虹裏img歴史資料館

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23/08/03(木)23:37:55 おい。... のスレッド詳細

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画像ファイル名:1691073475932.png 23/08/03(木)23:37:55 No.1086132750

おい。こんな夜更けに一体どこへ行きやがる? あ?今更こんな風貌に怯えるお前でもあるまいに。……いやそうか。今のお前は「記憶喪失君」だったな。やりにくいったらありゃしねぇ。 気にするな、独り言だ。俺は性に合わない事をさせられている「衛兵」にすぎない。わかったらさっさと中へ戻れ。夜の世界には危険が潜む。 いくら忘れたとしてもその身体に刻み込まれた本能を消し去ることは難しいだろう。その本能、その感覚に従っておけ。 「愉快な妖精」は加減を知らん。お前のような人間と基準がずれているからな。善も悪も何もない、クソのような感覚に殺されるほどくだらないものもない。 ……なんだ。変な目線を俺に向けたところで時間の無駄だ。俺は衛兵、ここより動かず、殺戮しかを知らない男だ。お前がどうしても出ていきたいというのならば俺より優れた奴がいる、そいつに頼め。 竪琴の騎士も血塗れの刀使いもお前を護るに長けている。夜な夜な妖精に内密に出歩きたいという時にも口裏を合わせやすいだろう。

1 23/08/03(木)23:39:08 No.1086133252

……まだ何かあるのか。目的地にたどり着くまでに道草を食うのは知ったことではないが、お前のその危機感の働きは今となってもよくわからねぇな。 俺か。何度も言わせるな、「衛兵」だ。俺はお前とトネリコ、その二人を護るためだけにここにいる。危害が及ぶのならば、槍を振るい、危険を払う。それだけだ。 ……全く。殺すしか、壊すしか能のない機械に、守る役目とはな。俺を嵌めたであろうキャスターの俺は、今頃腹を抱えて笑い転げているだろうさ。 考えたものだ。「もともといた存在」に限りなく近付いているならば、その「表裏が入れ替わろう」と、「時期が多少早くなってしまった」としても、それはちょっとした細波のごとき変化、及ぼす違和感は僅かで済む。不安定なこの状況をあまり刺激しない。 嘘を見抜くあのけったいな瞳も、俺にはあまり効果が出ないだろうよ。俺はあくまで「牙の氏族である衛兵」、あくまで力のある妖精とその知り合いを護れと雇われた身に過ぎない。もっとも、誰かの師匠なぞまるで出来んがな。やるつもりもない。精霊を叩き起こし、叫ばせる位か。俺に槍以外を求めるな。

2 23/08/03(木)23:40:07 No.1086133666

智慧の神だけあって、随分悪知恵が働くようだ。このような在り方、メイヴにもスカサハにも見せられたものじゃねぇ。 名前は、だと。お前には関係のないものだ。俺はただの衛兵だ。あまりしつこく絡むものじゃない。 ……やれやれ。しょうがねぇな。覚える価値もないものだ、すぐに忘れておけ。 「グリム・オルタ」だ。危険が迫ったときだけ声をかけろ。俺はその時に、槍を振るってやる。

3 23/08/03(木)23:43:05 No.1086134975

触発されて書きました そういや第六異聞帯のイラストにいたなぁ、と

4 23/08/04(金)01:16:36 No.1086170543

こいつに魔猪の氏族の師匠をさせてはいけない

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