虹裏img歴史資料館 - imgの文化を学ぶ

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    23/11/17(金)20:41:00 No.1125218485

    そこは寂れた寒村だった。 土地は痩せて作物が上手く育たず、村民は僅かに取れた限り有る実りを分け合って暮らしている。だがこの日、ただでさえ活気の無い村を更なる不幸の底へ落とそうとする輩が現れていた。 「お、おやめくだされ…儂らにはもう食べる物が…」 「チッ、貧乏臭ぇ村だな。飯も金も無いと来た…が、女は良いのが一人いるじゃねえか。その若さでそれだけ乳がデカいのは珍しい」 「ひぃっ…!」 「せっかくあの物騒な森を抜けて来たんだ、これくらいは良い目を見せて貰っても罰は当たらないよなぁ?」 自分の欲望のままに振る舞うこの悪漢は、村に面した森からやって来ると突然見張りを殴り倒して村へと侵入してきた。怪物たちが巣食うと言われる森を単身抜けてきただけあって、痩せ細った村民達では手も足も出ない。 そんな村民の中でも一際目を引く、優れた美貌を持つ少女。村の長の血を引くその身体へと穢れた手が触れようとしたその時…突如、天から火が降り注いだ。

    1 23/11/17(金)20:41:27 No.1125218717

    「あづっ!な、なんだぁ!?」 「お、おぉ…あの方の背後に見える大きな剣、そして龍神様…あれはまさしく、倶利伽羅さまじゃ…!何という事じゃ、倶利伽羅さまが儂らの眼の前に…!」 「あれが、倶利伽羅さま…お爺ちゃんのお話、本当だったんだ…」 悪漢の手を焼いた火。それは炎であり裁き、そして竜王の逆鱗。罪を犯した咎人へ罰を与えるべく剣と竜を背後に顕現した彼女こそ、倶利伽羅天童であった。 悪を滅する為にこの地に降り立ち、穢れを焼き払い灰へと返すと言われる化身。そんな彼女の姿を見て村民たちは平伏し、悪漢は炎のついた腕をひたすら振り回して慌てている。 「クソッ、何だこの炎っ!消えねえじゃねえか!オイクソガキ、この炎を消しやがっ」 辺りを一瞥した倶利伽羅天童が、手も触れずに背後にあった大剣を薙ぎ這う。するとたちまち男の全身を炎が包み、悲鳴をあげる暇もなく燃え尽きた。

    2 23/11/17(金)20:42:13 No.1125219120

    だが平伏していた村民たちは一人として燃えておらず、男を焼き尽くして出た灰はふわりと空を舞って消えていく。村民たちが恐る恐る顔を上げると、倶利伽羅天童はふわふわと浮かびながら村民たちを見下ろしていた。 村民の誰よりも幼い風貌でありながらも人とは異なる存在だと一目で分かる彼女に対し、顔を上げた少女は覚悟を決めた目つきで語りかけた。 「あ、あの、倶利伽羅さまっ!私たち、お爺ちゃんから聞いた通り、罪を犯さず誠実に生きてきました!助けてくれたのにいきなりごめんなさい、でも一つだけお願いを聴いてください!」 「こ、こらっ、何を言う!倶利伽羅さまに失礼な事をするな、お前も焼かれてしまうぞ!」 「私はどうなったって良いの、村の皆の為だもん!倶利伽羅さま、あの森の中にいる怪物をやっつけてくれませんか!?そいつに土地一帯の栄養を吸い取られるせいで、村の畑はずっと枯れてるんです、だから…お願いしますっ!」 平伏していた時よりも更に深く丁寧に、地面に頭を擦り付けて懇願する少女。そんな姿を倶利伽羅天童はしばらくじっと見つめると、もう一度村を見渡してからくるりと踵を返し、森の方角へと移動していくのだった。

