虹裏img歴史資料館

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23/10/23(月)00:13:08 リビン... のスレッド詳細

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画像ファイル名:1697987588281.jpg 23/10/23(月)00:13:08 No.1115673438

リビングのソファ。 程よい座り心地が快適である。 だが、今はブルーの寝床となっていた。 「あれ?」 違和感があった。 なぜ自分はベッドではなくソファで寝ているのか。 今いる部屋も、自宅のものとは違う。 見覚えはあるが、思い出せない。 周囲を見回す。 見覚えのある人がいた。 「レッド…」 自分の恋人。 今は彼もソファで眠りについている。

1 23/10/23(月)00:13:41 No.1115673633

テーブルには食器。 食べかけの料理や、ソースが残っているものがある。 飲み口の開いた缶もあった。 それを見て、思い出す。 「アタシ達、寝落ちしちゃったんだ」 昨夜、二人でレッドの家で飲み会していたのだった。 毛布代わりに、レッドの上着がかけられている。 慣れた匂いに安心感を覚える。

2 23/10/23(月)00:14:12 No.1115673833

そうしていると、また眠気が訪れた。 眠りにつこうとするが、ふと思いついたことがあった。 レッドの隣に移動し、寄りかかる。 彼の固い身体がなんだか心地よい。 レッドが目を覚ましたら驚くはずだ。 その時にからかってやることもできる。 そんなことを思いながらブルーは目を閉じた。 睡魔の誘惑はすぐに訪れて、意識を奪われた。

3 23/10/23(月)00:14:36 No.1115673973

「…ブルー、ブルー!」 「…ん」 名前を呼ばれる。 身体が揺さぶられる。 眠りから起こされ、瞼を開く。 「レッド…?」 「起きたらブルーがオレにもたれて寝てたからびっくりしたよ…」 狼狽から安堵へと彼の表情が変わる。 見たかったものが見れた。 そのことに満足して笑顔になる。

4 23/10/23(月)00:14:54 No.1115674095

「驚いてくれてよかったわ…」 言ってる最中に欠伸が出る。 寝起きで気が緩んで、頭がボーっとしている。 伸びをすると、立ち上がっていつもの習慣で着替えをしようとする。 「…え、ちょ、ブルー!?」 「え?」 慌てるレッドの声。 それを聞きながらも手は止まらない。 頭の中で彼の声と現実が結びつかない。 止まる理由が浮かばなかった。 服を脱ぎ、下着に手をかける。 「いや待ってくれ!ブルー! オレの目の前だから!」 「レッドの?」

5 23/10/23(月)00:15:10 No.1115674202

待てと言われ、ようやく動きを止める。 今の状況。 レッドがいる。 それはわかる。 今の自分はどうなのか。 彼が見ているにも関わらず、服を脱いでいた。 手は止まっているが、脱ごうとしてホックを外したブラジャーが落ちる。 パンツや靴下は履いてるものの、上半身は裸。 乳房も彼の前に曝け出していた。 そのことをようやく自覚する。 眠気で判断力の低下していた脳が一気に覚醒していった。

6 23/10/23(月)00:15:25 No.1115674308

彼からの視線が、自分に向けられる。 主に乳房の方へ。 男ならそこを見てしまうのは当然だろう。 わかってはいる。 だけど、恥ずかしい。 恋人とはいえ、自分の普段隠している場所を見られている。 明らかに、性の意識に満ちた目で。 動けない。 羞恥を感じているのだが、どうすればいいかわからない。 レッドが見たいのなら見せてあげた方がいいのではないのか。 いつまで続くかわからないので隠してお開きにするべきか。

7 23/10/23(月)00:19:51 No.1115676040

判断ができずに、そのままでいてしまう。 「…いや、ごめん!」 意外とレッドの方から待ったがかかった。 「う、うん」 慌てて脱いだ服やブラジャーを回収する。 手つきがブレて、なかなか拾えない。 そのたびに胸が揺れて、レッドが横目でチラチラ見てくる。 気がついてしまい、余計に気が散るがようやく拾い終わる。 「あっちで着替えてくるから!」 「お、おう!」 拾った服で胸を隠しながら部屋を出る。

8 23/10/23(月)00:25:27 No.1115678039

わっふるわっふる

9 23/10/23(月)00:29:44 No.1115679490

続けて!

10 23/10/23(月)00:30:22 No.1115679722

服を着直して、部屋に戻る。 「ただいま…」 「おかえり…」 声を掛け合い、レッドの隣に座る。 「…」 「…」 視線が触れ合う。 だが、それもすぐに終わる。 彼の目が、また胸に向けられた。 「レッド…?」 「え、ごごごめん!」 指摘すると、視線を外される。

11 23/10/23(月)00:33:19 No.1115680675

「ごめん!さっきのことが頭から離れなくて、つい…」 「い、いや仕方ないよ。 アタシがレッドがいるのに着替えようとしたのが悪いんだし」 レッドに落ち度はない。 少なくとも、ブルーはそう思っている。 「だけど、あんまり見られるのもちょっと恥ずかしいかな…」 「…ごめん」 それも偽らざる本音だった。

