23/11/04(土)22:33:15 「ふぁ…... のスレッド詳細
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画像ファイル名:1699104795129.png 23/11/04(土)22:33:15 No.1120458786
「ふぁ……」 視界を支配していた比較的淡い宵闇が、カーテンの隙間より差し込む光によって、薄明よりも随分と濃い白の色に染め上げられていく。うわああ、一日の始まりだ。あくびを一つ宙に飛ばし、瞳を数回しばたたく。普段はそうでもないのだが、今日はどうにも脳が覚醒にまで至らない……否さ、これでは変な言い回しか。もっと端的に語ろう、今日はもうあくせくする必要性がどこにもないのだ。今訪れているのは、昨日のあの夜を越えてしまった、あまりに眩しい最高の明朝。本日は学校もトレーニングも完全に休み、朝練ですらも無い日なのだ。うむ、御宝美――そう、オフ日。ガチでマジに至高の休日。 故に、このまま時間が止まればいいと思っていた。このオフ日が永遠に続けばいい、いつか終わると分かっているからこそ、この幸せな心持ちのまま時よ静かに止まってくれ。などと、神に軽く祈りすらし始めていた。本当にこの微睡みは味わい深かったのだ。そのせいか、違和感に気付くのは起きてから即座のことではなく、十数秒はあとのことだった。
1 23/11/04(土)22:33:46 No.1120459047
「な」 朝と言えばまず身体をぐっと伸ばすこと。一日ってのはまずそこから始まると思うのだけど、今日は何故かそれが出来ない。というか端的に説明すると、あの、手がナニコレ。なんか分からんけどバチクソ拘束されていた。一定距離以上に手を伸ばそうとすると、がきん。金属的な音までする。どういうことなのこれ。わ。脚も同じような感じだ。本当にどういうことなのですか、バイ担当風味。 しかし、俺も一応中央のトレーナー。 多少なりとも頭の回る方ですから。 割と刹那で察せる。 あっ、これは生半な力では破壊できないだろう感じだなあ、と。 多分あれじゃないかなあ、ちょっといかがわしい展開につきものなやつ。上手く説明できないけど、拘束ベルトみたいなのを両腕の手首とかにつけて、ベルトとベルトを繋ぐ形でリード付ける、手ひどい折檻しますよアピールのあれー。いや、分かんないけれどもね。そうじゃないかなって思うんだよね、布団めくれないから内実は分からないけれど。ていうか分かりたくない。
2 23/11/04(土)22:34:37 No.1120459499
「とりあえず」 抽象的に過ぎる答えっぽいものを、ぜんぜん理解できないまま受け入れて。とにもかくにも状況を理解しようと、辺りを見回すために目配せしよう。天井に向いただけの照準を別の個所へとずらそう。そう意気込んだとき。 「わあっ、ぴぴぴぴぴっ。ぴぴぴーっ。おはよおーっ、ございます」 否さ瞬時に惑した。 え、なんで? ここは俺の部屋、だったはずだ。いくらお酒に酔ってたって、栗東の一部屋に潜り込むなんてやりもしないし出来もしない。まさかまさかホテルとかでもないはずだ、ってかこのタイミングで二人一緒に居るわけないじゃあんってなったから改めて再度確かめた、けれど。使い込んだ枕やマットレスの固い感触、ごわつくシーツと蒸れた掛布団からは、ここが自分の部屋であること以外何も分かりはしなかった。 「ぴしぴしっと察知しました、やあっと起きました。ふふふん、おそようさんですね、くすくす微笑みちゃんです」 声の……してしまった方を見やれば、そこには当然。俺の愛すべき担当バであるアストンマーチャンがそこにいた。
3 23/11/04(土)22:35:40 No.1120460062
