23/07/21(金)11:55:22 探索！... のスレッド詳細
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画像ファイル名:1689908122295.png 23/07/21(金)11:55:22 No.1080969881
探索！！全方位索敵を厳に！！ 確実に沈めます！！
1 23/07/21(金)11:57:11 No.1080970323
ﾎﾟｰﾝ…ﾎﾟｰﾝ… ｺｰﾝ…
2 23/07/21(金)11:58:01 No.1080970528
今日も多分来ないよ
3 23/07/21(金)11:58:07 No.1080970549
落ち着いて お水飲んで
4 23/07/21(金)12:03:19 No.1080971864
「今日こそあいつを…」 そう呟きながら双眼鏡を布で丁寧に磨く鹿島 艤装には入念に注油が施され、鹿島が布を拭く動きに合わせて滑らかに揺れている その様子に俺と香取は顔を見合わせると、小さくため息をついた 一昨年も去年も勝負の結果は散々で、ただただ虚しさだけが残るものだったからだ そして提督室の壁掛け時計が正午を指すや否や、どこからか鼓笛隊の音色が聞こえてきた 提督室の窓から外を見ると、鎮守府の中庭を鹿島がバトンを振り振り楽しげに行進している 「出やがった！」そう叫ぶと鹿島は素早く双眼鏡を首にかけ、 「今日がてめえの百年目だッ」窓ガラスを突き破って中庭の鹿島を目掛けて飛び下りた 次の瞬間、窓の下からポコポコと木魚を叩くような軽快な音が響き、 大破してボロ雑巾のようになった鹿島が、自分の飛び降りた窓から投げ込まれて提督室の床を転がった 何事かと窓枠から身を乗り出すと、無傷の鹿島がよー早漏♪とこちらに笑顔で手を振っていた まごうことなき惨敗に、鹿島は床を拳で叩きながら、人目を憚らずオーオーと男泣きに泣いた 割れた窓から吹き込む7月の蒸し暑い風が、鹿島の涙を慰めるかのようにカーテンを優しく揺らしていた
5 23/07/21(金)12:13:51 No.1080974787
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