23/05/26(金)23:15:21 物音が... のスレッド詳細
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画像ファイル名:1685110521843.jpg 23/05/26(金)23:15:21 No.1061135915
物音がして目が覚める。 眼鏡をかけて周囲を見渡すと、隣で寝ていたエフフォーリアが酷い寝汗と顔色で飛び起きていた。 エフフォーリアはこちらに気がついたのか 「すまない、起こしてしまったか?」 と申し訳無さそうに言ってきた。 「またあの夢ですか?」 「あぁ……最近は頻度が減っていたんだが……」 「ダービーウィークなんですから色んな所からダービーダービー言われたら思い出すのも仕方ないですよ」 「もう2年経っているはずなんだがな……」 あの夢というのは2年前の日本ダービーの事だ。 僕も出走したけど結果は6着で、悔しいけど夢に見るほどではない。 だが、エフフォーリアはほんの10cmの差でダービーを勝つことが出来なかった。
1 <a href="mailto:s">23/05/26(金)23:15:51</a> [s] No.1061136109
その時の光景は今でもよく覚えている。 何が起きたのか理解していない、でも間違いなく負けたことだけは理解しているような状態。 絶望、この世の終わりという物はあの事を言うんだろうと僕は思った。 その証拠に、エフフォーリアはあのレースを未だに見返す事が出来ていない。 何かのイベントでこのダービーの映像が流れるとそそくさと逃げ出すレベルのトラウマだ。 本人は乗り越えないとイケないと思っているが、中々難しいらしい。 「どうします?目が覚めてしまったならポ○カでもします?」 「いや、大丈夫だ。気を使ってくれてありがとう」 顔色が悪いのにエフフォーリアは僕を気にして再び横になった。
2 <a href="mailto:s">23/05/26(金)23:16:07</a> [s] No.1061136206
しばらくすると寝息が聞こえてきたので僕も再び眠ることにする。 ちなみにあの女(シャフリヤール)はこのトラウマの事を知らない。 エフフォーリアは優しいから悟られないように振る舞っている。 その優しさに甘える奴を見て僕の口は少しニヤけてしまう。 あの二人の関係性には決して縮める事の出来ない10cmの差があるのだ。 奴には見せない姿を僕は知っている。 その事実だけで僕はほの暗い優越感に浸ることが出来るのだった……。
3 <a href="mailto:s">23/05/26(金)23:16:33</a> [s] No.1061136372
「うーん……なんか違うし……」 ンダツは悩んでいた。 夏のウマ娘コミックマーケティング、通称【ウマッケ】で出す新作BL本のネタが浮かばないのだ。 「エフタイは人気ジャンルだけどヤンデレ路線は解釈違いだし……」 ンダツは完璧にスランプに陥っていた。 コンプボ、エピプイ、マカキセなど多くのCPを作ってきたンダツがだ。 レースの走りに関しては問題ないが、筆は走らない。 「どうしたものかし……」 そうして夜はふけていく。 ンダツの呟きは闇に飲まれていった。
4 <a href="mailto:s">23/05/26(金)23:18:09</a> [s] No.1061137133
ダービーウィークなのでしっとりしたエフタイです ンダツをオチにしたらとりあえずどんなネタでも纏めれる気がします
5 23/05/26(金)23:20:06 No.1061137875
ンダツじゃねーか!!