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23/07/30(日)18:06:35 No.1084554006
今日はフランスの小説家モーパッサンの代表作「脂肪の塊」を紹介します 舞台は普仏戦争中の紛争地帯を通行する乗合馬車です 馬車は遅々として進まず乗客達は不安と空腹で苛立つのですが乗客の一人のエリザベトという若い女性が食べ物を他の乗客に振る舞うことで人々の心を和ませます このエリザベトは肉付きが良く服の上からも大きな胸がよく目立つので「脂肪の塊」と呼ばれる人気の娼婦でした やがて馬車はある村に到着するのですがプロイセン軍占領地であったため馬車は足止めに遭います そこでプロイセン軍将校が突き付けた通行条件はエリザベトを抱かせることでした フランスを愛するエリザベトは敵軍人に抱かれることを潔しとしないのですが他の乗客が必死で説き伏せるので彼女はプロイセン軍将校と一夜を過ごし翌日馬車は通行許可を得て出発します しかし乗客達はエリザベトに感謝の言葉一つなく彼女を無視し冷たい視線を浴びせます そして乗客の一人がエリザベトへの当てつけのようにラ・マルセイエーズを口ずさむと彼女は屈辱に耐えかね涙を流すのでした 「脂肪の塊」は岩波文庫で気軽に読めますのでご興味がありましたらどうぞ
1 23/07/30(日)19:06:18 No.1084577102
その画像のチョイスは…