23/07/14(金)22:04:28 【この... のスレッド詳細
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23/07/14(金)22:04:28 No.1078554198
【この夏最大のレースを貴方に……】 ある夜のことだった。 満天の星空の下、余はエフフォーリアと天体観測をしていた。 目当ては流星群だ。 綺麗な流れ星を見ながら 「エフフォーリア、そなたは何か願い事でもしてみたか?」 余は冗談ぽく、笑いながらエフフォーリアに言う。 「あぁ、3回言うのは難しいな……」 とエフフォーリアは残念そうにそう言った。 そして流星群が見れる時間が過ぎ去り、寮に戻ろうとした時、エフフォーリアはポツリと 「そうか……もう来るのか……」 呟いたのが聞こえたが、余はなんのことがこの時は理解していなかった。
1 <a href="mailto:s">23/07/14(金)22:04:49</a> [s] No.1078554377
そして次の夜。 夜空が落ちてきた。 「我々はレース星人。地球を侵略しにやって来た」 ウマ娘にそっくりな外星人が攻め込んできたのだった。 空飛ぶ円盤からレース星人はトレセン学園へと宣戦布告し、地球を賭けたレースを挑んできた。 条件は東京2400m、ダービーと同じ条件だ。 勿論、余達は負けるわけにはいかないのでベストメンバーを選定し勝負することにした。 だが 「エフフォーリア!?何故だ!何故そなたがレース星人のチームにいる!?」 エフフォーリアは地球を裏切り、レース星人チームにいた。 「すまない……」 エフフォーリアは一言残し、トレセン学園を後にした。
2 <a href="mailto:s">23/07/14(金)22:05:03</a> [s] No.1078554496
「まさかエフフォーリアがレース星人の手先だったなんて……」 タイトルホルダーが苦々しく言う。 「そう言うな、きっとエフフォーリアにも事情があるのだろう」 余も突然のことで理解が追いついていないが、エフフォーリアとの時間は嘘ではなかったと感じている。 そう己に言い聞かせて、余は来るべきレースへと準備を進める。 一度勝利しているとはいえ、中途半端なコンディションで勝てる相手ではないのは、余が一番理解している。 ダービーの時と同じくらいの仕上げを、余はしなければならないのだ。
3 <a href="mailto:s">23/07/14(金)22:05:23</a> [s] No.1078554672
そしてついにレース星人との地球を賭けた戦いの日がやって来た。 パドックには、勝負服を身に纏うエフフォーリアの姿があった。 少し見ただけでもわかる。 今のエフフォーリアはダービーの時と同じくらいのコンディションを保っている。 その姿を見て、余は思わず口角が上がった。 こちらもコンディションは絶好調だ。 返しウマも終え、ゲートが開くのを待つ。 あとは、全力で走るだけだ。
4 <a href="mailto:s">23/07/14(金)22:05:40</a> [s] No.1078554827
「それじゃええもん見れたので帰りますね……」 そう言い残してレース星人はそそくさと立ち去っていった。 本当は地球なんてどうでも良く、ただいいレースが見たいだけの無害な宇宙人らしい。 「で、エフフォーリアよ。何故そなたはレース星人についたのだ?」 余はターフで寝転ぶエフフォーリアに聞く。 すると 「レース星人がもう一度だけシャフリヤールと走れるようにしてくれるって言ってきてな……」 エフフォーリアは照れくさそうに笑いながらそう言った。
5 <a href="mailto:s">23/07/14(金)22:05:59</a> [s] No.1078555033
「っていう映画を撮るし。機材も先輩たちのコネから巨匠さんから借りれることになってるし」 突然同期の白毛のウマ娘がそんな事を言ってきた。 どうやら今度のファン感謝祭で作りたいらしい。 脚本を手渡され、中身を見た瞬間エフフォーリアは逃げ出してしまった。 そしてその後捕獲されたエフフォーリアが本当に勘弁してほしいとソダシに懇願している姿が見えた。 結局この映画はボツとなり、ウマゾンビvsウマシャークvsウマニンジャが作成されることになったのだった。
6 <a href="mailto:s">23/07/14(金)22:07:30</a> [s] No.1078555692
B級映画の撮影に巻き込まれるエフ余です 本当はサトノレイナスやユーバーレーベンもレース星人チームに行く予定でしたが長くなったのでカットしました
7 23/07/14(金)22:14:05 No.1078558980
ソダシはさぁ…