23/07/28(金)00:01:50 泥の…何... のスレッド詳細
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23/07/28(金)00:01:50 No.1083499365
泥の…何か…深夜的な…
1 23/07/28(金)00:21:53 No.1083507417
あつい
2 23/07/28(金)00:22:49 No.1083507768
あついSS
3 23/07/28(金)00:46:46 No.1083516252
私の宝具。私の半身。燃えるような、私でない誰かの翼。 天馬を駆る槍兵を、あの空で墜とさんとして抜いた。 怜音が並々ならぬ執着を見せる、ツグミという女の連れたセイバーを斬り倒すために振り上げた。 その度に剣の持つ炎が、熱が、そこにあるものを灼いていく。 ランサーを、ではなく。セイバーを、でもなく。 「……っつ……」 私でないガルダ【わたし】の焦熱は、最も近い場所にいる私すら例外ではない。とはいえ、数度使えば痛みには慣れるもの。 「それ、使わなきゃ勝てないの」 彼女はそう訊く。顔はこちらを向けず、ただこの霊基の調子のみを観察するようであったが。 「使った方が、マスターにかかる負担は少ないかなって」 「そのたびにこうしてケアしてたんじゃ……世話ないのよ」 確かに正論ではある。勝っても負けてもこのザマでは、そう長くは保たせづらいだろう。 だから、精々派手に燃えて、燃えて、燃えて。 何もかもを呑み込んで、一等綺麗な炎にしてやろう。 それくらいしか、私が彼女に出来ることはないのだから。