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23/07/01(土)22:26:07  男は... のスレッド詳細

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23/07/01(土)22:26:07 No.1073720479

 男はここ数ヶ月、村紗水蜜と実質の恋仲にあるが、お互いそれをはっきりさせられずにいる。村紗水蜜というのは、幻想郷で一番大きい寺に住む女の舟幽霊で、彼のひいじいさんが死んで以来、縁があって親しくしている。冷たい川が恋しいある日、男と村紗のもう何度めかわからない逢瀬を太陽が見守っていた。 「待った?」 「いいや、俺は今来たばかりだ」 「首長くしてたくせに」 「バレてるかぁー!」 村紗は男との関係を寺の仲間に隠したがったし、男も妖怪との関係を隠したがった。そのため、里の外れ、人があまり来ないところで待合わせた。行く先は自然の中かもしれないので、男はそのようなところで動きやすい、袖などが長い服を着ていた。いつもの服にバッグを持っただけの村紗とは対照的だった。

1 23/07/01(土)22:26:36 No.1073720674

「待った?」 「いいや、俺は今来たばかりだ」 「首長くしてたくせに」 「バレてるかぁー!」 村紗は男との関係を寺の仲間に隠したがったし、男も妖怪との関係を隠したがった。そのため、里の外れ、人があまり来ないところで待合わせた。行く先は自然の中かもしれないので、男はそのようなところで動きやすい、袖などが長い服を着ていた。いつもの服にバッグを持っただけの村紗とは対照的だった。 「今日はどこ行こうか」 「いつもの店は?」 「今日は暑いからねえー、変装なんてできっこないわ、蒸し焼きになっちゃう」 「森はどうだろう。日は直接当たらないから、いくらか涼しいはずだ」

2 23/07/01(土)22:27:04 No.1073720872

「そうしようか」 しばらくして、一人と一匹は森を歩いていた。ただ緑と地面の間を歩くだけのことは、ただでさえ癒すが、この二者は、そこにさらなる意味を加える。 「…なんか喋りなよ」 「あ、ああその、そうだな、ええと…」 「…」 この沈黙は、気まずさや口下手の生むものではない。恋心に心を満たされ、けして嫌われまいとして至るところである。しかし相手の沈黙の意味など悟れる筈もなく、焦りは積もってゆく。 (マズイ…楽しくない奴だと思われちまう…!) (お天気の話するときでもないし、ああどうしよう!) 何を言おうかと必死に考えながら歩くから、汗は服をひどく濡らす。そんな時、ちょうど川が見えた。

3 23/07/01(土)22:27:31 No.1073721067

「…泳いでいかない?」 「…ああ、よさそうだな」 この川は村紗が知っていたもので、流れは遅く、それに膝上くらいの水深だから、それなりに遊びやすいし溺れない、との紹介で、実際これまでにここで数回遊んだ男も、そのような認識であった。 「それじゃ、私はあっちで着替えるから」 「おう、じゃあ俺はこっちで待ってるぞ」 二人はそう言って分かれた。村紗は、川のそばにある廃墟に入った。分かりやすい目印で、外から見えにくいので、荷物を置いたり、水着に着替えたりするのにちょうどよかった。所々床に穴が空いていて、その奥から響く何かの足音を村紗は捉えたが、そんなものは彼女の気を引きはしない。村紗は服の襟で首の汗を拭いて、バッグを開いて覗き込む。

4 23/07/01(土)22:28:36 No.1073721531

「ん?あれ?」 村紗は目を疑い、改めて見直すが、状況は彼女が見たままだった。 男は、恋人の着替え終わるのを待っていた。 「遅いな、いつもはこんなにかからないのに」 そう言っていると、ようやくやってきた。 「おー村紗…っておおっ!?」 男の視線を独占するのは、何度も何度も思い描いた裸の村紗。しかし恥じらいはあるらしく、胸と股を手で隠していて、どんな身体をしているか全てはわからないが、肌が白く、腰つきも美しいものだった。 「お前、その格好」 「い、いやあその、水着忘れちゃったから、ね?」 「ちょっと待ってくれ、少し」 森の中にも夏の暑さは力を及ぼし、理性を徐々に溶かしてゆく。その上恋に焼かれて歩き続ければ、こうなるのだ。