居たというか、ベッドのすぐそばに御座すというか。近くから引っ張ってきたんだろう、俺のデスクチェアにどんと座って、割といつもの角度感で首をかしげてニコニコと笑みを浮かべている。いや、あのね。お願いだから言わせて。怖いよ、この状況。何もこんなモーニングコールしなくても大丈夫なんだよ、俺ちゃんと覚えてるよ君のこと。やたらおめかしまでしちゃってなに、なんでなの。 「あらら、変なお顔になっちゃってますよ」 「誰のせいだと……」 「トレーナーさんのせいです」 「え……は……あの、玄関の鍵……」 「えへへへ」 「あっ……ああ、うん……まあいいやもう……」 「うふふふ」 あー、この笑い方覚えある。糠に釘を打つ、だっけ。まあ暖簾に腕押しとかでもいいけど。マーチャンの纏う雰囲気から、こちらの発言をまともに取り合う気なんてほとんどないだろうことが分かる。なので、まあ。彼女がどうしたって答えたくなるものをこちらから提示してやらねばならない。 「ねえ、マーチャン」 「はあい?」 「もしかしてなんだけど……」 「はいはい~?」 「なんか、その、怒ってる?」 問いかけれど彼女はにこっと笑うだけ、
4 23/11/04(土)22:36:40 No.1120460572
「はー。怒ってないです」 じゃあ全然なかった。 「いや、それは……」 「怒ってません。ふんだ」 気まずさで構成された静寂が、この場の全てを覆いつくすまで、あと五秒弱。いや悪いそんな指五本分数えられるほどの時間ないわ。実時間的に須臾と呼称して差し支えない合間に俺は、大事な教え子がここにいる理由を、ここ最近のうちに積み重ねた記憶の中からものごっつ急いで探し出す。何、何なのぉ、怖いよぉとか言ってられない。マーチャンのアンガー・ボルテージが最高潮に達する前に、どうにかしてやらねば。 とか、諸々考えていた矢先。 それはもう思いっきり、躊躇いなど逡巡もないスピードで。俺は最後の砦感があった掛け布団を、ものの見事にはがされた。 「ひゃあーっ!」 「きゃあ、絹を裂くような少女の悲鳴ですね、トレーナーさん」 そして、そのまま。手心なし、間髪入れず。冷酷無比なまでの続けざまで。 「うぐええっ」 「むむう。失礼ですね」 よっこいせ、でもなく。ゆるーりお忍び感覚でもなく。割と乱暴な感じで、どかっ、と。彼女は俺のお腹の上に跨ってきた。
5 23/11/04(土)22:37:22 No.1120460928
あまり考えたくないけれど、いわゆるところのマウントポジションだなあ。どうしようね、これ。男にやっていいことじゃないよ、マーチャン。落ち着いて欲しいよ。年頃の女の子がこんなことするもんじゃないよ、ほんとなに助けてマーチャン。 「さあ。復唱してください。マーちゃんは鳥さんの羽毛一枚のように軽い。はいっ」 「ま、マーチャンは、羽のように、軽い、です」 「ぱちぱちぱち。よーくできました。さあここからです」 ベッドの上で情けなく寝転がされている俺だから、抵抗することなんて一切できない。というかウマ娘バーサスヒト男なんて、ほんと彼我の戦力差はひどすぎるわけで、一方的に力負けするに決まっていた。 「むふん、嬉しいでしょう」 「いや……恐怖に震えてるよ……」 「はあ。それでもおとこのひとなのですか?」 「君が何について言及したいのか分からないけど……」 「はあい?」 「心の臓まで恐怖に染め抜かれてたらこうもなるよ」 「ふうん。そうですか。それではもう少し力強く呼びかけてみないといけませんね、私だけのレンズさん、ね?」 ああ、話は平行線だ。どないしろっちゅうんだよ、もお。 「うお……頭いて……」
6 23/11/04(土)22:38:15 No.1120461322
「それです」 「うぐぅっ」 みぞおちに深く食い込む仮定親指の感触。怒っていないと口にしていたくせに、マーチャンの仕草には明らかに感情が籠っている。堪えろ俺の眉毛、ひそめようと画策するな、今のマーチャンにそれをしてみろ火に油どころか爆炎に火薬を投げ入れるようなもんだぞ。 ――にしても、それですって。指摘された俺の頭痛と、このどうにもならない現状には、一体どんな関係があると言うのだろう。ずきん、と響くこの痛みと―― 「昨日の夜。あなたがどこに行っていたか。わたし、スカーレットとウオッカから聞いちゃったんです」 まあ確かに、彼女の言うとおり。あの子らのトレーナーたちと飲みに行った昨日の夜に育んだものだけれど。何故それがマーチャンの怒りと関係するんだろうか。 「付き合いでお酒飲みに行くって話はしてたと思……」 「そうかもですね」 「うん、だったら……」 「ですけどね」 「……はい」 「ウマ娘のおねえさんたちがいーっぱいいるところ。行きましたよね?」 「……えっ?」 寝耳に水とはこのことか。心当たりのない単語を投げかけられ困惑する。一体なんのことだろう?
