強制的に引っ張り込んでの作業が終わってからの時間はまったりしたものだった 「そろそろ出さないと姉貴とかがうるせーッスからね」 「コタツは早めに出すに限るプーイ」
1 23/12/02(土)21:31:22 No.1130688459
コタツ。それは冬を乗り切るために生み出された文明の利器 掃除ついでにと引っ張り出してきたそれを設置した瞬間、プイ先輩は目を爛々と輝かせてお菓子と飲み物を持ってきやがった その後の予定はなかったので自分もコタツに入って一休みしつつ、適当にタブレットで動画を垂れ流したりしながらぐうたらと時間を過ごしていた こんなにゆっくりできるのも久しぶりかもしれないな、と思えば少しくらいの惰性も許されると思えるだろう 「本格的に眠くなってきたプーイ………」 「あーもう。だから、風邪ひくって………」 そんなやりとりをしていると、プレハブの戸が開く音がした 「ん?ありゃ、お疲れ様ッス」 「お疲れ様です。よかった、誰もいないかと思いました。コタツ出したんですね」 入ってきたのはソングラインちゃん………なのだが その手に持った、やけに大きな段ボール箱。それがやたらと目を引いた
2 23/12/02(土)21:31:46 No.1130688624
「すみません、これコタツの上においてもいいですか?」 「いいッスけど……何スか、そのデカい荷物」 「結構重そうプイ」 よいしょ、と。ソングラインちゃんは優しくその荷物をコタツの上に置いて 「これ、帰省先からのお土産です。みなさんでどうぞ」 「ああ、そういえば帰省してたッスね。ていうかお土産って、いったい何を………」 「開けてもいいプイ?」 「ええ、どうぞ」 段ボールに貼られたガムテープをひっぺがすプイ先輩 すると、中から顔を出したのは………
3 23/12/02(土)21:31:58 No.1130688704
「おお、こりゃ見事な」 「ぷきゃー!!美味しそうプイ」 鮮やかなオレンジ色をした果実。それを我々はよく知っている 「実家でたくさんもらったんです。メイケイエール達にも配ってきたんですが、それでもまだたくさんあって」 一つ手に取ってみれば、ずっしり身の詰まった重み 青い部分も無く、よく熟したそれはその味をはっきり想像させてくれる。きっとお茶請けにもぴったりだろう 「今季初のミカンッスね」 「楽しみプーイ」 日本人の冬の味方、ミカン ソングラインちゃんのお土産は、冬の到来を告げるとともにその時期の味覚を見事にお届けしてくれた
4 23/12/02(土)21:32:11 No.1130688777
● 「そっか、エールちゃん達は今日用事でいないんでしたっけ」 ソングラインちゃんのお茶を淹れながらふと思い出す そうだ、あの暴走機関車娘は今日は不在だった。あの子もまぁいろいろと忙しいし 姉貴や姐御たちもそれぞれの用事で不在だし、今日はこれでフルメンバーという事になる 「それにしてもいいミカンッスね。美味しそうッス」 「配ったりしたんですけど、それでも量が量で……くれた人は農家やってる方なので、味は保証できると思います。あ、ありがとうございます」 お礼を言ってお茶を受け取るソングラインちゃん 見れば、プイ先輩は早速いただきまプーイなんて言って皮を剥き始めてる。食いしん坊め まぁ、そういうことであればありがたくいただくとしようじゃないか。自分もいただきます、と一個取って皮を剥く
5 23/12/02(土)21:32:21 No.1130688833
「うん、よく熟してるッスね」 プイ先輩は……なんか、白い筋とるのに苦戦してる。いるよねこういう人 「あむ………ん、うまっ」 「あ、ホント。すっごく甘いプイ」 一粒口に入れてみれば、ぱちゅりと弾ける果実 程よい酸味と合わさった芳醇な甘み、立ち昇る柑橘の香り ああ、本当に美味しい。完熟したミカンとは、こんなに甘いものだったっけか 「本当に美味しいッスね。改めて、ありがとうッス」 「いえいえ、むしろ食べていただかないと痛んじゃいますので………」 「この調子ならみんなパクパク食べるからすぐになくなるプイ」
6 23/12/02(土)21:32:33 No.1130688904
