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23/07/19(水)01:20:51 泥宮市 のスレッド詳細

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23/07/19(水)01:20:51 No.1080214647

泥宮市

1 23/07/19(水)01:26:23 No.1080215938

さっき話題にしたからか蓮くんの家が生えてきた

2 <a href="mailto:似た者同士1/2">23/07/19(水)03:05:26</a> [似た者同士1/2] No.1080230479

納屋備新町郊外にあるショッピングセンター、その一角のカフェに二人の女性がいた。 一人はジーンズにTシャツを着たラフな格好、もう一人は体のラインが出るピッチリとした薄手の洋服。その肉体は共に豊満であった。 白滝弓美とそのサーヴァントモルゴースは予備の拠点を見繕う為に影宮市のあちこちを渡り歩いていたのだ。 「お待たせしました、アイスコーヒーとケーキのセット。抹茶ラテとケーキです」 二人の席に年若い女性のウェイトレス─幼い顔立ちの可愛らしい、と言った表現が似合う子だった─がコーヒーとケーキのセットを運んでくる。 弓美は一瞬目を細めると店員に視線を送り、ありがとう。と笑みを浮かべた。 「キャスター、飲み物が来たけど」 興味深そうに猛禽類が如き視線で通りを歩く人々を見ていた─正確には獲物を物色していた─キャスターに弓美は声をかける。 「ありがとうございます。 ……ところでマスター、気付いていないようなので言わせていただきますが」 キャスターは弓美に礼を言うとアイスコーヒーで喉を潤し、じっと弓美の顔を見た

3 <a href="mailto:似た者同士2/2">23/07/19(水)03:06:29</a> [似た者同士2/2] No.1080230571

「なに?」 ミカンのケーキに舌鼓を打っていた弓美はキャスターの言葉に視線を上げる。 「女性を前にするとその人を値踏みするような視線でじっと相手を見るのは止めた方が良いかと」 「……そんな視線してた?」 キャスターの指摘に弓美のケーキを貪っていた手が止まる。自覚は一切なかったらしい。 「してました。それはもう獲物を見定める蛇のようにねっとりと。察しが良い方なら気付かれるのでお気をつけくださいませ」 すっ、とキャスターは優雅に頭を下げる。動作だけ見ればまるで淑女のようにも見えるから不思議だ。 「……うん、気を付けるわ」 「ええ、そうして下さい」 そう言うとキャスターは通りの群衆に視線を戻す。 良く見るとお眼鏡に叶う人を見ると猛禽のように目を細めている。 ん?こいつも人を値踏みしてないか?とは思った弓美だったがブーメランを投げる気にはならなかった。

4 23/07/19(水)04:07:08 No.1080234776

こんなにクレバーな弓美ちゃんと見る機会はこれが最後かもしれない

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