12 23/10/23(月)00:37:44 No.1115682168

顔を赤くしながら、目を泳がせるレッド。 それを見ていると、何もできない。 普段だったらからかうなり優しくするなりはできる。 でも、自分のペースに戻れない。 レッドと同じで、意識してしまう。 「昔だったら誰に見られても平気だったのに。 変わっちゃったわ、アタシ」 ため息をつく。 かつての周囲を手玉にとる悪女はもういない。 ここにいるのは、好きな人の前でドギマギするただの女。 どこにでもいる普通の女の子のようだった。

13 23/10/23(月)00:46:28 No.1115684982

「レッドは、アタシのこと好き?」 「うん」 迷うことのない即答。 多分考えるよりも先に感情で答えている。 本心からの言葉だと安心できる。 「アタシの胸も、好き?」 「…うん」 こちらは躊躇いつつも、やはり肯定。 好きなことは否定しない。 聞くまでもなく、それ自体はわかっていたのだが。 そうでないとあそこまで凝視などしない。

14 23/10/23(月)00:51:09 No.1115686488

自分だって、容姿には自信がある。 胸もそうだ。 大きさも形も、先端の色も。 人より数段優れていると自負している。 だからこそ、誰に見られても恥ずかしくない身体だと思っていたのだが。 恋を知った後だとそうはならないと痛感する。 「あのね、レッド」 「うん」 その先を言うことに抵抗がある。 でも、言った。 「アタシの胸、また見たい?」 レッドが固まることになった。

15 23/10/23(月)00:58:24 No.1115688709

さっきの自分のように、レッドが動けない。 頭の中で、どう答えるか判断できないのだろう。 「…さっき、恥ずかしかったんじゃないのか?」 「…うん。そうだよ」 確かにそうだった。 でもそれだけではない。 「レッドがアタシの胸じっと見てると、恥ずかしかった。 でも、アタシの好きな人がアタシの胸に夢中になってて。 それに嬉しいって思ってもいたの」

16 23/10/23(月)01:02:14 No.1115689803

「本当か…?」 首を縦に振って見せる。 口で言うのが恥ずかしくなり、動きで肯定を示した。 「じゃあ、見たい。 オレ、ブルーの胸が見たい」 真剣な眼差し。 性欲はあるが、それだけではない。 好意に甘えたいという、彼の気持ちが見えた気がする。 「じゃあ、行くわ」 また、さっきのように服を脱いでみせた。

17 23/10/23(月)01:06:50 No.1115691146

シャツを脱ぎ、ブラジャーも取る。 トップレスとなり、レッドの視線に身を晒す。 「…」 また、彼から強く見つめられた。 「どう…?」 「すごく、綺麗だと思う」 「…ありがとう」 容姿を褒められる。 顔について言われるよりも、当たり前だが恥ずかしくなる。 「触っていいよ」 「…うん」 手を伸ばし、こちらの乳房をつかむように触れてくる。

18 23/10/23(月)01:08:43 No.1115691701

連投規制厳しいのか?

19 23/10/23(月)01:11:22 No.1115692499

「…どう?」 「なんか、すごい…。 今まで触ったどれよりも好きだ」 触り心地も、よかったようだ。 そこは自分でもいいところとは正直わからなかった。 単に彼にとって実際に触れる彼女の胸だからと補正がかかっている可能性もあるが。

20 23/10/23(月)01:13:11 No.1115693051

彼に胸を触られる。 恥ずかしい。 でも、決して不快ではない。 未知の刺激に戸惑う。 でも、それもブルーにとってはいいことに思える。 そうして、いつまでも続くような。 そんな感覚に囚われていた。

21 23/10/23(月)01:15:38 No.1115693763

しばらく経って。 「なんか、お腹空いたな」 「そうね、そろそろやめましょう」 気がつけばもう昼近く。 起きたのが何時かはわからないが、結構な時間戯れていたのは間違いないだろう。 「ちょっとお昼には早いけど、朝ごはんも兼ねたお昼ご飯にしましょう」 「あ、たまにはオレが作るよ」 「ほんと?ならお願い」 さっきまでの淫靡な空間が嘘のように。

22 23/10/23(月)01:18:29 No.1115694600

いつものように接する。 ひとしきり揉んだり揉まれたりですっきりしたところはある。 だから、あまり引きずらずに次に行けた。 「あ、飲み物は牛乳がいいな。 あと鳥の胸肉もいいかも」 「もう胸のことはいいから!」 いつものようなからかい。 またそれができてブルーは笑った。

23 23/10/23(月)01:19:07 No.1115694766

気が向いたら、また見せてあげよう。 今度はその先も。

24 23/10/23(月)01:19:17 No.1115694813

以上です 閲覧ありがとうございました

25 23/10/23(月)01:21:50 No.1115695542

よかった…

26 23/10/23(月)01:22:06 No.1115695611

スレ立ててから投稿完了まで長くなってすみませんでした 途中まではあらかじめ書いてたけど残りは書きながら投稿してました

27 23/10/23(月)01:25:31 No.1115696515

スレ「」のシリーズ毎回読んでるけど実に良い…

28 23/10/23(月)01:28:24 No.1115697250

>スレ「」のシリーズ毎回読んでるけど実に良い… ありがとうございます そう言ってくれるとマジでありがたいです

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