7 23/11/04(土)22:39:11 No.1120461813
「あの、なんの話……?」 「しらばっくれないで」 「いや、待って待って、お酒は飲みに行ったけどそんなところには行ってない……」 本当だ、決して嘘は吐いてない。というより覚えていないという方が正解か。俺はあまり酒に強いタチじゃないし、なんなら飲んだ後の記憶が綺麗さっぱりなくなるタイプだ。なので、まあ、そのなんだ、実状が全くわからないというのが本心だ。 「そおですか。でもお聞き、しちゃいますね」 「な、何を……?」 「ふふふ。とーっても、楽しかったですか?」 マウントポジションからじっとりと視線を向けてくるマーチャン。さっきから視線がすごく痛い、笑顔なのに……あれ、なんでか笑顔じゃないんだけど。さっきまで笑顔だったはずなのに、今や笑いの断片などどこにも感じられない。真顔だし目も据わっている。爆発寸前って雰囲気だけど、なにごと? 「いやだから覚えてなくて楽しかったかどうかなんて分からないんだって!」 「ふーん」 「信じてくれよおマーチャン……!」 「ふうむ、どうしましょう?」 「と、とりあえず降り……重っ……おごォッ……!」
8 23/11/04(土)22:39:42 No.1120462086
迂闊なことを口走ったか。みぞおちを、強めにごりっ。一瞬、目蓋の裏に星がちらついた。痛すぎて発狂するかと思った。ひと一人分乗っかってたら重いのは事実なのに、何故にどうして怒るんだ。わからん、一番わからんのはこの状況だけど。 「重くありません」 うう。マーチャンのことを重いなんて思うわけないのにあんまりだ。ちょっと泣いてる。ほんとになんでさ。別に俺は……その……特に何も変なことしてないのに。どうしてこんな滅茶苦茶な展開に巻き込まれなくちゃいけないんだ。 「助けて……」 「どうしましょう? さあっ、解放されたくば。ここに書いてあることをさらっと読みましょう、ずずいっと読むのですよ」 彼女のスマホがミサイルの如き速度感で俺の鼻元まで寄ってくる。うっ、まぶしい。てか痛い。怒ってたとしてもぶつけないでよ、お願い。 しかし、自分に向けられた感情の波に対し非常に鈍い俺とはいえ、こうまで猛々しいムーブをされると、危機が訪れていることぐらい察せるものだ。いや勝手に部屋に入られて奴隷よろしくの扱いをされているのに気付けないのはこう……人として大事なものが消えている気はするが。
9 23/11/04(土)22:40:28 No.1120462429
能書きはいい、とにかくいま大事なのは彼女の詰問に唯々諾々と答えて良いものかという話だ。第六感の持ち合わせなんてないが、なんというか。読めば、なんか諸々。確定してしまう気がする。嫌な予感の正体というか、これまでなあなあに済ませられてきたものとか…… だからここは断ろう……断ろ―― 「いや、まっ、そのぉ……」 「よみなさい」 断れない……怖い……ああ、マーチャンってこんな冷たい声で誰かに接すること、出来たんだなあ。もういいや、半泣きになりながらスマホの画面に目をやった。紙面っぽく整えられた画面上の文章を、半ば仕方無く読み上げる。 ええ……なになに……まーちゃんせんよう……? 「はあ!? マーちゃん専用トレーナー規則ってどういうこと!?」 「うふふ」 「笑ってないで答えてくれよお!」 「まずは、規則にある通り。背中に寄り添わせてくれたら、一段階許してあげましょう」 「……はあ?」 「ずらーっと書いた文字さんたち、マーちゃんが読んであげましょうか?」 「待って待って大丈夫だから、とりあえずその場所においといて、読む、読むから!」
10 23/11/04(土)22:41:16 No.1120462815
おいおい待て待て、置いといてって言ってんのに胸に寄せるなそのスマホ。そんなとこに置かれたらまるで俺が胸をガン見しているみたいじゃないか。といってもひったくることも出来ない状況な訳で、必然的に俺の視線はいやに女性的な部分へと引き寄せられてしまう。いやスマホ上部にマーチャンの顎まであるんだけど。気が逸れるって、どんだけ読んで欲しいんだ。 「それはもちろん、げんじょーはあくのため、ですよ?」 思考を読んだとでもいうのか、マーチャンは艶っぽく微笑む。 「……お腹空いたなあ~」 「ぶぶー」 「あの……朝ごはんとか、食べない?」 「早く読んで」 「……はい」 ダメだ、さっぱり濁せない。仕方ない、どうしようもないのだから読むとするか。 前文……規則って堅苦しい表題のわりに前書きがあるのか、それでなになに……