確かに。これならみんな一個食べれば二個三個と手を伸ばすだろう。段ボール一箱などあっという間かもしれない 「もしなくなったらすぐに補充できますよ」 「いやどんだけ貰ったんスか」 ヘタすると台車で持ってきかねないなこれ 「そういえば……ソングラインちゃんは、少し時間開くんスよね?」 ふと思い出したことを、そのまま口にする するとソングラインちゃんは、ああ確かに、と逆に納得したような顔で 「そういえばそうですね。ここ最近色々詰め込まれてて忙しかったですけど………しばらくは練習以外平常運転です」 「エールちゃんとふたりしててんてこ舞いだったプイ」
7 23/12/02(土)21:32:46 No.1130688997
プイ先輩の言う通り、後輩sの多忙はここ最近凄まじいものがあった レースに取材に協賛企画への参加に、とにもかくにも走り回ってばっかりで こうしてゆっくりコタツに入ってお茶、というのも久しくできていないのかもしれなかった 「そう思うとなんだか、少し気が抜けちゃいました」 そう言って、コタツの天板にへにょっと顎を乗せるソングラインちゃん。コタツで溶けた餅がもう一つ出来上がりだ 少し、昔を思い出す。自分が三冠を獲った時なんかも、とにかく右に左に奔走しての大忙しだったなと レースだけならともかく、それ以外のこともこなさないといけないのは中々の重労働なのだ。そう思えばこの気の抜け方もさもありなん やっとの休み、しっかり休息をとってもらおう 「そういえばソングラインちゃんって一人の休みの時は何してるんスか?」 「あ、確かに。基本エールちゃんとセットの印象だったから知らないプイ」 「そ、そんなに一緒のイメージなんですかね………」
8 23/12/02(土)21:33:00 No.1130689097
若干困惑したようなソングラインちゃんだったが、一つ頷いて。ミカンを剥きながら答え始める 「基本的に部屋でくつろいでる事の方が多いですかね。音楽聞きながら雑誌読んだり、とか」 「意外とインドアプイ?」 「あとは、雑貨店とか服屋を巡ったりはしますかね」 ……口にこそ出さなかったが アロハシャツ姿でハワイアン音楽聞きながらのんびりしてるソングラインちゃんは容易に想像がついたし、雑貨屋も服屋もハワイ関連の物なんだろうな……と 同室の子……タイムちゃんだっけ。馴染めているのだろか 「思い返せばG1獲ってから本当に忙しくなりましたね」 「そりゃ誰もが一緒ッスよ。ウチらもそうでしたし、プイ先輩なんかウチらとは比較にならんことになってたんスから」 「あーもう、本当に大変だった頃の事思い出しちゃったプイ……あの頃はお休みもまともにとれないどころか、プライベートな時間なんてどこにもなかったプイ。そう考えれば今は落ち着いてくれた方プイ」 「た、確かに……お二人とも、私よりももっとずっと大変だったわけですよね………」
9 23/12/02(土)21:33:11 No.1130689167
自分で言うのもアレだが、三冠バというのはその存在そのものが全ての視線を奪うといってもいいほどに重い存在だ 三冠獲得した瞬間からプライベートなんてものは消え失せ、ありとあらゆる時間が拘束されるほどの多忙。テレビに雑誌にステージに、何をするにしても他者の目がついて回る 本来、学生生活を送る女子に背負わせていいのかと今更ながら疑問になるほどの重圧が常にのしかかるのだ それも、英雄とまで称えられたプイ先輩の時は自分ですら比較にならんかったはずだ。この人が今、こうして無為に溶ける時間を過ごせているのがどれほど尊く貴重なものか だがだからといってソングラインちゃんの負担が軽いわけではない。彼女もまた多くの時間を拘束され、人目を掻い潜るかのような生活があったわけだ やりたいこともできずに他者の都合で忙殺されるのは、本当にキツイから 「できるだけプレハブにも顔を出そうと思ってたんですけど………」 「いやまぁ、マジでそれは仕方ないッス。ウチの時も当分プレハブに顔出せなかったッスもん」
10 23/12/02(土)21:33:22 No.1130689241
……そのあと久しぶりにプレハブに顔を見せたら、少し見ないうちに随分荒れ果ててたのは今でもよく覚えてる 姐御が奮闘したらしいけど、普段自分がやってた掃除その他がないだけでここまでなるのかと 頭が痛くなったのと懐かしいのとでおかしくなりそうだった 「久しぶりに時間できて、やりたいことってあるプイ?」 「やりたいこと……ですか」 「そうプイ。せっかく空いた時間、有効活用しないともったいないプイ」 コタツの温かさに溶けながらそんなことを言うプイ先輩だが、この人の事を考えると説得力がヤバいんだよな……と 秒刻みを生きてきたこの人だからこそ、その時間の大切さを身に染みてわかってるわけだし 「そうですね………あ、今年もまたみんなで焼き芋やりたいですね。クリスマスにも集まりたいですし」 「あー、そういえばもうすぐクリスマスッスね」 「焚火やるにもいい時期プイ。ぜひやるときには呼んでほしいプイ」