5 23/07/01(土)22:29:00 No.1073721680

「いいでしょ、こんなのも」 そして本能は、少女の決意を引き起こし、羞恥の中にも精一杯の笑顔を作らせる。もはや止まらない。 「おっ…」 理性を溶かされ焼かれるのは、女ばかりではない。 「そうだな、そうだ…ああ、いい!」 彼は水着を脱ぐ。勃ちきった汁吹き棒を見せつける。 「…どうだ」 「…とりあえず、川入ろっか」 人が川に浸かる音が二つ聞こえる。鳥の他に声響かす者もなく、ここはもはや二人のための空間だった。 「…」 「…」 二人は何も言わず、互いの覚悟を確かめるように、一歩ずつ近づいていった。そしてついに、手と手が触れあい、次に相手の背中を手で捕まえる。初めの接吻は慎重に軽く穏やかに、どんどん激しくいやらしく。互いの吐息は興奮の度合いを示す。 「あ…」 「指挿れるよ」 男は村紗のただでさえ濡れた股に人差し指を差し入れ、更なる蜜を求める。

6 23/07/01(土)22:29:35 No.1073721965

「ん…んん!」 村紗は、つい口を固く閉じ、声を漏らすまいとする。男は閉じられた口に舌でもって殴り込む。 「んはッ、はあっ!」 快楽と幸福に満たされた女の音がする。しばらく続いた。 「そろそろ…その」 「そうね、きっともう…大丈夫…」 双方の言葉に決意が宿っていた。繋がるのだという意思と期待のもと、二人はちょうどいい場所を探した。 「浅くなってて、いいんじゃないか、ここなら」 「石とかあるだろうから、寝たら痛い」 「そうか。お、それじゃあ」 男は川に落ちていた大きな岩のそばに、村紗の手を引いて歩いていった。その間、男はちらちらと村紗の小ぶりな胸を見た。村紗は今度は胸を隠さず、欲情を煽るように見せつけつつ、そうとわからないようについていった。

7 23/07/01(土)22:29:55 No.1073722111

「ここでしよう。両手をついて…」 「丁度良さそうね」 村紗は両手を岩についたが、そこで動きを止めた。 (これ…お尻まで全部見られる…結構恥ずかしい!) しかし男は彼女の腰に手をかけ、尻を突きださせた。 「ちょ、ちょっと待って!」 「もう待てない」 既に爆発寸前の肉棒を抑え込むなど不可能なことで、露を溢す女の穴に、勢いよく滑り込む。 「あっ…」 濡れていたためか、痛みはなく、大きな違和感と、ほんの少しの快楽があった。 「すまん、痛かったか」 「いや、全然…もっと動いていいよ」 それは飢えた獣の枷を外すような言葉だった。想いと性欲は発散を求め、肉のぶつかる音を静かな森に響かせた。大きく固くなった陰茎は、男を求めて盛んに波打つ膣に淫らに撫でられ、孕ませるべき相手を告げる。

8 23/07/01(土)22:30:21 No.1073722308

「あっ、あっ、あっ、そこっ、きもちいい」 「ふっ、ふっ、ここか、村紗!」 濡れた柔らかいものに棒を出し入れする、じゅぷじゅぷという音、それから恋人の喘ぎ声が一人と一匹の聴覚を支配し、それがまた興奮を加速させる。 「村紗っ、村紗っ!」 「あっああー!大好きいいい!」 村紗は絶頂に至る。そして自分の中に入った男を強く締め付ける。男はついに、村紗に種をまいた。事が終わっても、二者は余韻に浸り動かずにいた。さっきとは打って変わって、聞こえるのは慎ましい吐息だけだった。女の背中や尻は汗で光っていたが、男にはそれに気付く余裕さえなかった。

9 23/07/01(土)22:30:38 No.1073722405

両者ぼうっとしていたが、村紗はむくりと身体を起こし、振り返って男の頭を掴んで、水の下へと沈めた。 夏の暑さと恋心は、理性を焦がし焼き溶かす。男はもがくこともせず、水面にはブクブクと泡が浮かんだ。そのうち泡さえなくなると、村紗は手を離した。男は沈んで、二度と起き上がることはない。裸のままの、美しい一匹の妖怪が、笑みを浮かべて呟いた。 「ひいじいさんに似て、いい男ね」

10 <a href="mailto:スレ「」">23/07/01(土)22:31:23</a> [スレ「」] No.1073722703

幻想郷って 怖いところも魅力ですよね

11 23/07/01(土)22:35:27 No.1073724491

ムラサいいよね…

12 23/07/01(土)22:36:09 No.1073724816

裏かと思った

13 <a href="mailto:スレ「」">23/07/01(土)22:37:34</a> [スレ「」] No.1073725465

>裏かと思った ここでも東方もっと流行らないかなと思って書きました

14 23/07/01(土)23:09:09 No.1073739605

ここで村紗の怪文書初めて見た…

15 23/07/01(土)23:10:29 No.1073740185

水蜜ちゃんいいよね 何かと引き寄せられる人も多い

16 23/07/01(土)23:14:18 No.1073742129

半公式でプレイアブルキャラになって久しいな

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