11 23/11/04(土)22:41:41 No.1120463037
この度あなたはアストンマーチャンという大事な担当ウマ娘がいながら、ウオッカとスカーレットのトレーナーさんと不埒な場所へ赴き、それはそれは楽しんだと聞き及んでおります。そのことをどこからか知ったウオッカは蒼白な顔でさめざめと泣き、スカーレットは烈火のような赫怒を示し、両者ともに本日はトレーナーさんのおうちに駆け込み訴え、切っても切れない素敵な縁を結ぶのだと息巻いて寮を飛び出していきました。つまるところの既成―― 「だあああああ! 何を書いてるのマーチャン!」 「私もおんなじ気持ちなんですよ~ってことを書いたのです。むふふん」 目を閉じたまま天……井を仰ぐ。力なく開いた口許から魂が抜けだしていきそうだ。 「……一つだけ聞いてもいい?」 「はあい、なんですか?」 「あいつら、そんな大概な場所に行ってたの?」 「少々お待ちくださいね」 彼女はいったん腰を上げ、何故かクローゼットの方へと歩いていく。 そして、俺の部屋だと言うのに躊躇いもなく戸を開け放ち、昨日来ていた背広を抱えて戻ってきた。 「マーチャン、えと、何を……」 「ふむふむ、こちらが証拠品になります。トレーナーさん、はいどーぞ」
12 23/11/04(土)22:42:11 No.1120463276
ごそごそとポケットをまさぐって何かを引っ掴み、俺の視界に映るように見せてくれたそれは。事情通の同僚いわく、カワイイウマ娘のコたちととりとめのないお話が出来て、かつお酌までしてくれる場所のマッチケースに相違ない。貰った覚えもなければ行った覚えも本当にないけど、物証が残っているというのなら認めるしか他にあるまい。 「あ~……うわ~……うん、ああ……マジか~……」 「わかりました?」 是。これ以上怒らせるわけにもいかないので、肯定の意を示す頷きを彼女に渡す。 「ふんふん、わかったのならよろしいのです」 「じ、じゃあ……!」 自分の顔がぱあっと華やいだのがわかる。ようやく伝わったかこの想い―― 「ふふ。許してもらえるとでも、思ったりしちゃいましたかトレーナーさん」 ――え? 「きそく。守れば許してあげると言いましたよね?」 「あれってネタとかじゃないの……?」 「むむむ、そんなわけありません。マーちゃんはいつでも大真面目なのです」 「でも規則これ……!」 「あっ、もう一度見させてあげますね。どおぞ、トレーナーさん」
13 23/11/04(土)22:43:16 No.1120463814
押し出される彼女のスマホ、指先で示される規則の場所。第十一章、表彰及び制裁、第六十七条、懲戒の事由。トレーナーさんが次のいずれかに該当するときは、情状に応じ、けん責、減給または行動不能にする。 かっこいち。正当な理由なくマーチャンの側から離れたとき。 かっこに。正当な理由なくしばしばマーチャンが心配するような場所に行ったとき。 かっこさん。過失によりマーチャンを悲しくさせたとき。 かっこよん。かっこご。かっころく……うわ、かっこじゅうにまである…… 「ちなみにこの度の該当事由はこのかっこにとさん、あとななあたりをまぜまぜしたものです」 「ええとつまり……重大な過失となり、俺は……」 「そおです。行動不能になりました。ぐっ」 彼女のするサムズアップに苦笑いが浮かんだのは今日が初めてかも知れない。 「それでですね」 驚愕で茫然自失とする俺に、彼女は少し首を傾げて囁く。 「守らせてくれますか?」 ほのかにわらうマーチャンの力で。俺は、ほろり。なみだ一粒が後ろ髪へと流れて落ちた。 身体が勝手に反応しているんだ。はい、俺の瞳はいつもいつでも彼女の物です、と。
14 23/11/04(土)22:44:01 No.1120464182
「こーら」 ぽかり、俺の頭が叩かれる。 「ばってんつけちゃいますよ、トレーナーさん。ほんじつ、この場では。シリアスなの、ないないしちゃってください」 「……ああ、うん。ごめんな、マーチャン……」 「ええ、いいんですよ、トレーナーさん。それでは、守って頂けますか?」 まるで運命の人を見るような瞳で俺のことを見つめながら。彼女は規則の遵守を俺に求める。書いていることは随分突飛な感じだが、俺が彼女を悲しませてしまったのはどうやら事実のようだし。甘んじて、ではなく。深刻なものとして受け止めよう。 「勿論――」 俺が答えるや否や。マーチャンは俺の腕を枕にして、こともなげにベッドへ横たわった。 え? 寄り添うだとか言ってたけどアレ本当のことだったの? いくら何でもこれはまずいって。トレーナーと担当という間柄とはいえ、流石にドギマギしてしまう。 「さ、流石にこれは……」 「だーめです。ながーいあいだこうしています。規則の効果でひっつきむしになりましたので」 「え、えぇ……」 「あっ。トレーナーさん、こちらを向いてくださいな」