    3 23/11/17(金)20:42:31 No.1125219293

    森の中は異様な雰囲気だった。木々は幹が細く痩せ細っており、動物の姿はほとんど見えず稀に骨のみとなった死骸が転がっているばかり。だが日の光は通らず薄暗く、大地は異様に水気を含み泥濘んでまるで湿地帯のようだ。 鬱蒼とした森の中を、地に足もつけず進んでいく倶利伽羅天童。村に降りてきた時とは違い、その背後に巨大な剣と灼炎を纏う龍の姿は無い。 彼女が裁きの力を振るうのは、罰されるべき罪がある存在に対してだけだ。厳密に言えば彼女は龍神そのものでは無い。化身としてこの地に降り立ち罪を浄化する為の龍神の手足であり、罪の大きさをその目で確かめる為の龍神の眼でもある。 浄化するべき罪が大きければ大きい程、彼女に与えられる炎は燃え上がる。だがそれは逆に言えば、罪無き者に対しては彼女自身が持つ力でしか対抗できないという事。仮にその身に宿す神通力では太刀打ちできない存在が、悪意を持たずその身を襲えば彼女の敗北は避けられないだろう。 そしてそれが、まさしく今日この日だった。

    4 23/11/17(金)20:43:18 No.1125219749

    「───っ!?」 突如として、浮いていた倶利伽羅天童の身体が地面に叩きつけられる。 それまで全く変わらなかった彼女の顔が驚愕の表情を浮かべ、そして直ぐに苦痛へと変わる。彼女の身体は、蔓のようなナニカにギチギチと締め付けられていた。 『ギシュアアァ…!』 その正体は、生物と植物を混ぜ合わせたような奇怪な触手生命体だった。高木の上に潜んでいた怪物は、倶利伽羅天童の頭上から襲い掛かりそのまま自分の身体ごと沼のような地面へと着地するやいなや、その触手で彼女の身体を拘束したのだ。 「…離し、て」 『ギシィ!?ギャ、ギュイィ…!』 身に纏う炎を操り、身体を縛る触手を焼き尽くそうとする倶利伽羅天童。だがそれに驚いた様子の触手は、自分ごと倶利伽羅天童の身体を地面へと沈めて炎を鎮火しようとする。

    5 23/11/17(金)20:43:50 No.1125220041

    「んぶっ!?げほ、ごぶっ」 美しいその身体と装束を泥塗れにされると同時に、顔まで浸かり息ができなくなる。意識が飛びそうになる中、彼女は何とか剣と竜を呼び出そうとした。 だが、現れない。 「…!?」 そのまま触手によって身体を振り回され、何度も地面に叩きつけられた彼女はやがて意識を失った。 消え行く彼女の意識の中で理解したのは、龍神にとってこの地を懸命に生きようとする生命の営みは罪ではないという事であった。 そしてそれは、人のみならず動物や植物…更に言えば、この怪物にも当てはまる事なのだと。

    6 23/11/17(金)20:44:01 No.1125220155

    『ギシュゥ、ギシャァァァ!!!』 動かなくなった倶利伽羅天童を見て、歓喜の声を上げる触手の怪物。 そしてその触腕で大事そうに獲物を抱えると、火傷を負った身体を引きずるように巣穴へと移動して行った。 『…ギチチチチ』 戦闘の音を聞きつけた、森の主の視線に気づかないまま。

    7 23/11/17(金)20:44:17 No.1125220298

    「…ん、ぅ?」 倶利伽羅天童が目を覚ますと、そこは洞窟の中だった。 太陽の光が差し込まないせいか暗く何も見えないが、手足は拘束されているようで身動きが取れない。そこで彼女は何とか残っていた力で炎を光源として作る事によって状況を把握しようとする。 宙に浮かぶ灯火がぼんやりと洞窟の中を照らし出す。彼女の視界に映ったのは、被ったはずの泥こそ付いていないが一糸纏わず手足を触手に縛られている自分の身体。 そして、細い触手が突き刺さっている菊門だった。 「~~~っ!?!!?」 声にならない悲鳴をあげる倶利伽羅天童。 実際に目で見るまで気づかない程に、違和感無く馴染んでいたこの触手の存在に恐怖を覚える。 何とか抜け出そうと身をよじろうとすると、大の字になるように手足を縛られているせいで身動きが取れない。神通力で脱出しようにも、腸内の触手が蠢いて力が入らない。

