虹裏img歴史資料館

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23/06/26(月)23:16:20 ER(デ... のスレッド詳細

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画像ファイル名:1687788980680.png 23/06/26(月)23:16:20 No.1072020816

ER(デビットオースチン)はなぜ人気なのでしょう。 英国で暮らし、英国の文化は総じて好きで、英国庭園も大好きですが、日本人が「イングリッシュローズ」と言って騒ぐバラは、さほど良いものとは思えません。 ERは、カタログ落ちも含めて人気品種を色々育ててみましたが、枝が暴れる、花が俯く、花持ちが悪い、花弁がバサバサと散らかる、秋の花が少ない、夏の暑さに弱い、病気にもそれほど強くない…そういう性質のものが多いと思います。 花形がORに似て香りの強い品種が多いですが、それならオールドローズの中にも、四季咲き性が強く丈夫で歴史的な銘花が数々あるので、それを選ぶのも良いと思います。

1 23/06/26(月)23:16:43 No.1072020957

ERだけが「イングリッシュローズ」ではありません。 ハークネスもワーナーも「Engrish roses」です。 ER好きの方は、特定のブランドにこだわっていらっしゃる方が多いような気がします。 あえて育てにくいバラを選んで、苦労して育てることに喜びを感じられるなら良いと思いますが…。 当の英国では、ドイツやフランスのバラが高く評価されています。 実際、コルデスやメイアン、アンドレエヴ等のバラの中には、非常に優秀な品種がたくさんあります。 また、日本で育てるなら日本の品種の方が、気候に合っているかもしれません。 それでも「やっぱりバラはERよね!」とおっしゃる方が多いのは、なぜなのでしょうか。

2 23/06/26(月)23:17:17 No.1072021186

日本のバラ苗事情はよく知りませんでした。 人気品種、メルヘンケーニギン、ロイヤルハイネス、コンフィダンス… いかにも!という感じのバラたちですね~! 日本人のプランド好きは、世界中で有名です。パリやローマのブランドショップでは、日本語の話せる店員が重宝されます。 ヨーロッパの人が日本語を話すというのは、日本人がバスク語を話すのと同じくらい珍しいことなのに…。 でも、名前に弱いのは、どこの国でも同じかもしれません。 マリリンモンローが本名のノーマジーンだったら、トップスターには成れなかっただろうと言われていますね。 美空ひばりが加藤和枝だったら、松田聖子が蒲池法子だったら、乃木坂46が権之助坂四十九だったら、ちょっと違ってたと思います…。

3 23/06/26(月)23:17:41 No.1072021352

日本の昔のバラは派手だったんですか? 確かにERの色合いは、柔らかくて優しい雰囲気ですね~ でも関東の暖地には合わないのかもしれません… ヨーロッパで最もよく見るバラは、ロサルゴサ(ハマナス)です。 垣根に使われていたり、浜辺に植えられていたり、いたる所で見かけます。 これが日本の原種バラだということを、知らない人も多いようですが… 日本では北海道に自生してますね。 気候に合っているのでしょうね。

4 23/06/26(月)23:18:03 No.1072021505

ERは繊細なので、環境が変わると別物になる感じがします。 人間も、国が変わっても同じように淡々と生活する人もいれば、海外に行くと別人のように元氣になる人、逆に落ち込んでしまう人など様々です。 アンブリッジローズが好きで育てていましたが、英国では輝いていたのに、日本では蒸し暑さに苦しんでいるように見えました。 まるで親の転勤で無理矢理遠くに連れてこられて、いじけている子どものようでした。 (うちの子どもがそうでした) マーガレットメリル、ウエディングベルズ、メルヘンツァウパーなどは、どこの国でも同じように咲きます。