11 23/12/02(土)21:33:40 No.1130689356
呼ばなくても来るでしょうに、と。いやまぁ、ちゃんと呼ぶけどねもちろん 「あとお正月もそうですし……今年も初詣行きたいですね」 「そうッスね。全員集まれるかは別として、ゲン担ぎって意味でもやっておきたいッス」 「あと………あれ?」 そこまで言って、ソングラインちゃんは首をかしげる なんだ、おかしいところでもあっただろうか すると彼女は、少し、顔を赤くして呟いた 「………なんだか、やりたいことが全部、この小屋とチームのことばっかりですね」
12 23/12/02(土)21:33:51 No.1130689424
………ああ、なるほど 確かに、先ほど言っていた雑貨屋などを巡る選択肢などもあっただろう。他の、チーム外の友人たちと遊ぶ選択肢も だけど彼女が口にしたのはその全てがこのチームを起点にしたものだった それほどまでに、この場所は彼女の中に浸透していたのだろうか。だとしたら……なんとなく照れくさいが、嬉しい 「ま、それはおいおいでも大丈夫でしょうよ。とりあえず、今はゆっくりダラダラするッス」 せっかくのコタツ初日だし、たまにはこんなんもいいよね そろそろ綿入れあたりも引っ張り出さないと。あとハギノモーリスちゃんの分も用意しなきゃ 久しぶりの針仕事なら、やはりコタツを出しておいてよかった。ゆっくり暖かくしながら作業したいからね 「そういえば、次の完全オフは予定が入ってます。久しぶりにメイケイエールと予定が合いまして」 「ありゃ、いいじゃないッスか」 「どこかに遊びに行くプイ?」
13 23/12/02(土)21:34:02 No.1130689492
すると、さっきまで楽しそうに話をしていた彼女の目から………ハイライトさんがふっと、消えた 「ソダシちゃん主催の映画鑑賞会でして。『エイリアンウマ娘VSクトゥルフシャーク3』を見るそうです」 「………美味しいオヤツ、持たせてあげるッスから」 強く生きてほしい
14 23/12/02(土)21:34:17 No.1130689593
● 「………こりゃ完全に落ちてるッスね」 言いながら、コタツの天板に突っ伏したプイ先輩の頬っぺたを軽く引っ張ってみる 「プイー プイー プイー …」 「熟睡、ですね」 あれからしばらくの間歓談しつつ適当な動画見たりして過ごして そんなこんなでしばらく時間が経過して、いつの間にか。プイ先輩が寝てしまっていることに気づいた 結局コタツの魔力に負けてるじゃねえかと。いやもう半分以上諦めてたけどさ
15 23/12/02(土)21:34:27 No.1130689673
「寝かせておきますか。肩に毛布だけかけておくッスよ」 「あ、出してきます」 「いいッスよ。座っててくださいッス」 さっきあんな話をしたせいか、今日はソングラインちゃんを労いたい一日のようだ プイ先輩の方に毛布をかけて、座ってから新しいお茶を淹れる 「今年は寒暖差が激しすぎて、コタツ出すタイミングもなかば見失ってたッス。でもまぁ今のうちにやっておくことに越したことは無いッスよね」 「そうですね。いざ必要になってガタガタするより全然いいと思います」 ソングラインちゃんは本当にいい子だなぁ……と。これ姉貴だったらやっとけ愚妹の一言で終わりだぞ
16 23/12/02(土)21:34:38 No.1130689757
「今年も雪、積もるッスかねぇ」 「また雪掻きが大変ですね」 「でもまぁハギノモーリスちゃんも入ってくれたし去年よりは楽……だといいんスけど」 はは、と乾いた笑い すると、何を思ったのかソングラインちゃんは……湯呑を手に取ったままじっと視線を固定して 「………最近、ふと考えることがあるんです」 「ん?どうしたんスか?」 「ウマ娘のゴールって、どこなんだろうって」 ……不意に飛んできた重みのある疑問に、湯呑を持った手が止まる 彼女は、茶に口をつけることなく言葉を続けた
17 23/12/02(土)21:34:58 No.1130689895