    8 23/11/17(金)20:44:39 No.1125220457

    「っ…や、ぁ…!吸わ、れて…ん…っ!」 しかもその触手は、彼女の排泄物や腸液をゆっくりと吸い上げてどくんどくんと蠢いていた。何故か違和感や苦しみは無いのに、自分の身体の奥に吸い付かれて内容物を無理やり奪われている。そんな未知の感覚に身を悶えさせていると、彼女の身体を背後から支えていた存在が身を起こした。 『…ギュイ?』 その正体は、倶利伽羅天童を不意打ちで襲った触手だった。彼女の手足を縛っていたのも、肛門に触手を突っ込んで中の物を吸い上げていたのも、全てこの触手の仕業である。 どうやら先程まで寝ていたらしく、瞼のような部位は半分開いては閉じようとしている。だがその目でしっかりと倶利伽羅天童を見つめると、嬉しそうに鳴いて触手を動かした。 『ギシュゥ!ギシ、ギシャア!』 「ぅ、やっ…!お尻、がっ…!」 『ギュアッ!?』

    9 23/11/17(金)20:44:59 No.1125220627

    ずるるる、と触手を引き抜かれそうになり思わず声を出してしまう倶利伽羅天童。だが苦しそうな彼女の声を聞き、触手は慌てて引き抜こうとした触手を静止し再び彼女の穴に押し込んだ。 「おごっ!?♥」 どちゅん、と深くまで倶利伽羅天童の肛門に触手が突き刺さる。更に彼女を縛る触手が動いた事によって、宙吊りの身体は上下左右に揺れ動いた。 「ひぎゅっ、ぅあっ♥おし、りっ♥んぉ゛ぉ゛っ!?♥」 少し感じていた未知の感覚が、今度は暴力的なまでに彼女に襲いかかる。そして今度こそ触手が全て引き抜かれると、肛門はぽっかりと開きっぱなしで留まっていた。 「はーっ、はーっ…♥ん、ひっ!?やぁ、ん、だめっ…♥むずむず、して…あっ♥」 『ギシュ…?ギィ、ギィッ!』

    10 23/11/17(金)20:45:24 No.1125220795

    肛門への刺激で初めての絶頂を迎えた倶利伽羅天童。未熟な身体はその快楽に備えようと、未だ未使用の割れ目からとろとろと愛液を垂らして準備を始めた。 それに気づいた触手は、これまでは使っていなかった舌のような触手で恐る恐る液体を舐め取る。するとまるで好物を見つけた子供のように喜び、一滴残さず舐め取ろうとする。それはまるで拙い愛撫…クンニリングスのようだった。 「あっ♥は、ふぅっ♥んきゅっ♥んんっ…♥んーっ♥♥♥」 不慣れ故に波のある刺激。口を閉じて何とか耐えようとする倶利伽羅天童だったが、快楽には堪えきれずあっという間に絶頂してしまった。 はぁ、はぁと息を荒くしながら余韻に浸る倶利伽羅天童。一方の触手は満足したのか、手足の拘束を少し緩めて再び眠りについたようだった。

    11 23/11/17(金)20:45:58 No.1125221059

    「は、ふぅ…何、これ…ぁ、え?」 嫌がっていたはずの刺激を気がつけば堪能していた倶利伽羅天童は、そんな自分に驚愕していた。今までは導かれるままに悪を滅してきただけで、このような事をするのは初めてだったからだろうか? でも、これはおそらく子作りの手順で…などと考えていると、洞窟の奥にあった小さな湧き水溜まりに気がつく。 そこには、泥で汚れたはずの倶利伽羅天童の巫女装束が汚れが落とされた状態で重ねてあった。 「…悪い、怪物じゃ、無い?」 少なくとも、罪があると龍神に判断されなかった事は確かだ。 この触手への疑問を抱きながら、倶利伽羅天童は空腹と昂った身体を落ち着ける為に触手に身体を預けて眠りにつくのだった。

    12 23/11/17(金)20:47:52 No.1125222066

    的な感じで無口ロリの倶利伽羅天童が最初は栄養源の獲物として飼われてたのに最終的に触手とイチャラブえっちするようになる怪文書を書きたかったけど思ったより長くなりそうだったので一旦ここまで 全部書き終わったらまとめてアップしようと思います

    13 23/11/17(金)20:57:57 No.1125227766

    わかった

    14 23/11/17(金)21:02:02 No.1125230077

    楽しみにしてる

    15 23/11/17(金)21:34:15 No.1125247241

    純愛助かる