23/05/23(火)00:36:21 泥ルート のスレッド詳細
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画像ファイル名:1684769781954.jpg 23/05/23(火)00:36:21 No.1059913938
泥ルート
1 23/05/23(火)00:40:23 No.1059915164
最近真面目なSSばかり書いている 脳を空にしたSSも必要な気がする
2 23/05/23(火)00:43:25 No.1059916063
>最近真面目なSSばかり書いている >脳を空にしたSSも必要な気がする カフェで女子組がきゃっきゃっするの!
3 23/05/23(火)00:48:05 No.1059917388
>カフェで女子組がきゃっきゃっするの! なるほどそれを1000バイトで 了解
4 23/05/23(火)01:01:39 No.1059920652
「そうね。ここの提供する菓子は大したものよ。でも忘れないで。確かに貴女と私、今すぐ対峙する理由はない。 それでも同じ聖杯戦争という枠組みで戦っている以上いつかは」 ターニャはきびきびとそう言いながら艶めいた褐色色のケーキをフォークで切り、口に運んだ。 一瞬にして浮かべていた威厳や凛とした雰囲気や、その他ターニャを構成する角ばったものが霧散した。 表情がふにゃふにゃのターニャちゃん21歳になり世界最高峰のウィーンのチョコ菓子の魅力に耽溺してしまった。怖い。 「───そう、いつかはこう………雌雄を決する………そういうのなんだから………」 「………そうなんですか」 まだ戻ってきていない。伸ばしかけたフォークを戻した。え、何なのこの焦げ茶色の食べ物。 ターニャが勧めるから同じものを頼んだけど、何か危ないものでも混ざっているのでは?自他ともに認める世間知らずの私が口にしていいものなの? 『『わーはっはっは!』』て。店の外のテラス席がうるさい。絶対セイバーとライダーだ。何仲良くなってお酒を飲んでるのよ。 私は期待感、いや自己が崩壊する恐れにごくりと喉を鳴らし、切り分けたケーキの欠片を口に運び───
5 23/05/23(火)01:03:49 No.1059921142
もっと二人ともふにゃふにゃになれ
6 23/05/23(火)01:06:44 No.1059921783
わーはっはっはっ!(ガチャーン
7 23/05/23(火)01:07:49 No.1059922035
>『『わーはっはっは!』』て。店の外のテラス席がうるさい。絶対セイバーとライダーだ。何仲良くなってお酒を飲んでるのよ。 麦茶だこれ!してるセイバーとライダーが浮かぶ
8 23/05/23(火)01:09:16 No.1059922383
そりゃ1870年代当時のスイーツは現代のスイーツとは比べ物にならないほど希少で相対的に美味でしょう
9 23/05/23(火)01:15:00 No.1059923741
食べた後ほわぁってなってる 間違いない
10 23/05/23(火)01:24:48 No.1059925780
だがこれでもお色気回感が足りない
11 23/05/23(火)01:28:56 No.1059926591
>だがこれでもお色気回感が足りない これ以上は風呂に入れるしかなくなるんじゃが
12 <a href="mailto:序7辺り1/2">23/05/23(火)02:03:46</a> [序7辺り1/2] No.1059931660
「知恵の実を食べたのが原罪であるなら時間と金という概念を生み出した奴も贖罪すべきだと僕は常々思う」 セイバー、ウリエラ、ターニャがカフェの裏手で休憩をしているところに入ってきたのは帳簿を片手に、もう片方にスコーンを山盛り入れたバケットを抱えたセルヴィスだった 疲労からか顔を真っ青にしたセルヴィスは適当な椅子に腰掛けるとバケットからスコーンとクロテッドクリームを取り出すと無心でもそもそとスコーンを食べ始める 「え…彼は何を言っているの?」 「私もちょっと分からないです…」 ターニャとウリエラは紳士らしい顔をかなぐり捨てたセルヴィスに困惑が隠せない。立場的に労働者の気持ちは分からないのだ。 「マスターは無視して結構ですよ」 キャスターは気にも止めずにセルヴィスに紅茶を差し出す。 「休憩なし8時間労働は悪い文明……」 紅茶に砂糖を4杯程ぶちこむ英国労働者スタイルにターニャは一瞬顔をひきつらせた。 「悪い文明? 悪い文明とは随分懐かしいフレーズだね、友人が良く言っていたよ」 聞き覚えのある言葉に興味を引かれたのか、ひょっこり現れたセイバーはウリエラとターニャの間から顔を出すとセルヴィスを覗き込む
13 <a href="mailto:序7辺り2/2">23/05/23(火)02:05:14</a> [序7辺り2/2] No.1059931881
「セイバーにそんな友人が……」 「そりゃ是非お近づきになりたいものだね」 自分の知らないセイバーの話に興味深そうな顔をするウリエラ。 一方セルヴィスは少しは体力が回復したのか、何時もの皮肉めいた口調で返答する。 「アッティラ・ザ・フン」「え?」「フン族のアッティラだよ」 数秒ほどの沈黙。あれ?とセイバーは首を傾げる。 「……さて、その話はまたいずれ聞くとして縄のベッドで一休みしようかな」 深掘りするとなんかヤバい話が出てくると感じたのか、あえてスルーするセルヴィス。 (聞かなかったことにしましたね、マスター) キャスターはまた先送りと逃げに走ったマスターに白い目を向ける。 「貴方、縄のベッド使うような労働階級じゃないでしょう」 英国の労働者事情を知っている者にしか分からないブラックジョークに思わず突っ込むターニャ 「あの…!庶民の方は8時間も働いて縄のベッドを使わねば労働の対価は得られないものなのですか!?」 「………どうしよう、ミズコレツカ。ミズラインブーフは僕の思った以上に箱入り娘だったようだ」 「なんで私に言うの!?」
14 23/05/23(火)02:10:17 No.1059932535
fu2212317.png 縄のベッド、一本のロープに身を委ねて寝る、当時の最底辺の宿泊施設である
15 23/05/23(火)02:32:59 No.1059935249
こんなのが宿泊施設として機能してるのか…
16 23/05/23(火)02:38:05 No.1059935833
もうちょっとお金出すと棺桶で横になれるよ