「引退でしょうか。結婚とか、そういう時でしょうか。それとも……走れなくなった時、でしょうか」 「それ、は」 「明確な終わりなんてないのはわかってるんです。引退後も活躍してる方は多くいますし、レース以外の方面で輝いてる方々もいるって」 ふと、レース外で活躍している妹の顔が浮かんだ 確かに、ウマ娘の活躍の場は決してレースだけではない。それ以外の道なんて山のようにあるし、少なくともレース引退イコールウマ娘のゴールではないのは確かだろう そも。レースにひたむきに打ち込んでいる子は時折忘れがちなのだが 人生は続くのだ。レースを全て走り終えて引退した後、そこからもずっと レースに打ち込んだ数年間以上に、その何倍も長い時間が待っている。そして、それは誰しもが選び決めなければいけない レースだけで生きていく、のは不可能なのだ だとするとウマ娘のゴールとはなにか、ますますわからなくなってくる。ない、と断言してしまえればいいのだろうが……… 「だけど、今の内から考えちゃったんです。この先には何があるんだろうって。そしたらその疑問に突き当たってしまって」
18 23/12/02(土)21:35:11 No.1130689985
そう言って、結局口を付けないまま湯呑を置いた 「人それぞれ、って言ってしまえば済むはずなのに。変な事ばっかり考えちゃって。すみません」 「いやいや。そういうの考えるのだって、大事な事ッスよ」 ……本当に、うちの後輩sは。時折こっちを考えさせるようなことしてくれるじゃないか 少なくとも、だ。情けない話ではあるが 「今のウチに、ソングラインちゃんの疑問を解消できるカードはないッスねぇ」 頼りない先輩で申し訳ない、という気持ち だけど 「でも」 「はい」
19 23/12/02(土)21:35:21 No.1130690047
なんとなく、であれば 「満足、じゃないッスかね」 「………満足ですか」 「そう。極論いうなら……自己完結ッス」 ミカンを一個、また手に取る。皮を剥きながら、彼女に語り掛け始めた 「これは、引退とかも全部ひっくるめての話ッスけどね。『これでいい』があるかどうかじゃないッスかねぇ」 「これでいい、ですか」 「そう。G1獲っての引退も、未勝利のままでの引退でも」 ウマ娘は過酷な競争社会だ。勝者がいれば必ずそこには敗者たちの無念が積み重なっている そして、その誰もが永遠には走り続けられない たった一度の勝利という栄光すらつかめずに終わる子は、想像以上に多いのだ
20 23/12/02(土)21:35:34 No.1130690137
「全部の舞台から降りるなんて、死ぬまで不可能な話ッス。だから次の舞台に移る時に……『これでいい』と少しでも思えたなら」 「そこが、ウマ娘のゴール………」 「一旦、ッスけどね」 ミカンを一個、ぱくり。うんやっぱ甘い 「今言った通り、別の舞台に移るだけなんス。だからそのゴールっていうのも、あくまで『一旦』ッス」 「……なるほど」 答えになってない答えだけど、けどこれが今の自分に出せる結論だ そもそもこんな結論、深慮の上に結論を出せるのは学生の身の上じゃ無理な話。そんなことができるのは、仙人かなにかじゃないだろうか 『これでいい』。笑顔と共に、涙と共に、困惑と共に、歓喜と共に、悲哀と共に そう思えたなら、それでいい。学生の身の上で出せる結論は、これが限界だ 全員が全員そう思えるわけじゃないのは重々承知の上の、机上の空論、きれいごと。だから、正直……少し恥ずかしいけど
21 23/12/02(土)21:35:44 No.1130690212
「ま、逆に言えばッスけど」 「は、はい」 「『これでいい』って一息ついた時が競争ウマ娘の引退時だと思うんスけど……ソングラインちゃんはどうッスか」 その言葉を聞いた彼女は、ぽかんとした顔で だけど、すぐに……ニマッと、笑った 「まさか」 その笑みが、スッと………何かに『飢えた』ものに変わって 「まだ、こんなにも走りたい、走れるのに……満足なんてしてる時間、一瞬もありませんよ」
22 23/12/02(土)21:35:55 No.1130690285
……うん。よし その言葉がはっきりと、その顔で聞けて安心した 「じゃあまぁ、トレーニングメニュー見直しからやっておきます?トレーナー通さないとッスけど」 「はい、是非。メイケイエールのやつもどんどん仕上げてきてますから、負けないようお願いします!!!」 プライベートな時間は欲しいものだ。ゆっくりできる時間は貴重だ。のんびり過ごせる相手がいるのは尊いことだ だけど、ウマ娘は因果なもの。気を抜くとすぐに……大地を蹴り駆けだしてしまう だから今日みたいな日は 「でもそれは明日以降ッス。今日はとりあえず休むッスよ」 「ええ。今日くらいは、ですね」 コタツに入って、お茶を飲んで、ミカンを食って 意識的にでも体をオフにしてやって