15 23/11/04(土)22:44:26 No.1120464374
声につられるまま顔を向ければ、ぱしゃり。眩いフラッシュが俺の目を焼く。 「これでもう大丈夫ですね。えへへへへ。す~やすや、えへへ……」 「何……どういうことなのぉ……」 「うふふふ。すーやすや」 「ああ、嘘じゃない……」 こうなったマーチャンはもうダメだ、俺の手には多分負えない。仕方ない、諦めて俺も寝直そうか。二度寝できるくらい眠いのはまあそうだし。改めて起きた時に腕の血行が終わってる感じになってるのは確実だろうけど、致し方ないねこれ。動けないし。マーチャンは嫌じゃないのかなあ、でもまあなんとなく安心したような顔してるし、言うだけ野暮なのかなあ。しかしなんで写真を撮ったんだろう、よくわからないなあ。まあいいや。あっ、そうだ。もしかしたら、マーチャンの気が変わるかもだから。寝る間際にこれだけは呟いておかなくては。 「枷、外してほしいなあ~……」 けれどまあ悲しいかな、もうマーチャンの反応はなかった。 素敵な休日になるはずだった俺の朝は……まだ始まりもしていない……。
16 23/11/04(土)22:48:21 No.1120466280
重めの文書…
17 23/11/04(土)22:49:45 No.1120466941
マーチャンに愛されるとか夢みたいだけどいきなり拘束で弁明の機会なしはちょっと愛が重すぎない?
18 <a href="mailto:s">23/11/04(土)22:55:46</a> [s] No.1120469728
就業規則みたいなの作って縛ってくるマーチャンカワイイだろ…と思って書きました マーチャンからしたらもう彼は自分のものだから…仕方ないんだ
19 23/11/04(土)22:56:59 No.1120470259
トレーナーなんて必要としてなかったマーチャンの独占欲いいよね
20 23/11/04(土)23:05:55 No.1120474698
拘束された状態でマーチャン消えたらトレーナーさんはどうすれば…
21 23/11/04(土)23:07:27 No.1120475491
まだトレーナーがむちウマ娘行った証拠なくない?マッチだけ?
22 23/11/04(土)23:11:41 No.1120477523
証言がありました
23 23/11/04(土)23:13:27 No.1120478412
証言もあくまで伝聞だし…ほんとかどうかはまだわからないし…
24 23/11/04(土)23:15:36 No.1120479498
スカーレットもウオッカも決戦に向かいました
25 23/11/04(土)23:16:14 No.1120479832
というか最近のお店でマッチ渡すところまだあるの?このご時世喫煙者もいないし使わなくない?
26 23/11/04(土)23:18:10 No.1120480804
ウオッカのところはしっとりしてそうだけどスカーレットのトレーナーは死んでそう
27 23/11/04(土)23:20:37 No.1120482162
>ウオッカのところはしっとりしてそうだけどスカーレットのトレーナーは死んでそう 全て搾り取られたか…
28 23/11/04(土)23:23:50 No.1120483804
海を越えてレンズからトレーナーになったんだからまぁ必要経費だなうん でもちょいちょいふわふわ言語消えてんのはこえぇなぁマーチャン!
29 23/11/04(土)23:25:30 No.1120484600
もうああいうお店には行かないよ!って約束したけど翌日ハローさんと飲み会行ってそう
30 23/11/04(土)23:26:55 No.1120485160
後で冤罪だった事が発覚して平謝りするマーちゃんと いや良いよ何だかんだ休日は楽しめたしって返すマーちゃんに甘いトレーナーさんはまだですか
31 23/11/04(土)23:28:15 No.1120485697
スカーレットはちゃんと休学届だして1年くらいやってそう