5 23/06/26(月)23:18:23 No.1072021658

これも私の周りだけかもしれませんが… ER好きの方は、「やっぱりバラはERよね!」と、他の品種には目もくれない人が多いように感じます。 ベテランの方が、難しいバラを上手に育てていらっしゃる場合は納得なのですが、 初心者の場合は、苦しみながらバラを育てていらっしゃる方が多いような気がします。 なぜそこまで盲目的になるのか、有名ブランドじゃなくても、もっと楽に育つ品種を選んで育ててみたら良いのでは…と思い、質問してみました。

6 23/06/26(月)23:18:51 No.1072021866

英国に対する憧れというか、そういう勘違いは、両国で暮らしてみて度々感じます。 英国では、アニメや時代劇など日本文化に特に関心のある人以外は「日本てどこ?」と言います。 大いなる片思いです。

7 23/06/26(月)23:19:12 No.1072022056

ERには、英国王室に敬意を表するネーミングも多く、デビットオースチン氏が叙勲者であるため知名度は高いです。 ER専門のローズガーデンもあります。 でも、Engrish Rosesというのは流通名で、英国王室公認のバラという意味ではありません。 ERこそが英国を代表するバラかというと、そういうイメージでもないようです。 英国内の大きな庭園には、英国やヨーロッパ諸国だけではなく、ロシアや中国など世界中のバラが植えられています。 日本では見られない、名前を聞いたこともないようなVery Old Rosesも多く、国際色豊かです。 ロンドン郊外にあるキューガーデンは英国を代表する植物園ですが、むしろアフリカやアジアの植物を収集することに熱心なようです。 オリエンタルな文化、エキゾチックなものを取り入れることがステイタスとされるようです。

8 23/06/26(月)23:20:05 No.1072022408

英国人には、フランスに強い憧れ(劣等感に近いような…)を抱いている人が多いです。 バラもルドゥーテ、トリアノン、ヴェルサイユなんて名前には弱いようです。 オースチン氏も、1番好きなバラはルドゥーテだとおっしゃっていたようですね。 環境問題が叫ばれる中で、フラワーロスの問題や、無農薬・減農薬への取り組みは、世界的な潮流ではないかと思います。 日本では、ロサオリエンティスや京成バラ園芸などが、耐病性のあるバラを作出されていますね。 丈夫で育てやすいバラが多く生まれることは、バラの人気と繁栄につながると思います。

9 23/06/26(月)23:20:42 No.1072022665

買いやすさ育てやすさを考えるなら、5千円のERよりも、3千円のコルデスか千円のオールドローズの銘花を購入した方が、苦労が少ない気がします。 日本の品種も優秀だと思います。 ヨーロッパのバラ品種の多くに、日本のノイバラの遺伝子が入っていると聞いたことがあります。 新しい品種にも、無農薬で育つような耐病性の高い品種が多くあるようです。 何よりも、日本の気候や住宅事情に合うように作られているのではないでしょうか。 ER以外の品種も、もっと注目されても良いのではないかと思います。 あくまで素人の考えですが。

10 23/06/26(月)23:21:02 No.1072022805

ロゼット咲きやディープカップ咲きの芳香種といえば コルデスのマリーヘンリエッテ、メルヘンツァウパー、プリンセスヴェール、コンスタンツェモーツァルト、クリスティアーナ、ケルナーフローラなどが浮かびます。 アンドレエヴのローズブラッシュ、パートナー、メイアンのボレロ、ピエールドロンサール、デルパールのナエマなども有名ですね。 いずれもよく咲き病気に強く、育てやすいです。花持ちの良さは、ERと比べものになりません。 英国では、ERは偉大な歴史のひとつですが、それほど熱狂的に受け入れられてはいません。 日本では何か、勘違いがあるのではないかと思います。 ERにこだわり、他の品種に目が行かなくなるのは残念なことです。

11 23/06/26(月)23:21:23 No.1072022933

横浜の植栽が、最も典型的な英国の庭園に近いと思います。 でもERはごく一部でしたよ(笑)

12 23/06/26(月)23:22:36 No.1072023429

スレッドを立てた人によって削除されました ナニココ

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