23 23/12/02(土)21:36:22 No.1130690442
「スプイー………」 「………にしても、マジで起きねえッスねこの人」 「ま、まあ門限までには………」 ゆっくり休んで、惰性のままに時間を溶かしていこうじゃないか 「………ん。私もなんだか、眠く………」 「……こりゃ、全滅もあり得るっすかね」 うとうとし始めるソングラインちゃんに、ぽわっとしてきた自分。ああ、もうダメかもな (お疲れ様、ソングラインちゃん」) 今のうちに毛布出しておこうか、と考えて 大事な後輩からの贈り物を、また一個手に取って。皮を剥き始めたのだった
24 23/12/02(土)21:36:58 No.1130690677
以上。久々に時間作れたので酒飲んで舎弟した ソングラインちゃん本当にお疲れ様でした
25 23/12/02(土)21:37:14 No.1130690779
ありがとう…
26 23/12/02(土)21:40:02 No.1130691961
「」弟久しぶりに見た…
27 23/12/02(土)21:44:49 No.1130693920
大怪我とかで引退とかじゃなくて本当によかったよ
28 23/12/02(土)21:46:53 No.1130694736
久しぶりにいいものを見れた…
29 23/12/02(土)21:54:46 No.1130697721
あの世界だと引退後のウマ娘の進路も幅広いんだろうな それはそれとしてずっと走りてえって子も多いだろうけど
30 23/12/02(土)21:55:53 No.1130698161
舎弟が公式で名前を呼ばれて幻覚卒業一歩手前状態になってから音沙汰なくてプレハブ後輩ともお別れかなと思ってたけどまた書いてくれて嬉しい
31 23/12/02(土)21:57:17 No.1130698658
あたたかい…
32 23/12/02(土)21:57:53 No.1130698893
部室にコタツを置くのはマジで危険だよ…出られなくなる…
33 23/12/02(土)21:58:55 No.1130699284
>舎弟が公式で名前を呼ばれて幻覚卒業一歩手前状態になってから音沙汰なくてプレハブ後輩ともお別れかなと思ってたけどまた書いてくれて嬉しい 結構悩みましたがプイかオルフェの公式実装までは続けるつもりです その時々で間隔は開くと思いますがご容赦を
34 23/12/02(土)22:02:28 No.1130700741
スルーセブンシーズが臨時入会してくるね
35 画像ファイル名:1701522670557.png 23/12/02(土)22:11:10 No.1130704227
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
36 23/12/02(土)22:13:03 No.1130704938
>No.1130704227 あらかわいい
37 23/12/02(土)22:13:07 No.1130704962
>No.1130704227 ありがとうございます!!かわいい…
38 23/12/02(土)22:19:51 No.1130707567
また酒飲んでる…
39 23/12/02(土)22:32:12 No.1130712366
ウマ娘から本格的に競馬見始めた勢だけど 新しい時代の始まりと終わりと更に始まり見せられて頭おかしくなりそうよここ二年くらい
40 23/12/02(土)22:32:15 No.1130712389
カタログで舎弟の顔で日曜の産駒予想と並んでてダメだった
41 23/12/02(土)22:33:23 No.1130712877
舎弟はラスト有馬の一見もあるし冬は別れの季節ってイメージ強そう
42 23/12/02(土)22:43:51 No.1130717003
カタログでこのアイコン久しぶりにみたわ
43 23/12/02(土)22:44:39 No.1130717295
>ウマ娘から本格的に競馬見始めた勢だけど >新しい時代の始まりと終わりと更に始まり見せられて頭おかしくなりそうよここ二年くらい 大丈夫 ずっとその繰り返しさ